JPS598739Y2 - 非プロセス流体注入装置 - Google Patents

非プロセス流体注入装置

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JPS598739Y2
JPS598739Y2 JP16458581U JP16458581U JPS598739Y2 JP S598739 Y2 JPS598739 Y2 JP S598739Y2 JP 16458581 U JP16458581 U JP 16458581U JP 16458581 U JP16458581 U JP 16458581U JP S598739 Y2 JPS598739 Y2 JP S598739Y2
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JP
Japan
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process fluid
nozzle
valve body
pipe
fluid injection
Prior art date
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Expired
Application number
JP16458581U
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English (en)
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JPS5873337U (ja
Inventor
孝 平石
Original Assignee
出光石油化学株式会社
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Publication date
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプロセス流体内に適時非プロセス流体を注入す
る非プロセス流体注入装置に関する。
各種工場、施設における移送配管、特に化学工場におけ
るプロセス流体移送管にあっては、非プロセス流体を管
内に適時注入する必要の生ずる場合がある。
例えば、第1図には石油化学工場におけるエチレン分解
工程が示されており、この図においてプロセス流体移送
管1はエチレン分解炉2より導出され、かつ導出後の所
定の位置には急冷器3が設けられている。
このような場合、分解炉2のデコーキング時にはスチー
ムと空気とが流されることになるが、分解炉2は極めて
高温度にされているため急冷器3の出口側でも300℃
以上の温度となり、管内付着のカーボンが燃え出す危険
がある。
そこで、急冷器3の出口側に非プロセス流体注入装置4
を設け、移送管1内に非プロセス流体としての水等の注
入物を注入して管内を100℃位まで冷却する必要があ
る。
ところで、従来の注入装置4にあっては、第2図に示さ
れるように移送管1の内外を連通ずる注入管5のノズル
ロ6は常時開口されたままのものであった。
したがって、分解炉2は運転期間60日〜90日位の間
にデコーキング操作を2,3回行うのが通常であるが、
テ゛コーキング操作時に前記ノズルロ6より水等の注入
物を確実に注入するためには、相当の長期間であるデコ
ーキング操作時以外の期間に絶えずシール用スチームを
ノズルロ6に流し続けてカーボン固着によるノズルロ6
の穴詰まりを防止しなければならないものであった。
エチレン分解工程における高温(200〜600℃)の
分解ガス流体にあっては特にカーボン固着が生じやすい
ため、シール用スチームを流し続ける必要性が大きいが
、エチレン分解工程以外の場合にあっても、例えばプロ
セス流体がスラリ一流体であり管内に付着物を生じやす
いときには、同様にスチームや水などを流して穴詰まり
を防止しなければならない場合があった。
したがって、相当の長期間にわたって穴詰まり防止用の
スチームや水等を流し続ける訳であるから極めて不経済
であり、近年の省資化の要請にも反するものであった。
\本考案の目的は、穴詰まり防止用のスチームや水
等を流す必要のない非プロセス流体注入装置を提供する
にある。
本考案は、プロセス流体移送管内外を連通ずる非プロセ
ス流体注入管の前記移送管内における先端部のノズルロ
に、このノズルロを閉塞、開放するバルブ体を設け、且
、バルブ体に連結されるバルブステムを前記注入管内に
挿通させてプロセス流体移送管外に導出させてバルブ体
を前記移送管外で操作するようにし、通常はノズルロを
閉塞しておき、ノズルロ閉塞時にノズルロ周囲か゛管内
力ーボン等の固着物により固着されても、バルブステム
を操作すれはソズルロが強制的に開口されるようにする
ことにより前記目的を達威しようとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図には本考案の第1の実施例が示されている。
この図において、プロセス流体移送管10には、その壁
体の垂直方向より円管状の非プロセス流体注入管11が
貫通され、この注入管11により前記移送管10の内外
が連通されてお)リ、移送管10の外部側においては注
入管11は補強管12に囲繞されている。
非プロセス流体注入管11は、プロセス流体移送管10
内に所定長だけ突出され、且、その先端部にはノズルロ
13が位置している。
このノズルロ13には、注入管11の前記突出方向に向
って幅広とされた円錐台状のバルブ体14がノズルロ1
3を閉塞、開放可能とするよう設けられている。
バルブ体14のパルブステム15は、長尺の丸棒状に形
或され、且、注入管11内を挿通されて移送管10外に
導出され、さらにT字管16内およびスタッフイングボ
ックス17を経てハンドル18に連結されている。
T字管16は、注入管11,補強管12およびスタッフ
イングボックス17とパッキンを有する連結具19.2
1を介してそれぞれ連結され、一方スタッフイングボッ
クス17にはグランドパッキン22が設けられており、
T字管16の枝管16Aより注入される非プロセス流体
は外部に漏れることなくノズルロ13へと流れるよう構
或されている。
また、バルブステム15は、スタッフイングボックス1
7のねじ部17Aに螺合係止されており、ハンドル18
を操作することによりバルブ体14が進退され、ノズル
ロ13が閉塞、開放されるよう構成されている。
次に本実施例の作用につき第4図をも参照して説明する
通常はノズルロ13をバルブ体14により閉塞させてお
くが、必要時、例えば分解炉のデ゛コーキング時のよう
に移送管10内に非プロセス流体としての水を注入しな
ければならない時は、ハンドル18ヲ操作すれば、ノズ
ルロ13の周囲がコーキング等の固着物30により被わ
れていても(第4図A参照)、バルブ体14が強制的に
移動され、それに伴い固着物30は被覆されてノズルロ
13は開口される(第4図B参照)。
その結果水等の非プロセス流体が移送管10内注入され
ることとなる。
このような本実施例によれば、ノズルロの穴詰まり防止
用のスチームや水などを長期間にわたって流し続ける必
要が全くなくなったため、経済性が向上され省資源化の
要請にも応ずることができるようになった。
また、バルブ体14を駆動するバルブステム15が注入
管11内に挿通されているため、バルブステム15に固
着物15が固着して円滑な操作が防げられる虞れもなく
、構造も極めて簡易なものとすることができる。
さらに、ノズルロ13を閉塞、開放するバルブ体14の
移動量によりノズルロ13からの非プロセス流体の注入
量を容易に調整することができる。
次に本考案の他の実施例につき説明するが、前記実施例
と同一若しくは近似する部分については同一の符号を用
いて説明を省略若しくは簡略にする。
第5図には、本考案による第2の実施例の要部が拡大し
て示されている。
この図において、注入管11の先端部には互いに異なる
径の2つの有底円筒体が組合されてなる筐体31が取り
付けられ、この筐休31にはノズルロ32が穿設され、
ノズルロ32にはバルブ体33が閉塞、開放可能に設け
られている。
バルブ体33はバルブステム15の先端に固定され且先
端側が比較的先鋭化された略円錐状に形或されており、
前記第1の実施例とは逆に、移送管11の外側方向にバ
ルブステム15が移動するとノズルロ32が開放される
よう構威されている。
次に本実施例の作用につき第6図をも参照して説明する
第1の実施例と同様、通常はノズルロ32はバルブ体3
3により閉塞させておき、必要に応じて適時開放するが
、閉塞中に固着物30がノズルロ32を被っても(第6
図A参照)、バルブ体33を強制的に移動させればノズ
ルロ32は開口し、こにより非プロセス流体が移送管1
0内に注入される(第6図B参照)。
このような第2の実施例によれば、前記第1の実施例と
同様の効果を有するが、第1の実施例にあっては極めて
多量であったり硬い固着v030がノズルロ13を被っ
てもそれら固着物30はバルブ体14により強制的に破
壊され、非プロセス流体の移送管10内への注入路が確
保されるが、第2の実施例にあっては固着物30があま
り多量には生じない場合や硬くない場合に用いられるこ
とが望ましい。
次に、本考案の第3の実施例につき説明する。
第7図には、本考案の第3の実施例の要部が拡大して示
されている。
この図において、注入管11の先端部に取り付けられた
筐体41には、ノズルロ42が穿設されている。
このノズルロ42は、プロセス流体の流れ方向、すなわ
ち注入管11と直角方向に向って設けられており、且、
ノズルロ42にはノズルロ42を開放、閉塞するバルブ
体43が設けられている。
バルブ体43のバルブ棒44は、筐体41内の支持部材
45により軸方向変位可能に支持されるとともに、バル
ブ体43と支持部材45との間に介装された圧縮ばね4
6によりバルブ体43がノズルロ42を閉塞するよう付
勢されている。
なお、支持部材45には、非プロセス流体流通孔47が
設けられている。
バルブ棒44には、傾斜面を有する摺動孔48がバルブ
棒44の両側面を貫くよう穿設され、この摺動孔48内
にはバルブステム15先端の三角片49が挿入されてい
る。
この第3の実施例では通常は圧縮ばね46に付勢されて
ノズルロ42はバルブ体43により閉塞されているが、
バルブステム15が図中右方向に移動されると三角片4
9によりバルブ棒44が押下げられてノズルロ42が開
口されることとなる。
このような本実施例によれば、プロセス流体の流れ方向
に向って非プロセス流体を注入することができるという
効果がある。
なお、これらの実施例は急冷器3の出口側において冷却
用の水を注入する場合ばかりでなく、急冷器3の入口側
において適時非プロセス流体としての汚れ防止剤を注入
するために用いることもでき、そのほか、種々の工程に
おけるプロセス流体移送管に種々の非プロセス流体、例
えばガスクロマトグラフによる分析の為のガスサンプル
等を注入するために用いることもで゛きる。
また、バルブステム15の一端にはハンドル18が取り
付けられ、手動により操作されるものとしたが、非プロ
セス流体の供給機構と連動して機械的に操作されるもの
でもよい。
上述のように、本考案によれば穴詰まり防止用のスチー
ムや水等を流す必要のない非プロセス流体注入装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエチレン分解工程の概略構戊を示す工程図、第
2図は従来の非プロセス流体注入装置を示す断面図、第
3図は本考案による非プロセス流体注入装置の第1の実
施例の全体構或を示す断面図、第4図AおよびBはそれ
ぞれ前記第1の実施例の作用状態を示す断面図、第5図
は第2の実施例の要部を示す拡大断面図、第6図Aおよ
びBはそれぞれ前記第2の実施例の作用状態を示す断面
図、第7図は第3の実施例の要部を示す拡大断面図で゛
ある。 10・・・・・・プロセス流体移送管、11・・・・・
・非プロセス流体注入管、13,32.42・・・・・
・ノズルロ、14,33.43・・・・・・バルブ体、
15・・・・・・バルブステム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プロセス流体移送管内外を連通ずる非プロセス流体注入
    管と、プロセス流体移送管内における前記注入管の先端
    部に位置するノズルロと、このノズルロを閉塞、開放す
    るバルブ体とが備えられ、前記バルブ体に連結されるバ
    ルブステムは前記注入管内を挿通されてプロセス流体移
    送管外に導出されることを特徴とする非プロセス流体注
    入装置。
JP16458581U 1981-11-04 1981-11-04 非プロセス流体注入装置 Expired JPS598739Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16458581U JPS598739Y2 (ja) 1981-11-04 1981-11-04 非プロセス流体注入装置

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JP16458581U JPS598739Y2 (ja) 1981-11-04 1981-11-04 非プロセス流体注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5873337U JPS5873337U (ja) 1983-05-18
JPS598739Y2 true JPS598739Y2 (ja) 1984-03-19

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ID=29956822

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JP16458581U Expired JPS598739Y2 (ja) 1981-11-04 1981-11-04 非プロセス流体注入装置

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