JPS597087Y2

JPS597087Y2 - 和文タイプライタの文字盤

Info

Publication number: JPS597087Y2
Application number: JP1634777U
Authority: JP
Inventors: 実小林
Original assignee: 日本経営機株式会社
Priority date: 1977-02-14
Filing date: 1977-02-14
Publication date: 1984-03-05
Also published as: JPS53111811U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は和文タイプライタの文字盤に関するもので、
基本の文字盤本体の側方の正確な位置に別の大形又は小
形の文字枠を容易に嵌め込み使用に便ならしめたもので
ある。

そして、この考案の文字盤は次の（Ａ）〜（Ｅ）の構成
要件を備えている。

（Ａ）文字盤本体の前後の側枠を横方向に延長すること
、（Ｂ）延長された側枠間に仕切枠と外枠を設けて別の
複数個の小形文字枠又は別の１個の大形文字枠を着脱可
能に収容する収容部を設けること、（Ｃ）仕切粋の収容
部側に向く側辺部に、該仕切粋の長さ方向に各小形文字
枠の前後方向の長さを隔てて任意数の突部を備えること
、（Ｄ）各突部は、その両側辺にそれぞれ前記小形文字
枠の横枠を密接できるようにすると共に、その先端辺に
大形文字枠の縦枠を当接できるように形戒すること、及
び（Ｅ）外枠には、各文字枠を押え付けることができる
ように、所要数の押えねじを外方から螺入すること、の
５つの構戊要件である。

以下図面についてこの考案を説明する。

１は基本となる文字盤本体、２，２は文字盤本体１の側
枠、３は側枠２，２の一端部に設けた溝枠である。

前記の側枠２，２は、別の複数個の小形文字枠７，８．
９又は別のｌ個の大形文字枠６を着脱自在に収容するた
め、横方向に延長されている。

延長された側枠２，２間には仕切枠５と外枠４を設け、
その仕切枠５と外枠４との間に前記の小形文字枠７，８
，９又は大形文字枠６を着脱可能に装着する収容部１３
を形或する。

１０．１０は、仕切板５及び外枠４の底部に対向させて
フランジ状に固定した受板で、前記の小形文字枠７，８
．９又は大形文字枠６を下方から支持するためのもので
ある。

上述の仕切枠５の収容部１３側に向く側辺部には、該仕
切枠５の長さ方向に前記の各小形文字枠７，８．９の前
後方向（縦方向）の長さを隔てて任意数（図面の実施例
では２個）の突部１２を設ける。

この突部１２は、矩形をなし、その両側辺にそれぞれ前
記小形文字枠７，８．９の横枠ｂを密接できるようにす
ると共に、その先端辺には前記大形文字枠６の縦枠ａ′
を当接できるように形戊するものとする。

そして、文字盤の外枠４には、収容部１３に小形又は大
形の文字枠７，８．９又は６を挿入した際に、それらの
文字枠を仕切枠５側に押え付けることができるように、
所要数（実施例では３個）の押えねじ１１を外方から螺
入する。

収容部１３に対して小形文字枠７，８．９を収容する時
は、第１図及び第３図に示すように、横枠ｂ，ｂを隣り
合う突部１２，１２の間又は側枠２と突部１２との間に
嵌め込み、一方の縦枠ａが仕切枠５の側辺部に当接する
ように他方の縦枠ａを押しねじ１１で押し付ける。

また、収容部１３に対して大形文字枠６を収容する時は
、第２図及び第４図に示すように、横枠ｂ′，ｂ′を両
側枠２，２間に嵌め込み、一方の縦枠ａ′が仕切枠５の
突部１２における先端辺に当接するように他方の縦枠ａ
′を押しねじ１１で押し付ける。

なお、文字枠７，８．９又は６の区画は従来周知の文字
盤本体１の区画と縦横とも同一であり、従って、基準区
画をＰ、正の整数をＮとすれば、文字盤本体１と文字枠
７，８．９又は６とを仕切る仕切枠５を挾む位置に存す
る区画間の横方向の距離並びに小形文字枠７と８、又は
８と９における隣り合う区画間の縦方向の距離は、いず
れもＮＰとなるように設計するものである。

以上に説明したこの考案の邦文タイプライタの文字盤に
よれば、基本的な文字盤本体１の他に、別の予備活字あ
るいは貯蔵的な活字が小形又は大形の文字枠７，８．９
又は６をもって固定的に収容してあるので、通常の選字
操作を行なうだけで印字ができるのみならず、枠部分に
おける同一の収容部１３に対し、別の大形文字枠６又は
小形文字枠７，８，９を選択的に収容することができ、
また、前記文字枠６又は７，８．９の交換においては、
常に正確な位置に容易に設定することができるなど種々
の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は小形文字枠を使用した場合における本考案の和
文タイプライタの文字盤を示す平面図、第２図は大形文
字枠を使用した場合のその部分平面図、第３図は第１図
の場合の要部の縦断面図、第４図は第２図の場合の要部
の縦断面図である。１・・・・・・文字盤本体、２・・・・・・側枠、４・
・・・・・外枠、５・・・・・・仕切枠、６・・・・・
・大形文字枠、７，８．９・・・・・・小形文字枠、１
１・・・・・・押えねじ、１２・・・・・・突部、１３
・・・・・・収容部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】下記Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ及びＥの構或要件を備えた和文タイ
プライタの文字盤。Ａ．文字盤本体１の前後の側枠２，２を横方向に延長す
ること、Ｂ．延長された側枠２，２間に仕切枠５と外枠４を設け
て別の複数個の小形文字枠７，８．９又は別の１個の大
形文字枠６を着脱可能に収容する収容部１３を設けるこ
と、Ｃ．仕切枠５の収容部１３側に向く側辺部に、該仕切枠
５の長さ方向に各小形文字枠７，８．９の前後方向の長
さを隔てて任意数の突部１２を備えること、Ｄ．前記各
突部１２は、その両側辺にそれぞれ前記小形文字枠７，
８又は９の横枠ｂを密接できるようにすると共に、その
先端辺に大形文字枠６の縦枠ａ′を当接できるように形
戊すること、Ｅ．外枠４には、各文字枠７，８．９又は６を押え付け
ることができるように、所要数の押えねじ１１を外方か
ら螺入すること。