JPS5956314A - ケ−ブル絶縁体の分解を抑制する方法 - Google Patents

ケ−ブル絶縁体の分解を抑制する方法

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JPS5956314A
JPS5956314A JP57152817A JP15281782A JPS5956314A JP S5956314 A JPS5956314 A JP S5956314A JP 57152817 A JP57152817 A JP 57152817A JP 15281782 A JP15281782 A JP 15281782A JP S5956314 A JPS5956314 A JP S5956314A
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ジヨ−ジ・バ−ダ−
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 近年、電力の送電および分配のための地下ケーブルが広
く利用されている。地下電力分配によ−り与えられる明
白な#美的な利益を除いて、かかる地下分配網は日照(
lightening )、強風および氷形成の如き周
囲ファクターによる損害から相対不感受性(relat
ive immunj−ty) Kfル。代表的な地下
分配網はポリオレフィン絶縁押出ケーブルから構成する
。ポリオレフィン絶縁体はポリエチレン、架橋ポリエチ
レン、または特にエチレン−プロピレンゴムの如き材料
から構成することができる。ケーブルは直接に埋込むか
、−!たはダクトに布設することができる。ケーブルの
絶縁方法とは関係なく、ケーブルは極めて高レベルの周
囲水分に曝される。
ポリオレフィンの分子間間隔が太きいために、この種の
絶縁体は分子間間隔に水分の分子が拡散されやすくなる
。ポリオレフィン絶縁体のこの特性は、絶縁体を電気化
学トリー形成( e180trOch6mical tree form
ation )として知られている1種の絶縁体劣化を
受けやすいことである。長l/′1電気化学トリーの生
ずる絶縁体は切換サージ レベルまたは作動電圧レベル
より低い破壊電圧を有する。このために、上述するよう
なポリオレフィン ケーブルの有効寿命は電気化学トリ
ー形成現象によって15年のような短い期間に制限され
る。
また、直流電圧よりむしろ交流電圧をケーブルに供給す
る場合に、電気化学トリーの生長速度が大きくなること
が知られている。更に、電気化学トリー形成および生長
の速度に絶縁体において平均および局部電圧応力の増加
につれて増大する。
電気化学トリー形成は、過剰量の水分が蓄積する傾向の
ある空所(voids )を絶縁体中に形成する場合に
、およびケーブルにおける欠陥または不純物が高い局部
電界応力を生ずる傾向のある場合によくにている。
電気化学トリーは次のようにして形成するものと思われ
る。高い誘電率および旨い導電率を有する周囲水分が絶
縁体中の大きい分子間間隔を介してケーブルの絶縁層全
体にわたって拡散する。この水分が分子間間隔において
、および絶縁体に存在する微細空所および空所において
液体粒子に形成する。電界において、これらの粒子に作
用する静電力が電界の方向に延長する。この延長の結果
、粒子の端の半径が減少し、この結果として粒子端にお
ける電界の強さが大きくなる。十分に高い電界において
、小さい放電が液体粒子の端において生じて、これらの
放電の区域の絶縁体を分解する水分は絶縁体の分解区域
に進入し、これによって放電区域が更に絶縁体に移動す
る。このように、絶縁体に[電気化学)リーJ’r形成
するみぞ甘たは空所の拡大パターンが形成し、電気化学
トリーの区域における絶縁体の破壊電圧が電気化学トリ
ーの大きさの増大するのに伴って減少する。
高い局部電界応力が電気化学トリーヲ形成させるケーブ
ル中の多数の欠陥および不純物区域を減少することによ
って電気化学トリー形成を最小にすることが試みられて
いる。また、水分を蓄積する絶縁体内の多数の空所を減
少することが試みられている。しかしながら、電気化学
トリー形成作用を許容しうるレベルに減少することKは
成功していない。
このために、電気化学トリーの形成を防止するための、
着たにかかる電気化学トリー形成速度を許容しうるレベ
ルに少なくとも低下するための最も効果的な手段の1つ
は、周囲水分をポリオレフィン絶縁ケーブルの絶縁層に
拡散するのを防止することであると思われる。
鉛またはアルミニウム外装の如き水分に対する被覆は油
紙絶縁ケーブルについて従来よく用いられていた。しか
し、次に記載する理由により、かかる外装の使用は固体
誘電タイプのケーブルの絶縁体(例えば、ポリオレフィ
ン)を水分から完全に防止するための実際的な手段では
ない。
固体誘電絶縁体の高い熱膨張率のために、鉛またはアル
ミニウム外装は代表的な作動条件下で達(7) 成される高められた温度によって生ずるケーブルコアの
増大した直径に適合するように膨張させる必要がある。
ケーブルコアを低い温度で巻もどす場合には、コアの直
径が減少するが、しかし鉛またはアルミニウム外装の直
径はかかるコア直径の減少に従って小さくならず、この
ために縦みぞが鉛またはアルミニウム外装とケーブルの
絶縁外装との間に残留する。この結果、水分が局部損傷
個所の外装に浸透する場合、または製造プロセス中に外
装に生ずるピンホール全通して浸透する場合には、この
水分がケーブルの全長にわたるかかるみそを通じて流れ
、このためにケーブルに電気化学トリーが形成しやすく
なり、外装が腐食しやすくなる。
鉛ケ−フ/l/外装の他の欠点はカーボンブラックおよ
び少量の水分の存在で絶縁腐食層が発達しやすいことで
ある。この腐食層は絶縁シール(1nsulation
 5hield )と鉛外装との間に放電を生じやすく
し、この事がケーブルの早期損傷を招くことになる。こ
の結果、固体誘電ケーブルに使(8) 用するのに適当な鉛外装については、外装をケーブルの
絶縁シールと電気的に接触させずに、物理的に分離する
ようにする必要がある。しかし、このケーブルは製造に
おいて困難でかつ経費を要するようになる。更に、鉛外
装全有するケーブルの重量は長さの長いケーブルを輸送
および絶縁するのを困難にする。
鉛またはアルミニウム外装の上記欠点を除去するために
、縦波形銅からなるケーブル外装が固体誘電ケーブルに
最近利用されている。このようにして形成されるケーブ
ルには鉛外装ケーブルの製造に必要とされる高価な製造
装置を必要としない。
しかし、これらの縦波形銅外装は外装の重り合う個所に
ケーブルの全長に沿って長さ方向に延在する開口を有す
る。水分はこの開口に進入し、ケーブルの絶縁層に拡散
する。一般には、この鉛外装ケーブルは縦波形鋼外装上
に被覆するポリオレフィンジャケットを有する。しかし
、このジャケットは、ケーブルが高い作動温度になる時
に、外装の重り合う線に沿って亀裂を生ずる傾向がある
ケーブルの絶縁層に水分の進入するのを防止し、かつ従
来のケーブルジャケットの組合せによる欠点を受けない
複合ジャケットを設けた水分に耐えるケーブルが研究開
発されている。し、かるに、これまで多数の地下ポリオ
レフィン絶縁ケーブルを多年にわたり使用した結果とし
て、電気化学トリー状絶縁劣化が現われるのを確めた。
これらのケーブルを掘り出すことは極めて困難で、経費
も要することになる。
本発明においては、絶縁体に存在する分子間間隔および
空所、および絶縁体とケーブルの他素子との間の界面に
存在する空所を高抵抗で、かつ低い誘電率の液体で充填
する場合に電気化学トリーの生長が抑制することを見出
した。この「電気化学トリー抑制液体」は水分を絶縁体
に進入するのを抑制し、これにより電気化学トリーの形
成を防止する。また、電気化学トリーがすでに生じてい
る布設されているケーブルの使用寿命を、予備工程とし
て最初にケーブルにすでに存在する水分を除去し、上述
する液体を付与することによって延長できることを確め
た。この場合に、液体を絶縁体の分子間間隔および空所
に拡散するばかりか、すでに形成している電気化学トリ
ーみぞにも拡散することにより、これらのみそが更に拡
大するのを防止できる。
本発明の代表的なケーブルは半導材料 (semiconclucting material
 ) l含む導線シ、−ル、ポリオレフィン絶縁体、半
導絶縁シール、金属シールおよび任意のポリオレフィン
 ジャケット で包囲するより導線から構成することが
できる。
本発明の1例においては、ポリオレフィン材料に対して
優れた浸透特性を有する電気化学トリー抑制液体をより
導線に導入し、これから液体を導線シールおよびポリオ
レフィン絶縁体に拡散する。
液体の導入は、ケーブルを布設する時に行うこと。
ができる。
本発明の他の例においては、従来の布設ケーブル全、電
気化学トリー抑制液体をより導線に導入する前に乾燥す
る。
!f、た、本発明の他の例においては、電気化学ト(1
1) リー抑制液体を導線に供給するためを設け、これにより
ケーブルの寿命中に絶縁材料から流出する電気化学トリ
ー抑制液体の供給を補充するよう(ですることができる
本発明の目的は、ケーブルの有効使用寿命を増大するた
めにポリオレフィン絶縁ケーブルにおける電気化学トリ
ー形成を抑制する方法を提供することである。
本発明の他の目的は、電気化学トリーの作用を低下する
破壊電圧を無効にし、これによりかかるケーブルの使用
寿命ヲ蜆長させるために電気化学トリーがすでに形成し
ている従来の布設ケーブルを処理する方法を提供するこ
とである。
本発明の更に他の目的は周囲水分の存在において電気化
学トリー形成を生じないようにしたケーブルシステムを
提供することである。
次に、本発明を添付図面について説明す芯。
第1図は本発明の適用する代表的なポリオレフィン絶縁
押出ケーブルの断面を示している。ケーブルの導線1は
、例えば銅線の多数の素線2から(12) 作る。導線】のまわりに、例えば約30ミルの厚さの炭
素充填プラスチックまたは熱硬化性材料からなる半導体
シー/l/ (semiconduoting con
dnctorshield ) 4を被覆する。間隙1
0は導線】とシール4との間に、および導線の各素線2
相互間に存在する。シール4のまわりにポリオレフィン
絶縁体5を被覆する。この絶縁体5はポリエチレン、架
橋ポリエチレンまたはエチレンプロピレンゴムの如き材
料から作る。絶縁体5のまわりには半導絶縁シー /l
/ (semiconducting 1nsulat
ionshield ) 6および例えば針金または平
たんまたは波形金属リボンまたはテープからなる金属シ
ール6aを被覆する。必要に応じて、金属シール6aの
まわりにはポリオレフィンジャケット 7を被覆するこ
とができる。
上述するように第1図に示すタイプのケーブルは、周囲
水分がポリオレフィン絶縁体に存在する分子間間隔に拡
散し、次いで絶縁体が高い電圧応力を受ける場合に電気
化学トリーが形成しゃすぐりる。これらの応力は第1図
に8で示す区域のような汚染物または突起部の如き欠陥
を有するケーブルの区域において最も強い。これらの応
力の作用下では、茜い誘電率および冒い導電率を有する
水滴はこれに作用する静電力により電界の方向に拡大す
る。この拡大によりこれらの水滴の端の半径が減少し、
これらの水滴端における電界の強さが増大する。十分に
高いレベルの電界強度において、放電が水滴の端に生ず
る。地1下電力分配システムに用いられているような交
流電圧条件下において、これらの放電がしばしば生ずる
。これらの放電は水滴の端に最も近い絶縁材料を分解す
る。
この結果、水分が更に分解区域に流れる。この分解プロ
セスが継続するのにつれて、小さいみぞまたは空所は絶
縁体において[)、 +) −(tree) J状パタ
ーンに形成する。これを「電気化学トリー」と称し、そ
の拡大した状態を第1図において9で示している。
かかる電気化学トリーの生長は、絶縁体におけ啼 る分子間間隔、絶縁体に存在する空所および欠陥、およ
び導線シールと絶縁体との間におけるおよび絶縁体と絶
縁シールとの間の界面における空所および欠陥に高抵抗
で、かつ低誘電率の液体を充填する場合に抑制できるこ
とを見出した。この「電気化学トリー抑制」液体は絶縁
体に水分の進入するのを抑制し、これにより電気化学ト
リーの形成を防止する。低分子量を有しおよび絶縁構造
に浸透しやすい液体だけがこの目的のために適当である
ことを確めた。しかしながら、液体の分子量がより小さ
くなる場合には、液体は絶縁体から速やかに流出し、こ
れにより絶縁体は電気化学トリーを形成しやすくなる。
ケーブルにおいて電気化学トリーが形成および生長する
際に、ポリオレフィン絶縁ケーブルに種々の液体を飽和
して、その効果を評価する試験を行った。試験液体とし
ては、例えばグリセロール。
シリコン液体、エチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ネオゾーン4 (neOZOne 4 )、ア
ントリシン(anthricin8 )、ジメチルシラ
ン寂よびフェロシン(ferrocj−ne )*挙げ
ることができる。各試験において、ケーブル対照試料お
よ(15) び電気化学トリー抑制液体処理試料のそれぞれについて
「促進寿命」試験を行った。対照試料としては上述する
タイプのある長さのポリオレフィン絶縁押出ケーブルを
用い、このケーブルにおいて試料を水に浸し、試験中導
線を水で充填することによって絶縁体を水分に曝した。
試験試料としては次のように処理した同じ長さのケーブ
ル上用いた;すなわち、ケーブルの導線に試験すべき液
体を充填し、このケーブルを常温から100℃の範囲の
5つの温度サイクルに作用させて処理した。
上記処理後、上記両ケーブルを水中に約70℃および8
000 H2において80ボルト/ミルの電圧応力で8
0日間にわたり維持した。80日後、両試料の絶縁体を
薄片に切り、これらの薄片における電気化学トリー〇数
および長さを記録した。
上述する1回の促進寿命試験は典型的な条件下において
5〜10年のケーブル作動に相当する。
第2図は試験試料をトリエチレングリコールで飽和した
試験の結果を示したグラフである。この試験の結果は、
トリエチレングリコールが特に電気化学トリー抑制液体
として用いるのに適当であることを示している。このグ
ラフは対照試料(曲線A)および試験試料(曲線B)に
おける絶縁体の立子インチ当りに見出された各特有の電
気化学トリー長さの電気化学トリーの数を示している。
エチレングリコール飽和試験試料において見出された電
気化学トリーの数は対照試料において見出された電気化
学トリーの数より著しく少ないことがわかる。更に、試
験試料に見出された電気化学トリーの平均長さは対照試
料において見出された電気化学トリーの平均長さより著
しく短いことを確めた。
同じ試験結果から、またジメチルシラン(商品名DC−
200−50)およびエチレングリコールが電気化学ト
リー抑制液体として用いるのに適当であることを確めた
。これらの化合物は1例として記載したにすぎず、高い
固有抵抗(例えば、109オーム/センチメートル以上
)、低い比誘電率(例えば20以下)の特性、およびポ
リオレフィン絶縁体に対する優れた浸透特性を有する任
意の液体f電気化学トリー抑制液体として適当に用いる
ことができる。
本発明においては、ポリオレフィン絶縁ケーブルの絶縁
体を上述する電気化学トリー抑制液体で飽和にすること
ができる。このように処理した絶縁体は絶縁体への水分
の進入を著しく抑制し、これにより電気化学トリー形成
に耐えるようになる。
絶縁体を飽和させる好ましい方法としては電気化学トリ
ー抑制液体をケーブルのより導線1に導入することによ
り達成することができる。液体を導線の素線間の間隙1
0(第1図参照)′(i−介してケーブルの全長にわた
って流す。最終的に、液体を素線間隙10に充填し、お
よび絶縁体5に存在する任意の空所または半導体シール
4と絶縁体5との間の界面における任意の空所に充填す
る。また、液体は絶縁体5を通じて拡散し、これにより
絶縁体5における分子間間隔、および絶縁体5と絶縁シ
ール6との間に存在する任意の空所を充填する。
電気化学トリー抑制液体をケーブルの絶縁体に飽和させ
る上述する方法は、処理すべきケーブルがすでに使用さ
れている(地下に布設されている)場合に特に有利であ
る。この状態において、全ケーブルを掘り出すことは困
難であり、禁止的経費を必要とする。しかし、上述する
方法ではケーブルの端部または末端を露出″i!たけ掘
り出して液体をケーブルの導線の端に導入することがで
きる。
液体を製造プラントのケーブル導線に導入することは、
大部分の液体がケーブルの取扱い中および布設中に失う
ので実際的でない。この液体の損失は液体がケーブル導
線の端からおよび絶縁体を通して流出することによるも
のである。更に、液体が存在することはケーブルの接続
および終端にある重大な問題を生ずる。このために、液
体を新しいケーブルに導入する好ましい時期を、接続お
よび終端操作を達成した後、ケーブルの布設中に定める
第3図はケーブルの布設時に、ケーブルに電気化学トリ
ー抑制液体を充填するのに用いる1例の加圧液体供給装
置を示している。或いは、また液体をケーブルに重力に
より供給することができる。
第8図に示す装置は、ケーブルに充填するのに要する時
間を加圧装置を用いない場合に要する時間に比べて著し
く短縮することができる。
第8図に示す装置は電気化学トリー抑制液体をケーブル
28に充填するのに用いることのできる液体供給装置2
0を含んでいる。この液体供給装置201j:電気化学
トリー抑制液体を収容する液体供給タンク21を含んで
いる。この液体供給タンク21はタンクの出口管81を
介してポンプ22の入力側に接続する。ポンプ22の出
力側を供給弁25、調圧弁23およびバイパス弁24に
接続する。これらの調圧弁28およびバイパス弁24の
他側をタンク入口管81を介して液体供給タンク21に
接続して戻す。供給弁25はたわみ管26を介してケー
ブル28の端部に接続する。
たわみ管26は任意適当なプラスチック材料から作るこ
とができ、ケーブルの端部を越えて固定する。第8図に
示すようなケーブルジャケット7ヲ有するケーブルにお
いては、ジャケット7をケーブルの絶縁体5または絶縁
シール6上にたわみ管26を配置できるようにはぎとる
。プラスチック管26は絶縁体5または絶縁シール6に
通常のウオームクランプ27によって固定することがで
きる(第8A図参照)。
操作において、電気化学トリー抑制液体をポンプ22に
より供給タンク21から引出す。ポンプ22は液体を加
圧し、液体を供給弁25の入口に通す。供給弁25を開
く場合には、加圧液体は管26を介してケーブルの導線
に送られる。次いで、液体は上述するように導線1の素
線間隙】0を流れ、ケーブルの絶縁体5に拡散する。最
終的に、全ケーブルおよびその絶縁体は電気化学トリー
抑制液体で飽和される。
ケーブルに供給された液体の圧力がケーブルに損傷を生
ずるレベルに接近する時に、調圧弁28を開放するよう
に設定する。調圧弁28を開放する場合に、液体はケー
ブルから供給タンク21に排出して戻され、これにより
ケーブルが損傷を受ける前にケーブルに加えられる圧力
を減少する。
バイパス弁24にはケーブル充填操作が完了する際に望
ましいシステムの圧力を降下する手動手段全般ける。
液体全ケーブルに充填するのに要する時間は、液体供給
装[20に数例けたケーブル端と反対側のケーブル端に
真空を加えることによって一層短縮することができる。
第3図に示すように真空は真空ポンプ29によって加え
る。この真空ポンプ29は、液体供給装置20を数例け
ると同様にして他のたわみ管26によってケーブルに取
付けるg上述するようにポリオレフィン絶縁高圧ケーブ
ルを電気化学トリー抑制液体で処理することは、ケーブ
ルが数年使用されていて、すでに幾分かの有意な長さの
電気化学トリーが生じているケーブルの場合に特に有益
である。この場合に、液体をすでに形成されている電気
化学トリーのみそに充填することによって絶縁体の絶縁
耐力を高めることができる。更に、電気化学トリーの生
長は抑制され、ケーブルの使用寿命が増大する。
数年にわたって使用されているケーブルを電気化学トリ
ー抑制液体で処理する前に、ケーブル内にすでに存在す
る水分を除去する必要がある。この事は、ケーブルの導
線を100〜105”Cの範囲の好ましい温度に加熱し
てケーブルを乾燥することによって達成することができ
る。この加熱は導線に電流を通すことによって達成する
ことができる。更に、乾燥は乾燥窒素の如き乾燥ガスま
たは液体を導線に通すことによって達成することができ
る。
上述するように電気化学トリー抑制液体として用いる適
当な液体は、ポリオレフィン材料に対する良好な浸透特
性を有するようにするために十分に小さい分子量を有す
るようにする。しかし、不幸にしてかかる液体はポリオ
レフィン絶縁体を通してケーブルから最終的に流出し、
ケーブルに再び電気化学トリーが形成しやすくなる。こ
のために、本発明の1つの観点においては、この作用を
最小にするために電気化学トリー抑制液体をケーブルに
布設時に連続的に供給するようにする。
第4図は液体ため88をケーブルの両端に配置した状態
を示している。これらのため38はケーブルと布設する
のに適当であり、加圧″j!、たは非加圧にすることが
できるが、加圧にするのが好ましい。液体がケーブルの
ポリオレフィン絶縁体を通じて拡散によりケーブルから
失う場合には、液体をため88からケーブル内に補給す
る。ため33は例えばポリオレフィン絶縁材料から形成
することができる。ため33は普通のケーブルターミナ
ルの1部を構成する。
上述するように本発明の好適な例について記載したが、
本発明は本明細書および特許請求の範囲全逸脱しない限
!11種々変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電気化学トリーが絶縁体に形成したポリオレフ
ィン絶縁押出ケーブルの断面図、第2図は電気化学トリ
ー〇形成および生長においてポリオレフィン絶縁体に電
気化学トリー抑制液体を飽和することにより得られた効
果を示すグラフ、 第3図はケーブル全乾燥し電気化学トリー抑制液体を導
入する装置にケーブルを接続した状態を示す説明用線図
、 第8A図は第3図のA−A線上のケーブルの断面図、お
よび 第4図は布設後、ケーブルに電気化学トリー抑制液体を
連続的に供給するためにケーブルを即設するのに適当な
装置を示す説明用線図である。 ]・・・導線、2・・・素線、4・・・半導体シール、
5・・・ポリオレフィン絶縁体、6・・・半導絶縁シー
ル、6a・・・金属シール、7・・・ポリオレフィンジ
ャケット、8・・・汚染物または突起部を有する欠陥を
有する区域、9・・・電気化学)IJ−11,0・・・
素線間の間隙、20・・・液体供給装置、21・・・液
体供給タンク、22・・・ポンプ、28・・・調圧弁、
24・・・バイパス弁、26・・・たわみ管、27・・
・ウオームクランプ、28・・・ケーブル、29・・・
真空ポンプ、8】・・・タンク入口管。 手続補正書 昭和57年11月30日 1、事件の表示 昭和57年 特 許 願第 152817号2、発明の
名称 ケーブル絶縁体の分解を抑制する方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称   ケーブル・テクノロジー・ラボラトリーズ・
インコーホレーテッド 外1名 5゜ 6、補正ノ対象   願書の特許出願人の欄、委任状、
国籍法人証明書、図面 7、補正の内容 (別紙の通り) 図面の浄書(内容に変更なし) 67−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L ケーブルの絶縁体に電気化学トリー抑制材料を飽和
    させることを特徴とするケーブル絶縁体の分解を抑制す
    る方法。 区 前記抑制材料を高い固有抵抗および低い誘電率を有
    する液体とする特許請求の範囲第1項記載のケーブル絶
    縁体の分解を抑制する方法。 & 前記液体は10オーム/センチメートル以上の固有
    抵抗および20以下の誘電率を有する特許請求の範囲第
    2項記載のケーブル絶縁体の分解を抑制する方法。 表 前記液体はジメチルシラン、エチレングリコール、
    トリエチレングリコールおよびその混合物からなる群か
    ら選択する特許請求の範囲第8項記載のケーブル絶縁体
    の分解を抑制する方法。 5、 前記飽和工程は、前記液体を前記ケーブルの導線
    の少なくとも一端の部分に導入することからなる特許請
    求の範囲第2項記載のケーブル絶縁体の分解を抑制する
    方法。 6 前記液体の導入工程は、前記液体を加圧し;および
    この加圧液体を前記ケーブルの導線の少なくとも一端の
    部分に導入することからなる特許請求の範囲第5項記載
    のケーブル絶縁体の分解を抑制する方法。 I 前記液体の導入工程は、真空を前記ケーブルの導線
    の他端に供給することからなる特許請求の範囲第6項記
    載のケーブル絶縁体の分解全抑制する方法。 8、 前記飽和工程前にケーブルを乾燥することからな
    る特許請求の範囲第1項記載のケーブル絶縁体の分解を
    抑制する方法。 9、 前記乾燥工程はケーブルを加熱することからなる
    特許請求の範囲第8項記載のケーブル絶縁体の分解を抑
    制する方法。 10、  前記加熱工程は、電流を前記ケーブルの導線
    に通すことによって達成する!特許請求の範囲第9項記
    戦のケーブル絶縁体の分解を抑制する方法。 11  前記乾燥工程は、乾燥液体をケーブルの導線に
    通すことからなる特許請求の範囲第8項記載のケーブル
    絶縁体の分解全抑制する方法。 12− 前記液体は望累からなる特許請求の範囲第11
    項記載のケーブル絶縁体の分解を抑制する方法。 1& 前記飽和工程後、導線の前記端部の少なくとも一
    端に前記液体を連続的に供給する特許請求の範囲第5項
    記載のケーブル絶縁体の分解を抑制する方法。 14  電気化学トリー抑制材料を飽和させたポリオレ
    フィン材料から構成することを特徴とすする導線の絶縁
    用分解抑制材料。 1氏 前記酸気化学トリー抑制材料は高い固有抵抗およ
    び低い誘電率を有する液体からなる特許請求の範囲第1
    4項記載の導線の絶縁用分解抑制材料。 (8) 16、  前記液体は]09オ一ム/センチメートル以
    上の固有抵抗および20以下の誘電率を有する特許請求
    の範囲第15項記載の導線の絶縁用分解抑制材料。 17、  前記液体はジメチルシラン、エチレングリコ
    ール、トリエチレングリコールおよびその混合物からな
    る群から選択した特許請求の範囲第16項記載の導線の
    絶縁用分解抑制材料。 18、  より導線およびポリオレフィン絶縁JWIを
    含む地下ケーブルの使用寿命を延長する装置において、
    電気化学トリー抑制液体全貯蔵するために地下ケーブル
    と埋設する装置;および前記ケーブルを地下に布設した
    後、より導線に前記液体を連続的に供給するために前記
    導線に前記貯蔵装置を接続する装置から構成したことを
    特徴とする地下ケーブルの使用寿命を延長する装置。 19、  前記貯蔵装置を加圧した特許請求の範囲第1
    8項記載の地下ケーブルの使用寿命を延長する装置。 (4) 20  前記貯蔵装置同(1ケーブルターミネータ−を
    構成する特許請求の範囲第18項記載の地下ケーブルの
    使用寿命を延長する装置。
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