JPS5941376B2 - コ−ヒ−の脱カフエイン改良方法 - Google Patents

コ−ヒ−の脱カフエイン改良方法

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JPS5941376B2
JPS5941376B2 JP5971877A JP5971877A JPS5941376B2 JP S5941376 B2 JPS5941376 B2 JP S5941376B2 JP 5971877 A JP5971877 A JP 5971877A JP 5971877 A JP5971877 A JP 5971877A JP S5941376 B2 JPS5941376 B2 JP S5941376B2
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JP
Japan
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caffeine
solvent
extract
decaffeinated
solids
Prior art date
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Expired
Application number
JP5971877A
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English (en)
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JPS53145963A (en
Inventor
スチ−ブン・フランシス・フダツク
ジエ−ムス・パトリツク・マハルマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Foods Corp
Original Assignee
General Foods Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 現在のコーヒーの工業的脱カフエイン法は生のコーヒー
全粒からカフェインを除去することにより行なわれる。
豆は初め湿潤され、次いで比較的カフェインに特異的な
溶媒で抽出される。
工業的に使用される溶媒はパテルらの米国特許第367
12’63号明細書に論じられたような・・ロゲン化炭
化水素溶媒であるか、もしくはべり−らの米国特許第2
309092号明細書に開示されたようなコーヒー可溶
物の脱カフェインの不十分な水溶液のいずれかである。
水抽出システム(注:シヴエツ、コーヒープロセシング
テクノロジー、第2巻、208頁、AVIパブリッシン
グカンパニーインコーポレーテツド、1963)として
普通に引用される米国特許第2309092号明細書の
脱カフエイン方法では、カフェイン含有生コーヒーとカ
フェインの少すいykJJとの接触により生成するカフ
ェイン含有(Iaden)水は前記第3671263号
明細書に説明された直接溶媒抽出方法で使用される同じ
炭化水素カフェイン溶媒のうちの1種で抽出された溶媒
である。
工業的生豆脱カフエイン方法では〜・ロゲン化炭化水素
溶媒が存在するため、ロースト粉砕もしくは可溶物のい
ずれかで現在販売される脱カフエインコーヒー生成物は
少くとも痕跡量の・・ロゲン化化合物を含む。
この溶媒残留物はコーヒー飲料に異臭を付与し、コーヒ
ー生成物内のその存在はますますきびしい政府の規制問
題となっている。
従って、コーヒー産業は〜・ロゲン化溶媒の使用を回避
する別の脱カフエイン化システムの発見を望んでいる。
エタノールのようなアルコールはカフェインの溶媒とし
て古くから知られていた。
しかし、必ず水で湿潤させねばならない生コーヒーから
、もしくは生コーヒーの水性抽出物からのカフェイン抽
出にそれらを使用することは、水と混合しうるだめの実
用化は考えられなかった。
水より高い沸点を有するトリアセチン(B、P、276
0C)およびジエチルケトン(B、P、102°C)の
ようなカフェイン溶媒の使用は以前は工業用には実用的
とは考えられなかった。
本発明は全粒もしくは粉砕形のいずれかの生コーヒーが
水性脱カフエイン液で抽出され、核液はその後乾燥され
カフェインに特異的な好ましくは非−・ロゲン化溶媒で
抽出される生コーヒーの脱カフエイン化方法に関する。
次いで脱カフエイン固形は残留溶媒を剥ぎ取られ水で再
構成される♂次いでこの液は脱カフエイン乾燥生コーヒ
ーに吸収させもしくは生のカフェイン含有コーヒーヲ脱
カフェイン化するのに使用することができる。
抽出溶媒はカフェインも、抽出されたどんな無カフェイ
ン固形をも含まず抽出システムに再循環されることが望
ましいであろう。
第1図に示すような、そして以下に更に記載するような
固形回収システムで、付加的脱カフエイン固形および高
カフェインの固形フラクションを得るために、抽出固形
を処理することが更に望ましい。
水性脱カフエイン媒体はバッチもしくは連続(もしくは
半連続)システムのうち望ましいいずれかにより、純水
もしくは生コーヒー可溶物のカフェイン欠損溶液のいず
れかであることができる。
バッチシステムでは純水が生コーヒーに接触し、カフェ
インを多くの他の可溶性固形物と共に抽出する。
通常これらの無カフェイン可溶固形物を脱カフエイン生
コーヒーに戻し添加することが望ましいであろう。
当業者によって認められるように、これは前述の如く、
乾燥脱カフエイン可溶固形物を水に再構成し、この液を
以前に水抽出した乾燥脱カフエイン生コーヒーに吸収さ
せることによって容易に果たすことができる。
前記ベリーらの特許明細書に開示されたような向流の1
組の方法を含む連続システムでは、生コーヒー可溶物の
カフェインを欠< 水m液(カフ :r−インの乏しい
生柿出物)は生コーヒーと接触し、それらからカフェイ
ンを抽出する。
このカフェイン含有水溶液(カフェインの多い生柿出物
)は次いで乾燥され、本発明により脱カフェインされ、
乾燥脱カフエイン生コーヒー固形物を得る。
次いで脱カフエイン固形物は水に再構成され、再循環さ
れてカフェイン含有生コーヒーと接触させ、生コーヒ−
可溶物のカフェインを欠く水溶液を得る。
生コーヒLの抽出により生成するカフェイン含有水性液
は当業者に既知の任意の方法により乾燥することができ
る。
代表的には噴霧乾燥もしくは凍結乾燥が使用され、カフ
ェイン溶媒で容易に抽出され、その抜水で再構成できる
乾燥材料が製造される。
乾燥したカフェインの多い生柿出物からカフェインを抽
出するのに使用されるカフェイン溶媒は、カフェインに
適度に選択的で、乾燥したカフェインの多い生柿出物か
ら存在する他の化合物よりむしろカフェインを抽出する
であろう任意の溶媒であることができる。
好ましくは溶媒は非−・ロゲン化物でありそうでないと
食品処理に使用することは許されない。
本発明によれば溶媒は水と接触しないので、溶媒として
水と混合し5る、および/もしくは水より沸点の高い液
体を使用することができる。
適当な溶媒はメチル、エチルおよびプロピルアルコール
と共にトリアセチン、アセトン、ジエチルケトン、ジイ
ソプロピルエーテル、エチルエーテルおよび酢酸エチル
のような有機溶媒である。
乾燥生柿出物はカフェインの適当な抽出度が果された後
カフェイン含有溶媒から分離される。
当業者に認められるように、溶媒と生柿出物との接触期
間は温度および溶媒量と共に使用する接触タイプ(たと
えば固定床、攪拌タンクなど)のような処理変数による
乾燥抽出物を粉砕し一方ではカフェインと溶媒との接触
を増加させるために溶媒との接触のよ5な技術を使用す
ることが望ましい。
残留溶媒は真空ストリッピングのような方法によって脱
カフェイン乾燥中抽出物から除去されるべきである。
溶媒を含まない乾燥生柿出物は約10〜20重量%の固
形濃度で水に溶解される。
次いでこのカフェインの少い生抽出物は前記のように代
表的には約1:1の重量比で乾燥した水による脱カフエ
イン生コーヒー上に吸収させるか、もしくはそれらから
カフェインを抽出するためにカフェイン含有生コーヒー
と接触させるかである。
どちらの場合でも脱カフエイン生コーヒー材料を製造す
ることができる。
ヘリ−らの特許明細書の教示のように、脱カフエイン生
コーヒーは次のロースト中表面の付着物がカラメル化し
ないように表面の固形物を洗い落すべきである。
勿論洗滌水は水性液として脱カフェイン乾燥中抽出物を
再構成するのに使用することができる。
もしすぐにローストしない場合には洗滌コーヒーは乾燥
し、次のローストのために冷却すべきである。
通例の真空乾燥および通例の冷却方法は本発明に使用す
るに適する。
本発明の好ましい態様によれば第2図に示されるように
、乾燥生柿出物から抽出することのできた無カフェイン
固形を回収することが望ましい。
その理由はカフェインの他に固形は、特に溶媒が高温で
使用される時には、カフェイン溶媒によって抽出される
ことが実際にわかったからである。
溶媒中に含まれる大部分の固形を冷却して沈澱させるこ
とができる。
溶媒温度が低い時にはカフェインおよび無カフェイン固
形は溶媒から晶出するであろう。
これらの固形は沢過して分離し、第2段階のカフェイン
抽出処理で更に処理し、乾燥脱カフェイン生抽出物と純
粋カフェインを既知技術によって分離することのできる
カフェインの多い固形フラクションとを組合せるのに適
するカフェインを含まない固形フラクションを単離する
ことができる。
冷却し沢過した溶媒は乾燥したカフェインの多い生抽出
物に再び抽出するために再循環させることができる。
比較的低濃度のカフェインの多い固形を含むであろう溶
媒は通例新鮮溶媒を添加して直接使用することができ、
もしくは蒸溜のような方法によって固形を含まない溶媒
を回収し、およびカフェインの多い固形残渣と第2段階
のカフェイン抽出処理から得たカフェインの多い固形フ
ラクションとを組み合せることができるであろう。
第2図に示されるようにカフェイン含有固形は第2段階
の抽出システムで更に処理することができる。
これらの固形は再び乾燥中固形の抽出に使用されたもの
と通例同一の化学溶媒である加熱溶媒と接触させ、抽出
される。
加熱溶媒は第1段階およびカフェインの多い溶媒フラク
ションの脱カフエイン固形と組み合せることのできるカ
フェインを含まない固形フラクションを冷却および分離
して生成する固形から実質的にすべてのカフェインを除
去する。
カフェインの多い溶媒フラクションは蒸留することが好
ましく、溶媒はその後のカフェイン抽出のために再循環
させる。
カフェインの多い固形残渣は付加的のカフェインを含ま
ない固形を得る第3段階抽出システムで、もしくは通例
のカフェイン精製処理のいずれかで更に処理することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は固形回収システムを含む脱カフエイン方法を示
し、第2図は溶媒の冷却による2段階脱カフェイン方法
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水性抽出液をカフェイン含有生コーヒーと接触させ
    、カフェインを抽出して生コーヒー可溶物とカフェイン
    の水溶液を生成させ、そしてこの溶液からカフェインの
    有機液状溶媒によってカフェインを除去する生コーヒー
    の脱カフエイン方法において、上記溶液を乾燥し、乾燥
    固形をカフェイン溶媒で抽出することを特徴とする、上
    記脱カフエイン方法。 2 カフェイン溶媒は非・・ロゲン化有機液体である第
    1項の方法。 3 溶媒はアルコールである第2項の方法。 4 有機溶媒は最初に脱カフエイン乾燥固形から分離し
    、次いで更に処理してその中に含まれる無カフェイン固
    形を回収する第2項の方法。 5 有機溶媒は更に冷却処理してコーヒー固形を沈澱さ
    せ、沈澱固形はカフェイン溶媒で抽出する第4項の方法
    。 6 乾燥固形の抽出に使用する溶媒および沈澱固形の抽
    出に使用する溶媒はいずれもアルコールである第5項の
    方法。 7 水性抽出液は水であり、脱カフエイン乾燥固形は水
    で再構成して水抽出生コーヒー上に吸着させる第5項の
    方法。 8 水性抽出液は生コーヒー可溶物のカフェインを欠く
    溶液であり、脱カフエイン乾燥固形は水で再構成し、生
    成溶液はカフェイン含有生コーヒーからカフェインを抽
    出するのに使用する第5項の方法。
JP5971877A 1977-05-23 1977-05-23 コ−ヒ−の脱カフエイン改良方法 Expired JPS5941376B2 (ja)

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JPS53145963A JPS53145963A (en) 1978-12-19
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