JPS596809A - タバコ葉収穫用取り込みコンベア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタバコの葉もぎ収穫機において、葉もぎ収穫し
たタバコ葉を傷付けずに、落ちこほれなく回収でき、し
かも、収穫機の葉もぎ装置で、タバコ葉が、幹から完全
にもぎ取られずに、折れただけで、幹にぶらさがった状
態になっているものも、収穫可能にするコンベア装置に
関するものである。

タバコは、４０３前後の株間距離で栽植され、タバコ葉
は１本の幹のまわシに、螺旋状に着生し、幹の下方に着
生しているものから順次成熟してきて、収穫可能になる
。

このようなタバコの栽植条件のなかで、タバコ葉を機械
的に葉もぎ収穫するために、本出願人は、先にタバコの
葉と幹を損傷することなくタバコ葉を幹からもぎ取るた
めのタバコ葉収穫用葉もぎ装置を提案しく特許９９８１
０８号）、さらに、この葉もぎ装置でもぎ取ったタバコ
の葉を傷付けずに、落ちとほれ少なく取り込み、そして
移送するコンベア装置を提案した（％許９９８１４５号
）。しかし、これらの装置では、タバコ葉が、折れただ
けで、幹にぶらさがり、収穫できない葉（以下では、こ
れを折れ葉と称力、または、幹からはもぎ取られたが、
コンベアで回収されずに畦間に落ちてしまう葉（以下で
は落ちこぼれ葉と称す。）などになシ、収穫葉の減損が
生じ、収穫機の性能としては不満足なものになった。

本発明は、これらの減損を解消するためのタバコ−収穫
用取り込みコンベア装置を提供するものである。

本発明の詳細について、一実施例を示す図面で説明する
。

１は、タバコ葉収穫用葉もぎ装置２００２本発明にかか
わるタバコ葉収穫用取シ込みコンベア装置３００．移送
コンベア装置４００．垂直移送コンベア装置５００．タ
バコ葉収容槽６００を設けて、タバコ幹７００を１だい
で走行できる収穫機である。３は収穫機１を構成する枠
体、４け収穫機工を構成し、走行させる車輪である。タ
バコ葉収穫用葉もぎ装置２００は、収穫機１がまたいで
走行するタバコ幹７００の列の両側から作用して、タバ
コ葉をもぎ取るように設けられ、収穫機１の中心部にワ
イヤー２で吊シ下げられている。

該ワイヤー２は、油圧ピストンシリンダ（図示されず）
の伸縮で、ドラムに巻き取られるので、葉もぎ装置２０
０の作動位置は昇降調節可能である。タバコ葉収穫用取
り込みコンベア装置３００は葉もぎ装置２００の下部に
ボルト、ナツトで固着され、タバコ幹７００の列の両側
に設けられているので葉もぎ装置２００の昇降とともに
１その位置は昇降調節可能である。したがって、タバコ
葉はタバコ幹７００の下部に着生して−るものから順次
上部に着生しているものまで、成熟した時点で、葉もぎ
装置２００の作用で葉もぎされ、取シ込みコンベア装置
３００の作用で取）込まれる。こうして取り込まれたタ
バコ葉は収穫機１の枠体３の下部に設けた移送コンベア
装置４００に供給され、さらに、収穫機１の枠体３の両
側に設けた垂直移送コンベア装置５００で収穫機１の両
側上部に設けたタバコ葉収容槽６００まで運ばれ、収容
されることになシ、収穫機１が走行することでタバコ葉
のもぎ取シ、畦間搬出が機械的に一挙に行なえることに
なる。

ところで、本発明の要部であるタバコ葉収穫用取ル込み
コンベア装置３００の詳細を述べる。

該取）込みコンベア装置３００は収穫機１の進行方向に
そって配設されたコンベア駆動ローラ３０１とコンベア
従動ローラ３０２および複数の可撓弾性突起３０３を適
宜な間隔で植え付けた、すくい上はローラ３０４とが、
１組のコンベア側板３０５に、軸受３０６を介して取）
付けられ、該ローラ３０１　、３０２に′：ｌＸ数の突
起３０７を有する無端環状体３０８を掛架し、また、該
ローラ３０１゜３０４に無端環状体３０９を掛架した構
造であシ、　５− タバコ幹７００の列の左右に設けた該取シ込みコンベア
装置３００は、タバコ幹７００が通過できる間隔を存し
て相対向して設ける。そして、ローラ３０１を駆動する
ことで、無端環状体３０８゜３０９が、収穫機１の進行
方向と交叉する方向に駆動され、従動ローラ３０２．す
くい上げローラ３０４も駆動される。３１０はコンベア
１１１１板３０５０間隔を固定するタイロッド、３１１
はタイロッド３１０の上に設けた仕切板である。３１２
は該取シ込みコンベア装置３００の後端のコンベア従動
ロー２３０２の近傍に設置されたタバコ葉取り込みロー
ラであシ、該タバコ集取シ込みローラ３１２は軸受を介
して、支持腕３１３の一端に取シ付けられ、支持腕３１
３の他端は、コンベア側板３０５など適宜な支持体に取
シ付けられておシ、複数の無端環状体３０８に接触する
ように配置する。したがって、無端環状体３０Ｂが矢印
Ａ方向に回動したとき、タバコ葉取り込み、ローラ３１
２は矢印Ｂ方向に同転するようになっている。なお、タ
バコ集取シ込みローラ３１２は、外周をス　６− ボンジ状の弾性体で構成したものであり、さらに、支持
腕３１３を取シ付ける反対側の端部の形状が、円錐台形
状である。３１４は、該取シ込みコンベア装置３００の
下方に位置するように１コンベア側板３０５に固着され
ている支持梁であシ、該支持梁３１４に祉、複数の弾性
支持棒３１５が、片持梁状に取シ付けられている。該弾
性支持棒３１５はハホ水平方向のみに曲折可能であり、
その先端は前記左右の取シ込みコンベア装置３００の間
隔位置に臨ませである。したがって、左右のコンベア装
置３００の間隔位置を通過するタバコ幹７００は、該弾
性支持棒３１５の先端に当接しそれらを水平方向に曲折
させながら通過する。

３１６は短冊状のカッターであシ、該カッター３１６の
下端は左右の取シ込みコンベア装置３００の後端部の支
持梁３１４に２本の支持ｊｌ！Ｉ３１７で、固着された
ガイド板３１８にボルト、ナツトで締結されていて、該
カッタ二の上端は数カ込みコンベア装置３００の取多込
みローラ３１２が設けられている搬送面側に適宜な長さ
で突出している。

碌お、ガイド板３１８は左右の取り込みコンベア装置３
００の設置間隔位置において、タバコ幹７００を案内通
過させるとともに、カッター３１６を、すくい上げロー
ラ３０４に当接させないように配置されている。

つぎに葉もぎ装置２００で葉もぎされたタバコ葉を回収
移送する本発明のタバコ葉収穫用取り込みコンベア装置
３００の作用について詳述する。

収穫機工がタバコ幹７００の列をまたいで、矢印Ｘ方向
に走行しながら、葉もぎ装置２００でタバコ葉を幹７０
０からもぎ落すと、もぎ落されたタバコ葉は葉もぎ装置
２００の下方に設けた、タバコ葉収穫用取シ込みコンベ
ア装置３００の無端環状体３０８が掛架された部分で受
けとられ、該タバコ葉は該取シ込みコンベア装置３００
の作用をうけて収穫機１の両側外方に取シ込まれ、移送
コンベア装置４００．垂直移送コンベア装置５００で移
送されて、収容槽６００に収容される。しかし、葉もぎ
装置２００でもぎ落されたタバコ葉がすべてタバコ葉収
穫用取シ込みコンベア装置２００で、受は取られるとは
限らず、しばし、ば、左右の該取り込みコンベア装置の
設置間隔位置に落下する。このようなタバコ葉をもれな
く回収できることが本発明装置の特長である。すなわち
、左右の取多込みコンベア装置３００の設置間隔位置に
落下してくるタバコ葉を該取シ込みコンベア装置の下部
から突出させて設けた複数の弾性支持棒３１５で一旦保
持するとともに、該取多込みコンベア装置３００のすく
い上ケローラ３０４を回動させることで該すくい上げロ
ーラ３０４に植え付けた可撓弾性突起３０３で、すくい
上け、該取シ込みコンベア装置３００の上に回収し、前
５０゜ 述と同様にコンベア装置４００．中とで移送臥収容槽６
００に収容可能にする。

ところで、莱もぎ装置２００で、もぎ落されたタバコ葉
の該取り込みコンベア装置３００の上への落下状態は、
次のような場合がある。

すなわち、第３図に示したタバコ葉７０１のように、タ
バコ幹７００の列の間に落下する場合がある。このよう
なタバコ葉の落下状態の場合収　９− 横機１の矢印Ｘ方向への走行によって、タバコ葉７０１
は、タバコ幹７００で押され、該取）込みコンベア装置
３００で、取り込まれづらく、第３図に示したように該
取シ込みコンベア装置３００に、タバコ集取シ込みロー
ラ３１２が設置されていない場合は、収穫機１の走行速
度が高速になるほどタバコ幹７００で、タバコ葉７０１
は該取シ込みコンベア装置３００の上を矢印Ｘとは逆方
向に押され、第３図のタバコ葉７０２のような状態すな
わち落ちこぼれ葉となる。上述のような落ちとほれ葉の
生出を防止するために本発明装置では、第４図に示した
ようにタバコ集取シ込みローラ３１２を、該取り込みコ
ンベア装置３００の上面で、収穫機走行方向（Ｘ）から
見て、後端部に無端環状体３０８と接触させて設置し、
そして、該取シ込みローラ３１２を矢印Ｂ方向に回動さ
せることで、タバコ葉を該取ル込みローラ３１２と該無
端環状体３０８とで、挾むことで、数カ込み可能としで
ある。このようにして、落ちこほれ葉の生出を防止し、
収穫機の性能を向上させる１０− ことが本発明の第一の要点である。

つぎに本発明の第二の要点を詳述する。

前述したように、タバコ葉は１本の幹のまわシに螺旋状
に着生しているが、収穫予定のタバコ葉の着生している
高さの範囲、方向は幹ごとに異なっている。したがって
、収穫機１０葉もぎ装置２００の作用範囲、高さを一定
にして収穫を行なうと、収穫予定のタバコ葉のうち、葉
もぎ装置２００の作用を十分１に受・け、得ないで、幹
から完全にもぎ取られずに、葉柄部に折れが生じるだけ
で、幹にぶら下がる葉すなわち折れ葉が生じる。ところ
で、上述の折れ葉は、葉柄部の表皮だけで幹にぶら下が
っているものと、葉柄部の６部で幹につながシぶら下が
っているものなどがある。前者のような折れ：１１！は
、前述した落ちこほれを防止するタバコ集取シ込みロー
ラ３１２の作用で、幹からもぎ取ることができる。

しかし、後者のような折れ葉はタバコ集取シ込み口〜う
３１２の作用だけでは１枚の葉として完全にもぎ取られ
ない。多くの場合タバコ葉の葉先側生葉だけが破シ取ら
れたシ、葉柄部の葉肉だけが、破シ取られるだけであル
、収穫機の性能を悪くしていた。このような折れ葉の生
出による収穫機の性能低下を防止するために、本発明装
置では、カッター３１６が、ガイド板３１８を介して左
右の取り込みコンベア装置３００の後端部に設けられて
いる。そこで、該カッター３１６での折れ葉生出防止の
態様を第５図で詳述する。

すなわち折れ葉７０３はすくい上げローラ３０４が回動
することで、とのローラに植え付けた可撓弾性突起３０
３で、すくい上けられ、取シ込みコンベア装置３００の
上に持ち上けられ、そして、収穫機１が走行することで
折れ葉７０３の葉先側がタバコ集取シ込みローラ３１２
と無端環状体３０８で挾まれ、引き込まれる。

このように折れ葉を葉先側から引き込んだ状態で、収穫
機１が走行するので、前述したように、取少込みコンベ
ア装置３００の後端部に設置されているカッター３１６
が折れ葉７０３ｃ）葉柄部に作用し、葉柄部奪切断する
ので、折れ葉７０３は取如込み可能となる。このように
して、折れ葉の生出を防止し、収穫機の性能を向上させ
ることが、本発明の第二の要点である。

ところで、取シ込みコンベア装置３００は、可撓弾性突
起３０３が植え付けられているすくい上げローラ３０４
を用いなくても構成できる。しかし該すくい上げローラ
３０４なしで、取ル込みコンベア装置３００を構成した
場合には、複数の無端環状体３０８を掛架した従動ａ−
２３０２が、直接タバコ幹７００に当接することになシ
、すなわち、突起３０７を有する無端環状体３０８もタ
バコ幹７００に当接する。したがって、無端環状体３０
８が、タバコ幹７００で押され、従動ローラ３０２の所
定の掛架位置から、収穫機の走行方向（Ｘ）と逆方向に
ずらされ、極端な場合は、取シ込みコンベアの役目をは
たさなくなるおそれがある。

上述のように、従動ロー２３０２の所定の掛架位置から
無端環状体３０８がずれないようにするためには、すく
い上はローラ３０４を設けた形で、１３− 取）込みコンベア装置３００を構成することが肝要であ
り、このことが本発明の第三の要点である。

かくして、本発明は、葉もぎ装置２００の作用で、タバ
コ幹７００から完全にもぎ取ったタバコ葉、あるいは不
完全なもぎ取シ状態になったタバコ葉を、損傷すること
なく、落ちこほれなく、回収し、取シ込み可能とするも
のであシ、タバコの収穫の機械化、自動化を画期的に進
歩させるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図線本発明にかかるタバコ葉収穫機の一実施例にお
ける葉もぎ装置２０ｏ、タバコ葉収穫用取多込みコンベ
ア装置３００．移送コンベア装置４００．垂直コンベア
装置５００．収容槽６００などの位置関係を示す背面か
らの断面図、第２図は本発明実施例の１対のタバコ葉収
穫用取シ込みコンベア装置３０００片側だけの斜視図、
第３図、第４図は本発明実施例の１対のタバコ葉収穫用
取シ込みコンベア装置３００におけるタバ１４− コ葉取り込みローラ３１２の機能を説明するための平面
図、第５図は本発明実施例の一対のタバコ葉収穫用取り
込みコンベア装置３００におけるカッター３１６の機能
を説明するための背面からの断面図である。 １・・・・・収穫機　　　２・・・・・・・ワイヤー３
・・・・・枠　体　　　４・・・・・・・車　輪２００
・・−・・葉もぎ装置 ３００・・・・・取り込みコンベア装置３０１・・・・
・コンベア駆動ローラ ３０２・・・・・コンベア従動ローラ ３０３・・・・・可撓弾性突起 ３０４・・−・・すくい上げローラ ３０５・・・・・コンペ’７１１１Ｊ　板３０６・・・
・・軸　受　　３０７・・・・・突　起３０８・・・・
・・無端環状体 ３０９・・・・・無端環状体 ３１０・・・・・タイロッド ３１１・・−・・仕切板 ３１２・・・・・タバコ葉取り込みローラ３１３・・・
・・支持腕　　３１４・・・・・支持梁３１５・・・・
・弾性支持棹 ３１６・・・・・カッター ３１７・・・・・支持腕　　３１８・・・・・ガイド板
４００・・・・・移送コンベア装置 ５００・・・・・垂直移送コンベア装置６００・・・・
・収容槽　　７００・・・・・タバコ幹７０１・・・・
・タバコＭ　　　７０２・・−・・タバコ葉７０３・・
・・・折れ葉 出願人　日本専売公社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　葉もぎ装置の下部に、機体の進行方向と交叉
   する方向に駆動される無端環状体を間隔を存して複数本
   有するコンベア装置を相対向する形で左右に設け、それ
   らのコンベア装置の搬送面に該無端環状体と接触して回
   動するタバコ集取シ込みローラを設けたことを特徴とす
   るタバコ葉収穫用取多込みコンベア装置。
2. （２）　　両コンベア装置の間で、しかも該コンベア装
   置の搬送面側に突出した状態にカッター・を設けたこと
   を特徴とする第１項記載のタバコ葉収穫用取シ込みコン
   ベア装置。
3. （３）葉もぎ装置の下部に、機体の進行方向と交叉する
   方向に駆動される無端環状体を間隔を存して複数本有す
   るコンベア装置を相対向する形で左右に設け、それらの
   コンベア装置の対向する先端位置に、可撓性弾力性のあ
   る突起を設けたすくい上げローラを従動ローラと平行に
   設け、さらに、前記コンベア装置の搬送面に該無端環状
   体と接触して回動するタバコ集取シ込みローラを設けた
   ことを特徴とするタバコ葉収穫用取多込みコンベア装置
   。