JPS593974Y2 - 容器吊下げ具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は数個の逆截頭円錐状の容器を一度に吊下げて容
易に持ち運ぶことができるように形成した容器吊下げ具
に関する考案である。

本考案は強固な材料の板に容器の最大径部に略相当し且
その一部に不連続部分を有する３個の円形切込を刻設し
、各円形切込の中心部から同一距離の位置にある板の中
心部に小孔を穿設し、前記板１の裏面にわたる容器吊下
げひもを小孔に挿通してなる容器吊下げ具に係る考案で
ある。

本考案の実施例の一つを図面に従って説明すると１は強
固な厚紙から構成される板で、本考案に係る強固な材料
は厚紙に限定されるものでなく、同効質の素材例えば硬
質合成樹脂製板でも本考案の目的を達成できる。

２は板１に刻設された３個の円形切込で、３は切込２の
一部に形成される不連続部分で、この不連続部分２の接
線方向の仮想延長線は、板１の中心部を中心として夫々
相互に交差する。

又この不連続部分３はミシン切込状に形成される。

この不連続部分３を折曲部として、円形切込２により形
成される円板４を新曲すると孔５が形成されると共に容
器挟持部６も形成される。

一方板１の中心部に向う不連続部分３の仮想接線の延長
線は交差するように構成されているので円板４を折曲す
ると第２図示の如く円板４は交差状となり仕切区分ａ、
ｌ）、ｃが形成される。

又前記孔５に容器７を挿入すると容器挟持部６によって
容器７の最大径部が挟持され、仕切区分ａ、ｌ）。

Ｃに容器７が挿入される状態となるが、不連続部分３に
より折曲された円板４によって容器７は相互に接触する
ことなく挟持できる。

尚、図中８は円板４の中心が同一距離にして且板１の中
央部に穿設された小孔で、９は板１の裏面に達するまで
小孔８に挿通された環状の手下げひもである。

本考案は上記のように構成されるから、その使用に際し
ては第３図図示の如くまず円板４を切込２の不連続部分
３を新曲部として内方へ山折りにすると容器７を挿入す
る孔５が形成され、この孔５に逆截頭形状の容器を挿入
し、その胴部の最大径部を容器挟持部６で挟持吊下げれ
ばよい。

本考案によれば容器は孔からはずれることなく一度に３
個の容器を吊下げて持ち運ぶことができ、吊下げても円
板が形成する仕切区分により夫々の容器は直接接触する
ことなく、従って容器の変形を防止でき、又、円板を板
から切離せば円板は容器から分離でき、容器のコースタ
−としても使用できるもので、構造が簡単にして便益大
なる器具である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の要部を構成する板の平面図、第２図は
第１図に於ける板において不連続部分より円板を折曲し
た状態を示す斜視図、第３図は本考案の使用状態を示す
斜視図で、 図中 １・・・・・・板、２・・・・・・円形切込、３
・・・・・・不連続部分、８・・・・・・小孔、９・・
・・・・容器吊下げひも。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 強固な材料の板１に容器７の最大径部に略相当し且その
   一部に不連続部分３を有する３個の円形切込２を刻設し
   、各円形切込２の中心部から同一距離の位置にある板１
   の中心部に小孔８を穿設し、前記板１の裏面にわたる容
   器吊下げひも９を小孔８に挿通してなる容器吊下げ具。