JPS598323Y2 - スライドボリウム装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスライドボリウム本体に取付けられるつまみの
がたつきを少なくするとともに全体構威を簡略化しよう
とするものである。

第１図，第２図は従来のスライドボリウム装置の一例を
示すものである。

まず、この装置について説明する。

パネル１に設けた凹部２の底面中央部に長孔３を形或し
、この長孔よりスライドボリウム本体４のシャフト５を
突出させ、これにつまみ６を取付けている。

スライドボリウム本体４自体のシャフト５にはがたつき
が存在するので、シャフト５につまみ６を取付けて操作
すると、上記がたつきがそのままつまみ６のがたつきと
なる欠点がある。

また、長孔３からボリウム本体４の金属部分に触れるこ
とができなうように絶縁板７が取付金具８に取付けられ
、さらに、長孔３から内部が見えないように長孔３を不
織布９で覆っている。

このようにこの従来の装置は絶縁板７および不織布９が
必要であり、構造が複雑である欠点がある。

本考案は上記欠点のない装置を除去しようとするもので
あり、以下本考案の一実施例について図面を参照して説
明する。

第３図，第４図，第５図，第６図は本考案のスライドボ
リウム装置の一実施例を示すものである。

この図に示すように、弾力性を有する絶縁物質製の平板
１０の上面に把手部１１を突設し、下面にスライドボリ
ウム１２のシャフト１３が結合する保合部１４を突設し
てつまみ１５を設ける。

パネル１６に横長の凹部１７を形或し、この凹部１７の
底面の中央部に上記保合部１４が挿入されて摺動可能な
長｛い８を上記凹部１７の長手方向と平行に形戒する。

上記凹部１７の長手方向の両端部は開口部としておく。

平板１０を第５図に示すように湾曲させてパネル１６内
に挿入され、パネル１６の内面と凹部１７の底面との間
に位置する。

シャフト１３が左方，右方へ移動できるかぎり移動した
状態でも、上記凹部１７の上方開口部が上記乎板１０に
よって覆われるように平板１０は構威されている。

ボリウム本体１２はボス１９．２０に取付けられた取付
金具２１に固定されている。

上記パネル１６の下面には上記平板１０の上面に当接す
る断面三角形の突条２２が二本平行に設けられている。

また、凹部１７の底面に当接するように上記乎板１０の
下面にも断面三角形の突条２３が二本平行に形或されて
いる。

この二種の突条２２，２３を設けることにより、つまみ
１５は独自の接触圧で摺動させることができ、スライド
ボリウム１２のシャフト１３のがたつきを吸収すること
ができる。

また、平板１０によって凹部１７は覆われるので、第１
図，第２図で示した、絶縁板７，不織布９を必要としな
いものである。

以上のように本考案によれば簡略な構戊で、しかもスラ
イドボリウム本体のシャフトのがたつきを吸収し、滑ら
かな操作を行ないうるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例におけるスライドボリウム装置の断正面
図、第２図は同装置の断側面図、第３図は本考案の一実
施例におけるスライドボリウム装置の断正面図、第４図
は同装置の断側面図、第５図は同装置の一部分の断正面
図、第６図は同装置の分解斜視図である。 １０・・・・・・平板、１１・・・・・・把手部、１２
・・・・・・スライドボリウム本体、１３・・・・・・
シャフト、１５・・・・・・つまみ、１６・・・・・・
パネル、１７・・・・・・凹部、１８・・・・・・長孔
、２２．２３・・・・・・突条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弾力性を有する絶縁物質製の平板の中央部上面に把手部
   を突設し、下面にスライドボリウム本体のシャフトと係
   合する保合部を突設してつまみを構威し、パネルに上記
   把手部が挿入されて摺動可能な横長の凹部を形或し、こ
   の凹部の底面中央部に上記係合部が挿通する長孔を上記
   凹部の長手方向と平行に形或し、上記パネルの内側に上
   記スライドボリウム本体を設けて、そのシャフトを上記
   保合部に保合状態とし、上記凹部の長子方向の両端部は
   開口状態とし、上記平板を上記凹部の底面と上記パネル
   内面との間に位置せしめるとともに、上記シャフトが摺
   動可能な端部に位置している場合においても上記凹部の
   上方開口部が上記平板によって覆われるように上記平板
   を構或し、上記パネル内面に上記平板の上面と当接する
   突条を形或し、上記平板下面に上記凹部の底面に当接す
   る突条を形成してなるスライドボリウム装置。