JPS6010194A - 観測気球と観測器材とを取付けるリ−ル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は−、ラジオゾンデなどの観測器材と、観測気
球とをストリングなどの吊下部相を介して取（＝１ける
ためのリール構造に関するものである。

ラジオゾンデなどの気象観測器劇を観測気球に吊下げて
空中に浮揚させて気象観測を行なうことは、よく知られ
ている技術である。

このような気象観測を行なうに当っては、前記した観測
器材は、長さが約５０「ｎのス）　Ｕングにより観測気
球に吊下げられ、観測気球の影響をあまり受けないよう
になっている。

観測気球の上昇と共に、観測器材も上昇するが、この際
、観測器材を吊下げるストリングは、観測気球に取付け
たリールから一定の速度でくり出され、観測気球の下に
観測器材が所定の位置で吊下げられるようになっている
。このようなリール構造は、摩擦ブレーキなどを備えて
いるため、構造が複雑で、コストも高いという欠点があ
る。前記したリール構造部分は、使い捨てのものである
ため、コストが高いことは、きわめて不経済であり、簡
単な構造で、製造コストも安いものの出現が要望されて
いる。このため、フィンランド特許第６４０１３号に開
示されているように、台形の板状部材をリールとし、該
板状部材に切溝をつけ、これに観測気球のガス充てん口
部をはさみこみ、ストリングでしばりつけたものが提案
されている。しかし、このような構造であると、取付け
に時間がかかり、取付けが不確実となり、また、観測気
球の大きさが変わると、その都度、その大きさに合う切
溝のついた板状部材を用意しなければならないといった
欠点がある。

そこで、この発明は、観測気球の取イ」けが確実に行な
えると八に、その大きさが変っても十分対応でき、使い
捨て使用に合うような製造コストであり、かつ、観測器
材を吊下げるストリングも一定の速度でくり出すことが
で軽る観測気球と観測器材とを取付けるリール構造を提
供することを目的とするものである。

また、この発明の目的は、従来の観測気球に設けられて
いたガス充てん口部の閉止弁を省き、簡単な構造で〃ス
充てん口部を確実に閉止できるようにして、使い捨て仕
様の観測気球と観測器材とを取付けるリール構造を提供
することを目的とする。

つぎに、この発明を図示の実施例により詳細に説明する
。

第５図に示すように、リリーズ・リール手段は、板状部
材１８を備えており、この板状部材１８は、台形状にな
っており、下辺が最も幅広くなっている。板状部＄４１
８の」二辺には、観測気球１０のガス充てん口部１１と
閉止具２０とを挿入する口部１５を開口した気球取付板
１４が一体または一体的に設けられている。

板状部材１８は、高さが約１５ｃ＋ａで、下辺の幅り、
が約９ｃｌ、１１上辺の幅Ｌ２が約５．５ｃｍとなって
おり、プラスチ・ｉ“り板、板紙その他の板状素材によ
り成形されたもので、厚さは約１〜１．５關になってお
り、板厚方向には曲がらない硬さをもっている。そして
、板状部材１８には、重さを軽くするため、孔１９が剛
性を弱めない程度に設けられている。

板状部材１８には、観測気球１０に観測器材１００を吊
下げるストリング１６が巻きつけられるようになってお
り、ストリング１６には、アンテナ線１７が巻きつけで
ある。

閉止具２０は、気球取付板１４の口部１５に嵌合できる
形状と寸法になっており、閉止具２０の中央には、くさ
び部２１が設けである。閉止具２０にも孔が適当に設け
てあり、軽くされている。第１．４図に示されているよ
うに、くさび部２１は、互いに平行に三個設けであるが
、その数は三個以下または以」二でもよい。

閉止具２Ｃの一端には、かぎ２４の内側に切込み２２ｈ
Ｃ設けてあり、この切込み２２が入ったかぎ２４を気球
Ｂｙ、ｆ・１板１１１の側縁１４゛に引掛け、ついで閉
止共２０の肩部２７を１」部１５の１」縁１４゛に押し
こむと、切込み２６に口縁１４゛がはまりこみ（この際
、切込み２５がスプリング作用をする）、これによって
気球のガス光てん口部をはさみこんだ状態で気球数４＝
Ｉ板１４に観測気球を取イ・ｊけることができる。

気球数（＝Ｉ板１４の口部１５の幅寸法Ｌ３は、口部１
５の高さ寸法１１．の数倍の寸法を有しており、気球取
付板１４の長さは、板状部材１８の下辺の幅寸法１，１
にほぼ等しくなっている。

第６図に示すように、観測気球１０のガス光てん口部１
１は、気球数（＝Ｉ板１４の口部１５に収イ１１けられ
る。この取（−１方法は、つぎのとおりである。まず、
閉止共２０のかぎ２４を気球取付板１４の側縁１４゛に
引掛け、気球のガス光てん口部１１の部分１２を閉止具
２０に巻くきつけるように当合い、ついで閉止具２０を
側縁１４゛に引掛けたかぎ２４の部分を回転中心として
口部１５方向へ回転し、気球のガス光てん口部１１の部
分１２と共に気球数イτ１板１４の口部１５へ押しこむ
。この上′うにして押しこまれた閉止共２０は、そのく
さび部２１が口部１５の側辺１５’に当り、くさび部２
１と側辺１５゛との間に、気球のガス光てん口部１１１
ＪｒＡ、Ｂの二、αにおいて強制的にはさみこまれ、封
止され、観測気球１０は、気球取付板１４を介して板状
部祠１８に固着される。そして、気球取付板１４の口部
１５にはまりこんだ閉止具２０は、切込み２６が口部１
５の側縁１４゛にスナップ係合する。口部１５の長さ寸
法Ｌ３は、十分長くとってあり、閉止共２０のくさび部
２１の幅寸法を幅広＜シ、設置本数も多くすることがで
きるが呟種々天外さの異なる観測気球を封止状態で気球
数イ」板１４に取付けることができる。気球のガス光て
ん口部１１の端部１３は、！ｌ！′Ｓ６図に示すように
、閉止具２０の外方に突出する。

ラジオゾンデ１００のリリーズ・リール手段は、っぎの
ように動作する。板状部材１８に巻きつけであるストリ
ング１６の先端は、ラジオゾンデ１００に結びつけてあ
り、観測気球１０の上昇にしたがい、前記ストリング１
６は、板状部材１８からほどかれて、ラジオゾンデ１０
０は、観測気球の下方に吊下げられる。ストリング１６
が板状部祠１８がらほどがれるとき、板状部祠は、振子
状に首をふり、ストリング１６のもつれを防ぐと共に、
一定の割合でストリング１６をリリーズするようになっ
ており、また同時に、気球１０とラジオゾンデ１００と
の距離が離れてゆく際の衝撃を緩和する作用を行なうよ
うになっている。ストリング１６が一杯にのび外ると、
観測気球１０とラジオゾンデ１００の距離は、約５０１
１になる。そして、観測気球１０は、ラジオゾンデ１０
０と一定の距離を保ちながら浮遊する。

前記した板状部４＝４１８は、がなりの剛性を有してい
ることが必要で、これによって、ストリング１６を振子
状に振りなが呟比較的ゆっくりとした速度で釈放してゆ
くことができる。

前記した実施例は、この発明を限定するものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明における閉止共の平面図、第２図は
、第１図ＩＩ−ＩＩ線矢視方向断面図、第３図は、第１
図ｌｌｌ−４１１線矢視方向断面図、第４図は、閉止共
の正面図、 第５図は、気球取付板を設けた板状部材の正面図、第６
図は、観測気球の取イ」構造を示す断面図、！＠７図は
、ラジオゾンデを吊下げた観測気球の説明図である。 １０・・・観測気球 １１・・・ガス光てん口部 １２・・・ガス光てん口部の部分 １４・・・気球取付板 ｊ５・・・気球取付板の口部 １６・・・ストリング １７・・・アンテナ線 １８・・・板状部材 ２０・・・閉止共 ２１・・・くさび部 ２４・・・かぎ ２６・・・切込み １００・・・ラジオゾンデ ＦＩＧ、２　ＦＩＧ３ １ｎ ＦＩＧ、６ ＦＩＧ、７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ラジオゾンデなどの観測器拐を観測気球に吊下げ
   るス）　１７ングを巻つけ、観測気球と観測器材とを数
   個けるリールであって、前記ストリングを巻つげる板状
   部材と、気球取イ」板とを備え、この気球取付板には、
   観測気球のガス充てん口部をさしこむ口部が開口してお
   り、この口部に、くさび部を備えた閉止共が嵌合されて
   、前記口部に対し、Ｕ状にさしこまれた観ａ１１］気球
   の〃ス充てん口部を前記口部に挟持してなることを特徴
   とする観測気球と観測器材とを取ｆ」けるリール構造。 （２）観測気球のガス充てん口部を前記口部に気密的に
   挟持して観測気球を取付けてなることを特徴とする特５
   ′「請求の範囲第１項記載の観測気球と観測器祠とを取
   イリけるリール構造。 （３）気球取ｆτ１板の口部は、長だ円形であり、その
   長さＬ３は幅１１２の数倍あり、長さ方向の側辺は互い
   に平行になっている特許請求の範囲第１項および第２項
   のいずれかに記載の観測気球と観測器材とを取付けるリ
   ール構造。 （４）閉止共は、気球取付板の口部に嵌合される長さ寸
   法を有しており、長さ方向一端にかぎ、池端に切込みを
   備えており、これらのかぎと切込みにより気球取付板の
   口部に、スナップ嵌合される特許請求の範囲第１項から
   第３項いずれかに記載の観測気球と観測器材とを取付け
   るリール構造。 （５）閉止具には、数条のくさび部が設けてあり、これ
   らくさび部により観測気球のガス充てん口部を気球取付
   板の口部に挟みこむようにしてなる特許請求の範囲第４
   項記載の観測気球と観測器材とを取付けるリール構造６ （６）閉止共の切込みを設けた部分は、弾性作用をなす
   ように構成されている特許請求の範囲第４項または第５
   項のいずれかに記載の観測気球と観測器材とを取付ける
   リール構造。 （７）閉止共の長さ方向の両端は、面取りされていて気
   球取イ」板の口部に嵌めこみやすくなっている特許請求
   の範囲第６項記載の観測気球と観測器材とを取（；ｌけ
   るリール構造。 ＜８）板状部ヰ４と気球取付板とは一体構造になってお
   り、板状部材は、台形で、ストリングの巻取リリールと
   しで作用する特許請求の範囲第１項から第７項のいずれ
   かに記載の観測気球と観測器材とを数個けるリール構造
   。 （９）気球取イ」板の口部の長さは、板状部材の幅とほ
   ぼ同し寸法であり、板状部材には、アンテナ線を巻きつ
   けたストリングが巻つけである特許請求の範囲第８項記
   載の観測気球と観測器材とを取イ」けるリール構造。