JPS5942122Y2 - 小鳥の餌の選別装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小鳥の餌の選別装置に関する。

従来、少鳥の餌の選別装置としては、ホッパーより餌を
落下させつつ、落下途中の餌に横より風を吹きつげて実
と外皮を選別するようにしたものがあるが、これは大型
、工業用の粉材分級装置の手段をそのま１用いたもので
あり、選別装置本体とホンパーが別になっていることや
、選別装置本体とホッパーをパイピングしなげればなら
ない等の為に大型となり、取扱いも面倒であった。

本考案は上記の点に鑑み成されたもので周面上方に吹出
口が形成された円筒状のケース本体と、ケース本体の内
周面の接線方向に向けて且つやや下方に向けてケース本
体の上部に挿着された空気吹込口と、上記空気吹込口よ
りケース本体の内周面に沿うようにしてケース本体内の
下方の餌に向けて吹き込まれた空気流を内周面に沿わせ
て上方に流動させる為のケース本体の内周面に取着され
た空気流案内板と上記ケース本体の上部開口部に冠着さ
れるキャンプの裏面の中央―投げられていて、ケース本
体の上方に向って流れる空気流を周面上方の吹出口の方
へ向かわせしめる為の逆円錐状の整流体と、吹出口に対
応するケース本体の外周面に設けられていて、吹出口と
対向する部分には網が設けられている外皮収容薙より成
る小鳥の餌の選別装置であって、その目的とる所は、■
小型で取り扱い易く、且ウシ効果的に実と外皮を選別ど
き、（に■周囲を汚さずに選別できる装置を提供するに
ある。

次に添付図面に従い本考案の実施例を詳述する。

１は円筒状のケース本体であり、上部にキャンプ２を有
している。

そして円筒状ケース本体１０周面上部には、ケース本体
１の内周面３の接線方向に向けて且つやや下方に向けて
空気吹込口４が挿着されていると共に、ケース本体の周
面上方には空気吹出口５が形成されている。

そして上記空気吹込口４よりケース本体１の内周面３に
沿うようにしてケース本体１の下方の餌に向けて吹き込
まれた空気流を内周面３に沿わせて上方に流動させる為
の案内板６ａｔ６ｂ・・・・・・を内周面３に設げる。

図の列では案内板を、６ａ、６ｂと２つ示しであるが、
ケース本体１０大小に応じて適宜増減される。

そして上記ケース本体１の上部開口部に冠着されるキャ
ンプ２の裏面の中央には、ケース本体１の上方に向って
流れる空気流を周面上方の吹出口５の方べ向かわせしめ
る為の逆円錐状の整流体９が設けられている。

次いで上記空気吹出口５の外に（九ケース本体１に連な
って外皮収容箱７が設けられ、その外皮収容箱Ｔの空気
吹出口５に対向する部位に網８が張られていて、網８よ
り空気流が流出する。

述上の構成に基き餌を、実と外皮に選別する動作を説明
する。

先ず、キャンプ２を開いてケース本体１内に餌Ａを入れ
る。

次いでキャップ２を閉にして、若干。ケース本体１を振
り、比重の軽い外皮を浮上ぎせる。

その状態で、空気吹込口４より吐息を吹きかげる。

空気吹込口４より流入した空気（入内周面３に沿って流
れながら下方の餌Ａに当り、餌Ａを巻き込んで流れる。

餌Ａは流動する内に内周面３に当ったり、餌同志当った
りして外皮がはがれ、餌Ａの内、比重の軽い外皮が、空
気流に乗る。

そして外皮を乗せた空気流は第１図、第３図の指示矢印
Ｂに示す如く、又は空気流のみ図示した第４図に示す如
く、内周面３に沿って流動し、且つ空気流案内板６ａ＊
６ｂのガイドにより次第に上方に向って流れ上方に向っ
た空気流Ｂは整流体９０周りにガイドされ、次いで空気
吹出口５より流出する。

さて、外皮を乗せた空気流は、空気吹出口５より流出し
た後、網８を通って外に出る。

この時、外皮が網８に当り、外皮収容箱１内に落ち。

そこに貯まる。

従って餌Ａは、ケース本体１の中に残る実と外皮収容箱
１の中に次第に貯まる外皮に選別される。

次に本考案の利点を列挙する。

■ｌＪＳ型で、取り扱い易い小鳥の餌の選別装置を提供
できる。

本考案に於いては、ケース本体１の中に餌Ａを収容し、
ケース本体１の内周面３の接線方向に向げて且つやや下
方に向けてケース本体１の上部に挿着された空気吹込口
４から空気を吹きかげるだけで、空気流案内板６により
外皮をケース本体１の上方に流動せしめ１次いで整流体
９によって空気流出口５の方へ案内させることができ、
空気流中の外皮は網８に当って外皮収容箱Ｉ内に落下す
るものであって、実と外皮が一体となった選別前の餌を
収容する所もケース本体１内であり、実と外皮を選別す
る部分もケース本体１内にあり、又外皮を収容する部分
もケース本体１と一体的なので、全体を小型にすること
ができる。

従って、持ち易く、取り扱い易い。

■効果的に選別できる。空気吹込口４よりケース本体１
の内周面３に沿うようにしてケース本体１内の下方の餌
Ａに向けて空気を吹込むと、外皮を浮き上らせた空気は
空気流整流板６ａｙ ６ｂ・・・によって上方へ案内さ
れる。

ついで、整流体９によって局面の吹出口５に案内される
ものであって、空気の流れが一様にコントロールされる
。

その為に実と外皮の選別効率がよい。

■周囲を汚さずに実と外皮を選別する。

本考案に於いては、ケース本体１の吹出口５と対向する
部分に、網８が設けられている外皮収容箱７が一体的に
設けられている。

従って、実から選別された外皮は可及的に外皮収容箱７
内に収容せしめられるので、周囲を汚さずにすむもので
ある。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案の一実施例を示し、第１図はキャンプ
を取った状態の平面図、第２図は側面図、第３図は縦断
側面図、第４図は空気流を図示した図であり、 図中、１は円筒状ケース本体、２はキャップ。 ３は内周面、４は空気吹込口、５は空気吹出口、６ａ
、６ｂは空気流案内板、７は外皮収容箱、８は網、９は
整流体、Ａは餌、Ｂは空気流である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周面上方に吹出口５が形成された円筒状のケース本体１
   と、ケース本体１の内周面３の接線方向に向けて且つや
   や下方に向けてケース本体１の上部に挿着された空気吹
   込口４と、上記空気吹込口４よりケース本体１の内周面
   ３に沿うようにしてケース本体１内の下方の餌Ａに向け
   て吹き込まれた空気流を内周面３に沿わせて上方に流動
   させる為のケース本体１の内周面に取着された空気流案
   内板６ａ、６ｂ・・・と、上記ケース本体１の上部開口
   部に冠着されるキャンプ２の裏面の中央に設けられてい
   て、ケース本体１の上方に向って流れる空％ｆｅを周面
   上方の吹出口５の方へ向かわせしめる為の逆円錐状の整
   流体９と、吹出口５に対応するケース本体１の外周面に
   設けられていて、吹出口５と対向する部分には網８が設
   けられている外皮収容箱１より成る小鳥の餌の選別装置
   。