JPS597839B2 - 透明化紙 - Google Patents

透明化紙

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JPS597839B2
JPS597839B2 JP49103702A JP10370274A JPS597839B2 JP S597839 B2 JPS597839 B2 JP S597839B2 JP 49103702 A JP49103702 A JP 49103702A JP 10370274 A JP10370274 A JP 10370274A JP S597839 B2 JPS597839 B2 JP S597839B2
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paper
copolymer
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東次郎 北堀
則利 渡辺
真人 中村
弘 竹田
紘一郎 岡
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KANZAKI SEISHI KK
TORE KK
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KANZAKI SEISHI KK
TORE KK
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H5/00Special paper or cardboard not otherwise provided for
    • D21H5/12Special paper or cardboard not otherwise provided for characterised by the use of special fibrous materials
    • D21H5/20Special paper or cardboard not otherwise provided for characterised by the use of special fibrous materials of organic non-cellulosic fibres too short for spinning, with or without cellulose fibres
    • D21H5/205Special paper or cardboard not otherwise provided for characterised by the use of special fibrous materials of organic non-cellulosic fibres too short for spinning, with or without cellulose fibres acrylic fibres
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H13/00Pulp or paper, comprising synthetic cellulose or non-cellulose fibres or web-forming material
    • D21H13/10Organic non-cellulose fibres
    • D21H13/12Organic non-cellulose fibres from macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H13/18Polymers of unsaturated acids or derivatives thereof, e.g. polyacrylonitriles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/26Agents rendering paper transparent or translucent

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明化紙に関するもので、特に既知の透明化紙
の欠点を解消すると共に既知の透明化紙では得られない
利点をもたらす新規な透明化紙を提供するものである。
従来、グラシン紙の如き天然パルプから成る透明化紙は
実用されているが、重叩解した天然パルプを使用するこ
とに起因して実用上の種々の欠点が指摘されている。
例えば最大の欠点は湿度変化または水分の付着に対して
非常に敏感なことであり、このため伸縮(寸法安定性)
、カール、平滑性劣化等のトラブルが起り易く、また湿
し水を使用するオフセット印刷用途あるいは水性塗料に
よる二次加工等には全く適さないものであつた。また高
度のハイドレーシヨンに伴う平衡水分が比較的高くかつ
高度の充填密度を有するため熱時にブリスター現象を起
すなどの欠点がある。更にまたかかる既知の透明化紙を
製造するに当つては、パルプのハイドレーシヨンをでき
るだけ促進するために易叩解性のパルプを必要としたり
、叩解機の構造などに特定の叩解条件を設定する必要が
あるし、また重叩解に伴う沢水度の低下が著しく抄紙速
度を制限するなどの種々の難点を附随するものでもあつ
た。また最近において特開昭49−35608に記述さ
れているように木材パルプにポリエチレン繊維ないし、
ポリプロピレン繊維を混抄し、樹脂の融点以上に加熱お
よび加圧する透明紙の製造法が提案されているが、元来
かかるポリα−オレフイン系繊維は水分散性が不良なた
め均一な地合い形成がむづかしく、また透明化手段を樹
脂の融点以上の加熱及び加圧に依存するため天然パルプ
部分に較べてポリα−オレフイン繊維部分の透明化度が
著しく増進し、結果的には不均一な透明性のシートしか
得られない。
またかかる透明紙は水に対する親和性に劣るため寸法安
定性等に改善効果を有するもののオフセツト印刷用途や
水性塗料による二次加工には殆んど使用し得ないもので
あつた。更にまた加熱・加圧による透明化処理の際にシ
ートが加熱ロールに粘着し、ポリα−オレフイン繊維が
パイリングを起したりする難点があつた。本発明は、上
述の如き既知の透明化紙の欠点を解消すると共に、従来
得られなかつた利点をもたらす新規な透明化紙を提供す
るものであつて、かかる透明化紙はシートを形成する主
たる繊維が(a)(1)ポリビニルアルコールを20〜
80重量%含むポリビニルアルコールとアクリロニトリ
ルから成る共重合体(1)を5〜40重量%と、(2)
アクリロニトリルを5〜45重量%含むアクリロニトリ
ル−スチレン共重合体(…)を60〜95重量%、の共
重合体(1),()の混合糸から基本的に成り、(3)
要すればこの混合系にポリビニルアルコールを全重合体
量に対し1〜23重量%となるようにまたアクリロニト
リル系重合体を全重合体量に対して1〜35重量%とな
るように混合して成り、(4)ポリビニルアルコールが
全重合体量に対して2重量%以上である、合成パルプ1
0〜60乾燥重量部と (b)天然パルプ90〜40乾燥重量部からなるシート
状物を含有水分5〜40%になる如く加湿し、130℃
以上の表面温度を有する加圧装置により加熱・加圧せし
め高度の透明性を賦与したことを特徴とするものである
すなわち共重合体(1)は親水性成分としてのポリビニ
ルアルコール(以下PVA)と疎水性成分としてのアク
リロニトリル(以下AN)とが例えばグラフトあるいは
プロツク共重合体のような形で存在するようにAN成分
とPVA成分とが化学的に結合している共重合体である
こと、そしてこの共重合体(1)と共重合体(1)の二
種類とが前述の割合の混合系で存在することが必須の要
件である。
共重合体(1)を得るための反応で親水性成分と未結合
のままで存在するAN重合体(以下PAN)あるいはA
Nと結合反応を起さない未反応の親水性成分が少量副生
し存在することがあるが、共重体(1)と共重合体()
が前述の範囲内で必ず存在しているときは、これらの存
在は前述の範囲内であれば本発明において何等支障とな
らないので意識して除去する必要はない。大切なことは
AN成分とPVA成分とが前述の範囲内で化学的に結合
して存在していることがあつて、これにより得られた合
成パルプにすぐれた親水性と水中分散性、自己接着力を
付与することができるのである。このAN成分とPVA
成分とが単純に混合されて存在しているだけでは合成パ
ルプにこのような特性を付与することができないのであ
る。AN−PVA共重合体がグラフト共重合体である場
合には水系不均一重合あるいは溶液系均一重合によつて
つくることができる。
PVAの重合度としては平均重合度が500から340
0好ましくは600から1800の範囲が望ましい。平
均重合度が500以下になると得られた共重合体の耐水
性、膨潤力が低下し過ぎて好ましくない。方、3400
をこえると親水性の著しい低下が起こり合成パルプ紙に
必要な性能が発現されない。共重合体()としてはAN
含有率が5Wt%から45Wt%とくに15Wt%から
40Wt%である.ことが好ましい。AN含有率がこの
範囲より多いと共重合体(1)との相間の親和性が強く
なり過ぎフィフリルの形状や性質が劣化する。一方これ
より少ないと溶剤に対するポリマの溶解性が低下し、曵
糸性のある混合ポリマ濃厚溶液の形成ができない。本発
明の合成パルプは、かかる共重合体(1)を5Wt(f
)以上40Wt%以下、共重合体()を60Wt%以上
95Wt%以下含んでおり、共重合体(1)がこの範囲
より少ないとフィフリル形成が非常に起り難く、かつフ
ィフリルの親水性、接着力が発現されない。又この範囲
より多いと紡糸性が低下し、ひいてはシートの寸法安定
性を低下させる。共重合体()が60Wt%をきるど疑
固浴での糸条の疑固力が低下したりするので好ましくな
い。さらにこれらの混合重合体から形成される合成パル
プには全ポリマ量に対して2Wt%以上55Wt%以下
のPVAが含まれていることが必要である。化学的に結
合された状態でのPVAを含めて、この量のPVAの存
在はフィフリルの水分散性、フィフリル形態に好結果を
与えこれから得られた成紙のフィフリル結合性・接着力
を与えるのに効果的である。2Wt%以下のPVA量で
はこのような性質の発現が不十分であり、55Wt(f
)以上のPVA量では成紙の耐水性が低下するので好ま
しくない。
本発明でいう合成パルプを作る方法としては、繊維を叩
解する方法、重合体から直接パルプ状物を得る方法等が
あるが、繊維を作る方法としては溶融紡糸・乾式紡糸・
湿式紡糸・相分離紡糸などが可能であるが、特に本発明
においてはこれらに限定するものではない。紡糸された
糸条は通常の方法で所定の延伸比まで伸長されることに
よりフィフリルの強度・形状などが紙匹形成のうえで一
層好適なものを形成しうるような繊維となる。上述の如
く得られる繊維は叩解することにより最小寸法が直径0
.01〜5.0μ、好ましくは0.05〜3.0μ、長
さが直径の5倍以上、好ましくは20倍以上の自己接着
性を有するミクロフィフリル構造および潜在的ミクロフ
ィフリル構造(即ち叩解を進めればすべてがミクロフィ
フリルに転化すべき前駆体としての構造を意味する。)
を有する合成パルプを得ることができる。本発明におい
て上記の合成パルプと天然パルプは乾燥重量割合にて合
成パルプ10〜60部に対し天然パルプ90〜40部の
割合で混合されることにより所望の効果を期待し得るも
のであり、合成パルプが10部を下まわると透明化紙の
透明度・湿紙強度・張力・耐折強度・寸法安定性・透気
性などの諸性質が既知の天然パルプによる透明紙に較べ
て改善効果はあるものの必ずしも実用的に十分とは云え
ず、また60部を越えると特に耐折度・引裂度が低下す
るので好ましくない。かかる抄紙工程に至る間に従来の
如くサイズ剤・定着剤・填料・染料等の助剤を添加ある
いは澱粉・PVA−CMC・アルギン酸ソーダ・合成樹
脂水溶液ないしエマルジヨンによるサイズプレスなどを
行ない得ることは勿論で、これらは本発明の透明化紙に
本質的な悪影響を及ぼすものでない。更に本発明の透明
化紙における特徴的なことは前記合成パルプと混合され
る天然パルプとしては、既知の透明化紙のような高度の
叩解処理を受けたパルプを必ずしも要することなく高度
の透明性を保有し得ることである。例えば従来50〜1
50GC(CSF=カナデイアン、スタンダード、フリ
ーネス)の重叩解パルプが必要とされるが、本発明の透
明化紙では350CC(CSF)以上の通常ないし軽い
叩解度の天然パルプを用いても秀れた透明性を有するこ
とが可能である。このことは既知の透明化紙のように重
叩解に起因して附随する抄紙速度の低下を改善するだけ
でなく、寸法安定性・引裂強度・耐折強度などの物理的
特性の低下やブリスタ一現象の発生などの欠点を改善す
る利点をもたらすものである。
上記の如くして得られたシート状物は、5〜40%の含
有水分(水分重量/含水シート重量XlOO)になる如
く加湿され、130℃以上の表面温度の加圧装置に通し
て加熱・加圧処理し、高度の透明性を賦与する。
この透明化手段で重要なことは加熱・加圧と共に加湿を
付加することで前記した如きポリスチレン繊維あるいは
ポリプロピレン繊維と天然パルプを混抄した透明紙のよ
うに加熱・加圧のみに依存するのに比して極めて均質な
透明性が比較的少量の合成パルプの配合によつて得られ
る。即ち、本発明の透明紙における前記合成パルプは多
数のミクロボードを持つたミクロフィフリル形態でシー
ト中に均一に分布しており、かつパルプ自体が親水性部
分を有しているから含有水分は天然パルプの可塑化剤と
して作用するのみならず、水との親和性のある合成パル
プにも可塑化の作用を与えると共に加熱・加圧時にミク
ロボード中の充填気体を効率よく随伴紙層外に除去し、
かつ合成パルプを構成する重合体が本来有する澄明性を
効果的に発現させ秀れた透明性を与える。通常本発明に
おける透明化処理前のシート状物の平衡水分(20℃
60%RH下下における)は合成パルプの配合率によつ
て変化し、例えば合成パルプ10重量部、天然パルプが
90重量部の場合約6(:!)前後であり、合成パルプ
60重量部、天然パルプ40重量部の場合約4CL前後
である。所望の透明性を得るためには通常合成パルプの
配合率が増加するにつれて含有水分は少くてすむ関係に
あり、従つて前記合成パルプ60%の場合少くとも5%
以上の含有水分で効果的であり、また合成パルプ10%
の場合20%以上の含有水分が好ましい。加圧装置は通
常のスーパーカレンダーのように多数のロールを架した
装置であつてもまた2本のロールから構成され1ニツプ
を構成する加圧装置やホツトプレス形式のような加圧装
置であつてもよい。これらの加圧装置で透明化処理する
際にはシート状物は少なくとも1度は13『C以上の表
面温度を有する加圧装置によつて加圧されることにより
所望の透明性が賦与される。上記説明から理解されるよ
うに本発明の透明紙の有する利点を列挙すると以下の如
くである。(イ)均一かつ高度の透明性を有する。(ロ
)張力・耐折等の物理的性質に秀れる。
(ハ)湿度ないし水分に対する安定性に秀れ、力ール・
伸縮等の欠点が解消される。(ニ)熱時のブリスタ一現
象が解消される。
(ホ)オフセツト印刷用途、二次加工用途など拡大した
用途目的に適合する。(へ)その他抄紙速度の増進、叩
解処理の軽減、円滑な透明化処理など製造上の利点をも
たらす。
以下本発明の具体的な実施例を示し、本発明の効果を明
らかにするが、以下の実施例は本発明の構成を示す基本
的要件を明らかにするためのものであつて本発明の範囲
を限定するものではない。なお本発明においては、シー
ト全体が透明性を有するものに限らず部分的に透明化さ
れた紙状物をも包含するものである。実施例 1 PVA(重合度1400)に過硫酸塩を触媒として通常
のラジカル重合法によつてANをグラフト重合させて得
られたPVAとANの50/50グラフト重合体(1)
と通常の懸濁重合法によつて得られたポリマ組成比AN
/STが24/76で固有粘度(MEKを溶媒として3
0℃で測定)が0.54のAN−ST共重合体()の混
合物から紡糸して得られたPVA成分を10%含む単糸
繊度7デニールの繊維を10闘の繊維長に切断し、シン
グルデイスクフアイナ一を用い、パルプ濃度3%、クリ
アランス50μの条件下に叩解し、CSF2OO(J.
の合成パルプ(4)を得た。
別にCSF48Olの広葉樹晒クラフトパルプ(D(5
CSF350CCの針葉樹晒クラフトパルプ〜を準備し
た。上記合成パルプ(4)および天然パルプ(有)〜を
用い表−1に示す如き条件で手抄きシートを得た。更に
対照例の1つとしてCSFlOOCCの針葉樹晒クラフ
トパルプ(NI)とCSFl2Olの広葉樹晒クラフト
パルプ(L′)を混合し、表−1に示す如き条件で手抄
きシートを得た。上記の如く得られた手抄シートを表−
1に示す如き含有水分に調湿し、弾性ロールと硬質クロ
ムメツキ金属ロール(表面温度15『C)から成る2段
式キヤレンダ一を用い、線圧135Kq/Cmの下に表
裏反転させながら都合4回通紙して透明化紙を得た。
得られた各透明化紙の諸性質は表−1に併記したが、本
実施例のものは対照例に比較して抄紙性のみならず透明
性・物理的性質・二次加工適性などに秀れ、品質的にバ
ランスのとれた特徴を有することが認められた。実施例
2 PVA(重合度1800)に過硫酸塩を触媒として通常
のラジカル重合法によつてANをグラフト重合して得ら
れたPVAとANの80/20グラフト重合体(1)と
通常の懸濁重合法によつて得られたポリマ組成がAN/
ST=30/70で固有粘度(MEK3O℃で測定)が
0.65のAN−ST共重合体()とを混合し通常の紡
糸法によつてPVA成分を30%と10%含有する2種
類の繊維を得る。
得られた2種類の繊維は単糸繊度5デニールであり、こ
れを3藺の繊維長に切断し、叩解してPVA量が30(
f)のものについてはCSFl95匡の合成パルプ(B
)を得、PVA量が10%のものについてはCSF24
OCC合成パルプ(0を得た。別にCSF28OGCの
針葉樹晒クラフトパルプ(Nf)とCSF45OGC.
の広葉樹晒クラフトパルプ(Ll′)を準備した。上記
合成パルプ(B),(C)および天然パルプ(Nり,(
Lうを用い表−2に示す如き条件で手抄きし乾燥シート
を得た。
かくして得た手抄きシートを表2に示す如き含有水分に
調湿し実施例1で使用したのと同様の2段式カヤレンダ
一を用いロール表面湿度140℃線圧220Kg/Cm
の下で表裏反転させながら都合4回通紙して透明化紙を
得た。得られた透明化紙の諸性質を表−2に併記した。
実施例 3PVA(重合度1100)に過酸化物を触媒
として通常のラジカル重合法によつてグラフト重合して
得られたPVA(5AN60/40のグラフト重合体(
1)と通常の塊状重合法によつて得られたポリマ組成比
AN/ST=20/80、固有粘度(MEK3O、C)
0.65のAN−ST共重合体()との混合物を通常の
紡糸法によつてPVA成分の含有量が7%および20%
の2種類の繊維をつくる。
得られた糸条の単糸繊度はいづれも10デニルであり、
それぞれを5TIJIの繊維長に切断し、叩解してPV
A量が7(fl)のものについてはCSF23OCCの
合成パルプ(D)を得、PVA量が20(I)のものに
ついてはCSF2OOGC.の合成パルプCE)を得た
別に実施例1で使用したのと同様の針葉樹晒クラフトパ
ルプ〜と広葉樹晒クラフトパルプ(0を準備した。上記
合成パルプ(D),(E)及び天然パルプ(N),0.
)を用い、表−3に示す如き配合条件で調成後長網式テ
ストマシン(三菱化工機製リサーマシン)で抄速20m
/Mlnで抄紙し乾燥シートを得た。上記連続シートに
つき、パイロツト・コーターで表−3に示す如き含有水
分になるように水塗りし、最高表面温度160℃のチル
トロールをコツトンロールと交互に装架したスーパーキ
ヤレンダ一において都合4ニツブ通紙して透明化紙を得
た。
得られた透明化紙の諸性質は表−3に併記した。対照例
4実施例1−3に於ける合成パルプ(4)の代りに市
販のポリα−オレフイン系合成パルプを使用し、かつ調
湿を除外した以外は実施例1−3と同様にして透明紙を
得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シートを形成する主たる繊維成分が (a)(1)ポリビニルアルコールを20〜80重量%
    含むポリビニルアルコールとアクリロニトリルから成る
    共重合体( I )を5〜40重量%と、(2)アクリロ
    ニトリルを5〜45重量%含むアクリロニトリル−スチ
    レン共重合体(II)を60〜95重量%、の共重合体(
    I )、(II)の混合系から基本的に成り、(3)要す
    ればこの混合系にポリビニルアルコールを全重合体量に
    対し1〜23重量%となるようにまたアクリロニトリル
    系重合体を全重合体量に対して1〜35重量%となるよ
    うに混合して成り、(4)ポリビニルアルコールが全重
    合体量に対して2重量%以上である、合成パルプ10〜
    60乾燥重量部と (b)天然パルプ90〜40乾燥重量部から成るシート
    状物を含有水分5〜40%になる如く加湿し、130℃
    以上の表面温度を有する加圧装置により加熱・加圧せし
    め高度の透明性を賦与した透明化紙。
JP49103702A 1974-09-09 1974-09-09 透明化紙 Expired JPS597839B2 (ja)

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GB (1) GB1522854A (ja)
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