JPS5946840B2 - 宇宙船用の安全回路 - Google Patents

宇宙船用の安全回路

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JPS5946840B2
JPS5946840B2 JP54067369A JP6736979A JPS5946840B2 JP S5946840 B2 JPS5946840 B2 JP S5946840B2 JP 54067369 A JP54067369 A JP 54067369A JP 6736979 A JP6736979 A JP 6736979A JP S5946840 B2 JPS5946840 B2 JP S5946840B2
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space shuttle
cradle
launch
perigee
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ポ−ル・ジエイ・セングストツク・ジユニア
ジエラルド・エル・ダツチヤ−
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Hughes Aircraft Co
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Publication date
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Publication of JPS5946840B2 publication Critical patent/JPS5946840B2/ja
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    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/64Systems for coupling or separating cosmonautic vehicles or parts thereof, e.g. docking arrangements
    • B64G1/641Interstage or payload connectors
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    • B64G1/24Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control
    • B64G1/28Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control using inertia or gyro effect
    • B64G1/281Spin-stabilised spacecraft

Description

【発明の詳細な説明】 静止衛星が、使い棄て打上船(1aunchvehic
les)により打ち上げられると、多くの通信上、気象
上及び科学上の使命を果す能力を有することが立証され
てきた。
米国宇宙局(以下、NASAという)の宇宙運輸システ
ム(5paceTransportation Sys
tem1以下、STSとイウ)であるスペースシャトル
は、人工衛星の性能を著しく向上させかつその費用をも
大幅に下げ、その能力を上手に利用しようとするもので
ある。
従って、スペースシャトルは、現在の利用の仕方をより
有用にすることが出来るし、新らしい用途をより経済的
に魅力のあるものとすることが出来る。
人工衛星システムは、すべて、打上船を必要とし、そし
て現在あるすべての打上船は、宇宙船のペイロードを軌
道に乗せた後は使い棄てられるようになっている。
これとは対照的に、NASAスペーペシャトルは、回収
可能かつ再使用可能であるという新らしい技術思想を導
入している。
試験により、スペースシャトルは、宇宙から大気圏への
再突入後航空機のように操縦できることが証明された。
今迄は、すべての静止衛星は、ツアーデルタ(Thor
Delta)、アトラスアジエナ(AtlasAg
e n a )、アトラスセントーア(A t I a
5Centauer)又はタイタンIC(Titan
IC)のような打上船(打上ロケット)によって打ち
上げられていた。
しかし、今では、宇宙船の設計者は、ツアーデルタ(2
914,3914,390IPAM)、Nロケット(N
−Rocket)、アトラスセントーア、アリアン(A
riane)、タイタンIc及びSTSの6種の打上船
から選択できる。
Nロケットは、日本国の宇宙開発事業団 (NASDA)によって開発中のものであり、アリアン
は欧州宇宙局(European SpaceAgen
sy(ESA))によって開発中のものである。
米国は、STSが1980年に運転可能になるので、ド
アーデルタ、アトラスセントーア及びタイタンIIcを
漸次廃止する予定である。
スペースシャトルは回収が出来かつ再使用出来るために
、静止宇宙船の設計者はこれを最も良く使うことに挑戦
できるし又その機会がある。
スペースシャトルは、フロリダから真東に打ち上げられ
ると、28.6°の軌道傾斜角で公称160海里(29
6m)の地球の軌道に乗る。
静止衛星は赤道の真上的19,300海里(35,80
0kIr1)の軌道を回らなければならない。
従って、STSは、静止衛星を打ち出すために上段(u
pperstage)を必要とする。
上段の必要十分条件は、2種類の推力インパルスを発生
することである。
すなわち、赤道を横切る時点で、一方の推力インパルス
が上段に約8000fps(約2440m/秒)の速度
増分を与えてSTSをここを近地点とする楕円形の遷移
軌道に乗せる。
この遷移軌道のほぼ遠地点で他方の推力インパルスが6
000fps(約2.090m/秒)の速度増分を与え
て、軌道を円形にすると共に軌道傾斜角をなくする。
静止衛星打ち上げにSTSを使用する中心的な目的は、
上段と静止衛星とをどのように組み合わせるか、全体の
コストを最小限に抑えるためにはどのようにすればよい
かということを知ることである。
最初のSTS用上段は、前者の軌道修正機能を有するも
のを考えており、後者の軌道修正を行なうものではなか
った。
この上段は、単機能のもので、大形であり高価なために
、STSの基本的利点である経済性を薄めてしまうもの
であった。
間もなく、STSは、1964年の歴史的なデルタ打上
げの際シムコムI(Symcoml)によって行なわれ
た静止衛星打上計画を利用できることが明らかをこなっ
た。
この初期段階では、近地点でデルタから発射分離される
衛星の中に遠地点ブーストが組み込まれていた。
近地点ブースト自体は、デルタの上段に設けられており
、この上段はスピンしており、誘導されるものではなか
った。
遠地点ブーストは、近地点ブーストに平行でなかったた
めに、遠地点ブーストの点火前に宇宙船のスピン軸を再
調整する必要があった。
このことをシムコム■の操作に必要であった制御装置及
び姿勢感知装置で行なった。
衛星の遠隔測定法(te lemet ry) 、指令
装置(commandsystem)及び通信中継装置
(cOmmunicationrepeaters)を
用いて地上追跡(grounatracking)によ
る遷移軌道のパラメータを決定すると、遠地点モータ(
遠地点ブースト)の点火時間と姿勢を選択して、遷移軌
道発射誤差を最小にできた。
其後、デルタ及びセントーアのブースタを用いて静止衛
星を50個はど打ち上げて改善を行なったが、この技術
に基本的変更がなかった。
NASAは、以前に、使い棄て打上船用に設計されたS
TS静止宇宙船によって打上げをする望ましい方法とし
て、スピニングソリッドアッパステージ(Spinni
ng 5olid Upper Stage。
以下5SUSという)を採用した。
この5SUSは、今では、デルタ用に改造したものが5
SUS−Dとして、アトラスセントーア用に改造したも
のが5SUS−Aとして知られている。
米国空車(USAF)は、宇宙船を高エネルギ軌道へS
TS打上げするためにタイクンICに用いられる別の上
段を選択した。
これは、■Us(インチリムアッパステージ、 In
terim Upper Stage)として知られ
ており一対の誘導制御形の固体燃料ロケットステージを
用いる。
スペースシャトルを用いたくないか用いることが出来な
い機関がSTS又は5SUSを採用すると、使い棄て打
上船よりも打上げ費用が安くなる。
トランジツションスペースクラフト(trans i
t 1onspacec ra f t 、以下、T宇
宙船という)を、それを使い棄て打上船から打上げるこ
とができるようにしたまま、スペースシャトル内に設置
できることが判った。
この場合、スペースシャトル内に設置することと使い棄
て打上船から打上げることの二重性の問題は、最初の設
計の段階で容易に考慮できることである。
T宇宙船に対してもSTSを用いると打上げ費用が著し
く減少する。
明らかに、STSは経済的であるから、T宇宙船に上記
の二重性の能力を与えること、すなわち、使い棄て打上
船を用いることが出来るようにして置いてスペースシャ
トル内に設置することが望ましい。
T宇宙船を用いることは魅力的であるが、この場合、2
つの理由でスペースシャトルが最適条件で設計されるも
のではない。
まず、使い棄て打上船を用いることによって直径上の制
約があり、これがスペースシャトルの長さを大きくして
しまう。
例えば、5SUS−D及び5SUS−Aの場合は、それ
ぞれ、スペースシャトルのベイロードベイヴオリュム(
payload bay volum、e)の1/4及
び1/2を必要とするが、用いることができる重量はも
つと少なくなる。
従って、二重性を両立させるとなると、スペースシャト
ルを用いるだけの場合の費用よりも打−上コストが高く
なるという不利な点がある。
又、もう一つの不利な点として、このような二重性を持
った打上船は、スペースシャトル打上げ用のみに設計さ
れた場合に比較してアンテナ、カメラ及び科学器具を収
容する空間が少なくなることがある。
事故により、宇宙船内のロケットモータがスペースシャ
トル内にある間に点火することがあると、大変な結果に
なるから、これらのロケットモータが早まって点火され
るのを防止する危険防止回路を設けなければならない。
本発明は、宇宙船が打上スペースシャトルから安全な距
離だけ離れる迄宇宙船の、ロケットモータのような危険
な装置に不注意に電力を供給しないようにする安全回路
に関する。
本発明の目的は、宇宙船がスペースシャトルから安全な
距離だけ離れる迄宇宙船のロケットモータの点火を防止
する安全回路を提供することにある。
本発明の一実施例によれば、一連の分離スイッチ(5e
paration 5w1tch)が宇宙船とこれをス
ペースシャトル内に保持するクレードルとの間の間隔を
検知し、電気通路電路がこれらのスイッチを通じて形成
されると、電力がタイマーに供給され、これらタイマー
は、宇宙船に回転速度を与えるスピンアップジェット(
5pin up jet)の点火を含む種々の宇宙船の
機能を生じさせる。
所定の回転速度に達した時だけ2個の回転加速度スイッ
チが閉成して、電力をロケットモータ点火回路に供給す
る。
この時より前に誤動作があって点火指令が出されてもこ
れらの指令は無視される。
打上げ(発射)の間に宇宙船が作動しなくなった場合、
電気的な事故によるロケットモータの点火やスペースシ
ャトルのベイ(bay)内のシーケンサ−(、5equ
enCer )による点火が共に積極的に避けられる。
2つの回転速度スイッチの感知軸を反対方向に向けて、
スペースシャトルの線形が速度によって両スイッチが同
時に閉じることがないようにしている。
以下、図面を参照して、本発明を実強例に基づいて説明
する。
第1図に、米国宇宙局(NASA、すなわち、Nati
onal Aeronautics and Spac
eAdm in i s t ra t 1on)が開
発したスペースシャトル50を示す。
第1図では、スペースシャトル50のペイロードベイの
ドアは開かれており、一部が破断されて、クレードル5
2によってペイロードベイ内に設置された宇宙船51が
示されている。
スペースシャトル50のペイロードベイは直径が15フ
イート(4,5メートル)、長さが60フイート(18
メートル)であり、積載重量は65.000ボンド(約
29000kg)である。
これは鉄道有蓋貨車をぺ′イロードベイ内に積み込み、
ドアを閉じることができるように計算されたものである
宇宙船51は、スペースシャトル50に適合するように
設計されたものであり、最適のものは長さが公称10フ
イー)(3,05m)であり、直径は出来るだけ大きく
されており、14フイート(4,2メートル)である。
クレードル52はスペースシャトル50のペイロードベ
イ内に設けられ、地上作業を簡単にすると共に宇宙船5
1をスペースシャトル50に機械的に取りつける作業を
単純にする。
加えて、クレードル52は、必要な固定機構及び発射機
構を有する。
宇宙船51は、そのスピン軸がスペースシャトル50の
ロール軸(roll axis )に平行になるよう
にスペースシャトル50のペイロードベイ内に収容され
る。
従って、宇宙船51の姿勢は、スペースシャトル50の
姿勢によって設定され、宇宙船51に線形運動量と角運
動量の双方を同時に与えることによって発射(打上げ)
の間中維持される。
スピンはジャイロスコープ的な安定性を与える。
第2a図は発射前の宇宙船51を示す。クレードル52
は宇宙船51の片側にある枢支点53と宇宙船52の他
方の側にある発射はね54をそなえている。
ばね54と枢支点53との双方はスピン軸に直角で理想
的には宇宙船51の質量中心を通る平面内にある。
発射ばね54が外れると、宇宙船51が枢支点53の回
りに回転し、移動と宇宙船51の質量中心のまわりの回
転を生じさせる。
発射力がかからなくなった後も、宇宙船51は回転運動
をしながら点線で示した道(ral)55を上昇するか
ら、与えられた線形運動量及び角運動量を維持すること
になる。
分離速度及び回転速度は、宇宙船51の慣性と直径によ
ると共に発射力及び発射ストロークによって決まる。
第2b図は、発射しつつある宇宙船51を示し、一連の
線56は宇宙船51の運動を表わしている。
宇宙船51の発射運動は第3図からより明瞭に理解され
る。
第3a図は発射前の宇宙船51を、第3b図は発射中の
宇宙船51を、第3c図は発射後の宇宙船51を示す。
矢印は、それぞれ宇宙船51の運動を示し、直進運動に
ついては毎分2フイート(毎分約60crrL)、回転
運動については1分間当り2回転である。
第4図を参照して、スペースシャトル50は、フロリダ
州ケープカナベラのケネディ宇宙センターから真東に打
ち上げられる時に軌道傾斜角28.6°、公称160海
里(296m)で地球を囲るように設計されている。
この軌道を待機軌道(parking orbit)
57と称する。
遷移軌道60の近地点58で近地点噴射モータが点火さ
れ、遷移軌道60の遠地点61で遠地点噴射モータが点
火され、宇宙船51を19,300海里(35800/
cIn)の同期軌道(静止軌道)62にのせる。
この形式の発射法の利点は、近地点の段階での点火に先
立ち、宇宙船51を積極的に制御する必要がないことで
ある。
又、発射は後述の簡単な機械化によって行なわれる。
宇宙船51のスピン(宇宙船51が発射された後スピン
・アップ・ジェット(5pin−up jet’)によ
って宇宙船に追加のスピンが与えられはするが)はジャ
イロスコープ的な安定性を与える。
このジャイロスコープ的な安定性は、宇宙船51がスペ
ースシャトル50のペイロードベイを離れる時に適当な
余裕ないしはクリアランスをを保つ役目をする。
宇宙船51のスピンによって、これに続く追加のスピン
・アップをするのに用いられる推進装置(thrust
ers)での推進剤の供給が確実に行なわれる。
U字形のクレードル52は、宇宙船51発射後スペース
シャトル50に残って次の打上の際に再使用される。
第5図は、スペースシャトル50のカーゴ−ベイ(ca
rgo bay)内に設けられたクレードル52を示す
クレードル52は3個のトラニオン65゜66.67を
有し、そのうちの65.67は各々の側面に、66は底
部又はキールにある。
これらのトラニオン65,66.67は、スペースシャ
トル50に位置する取付具70,71,72に係合して
いる。
2個のトラニオン65.67は、スペースシャトル50
の各側の縦通材に接続されており、底部のトラニオン6
6はスペースシャトル50のキールに接続されている。
取付具70゜71.72はモーメントを受けないアタッ
チメント(モーメント・フリーアタッチメント)になっ
ていると共に、半径方向のすべり継手になっている。
この結果、半径方向の負荷が縦通材の位置に作用した時
にU字形クレードル52は非常な柔軟性をもって対応で
きる。
第6図は、取付具の1つである70によってスペースシ
ャトル50に固定されたトラニオンの1つである65を
詳細に示す。
3取付点アタッチメントがクレードル52とシャトル5
0との間に設けられ、余分な部分がない静定結合(st
aticallydeterminant conne
ction)を行ない、それによって、取付公差及びス
ペースシャトル50にかかる機械的又は熱的応力で生じ
るスペースシャトル50のひずみに起因する応力を除去
することができる。
この3取付点アタッチメントの3つの取付点は、宇宙船
51用の取付点と同一平面内にある。
第5図に示すように、宇宙船51を取り付けるためグレ
ードル52内にスロット75,76゜77を設けている
宇宙船51とグレードル52との間の3取付点アタッチ
メントは、最少数の解放点から成り、従って、発射が起
り得る前に操作されなければならない最少数の解放装置
を示すものである。
取付点によって形成される面は、宇宙船51のほぼ質量
中心の位置で宇宙船51の長手方向の軸線すなわちロー
ル軸を通る。
このために宇宙船の負荷、従つて宇宙船構造の重量が可
成り減少することになる。
この配置は、片持ばり効果を除去することによって打上
げ荷重を減少させかつクレードル52を押出機構(pu
sh−off mechanism)用のリアクショ
ンプラットフォームにするように選ばれる。
宇宙船51の質量中心から長手方向にずれずにばね力が
かかる発射はね54によって押出(push off)
が行なイっれる。
所望の剛性を得るために、クレードル52は宇宙船51
の構造体を利用する。
こうすれば、細いU字形クレードル52を使用して大径
の宇宙船51を保持することが可能である。
宇宙船51を用いてクレードル52の剛性を増大させる
ことによって、クレードル52を宇宙船51と15フイ
ート(4,6m)のペイロードベイエンベローフ間の空
間に嵌入できる程度に細くすることができる。
従って、クレードル52の重量が独立のものでなければ
ならない場合より非常に少なくなり、従って、打上重量
が同じ場合に、更に多くの重量を宇宙船51に割り当て
ることができる。
宇宙船51の構造は、U字形のクレードル52の両端と
キールとの間を結合するように構成されており、このこ
とが組み合わせられたものの全剛性を大いに高める。
所望の剛性を与えるために、宇宙船51の構造は、連続
的に荷重がかかるようにトラス構造のものとして設計さ
れている。
この構造は、宇宙船51の基本的構造を成すものであっ
て、近地点モータ、推進剤タンク及び残りのペイロード
等のすべての主要部品を支持している。
スペースシャトル52の打上げ又は着陸の間に生じる負
荷はこの構造体を通してクレードル52に、次いでスペ
ースシャトル50へ伝達される。
従って、宇宙船51の構造は、クレードル52を頑丈に
すると共に宇宙船51自体の主ロードパース(1oad
path)になるという点で2つの目的を持つものであ
る。
クレードル52は、スペースシャトル50のベイ中とこ
へでもペイロードを取り付けるために最大限の能力を有
し、スピナー(5pinner)、ジャイロスタット(
gyrostat)及び3軸宇宙船(three=ax
is 5pacecraf t )のようなあらゆる形
式の人工衛星に良く適合する。
所望の強度を得るためにクレードル52は宇宙船51の
構造を利用するから、このクレードル52の重量も容積
も少なく、従って、宇宙船51に利用できる空間を増大
させる。
第7図及び第8図に示すように、クレードル52は比較
的薄肉壁状の多数の金属部材から成る。
第7図は、クレードル52の一方側を2つの部分にわけ
たものの斜視図であって、隔壁(b ul khead
)、外板(skin)及び側板(sides)を示す。
第8図はクレードル52の隔壁73の一つの拡大斜視図
である。
実際、クレードル52は、一連の独立した中空セル又は
コンパートメントから成っていて、これらがすべて結合
され外板で覆われている。
側板78に中空部79が形成され、重量を軽減している
この構造のものは、軽く丈夫で容量が少ない。
トラニオン65,66.67の取付点では、より重量の
ある金属ブロックをクレードルに設ける。
第9図において、宇宙船51は、3つの取付点で3個の
トラニオン球80を有している。
これら球80のうちの、枢支点53及びキールにある2
個に旋回ブロック81,82が設けられており、これら
は回転自在に球80を囲繞している。
この構造は玉継手を形成している。
旋回ブロック81゜82はクレードル52中のスロット
76.77の内へ滑入している。
後で詳述するように、枢支点53にある球80とキール
の所にある球80とに穴が形成されており、これらの穴
を通して固定機構が球80をクレードル52に固定する
発射はね54の所にある球80は旋回ブロックを持たず
、発射ばね54に関連する固定機構内に設けられる。
この球80は、発射ばね54から出る押棒の端を受ける
ために凹部が設けられている。
発射ばね54としては、押棒を付勢するためヘリカルコ
イルばねを用いる。
第10図は、宇宙船のトラニオン球80とそれの旋回ブ
ロック81と球80のクレードル52内への組込み方を
示す。
球80から宇宙船51へ延びる固定部材96が破断して
示されている。
球80に、固定ボルト85が通過する穴が形成されてい
る。
クレードル52と宇宙船52の間を不整合にするため弾
丸形のノーズを固定ボルト85に設けている。
従って、たとえ、熱膨張の差により熱ひずみや基本的な
機械的欠陥があっても、固定ボルト85は宇宙船51を
クレードル52に固定することができる。
固定ボルト85を受けるためにクレードル52内に1対
のブッシングが設けられている。
これらのブッシングは、クレードル52内のスロット1
7の中に突出するテーパ伏又はくさび伏ヘッドを有して
いる。
これらに対応するテーパ又はくさび形が旋回ブロック8
1に形成されている。
ブッシングの開口は、固定ボルト85に締りばめする寸
法になっているが、球80中の開口は、旋回ブロック8
1が球80のまわりを旋回できるように寸法が大きくな
っている。
このように構成された固定装置は枢支点53ではスロッ
ト77内に、キールの位置ではス田ノド76内に設けら
れる。
発射の際、宇宙船51に枢支点53で大きな下向きの力
を作用する。
このことは第11図に示されている。
底部取付点(キール取付点)における球80は約45°
の角度でクレードル52から離れる。
第12図は、固定ボルト85を操作する固定装置の斜視
図である。
1対の歯車付直流電動機100.101が、差動歯車箱
102を介して、固定ボルト85の下部にこれに沿って
形成したラック99に係合するピニオン103を駆動す
る。
固定ボルト85に突起104が設けられており、これが
リミットスイッチ105,106,107゜108に係
合して固定ボルト85の移動量を制御する。
リミットスイッチ105,106,107゜108は、
対になっており、その数は信頼性を高めるために余分に
なっている。
固定ボルト85の上部にこれに沿うスロット97が形成
されており、これに固定装置に固定された部材が係合し
ている。
この部材とスロット97が固定ボルト85を回転させな
いようにし、従って、ピニオン103がラック99から
外れるのを防止する。
この装置は、又、固定ボルト85の移動量を制限する。
差動歯車箱102によって電動機ioo、ioiの一方
又は双方に固定ボルト85を前進させたり後退させたり
する。
電動機100,101の一方が故障した場合、高動力伝
達系路伝導装置(highdrivetrain ge
aring)が他方の電動機と共働して固定ボルト85
を両電動pioo。
101の速度の半分であるが軸方向の力は同じ力で駆動
する。
開放装置(release mechanisms)の
一つが操作しなかったために発射が不成功になった場合
、固定装置は宇宙船の装置を再固定することができる。
永久磁石を用いた2台の直流電動機100゜101は可
逆性があるから、固定ボルト85を前進させたり後退さ
せたりする。
宇宙船51をスペースシャトル50に再固定する能力を
持つということの目的は、発射が不成功であった場合、
宇宙船51を持ち帰ったスペースシャトル50を安全に
着陸させることである。
この装置の一つの利点は、遠隔制御による再固定が可能
なために余分の船内での活動を必要としないことである
そうでないと、発射が不成功であった場合宇宙飛行士が
シャトルベイに入って、(1)宇宙船51がそっくりそ
のまま安全に戻るようにするため宇宙船51をスペース
シャトル50に手動で再固定すること、(2)宇宙船5
1を通常発射させ又はスペースシャトル50が安全に帰
還できるように投棄をするために手動で解錠することの
いずれかの作業をしなければならない。
発射作業の際は、最後の宇宙船取付点を除くすべての取
付点で固定ボルト85を後退させる。
次いで、点火装置が点火され、宇宙船51が分離される
この過程で、いずれかの分離点(これには点火分離点も
含む)で何らかの事故があると、すべての前のラッチが
再施錠され、この結果、宇宙船51をスペースシャトル
50に固定する。
第13図乃至第16図は、発射ばね54が力を作用する
点で利用される施錠装置を示す。
第13図及び第14図は斜視図であり、第15図及び第
16図は互いに90°異った位置で見た側面図である。
第13図では、施錠装置は癩錠位置にあるが、第14図
では解錠位置にある。
第15図及び第16図では施錠装置は殉錠位置にある。
トラニオン球80は固定部材96によって宇宙船51に
固定されている。
第16図に最も良く示されているように、球80はクレ
ードル52内に設けた半球状塵112に着座している。
固定レバー113に半球状凹部114が設けられており
、これが上方から球80を押さえて半球状塵112に固
定している。
半球状凹部114、半球伏座112及び球80の組み合
せが玉継手を形成している。
固定レバー113はラッチ部材115を有し、このラッ
チ部材115が固定レバー113から延びるか突出し、
施錠装置が殉錠位置にある場合、ベルクランク116に
よって係合されている。
ベルクランク116は、分離ナツト118によって保持
されるポルN17で施錠位置に保たれる。
発射ばね54からの押棒122は球80の底に係合する
すなわち、球80の底に形成されたしぼみ又は凹部に押
棒122の端が係合している。
発射ばね54が球80の底に力を作用している。
爆発によって作動する分離ナツト118は公知又は慣用
のものであって、3部分から成るナツトが導火爆管(ス
キブ)123,124を電気点火して離れる機構によっ
て結合されている。
導火爆管(スキブ)123.124は、信頼性を高める
ため一つ多い一対になっている。
導火爆管(スキブ)123゜124が点火すると、分離
ナツト118が3部分に分離し、ボルト117を分離ナ
ツト118から飛ばす。
ボルト117は、中空のボルトキャッチャ(bolt
catcher)125内に捕捉される。
このボルトキャッチャ125はボルト117のヘッドに
係合するスプリングフィンガを含んでいてボルト117
を保持する。
ボルト117が離れると、ベルクランク116が自由に
なって回転し、もはや、固定レバー113のラッチ部材
115を固定しなくなる。
発射ばね54の力は、押棒122を球80に抗して上方
に動かし、宇宙船51を枢動させ、その発射を行なう。
第17図は、発射はね54用の固定装置を示す。
これはクレードル52の端部内に設けられ、宇宙船のト
ランニオン球80用に設けられたスロット15内に突き
出ているものである。
押棒122は、クレードル52の内側に設けられ本図で
は示されていない発射はね54から上方に延びている。
第18図に、宇宙船51の基本的な骨格構造が示されて
いる。
すでに述べた通り、宇宙船51とクレードル52を一つ
に組み合わせたものは、薄いU字形クレードル52を使
用して大径の宇宙船51を支持するのに必要な剛性を持
つ。
宇宙船51の構造は、U字形クレードル52の両端とキ
ールとを結合したものであって、キールはこの組み合せ
た構造全体にわたって太いに剛性を増加させる。
宇宙船51の構造は、ロードパース(load pat
h)に連続性を与えるトラス構造である。
この基本的構造の要素はすべての主要な部品を保持する
スペースシャトル50の打上げ又は着陸の間に生じる負
荷はこの構造を通じてクレードル52へ、次いでスペー
スシャトル50へト伝達される。
従って、宇宙船51の構造は、それがクレードル52を
丈夫にし、宇宙船51自体の主ロードパースを与えると
いう点で2重の目的を持つ0 第18図に示すように、トラス構造は、大四角形フレー
ム131内に固定された小四角形フレーム130から成
る。
これとは別のフレーム部材132は小四角形フレーム1
30の隅を宇宙船51の中心部で結合させるものである
第19図に示すように、第18図と別な側からみた宇宙
船51のトラス構造は、三角形フレーム構造又はA字形
フレーム構造を形成するフレーム部材134によって結
合された長方形フレームの形状をしている。
この全構造は非常に強くかつ剛性が高いこと及び宇宙船
51用のトラニオンを形成する3個の球80は剛性をも
って相互に接続されることが判る。
第20図に、宇宙船51の外周を形成する円筒形太陽電
池板(5olar panel) 137が示されて
いる。
これのフレーム構造は4つの遠地点モータ・タンク13
8を支持している。
このフレーム構造は、衛星すなわち宇宙船51のリアク
ション制御装置用の4つのヒドラジンタンク140をも
支持している。
加えて、2つのヘリウムタンク141もある。
アンテナリフレクタ142が折り畳まれた状態ないしは
格納状態で示されている。
第19図及び第20図に示すように、宇宙船51は、そ
のエンベロープの中に、遠地点モータのエンジン及びノ
ズル144によって囲繞された固体燃料用近地点ブース
トモータ143が設けられている。
近地点ブーストモータ143は、点火後宇宙船51から
切り離される。
宇宙船51の中心内に設けられ液体燃料用の遠地点モー
タのエンジン及びノズル144により囲繞された近地点
ブーストモータ143を設置することはスペースシャト
ル50のペイロードベイの直径が太きいために可能であ
る。
内部の遠地点推進ステージと近地点推進ステージを用い
ることによって衛星すなわち宇宙船51を収納するのに
必要な長さが最小限になる。
このことによって、宇宙船51の通常のエンベロープ内
にある遠地点推進ステージと近地点推進ステージと協働
するコンパクトな宇宙船51が得られるし、収納長さと
打上げ費用が最小になる。
従って、多数のペイロードをスペースシャトル50のペ
イロードベイ内に容易に収容できることになる。
このような衛星すなわち宇宙船51の幾何学的特性及び
質量特性があるために、宇宙船51は近地点ブースト及
び遠地点ブーストの段階(phase)では、安定して
スピン運動をする宇宙船になるから積極釣車動制御を必
要としない。
従来の宇宙船では、近地点ブーストステージを宇宙船の
外部に縦に一列に取り付けているために、形状が非常に
長くなり、近似点ブーストステージが宇宙船から切り離
される迄はロール対ピッチ慣性比(ratio of
roll−to−pitch 1nertia)が1よ
りも小になることから本質的に不安定である。
基本的宇宙船51は、直径が14フイート(約4.3m
)で、長さ10フイート(約3m)の円筒状太陽電池板
137を有し、これが宇宙船51の外側寸法を表わして
いる。
近地点ブーストモータ143は宇宙船51内に設けられ
て、そのスラスト軸は宇宙船51のスピン軸に沿ってい
る。
近地点キックモータ143の船尾側端は太陽電池板13
7の船尾側端のある同じ位置迄延びているために、近地
点キックモータ143によって宇宙船51が長くなるこ
とがない。
近似点キックモータ143は円錐形構造体によって主宇
宙船フレームに固定されている。
近似点キックモータ143を8つの燃料タンク138.
140,141(このうち4つは液体燃料用遠地点モー
タ用、他の4つはスピンアップ、リオリエンテーション
及び姿勢制御をするリアクション制御装置(react
ioncontrol system)用である)が囲
繞している。
液体燃料用遠地点モータタンク138は寸法が大きくリ
アクション制狽1装置用のヒドラジンタンク140と交
互に配置されている。
液体遠地点モータ装置は、近地点キックモータ143の
船尾側端の両側面に設けられた2台のエンジンを有する
2台のエンジンは、推進している宇宙船51のコーニン
グ(coning )を最小限にするために使用される
宇宙船51の通信ペイロードは、同期軌道(静止軌道)
に到る迄機械的に固定される非回転プラットホーム(d
espun platform)に設置される。
非回転軸受装置(despin bearing as
sembly)が近地点キックモータ143の先端前方
に設けられる。
安定してスピンをする宇宙船51を得るために、基本的
には、ロール対ピッチ慣性比を1よりも犬きくなるよう
に設計する。
近地点ブーストモータ143を埋め込むということはこ
の目的を達成するのに主要なファクタになる。
何故ならば、その重量は全重量の約2/3だからである
この装置においては、近地点ブーストモータ143の重
心は全重心にほぼ一致した位置にあり、従って、ピッチ
慣性への影響が最小になる。
宇宙船51は、近地点ブーストモータ143の燃焼が終
った時にこの近地声ブーストモータ143とその支持構
造体を分離するように設計される。
この分離は主構造体との境界にある点火装置によって行
なわれる。
燃え尽きた近地点ブーストモータを分離できるために、
液体燃料用モータ推進装置(propulsion s
ystem)によって同期軌道にのせることができるペ
イロードの重量をそれだけ増加させられる。
。第21図及び第22図は、宇宙船51用のスピン安
全回路を示す。
宇宙船51がスペースシャトル50のペイ内にある間に
偶然に爆発的又は災害のおそれのある点火装置が点火さ
れることがあると、その結果は破局的なものとなるであ
ろう。
従って、宇宙船51がスペースシャトル50から離され
て正規の近地点モータの点火速度にスピンアップする迄
これらの点火装置の点火を防止する安全装置が設けられ
る。
従来、宇宙船は、近地点ブーストモータを点火する回路
を働らかすために分離スイッチを用いていた。
宇宙船がスペースシャトル50から一部分だけ出てから
動かなくなるようなことが起きても、多分、これらの分
離スイッチが閉じて回路を働らかし近地点ブーストモー
タを点火することになるであろう。
第22図を参照して、宇宙船51の主パワーバス(po
wer bus) 150に、宇宙船51をスペースシ
ャトル52内に保持するグレードル52と宇宙船50と
の間のクリアランスを検出する3個の分離スイッチ15
1,152,153が設けられている。
これらの分離スイッチ151.152゜153を通して
電路が通じると、電力がバス(bus)154に供給さ
れる。
バス154は、宇宙船51に回転速度を与えるためにす
るスピンアップジェットの点火を含む宇宙船の種々の機
能を行なうタイマーに接続されている。
gスイッチとして知られている2個の回転加速度センサ
が宇宙船51の両側に設けられており、宇宙船51が本
当にスピンアップされ、それ故に、スペースシャトル5
0から分離されなければならなかったか否かを検知する
所望の回転速度に達した時だけ、2個のgスイッチ15
5,156が閉じて、臨界モータ点火装置(criti
calmotor arm and fire cir
cuitry)に接続されるバス157に電力を供給す
る。
この時間の前に何らかの誤動作が起きて点火信号が発せ
られても、これらは無視される。
かくして、電子的故障によって近地点キックモータ14
3が偶然に不適時に点火することと宇宙船が発射途中で
停止した場合スペースシャトル内のシーケンサ (5equencer)によって点火が起ることの両方
が積極的に防止される。
gスイッチ155,156の検知軸の向きは互いに逆に
なっているから、線形加速度によって両gスイッチ15
5,156が同時に閉じる恐れがなくなる。
打上げを準備するに当り、クレードル52内のスロット
75.76.77に宇宙船の対応のトラニオン球80を
係合させて宇宙船51をクレードル52内に設置する。
枢支点53の所の1個とキール点の所にある1個の都合
2個の球80は、直流電動機100,101によって駆
動される固定ボルト85によって所定位置に固定される
発射ばね54の所にあるもう1個の球80は固定レバー
113とラッチ部材115をベルクランク116に係合
させることによって所定位置に固定され、次いで、ボル
ト117が分離ナツト118内に固定される。
球80が強固に所定位置に固定された後で、発射はね5
4が取り付けられる。
宇宙船51をしっかりとクレードル52内に固定してか
らスペースシャトル50内に設置し、クレードルトラニ
オン65,66.67を取付具70,71゜72で固定
し、クレードル52及び宇宙船51をスペースシャトル
50にしっかりと取付ける。
第4図に示すようにスペースシャトル50が待機軌道5
7に到達し、宇宙船51を発射する必要がある場合、ま
ず、直流電動機100,101を操作して枢支点53に
於ける固定ボルト85を後退させ、次いで、キール点に
おける固定ボルト85を後退させ、最後に、分離ナツト
118を点火し、発射はね54が宇宙船51に打上げの
ための移動と回転とを同時に与える。
点火による分離点も含みいずれかの分離点で何らかの事
故が生じだ場合、それ以前に操作した固定ボルト85が
再固定され、宇宙船51をスペースシャトル50に固定
する。
以上、NASAスペースシャトルのペイロードベイから
の打上げがうまくできるように宇宙船及び取付機構を設
計することについて述べた。
この構造は、スピン運動と移動運動にジャイロ効果を与
え、スペースシャトルへの3取付点アタッチメントと宇
宙船及びクレードル間の3取付点アタッチメントとを有
し、宇宙船とクレードルとが組み合わされて宇宙船がク
レードルに強度を与え小形で軽量のクレードルを使える
ように構成し必要な場合に再固定される所の、クレード
ルへの宇宙船固定装置を有する。
宇宙船は、液体燃料用の遠地点モータによって囲まれ宇
宙船内に設けられた固形燃料用近地点キックモータを利
用して収容長さを最小にしかつロール対ピッチ慣性比を
1より少なくすることで大きな安全性を得るようにし、
又、危険を招く恐れのある回路を点火する前に宇宙船の
スピンアップ、従って、スペースシャトルからの分離を
検知するスピン用安全装置を有している。
上記の説明は、本発明のいくつかの実姉例を説明したも
のに過ぎず、本発明の要旨の範囲のものはすべて本発明
の技術範囲に属するものである。
例えば、ばね54をピストン又はタンジエンシャルケー
ブル装置に変えることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスペースシャトルの側面図で、ペイロードベイ
のドアを開き一部を破断して宇宙船がスペースシャトル
中に設けたクレードルに支持されている状態を示すもの
、第2a図及び第2b図は宇宙船をスペースシャトルか
ら発射する仕方を示す図、第3a図、第3b図及び第3
c図はスペースシャトルから発射されつつある宇宙船の
運動を示す説明図、第4図はスペースシャトルの待機軌
道と宇宙船の遷移軌道及び同期軌道との関係を示す図、
第5図は内部にクレードルを設けたスペースシャトルの
ペイロードベイの部分の斜視図、第6図はクレードルを
スペースシャトルのペイロードベイに取り付ける取付具
のうちの1個の側面図、第7図はクレードルを2部分に
分は一部を破断し隔壁と外板と側板を示したクレードル
の斜視図、第8図はクレードルの隔壁の1つの拡大斜視
図、第9図は宇宙船とクレードルの係合状態を示す正面
図、第10図は旋回ブロック内にある宇宙船用トラニオ
ン球を示し、この球が固定ボルトによってクレードル内
に固定される方法を示すもの、第11図は発射時に宇宙
船の3個のトラニオン球にかかる力を示す図、第12図
は宇宙船の2個のトラニオン球を固定する固定ボルトを
動かす固定装置の斜視図、第13図乃至第15図は発射
ばねが力を作用する点で使用されるラッチ装置を示し、
第13図及び第14図はそれぞれ90°別の側から見た
斜視図、第15図及び第16図はそれぞれ90°別の側
から見た側面図であり、更に第13図、第15図及び第
16図ではラッチ装置は閉成位置にあり、第14図では
開放位置にある図、第17図はクレードルの端内に設け
られ宇宙船用トラニオン球を設置するためのスロット内
に突出する発射ばね用固定装置の斜視図、第18図は宇
宙船のトラス構造がクレードルの両端とキール点との間
をどのように構造的に結合するかを示す宇宙船の基本的
な骨格構造の正面図、第19図は宇宙船のトラスフレー
ム構造を上面からみた図、第20図はフレーム構造体、
太陽電池板、燃料タンク及び近地点モータを有する宇宙
船の平面図、第21図は宇宙船の斜視図で加速度検知用
gスイッチの軸の向きを示し、第22図は分離スイッチ
とgスイッチの接続回路図である。 50・・・・・・スペースシャトル、51・・・・・・
宇宙船、52・・・・・・クレードル、53・・・・・
・枢支点、54・・・・・・発射ばね、55・・・・・
・道、56・・・・・・線、57・・・・・・待機軌道
、58・・・・・・近地点、60・・・・・・遷移軌道
、61・・・・・・遠地点、62・・・・・・同期軌道
(静止軌道)、65.66.67・・・・・・トラニオ
ン、70,71゜72・・・・・・取付具、73・・・
・・・隔壁、75,76゜77・・・・・・スロット、
78・・・・・・側板、79・・・・・・中空部、80
・・・・・・トラニオン球、81,82・・・・・・旋
回ブロック、85・・・・・・固定ボルト、96・・・
・・・固定部材、97・・・・・・スロット、99・・
・・・・ラック、100゜101直流電動機、102・
・・・・・差動歯車箱、103・・・・・・ピニオン、
104・・・・・・突起、105゜106.107・・
・・・・リミットスイッチ、112・・・・・・半球状
床、113・・・・・・固定レバー、114・・・・・
・半球状凹部、115・・・・・・ラッチ部材、116
・・・・・・ベルクランク、111・・・・・・ボルト
、118・・・・・・分離ナツト、122・・・・・・
押棒、123,124・・・・・・導火爆管(スキブ)
、125・・・・・・ボルトキャッチャ、130・・・
・・・小四角形フレーム、131・・・・・・大四角形
フレーム、132・・・・・・フレーム部材、134・
・・・・・フレーム部材、137・・・・・・太陽電池
板、138・・・・・・遠地点モータタンク、140・
・・・・・ヒドラジンタンク、141・・・・・・ヘリ
ウムタンク、142・・・・・・アンテナリフレクタ、
143・・・・・・近地点キックモータ、144・・・
・・・遠地点モータのエンジン及びノズル、150・・
・・・・主パワーバス、151,152゜153・・・
・・・分離スイッチ、154・・・・・・バス、155
゜156・・・・・・gスイッチ、157・・・・・・
バス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 宇宙船の電路内にあって前記宇宙船のモータ点火回
    路に接続され前記宇宙船とスペースシャトルとの間に分
    離が生じた時に操作して前記電路を閉回路とする少なく
    とも1つの分離スイッチを有し、スピン軸のまわりの回
    転運動及び進行運動を前記宇宙船に与えられ、前記スペ
    ースシャトルからの打上げに適した宇宙船用の安全回路
    であって、それぞれが前記スピン軸のまわりの回転速度
    が所定回転速度を超えた時に双方が閉成し線形加速度が
    生じた時は一回につき一方のみが閉成する方向に向いた
    加速度検知軸を有する少なくとも2個の直列の回転加速
    度スイッチを前記電路内で前記モータ点火回路に接続す
    ると共にこれら回転加速度スイッチそれぞれを前記宇宙
    船の反対側に配設したことを特徴とする宇宙船用の安全
    回路。 2 前記回転加速度スイッチをそれぞれの加速度検知軸
    が互いに反対向きにかつ前記スピン軸に対し実質的に直
    角になるように設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の宇宙船用の安全装置。
JP54067369A 1978-05-30 1979-05-30 宇宙船用の安全回路 Expired JPS5946840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54158000A JPS54158000A (en) 1979-12-13
JPS5946840B2 true JPS5946840B2 (ja) 1984-11-15

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