JPS5939969Y2 - ケツトル等の把手装置

Info

【考案の詳細な説明】この考案はケラトル等の把手装置に関する。

ケラトル等の把手は、従来、容器本体に設けた耳部に把
手の先端をリベット止めし、把手の回動を可能にする簡
略な手段が用いられている。

一方、ケラトル等は、形状、色彩が豊かになり、かなり
デザイン化されてきているが、把手と容器本体の取付は
、旧態の１Ｘ、であり、デザイン化の傾向に反している
。

それ故、この考案は、把手と容器本体との取付を改良す
ることで、前述した不具合を解消させることを意図した
もので、基本的には、把手の先端部に球状体を設け、こ
の球状体をカバーを用いて容器本体に保持させる技術手
段を用いる。

球状体の使用は、把手の傾動を容易にさせ、又、カバー
の把手のつるを通す孔の形状の選択により把手の傾きの
方向を自由に設定できる利点を有する。

この考案によれば、把手の先端に保持された球状体と、
前記球状体の一部を覆い且つ容器本体に固定されるカバ
ーとを有するケラトル等の把手装置が提供される。

この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。

ケラトル１の把手２の両端部に球状体３を固定させる。

この固定手段としては、把手２の先端を球状体３にねじ
込んでもよく、又、両者を溶接等させてもよい。

これら球状体３に対応する容器本体４の肩部に、球状体
３の略半分を収める半球状の溝５を形成する。

球状体３の少なくとも一部を覆い且つ把手２を通す孔６
を有するカバー７を、容器本体４に固定させる。

カバー７の容器本体４への取付により、カバー７の半球
状部と容器本体４の半球状の溝５とにより作られる球状
部に、球状体３が収納され且つ把手２が孔６を介して外
部に延出することになる。

球状体３は、把手２の動きを容易にさせ、又、カバー７
はケラトル１の美観を向上させる。

カバー７の孔６の形状を選択することにより把手２がカ
バー７の孔６に接する位置が変り、把手２の傾きが調整
可能となる。

図示例では、容器本体４の肩部に半球状の溝５を形成し
たが、球状体３を平担な肩部に直接接触させるようにし
てもよい。

又、把手２としては、一本又は二本の線状のもの、或い
は、板状のものでもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一例のケラトル等の把手装置を示す
断面図、第２図はカバーの斜視図である。図中、１・・・ケラトル、２・・・把手、３・・・球状
体、４・・・容器本体、７・・・カバー。

【実用新案登録請求の範囲】