JPS596729Y2 - 自動洗浄形ジユ−サ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はジューサ基台の底部にブラシ保持部を設けた自
動洗浄形ジューサに関する。

一般に、ジューサはジュースをつくった後、ジューサ基
台にセットされた本体ケースや遠心分離籠のフィルター
を洗浄するために、本体ケースの上方開口を閉塞してい
る蓋体を取外して本体ケース内の遠心分離籠を取出し、
洗浄後に再び組立てなければならない面倒があり、この
面倒をなくすため近年、自動洗浄形ジューサが開発され
ている。

これは、第１図に示す如く構或されているもので、使用
後、ジューサ基台１にセットされた本体ケース２内に、
蓋体３に設けられた給水口４を通して水を入れ、前記本
体ケース２内に収納された遠心分離籠５を回転させて本
体ケース２内に回転水流を生じさせ、この回転水流によ
って同ケース２内の洗浄を行なうとともに、前記給水口
４よりフィルター洗浄ブラシを挿入して分離籠５のフィ
ルター６内面に接触させ、分離籠５の回転によりフィル
ター６の洗浄を行なうようにしたものである。

なお、第１図において７はジューサ基台１内に設けられ
たモータ、８は本体ケース２の下部周壁に設けられたジ
ュース流出口、９は遠心分離籠５の周りに設けられた環
状の粕受け部、１０は本体ケース２内に設けられた前記
モータ７により遠心分離籠５と一体に回転駆動されるカ
ッター付き攪拌翼、１１は前記蓋体３に設けられた材料
投入筒、１２はこの材料投入筒１１より投入された野菜
、くだもの等の材料を遠心分離籠５の内底面に設けられ
たカッター１３，に押付ける押し棒である。

ところで、この種の自動洗浄形ジューサにあっては、フ
ィルター洗浄ブラシを不使用時に収納しておく収納部が
設けられてなく、このためブラシが紛失し易い問題があ
った。

そこで、上記ブラシ給水口４より挿込んだり、粕受け部
９内に収納することも考えられるわけであるが、この場
合はジュースをつくる際、その都度取出しておかなけれ
ばならないので好ましくなく、特に給水口４より挿入し
た場合には給水口４の外部にも突出することになるので
そのまま格納する場合にも大きなスペースをとる不具合
がある。

この対策として、ジューサ基台１や本体ケース２の外面
にブラシ収納部を設けることも考えられるが、このよう
にすると意匠性が損われて商品価値が低下する問題があ
り、しかもブラシを漏れた状態でそのような収納部に収
納するとジューサの外面が漏れてしまう不具合もある。

更に、ブラシ４の柄部を管状に形或し、これに可撓性ホ
ースを接続して通して本体ケース２内への給水を行なう
ような場合、ホースを取外さずに収納しようとすると、
一層大きな収納部を設けなければならず、その対策が増
々困難となる。

本考案は以上のような点を考慮してなされたもので、そ
の目的は、第１図の如く構威された自動洗浄形ジューサ
において、ジューサ基台の底部にブラシ保持部を設ける
ことにより、前記問題点を一挙に解決することにある。

以下、本考案の構或を第２図及び第３図に示す実施例に
もとづいて説明する。

まず第２図に示すものは、ジューサ基台１の底面に突設
されたほぼＵ字形をなすホース収納部１４と、基台１の
前面底部に突設されたＬ形状をなす１対のブラシ掛け１
５．１５とでブラシ保持部１６を構或し、この保持部１
６にてフィルター洗浄ブラシ１７を保持しているように
しているものである。

なお、上記洗浄ブラシ１７は管状柄部１８の周壁に水噴
射口１９・・・を設けてなり、柄部１８に可撓性ホース
２０を接続した状態でその可撓性ホース２０はホース収
納部１４内へ挿入し、管状柄部１Ｂを両ブラシ掛け１５
．１５に掛け渡して前記保持部１６に保持される。

なお、ホース収納部１４は底部にほぼ全長に亘るスリッ
ト２１を有し、内部に水が溜らないように考慮されてい
る。

またホース収納部１４の高さ寸法はジューサ基台１の底
面四隅部に取付けられたゴム脚２２・・・よりわずかに
低く設定されている。

そしてこのジューサ基台１には第１図の如く本体ケース
２がセットされ、ジューサとしての通常の機能を果すこ
とができ、かつ第１図において説明した方法により本体
ケース２内の洗浄及びフィルター６の洗浄を行なうこと
ができるものとする。

このような構成であると、フィルター洗浄ブラシ１７を
ジューサ基台１の底部に設けられたブラシ保持部１６に
保持させておくことにより、上記ブラシ１７の紛失を防
止することができ、この状態でジュースをつくることも
でき、ブラシ１７の一部が特に突出することもないので
格納する場合にも大きなスペースを要しない。

そして、このブラシ保持部１６の位置が基台１の底部で
あるために意匠性を損なうこともなく、商品価値を一層
高めることになるとともに、ブラシ１７やホース２０を
漏れた状態で保持してもジューサ外面が漏れることはな
い。

更にホース２０をブラシ１７と一体に収納することがで
きるので、これらを着脱する面倒がなく、保持部１６か
らの取出しも極めて容易に行なう二とかで゛きる。

次に第３図に示すものは、ジューサ基台１の底面に突設
された４個のＪ形状掛具２３・・・にてブラシ保持部２
４を構或しているものであり、これらの掛具２３・・・
にフィルター洗浄ブラシ１７の管状柄部１８及びこれに
接続された可撓性ホース２０を保持させることによって
、前記実施例と同様の効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動洗浄形ジューサの概略構成を示す断面図、
第２図は本考案の一実施例を示す斜視図、第３図は本考
案の別の実施例を示す斜視図である。 １・・・ジューサ基台、２・・・本体ケース、５・・・
遠心分離籠、６・・・フィルター、１４・・・ホース収
納部、１５・・・ブラシ掛け、１６・・・ブラシ保持部
、１７・・・フィルター洗浄ブラシ、１８・・・管状柄
部、２０・・・可撓性ホース、２３・・・掛具、２４・
・・ブラシ保持部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ジューサ基台にセットされた本体ケースに水を入れ、そ
   の本体ケース内に収納された遠心分離籠を回転させて本
   体ケース内に回転水流を生じさせ、同ケース内の洗浄を
   行なうとともに、フィルター洗浄ブラシを前記分離籠の
   フィルター面に接触させてフィルターの洗浄を行なう自
   動洗浄形ジューサにおいて、前記ジューサ基台の底部に
   前記洗浄ブラシを保持するブラシ保持部を設けてなるこ
   とを特徴とする自動洗浄形ジューサ。