JPS6010529Y2 - 回転式かみそり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内刃が摺接する外刃の外周に上下に移動するリ
ングを設けて成る回転式かみそりに係り、肌を緊張する
リングの緊張作用の向上を図ることを目的とする。

従来かかる回転式かみそりにおいては、単にリングが上
下するだけのものが一般的であるが、使用する人の肌の
差や使用する肌の状態により摩擦状態が異なるので十分
肌を緊張することができない欠点があった。

本考案はかかる欠点に鑑みて為されたもので、以下第１
図乃至第３図に示す実施例に従って説明する。

図において、１はモータ、２は該モータ１の出力軸、３
は該出力軸２に継手４を介して着脱自在に取はけられる
内刃基台である。

５は内刃であり、内刃基台３に揺動自在に取付けられ押
上げばね６によってひげ導入孔を有する円板状の外刃１
に押付けられ摺接する。

８は筒型の外刃フレームであり、上端に外刃７の外周を
固定し、その外面には筒芯方向のＲ９ａと筒芯傾斜方向
のｉ９ｂと連通して戒るガイド溝９と該９と相似形でか
つ並列配置されるガイド溝１０とを有し、その内面には
Ｖ字溝１１を有する。

１２はリングＡであり、上端内方に１７４円面取部１２
ａを有し、かつ上端に櫛状に切込１２ｂ、１２ｂ・・・
を有し、内面に軸状の突起１２ｃを有する。

そしてリングＡはその突起１２ｃを上記溝９ａから挿入
されガイド溝９に係合せしめて外刃フレーム８に取付け
られる。

１８はリングＢであり、上端に１７２円面取部１３ａを
有し、上記リングＡ１２が組合され肉厚の半分に達する
切込み１３ｂ、１３ｂ・・・を有し、内面に軸状の突起
１３ｃを有する。

そしてリングＢ１３は、リングＡ１２と同様に突起１３
ｃをガイド溝１０に係合されて外刃フレーム８に取付け
られる。

１４は外刃フレーム８の外周に圧入固定される筒状のス
トッパであり、上記筒芯方向の溝９ｃ、１０ｃの開口部
を閉止してリングＡ１２、リングＢ１３の脱落を防止す
る。

そして、ストッパ１４を介して一体ブロック化された外
刃７、外刃フレーム８、リングＡ１２、リングＢ１３は
、外刃フレーム８のｖ字溝１１をばねで移動自在な保合
突起１５．１５を介してかみそりの本体１６に取付は固
定される。

かかる構造の回転式かみそりは以下のように使用される
。

まず、リングＡ１２に設けられた突起１２ｃを傾斜方向
の溝９ｂの下位に位置せしめるとリングＡ１２は外刃７
上面より最小量突出し、リングＡ１２を回転せしめ突起
１２ｃを傾斜方向の上位に位置せしめるとリングＡ１２
は外刃７上面に対し最大量突出し、リングＢ１３もリン
グＡ１２と同様に外刃７上面に対して上下に移動する。

そしてそのリングＡ１２とリングＢ１３の突出位置の組
合せによりリングの突出量も変化することは勿論リング
の肌当り面の形状も変化する。

第２図ａ。ｂはかかる変化を示すものである。

かかるように本考案の回転式かみそりは、リングを２重
リングとすると共にそれぞれ上下に移動可能とし、リン
グの上部肌当り面の形状を可変としたことを特徴するも
のであるので、使用する人の肌の差や使用する肌の状態
に合せた摩擦状態が得られ、十分肌を緊張することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本考案の実施例を示すもので、第１
図は回転式かみそり断面図、第２図はリング突出を示す
要部破断斜視図、第３図は要部分解斜視図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内刃が摺接する外刃の外周に上下に移動するリングを設
   けて成る回転式かみそりにおいて、リングを２重リング
   とすると共にそれぞれ上下に移動可能とし、リングの上
   部肌当り面の形状を可変としたことを特徴とする回転式
   かみそり。