JPS5941972Y2 - ソ−セ−ジの案内装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は不可食性人工腸であるセルローズケーシングを
ケーシングとして用いた際にも確実に食肉を充填し捻回
することができるソーセージの案内装置に関する。

従来ソーセージケーシングとして羊腸豚腸等の天然腸や
、コラーゲンケーシングと称する可食性人工渦をケーシ
ングに用いる場合には、ケーシングが柔軟性にとんでい
るため、充填供給装置で加圧供給された食肉が、ノズル
から射出されるときに、食肉の射出圧力に順応しながら
ひだ状に形成されたケーシングを確実に分離伸張するこ
とができていた。

しかしながら、ケーシングとして不可食性の人工腸であ
るセルローズケーシングをケーシングとして用いるとき
には、ケーシング自体が硬質性の性能を有しているため
に、ひだ状に形成されたケーシングがノズルの先端部か
ら射出されるときにケーシングに亀裂やパンク発生の事
故が多発して困っていた。

本考案のソーセージの案内装置は、硬質性のセルローズ
ケーシングをケーシングとして用いた際にも、食肉が充
填されたソーセージの吐出時におけるパンク事故を防止
し、ソーセージ充填後の捻回工程を確実に行わせしめる
装置を提供するものである。

本考案のソーセージの案内装置を実施例に基づき説明す
ると、１がソーセージケーシングであり、このケーシン
グ１はひだ状２に形成され中空形状をしたノズル３の外
周部４にセットされている。

５がケーシング１内に充填される食肉であり、食肉充填
供給装置（図示を省略）により間欠的に所定量ノズル３
を経て送向される。

１０がひだ状に形成されたケーシング１を分離伸張する
ためのケーシングの射出分離装置であり、１１がノズル
３の先端部に位置し、ケーシングが伸張されるときに適
当な圧力を付加するノズルパツキン、１２がひだ状に形
成されたケーシング１を分離するケーシングセパレート
カラー、１３がパツキンナツト、１４がパツキンストッ
パーであって、ノズル３０回転と同調して回転する回転
本体１５に固着されている。

２０がソーセージの案内装置であり、ケーシング射出分
離装置１０により、ひだ状に形成されたケーシング１が
、ノズル３先端部からの食肉５の供給に伴ない、分離伸
張されながら射出されてきたソーセージ６を、所定向き
に方向を定め、ソーセージ６の単位個分の充填が完了し
た後に、確実に捻回し食肉をシールするための装置であ
る。

２１が案内装置の基体であり、この基体２１のねじ部２
２には、アジャスタブルパツキン２５を保持したアジャ
スタブルパツキン保持体２３が螺合され、このねじ２２
によってパツキン２５はノズル３に対して前後に調整が
可能にセットさ札ている。

アジャスタブルパツキン２５はラッパ状に開口した開口
部２４を有し、先端部２６はノズル３に接触している。

３０がロールホルダーであり、このローラホルダー３０
は案内装置の基体２１に固着されたローラホルダーピン
３１に嵌合するピン孔３２を有しこのピン孔３２をピン
３１に挿入すればホルダー３０はピン３１を支点として
スイング可能に取着される。

しかしホルダー３０がフリーにスイングしないよう、ボ
ール３３、コイルスプリング３４及び調整ネジ３５の組
合わせにより、さらにボール３３のための凹溝３６が基
体に設けられている。

３７がローラホルダー３０をスイングさせるためのハン
ドルである。

ローラホルダー３０の先端部に（ｉ、段状に形成された
段付きローラ軸３８がローラスプリング旬の圧力を受け
るよう取着され、段付きローラ３９はローラ軸３８に対
して回転自在に軸着されている。

４１がスプリング圧調整ねじであって、ローラ３９への
スプリング圧が適当に調整できる。

次に本考案の作用について説明すると、食肉充填供給装
置（図示せず）１こより送り出された食肉５はノズル３
の先端部からソーセージケーシング１内に射出される。

このとき″、ケーシング１はケーシング射出分離装置１
０が機能してひだ状２に形成されていたものが分離伸張
される。

ケーシング１はノズルパツキン１１により適当なる抵抗
力が与えられているから、食肉５の分量に合った長さだ
げケーシング１が射出されソーセージ６が形成される。

このソーセージ６はノズル３の先端部から射出されると
、段付きローラ３９により、ソーセージ６の側面が案内
されながらアジャスタブルパツキン２５のラッパ状開口
部２４に沿って斜下向に向きを定めながら吐出される。

段付きローラ３９はソーセージ６が繰り出されて射出す
るときの圧力に対応してローラコイルスプリング４０が
適当に変位して、移動可能に構成され、またショックに
対してはローラホルダーピン３１を支点としてローラホ
ルダー３０がスイング可能であるから硬質性のソーセー
ジ６を傷つけることがなく更に、食肉５の充填後ソーセ
ージ６を捻回する際、段付きローラ３９にソーセージ６
が挾まれて所望する捻りをソーセージに与えることがで
きる。

本考案ノソーセージの案内装置は、ノズルの外周部に形
成されたソーセージケーシングが食肉の供給により伸張
吐出されてソーセージを形成する際に、所定方向にクッ
ション性を有する段付ローラ及びアジャスタブルパツキ
ンによりソーセージが案内されるので、ケーシングを傷
つけることなく、またソーセージを適当なる圧力で押付
けることにより、ソーセージの捻回作業が確実に行え、
所望の形状のソーセージを得ることができるようになっ
た。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のソーセージの案内装置を示す正面図、
第２図は同側面断面図である。 図面において、１はソーセージケーシング、３はノズル
、５は食肉、６はソーセージ、１０はケーシング射出分
離装置、２０は案内装置、２１は基体、２４はアジャス
タブルパツキン開口部、２５はアジャスタブルパツキン
、３０はローラホルダー、３１はホルダーピン、３８は
段付きローラ軸、３９はコイルスプリング、４１はスプ
リング調整ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ノズルの外周部に装着されひだ状に形成されたソーセー
   ジケーシングがノズル内から射出された食肉で充填され
   ながら伸張されるソーセージを案内スルソーセージの案
   内装置において、ノズルの先端部に位置しラッパ状の開
   口部を有するアジャスタブルパツキンと、基体に固着さ
   れたローラホルダーピンに噛合する孔を有し、このピン
   を中心にスイング可能なローラホルダーと、このホルダ
   ーの先端部に設けられコイルバネ圧で作用する段付きロ
   ーラとを有し、ソーセージケーシングがノズルの先端部
   から射出された際に、コイルバネの圧力により段付ロー
   ラがソーセージの側面をアジャスタブルパツキンのラッ
   パ状開口部に押付けるよう作用することを特徴とするソ
   ーセージの案内装置。