JPS5939307A - エア・セパレ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はエア・セパレータに関し、特に高粘度流体用
エア・セパレータに関する。

従来配管ライン貯蔵プラント等における石油などの液中
に混入する気泡を分離するエア・セパレータには、膣液
をセパレータの液面に向は流入させて気泡の浮力を利用
して分離する重力式エア・セパレータやセパレータ内の
液体の旋回流により気泡を旋回流の同心円中心部に移動
せしめてこれを分離する旋回流式エア・セパレータとが
採用されていた。これ等エア・セパレータをそれらの概
略を示す図面によって説明すれば、第１図は重力式エア
・セパレータの一例の説明用縦断面概略図であって、図
において液体流入口１から断面円形のセパレータ本体２
内に流入した気泡を含む液体ｎ筒３内を矢印で示すよう
に嵩流速で上昇し、該液体内に混入されている気泡をセ
パレータの円筒状本体２内の液面近くえ吹き上げた後、
重力によシ低流速でセパレータ本体２内を下降し流体流
出口４から取出さ扛る。一方前記吹き上げられた気泡は
セパレータ本体２内の膜表面に浮上し自由空気となって
セパレータ本体２内の液面とセパレータ本体２の内周面
とが形成する上部気室５内に溜シその貯溜量が多くなり
前記本体２内の液面が低下すれば、該液面に配設された
ＬＣ（レベル計）からの信号により、該ＬＣに電気的に
接続し、かつ前記気室５の最高部分に該気室５と連通し
て設けられた空気出口管乙に接続された電磁弁７が開き
気室５内の空気が電磁弁７に接続された排気管８から排
出される。かくして本体２内の液面が所定の位置に達す
れば前記ＬＣからの信号により電磁弁７は閉となる。上
記作動は流体の脱気操作中繰返して行われる。

この場合前記流入口１から流入される流体ならびにセパ
レータ本体２内の流体とがそれぞれ高粘性の場合は混入
’　ｄ２ されている気泡の上昇速度νはνα−なる関係にあるた
め急速に低下し、したがって内筒３の上端とセパレータ
本体２内の液面との差Ｈの量に影響されて安定した脱気
率を得ることが困難となる。更に又前記内筒６内の流速
増大は、圧損や前記本体２内液面の波立ち等の点から自
ら制約される不利がある。第２図は旋回流式エア・セパ
レータの一例の説明用縦断面概略図で、第１図と同一部
分は同一符号にて示し、液体流入口１及び液体流出口４
とをセパレータ本体２の円筒状部に切線方向に設け′、
流入液体を矢印Ａで示すように該本体２内にて旋回させ
、その遠心力により多孔板から成る円筒状内筒６内に移
動分離させ、本体２内の脱気された液体をその流出口４
から取出すと共に気泡を多く含んだ流体を本体２の下部
に形成さ肛た貯溜空間８に貯溜して前記内筒６内の液面
が所定の位置より上昇すれば前記空間８の下部に空間８
の内部に連通ずるよう設けら′ｔ′した液体排出管９か
ら所定の液面となるよう排液する、と共に本体２の上部
に形成された気室５における内筒３の液面レベルは、該
液面に配設さｎ＊Ｌｃ（レベル計）ととｆＬに電気的に
接続して作動する電磁弁７と該電磁弁７を介して気室５
に連通接続している空気出口管６と該電磁弁７の吐口側
に接続する排気管８とによって所定の位置に調整さ扛る
ことは重力式エア・セパレータの場合と同様である。こ
の方式のエア・セパレータは遠心分離であるために流量
の変動により脱気率は大きな影響を受け、低負荷時の低
脱気率ｔユ避けられない。

以上述べたように従来のエア・セパレータにはその分離
方式により上記の如く種々の不具合があった。

この発明は上記に鑑みなされたもので、高粘度流体内に
混入している気泡を効率よく安定して分離することがで
きるエア・セパレータを提供することをその目白りとす
る。

この発明の要旨は斜上の特許請求の範囲に記載したエア
・セパレータの構成にある。

以下この発明を、その一実施例を示した図面を参照しな
がら詳細に説明する。第６図はこの発明の一実施例の説
明用縦断面概略図であって１１は断面円形の外筒であり
、１２は前記外筒１１の中心軸線とその中心軸線を共通
にして前記外筒１１内に立設式れ、その下端は外筒１１
の底板上に固着され、上端外周には上面が水平もしくは
水平に近い角度をもって固着部にＲｉ付した平面円形の
脱気板１６が一体的に固着されている内筒である。

１４は外筒１１の外周面下部に外筒１１内に連通ずるよ
う固着さ扛り、気泡を脱気せんとする高粘度流体の入口
管である。１５は前記内筒１２の底面中心部に該内筒１
２と連通ずるよう固着された高粘度流体の出口管である
１６（ＬＣ）はレベル計であって内筒１２内の高粘度流
体の液面の高さを検知するものであり、電磁弁１７に電
気的に接続されていてレベル計１６からの信号によシミ
磁弁１７が開閉されるようになっている。１８は脱気管
であって一端は外筒１１の頂板１１′の最高位置に外筒
１１内に連通ずるよう固着され他端は前記電磁弁１７の
吸入側に接続されていて、吐出側には脱気排出管１９が
接続されている。更に外筒１１内及び内筒１２内のそれ
ぞれの流体面と外筒１１の頂板１１′間の空所２０は減
圧した気相部に形成さｎている。

この発明は蒸上の構成を有するので流体入口管１４から
外筒１１内に流入された気泡を含む高粘度流体Ｈは外筒
１１内において上方に移動し、脱気板１６の上面を流量
て内筒１２内に流入する。

この際脱気板１６は水平又は水平に近く内筒１２側に傾
斜して内筒１２の上端にＲｉ付して固着されているので
前記高粘度流体Ｈは脱気板１３の上面全ゆっくシと進行
し該高粘度流体Ｈ内に混入している気泡は該流体の進行
の時間的経過と共に流体上面に上昇する。この場合脱気
板１６の半径方向長さを充分長く設定すれば気泡を含む
高粘性流体は脱気板１３土に長時間滞溜した状態で内筒
１２内に流下する。気泡の分離率は該気泡が外筒１１内
の液面まで上昇する時間と気泡を混入した流体の脱気板
１６上に滞溜する時間とにより変動する。

す々わち脱気板１３の直径を可能な限り大きくして高粘
度流体Ｈの脱気板１３上を流下する時間を長くすればす
る程該流体に含まれている気泡の液面えの上昇は多くな
り、かくして気泡の分離率は大きくなり該流体は内筒１
２内に円滑に流入する。

内筒１２内に流入した脱気された高粘度流体Ｈは内筒１
２における高粘度流体出口管１５から取出さる。又高粘
度流体Ｈがから分離され、た、気泡は前記気相部２Ｄ内
で破泡されて気体が前記気相部２０内（貯溜され脱気管
１８及び電磁弁１７を介して外筒１１の外部に放出され
る。又内筒１２内の流体液面は、これに流入する流体の
落差が大きくなって落下中にエアを巻き込まぬよう内筒
液面に配設したレベル計ＬＣの発する信号により内筒１
２内液面と外筒１１内液面との連続した液面と外筒１１
の内周面とが形成する前記気相部２０の気圧を自動的に
増減して内筒１２内の流体液面を常に一定に維持すると
同時に脱気板１６上を進行する気泡を含む高粘度流体の
進行速度すなわち前記流体の脱気板１６上に滞溜する時
間を常に一定に維持するようになっている。

゛・　この発明は蒸上の構成及び作用を有するので、−
この発明に従えば高粘性流体内に混入さｆ′した気泡を
長時間にわたシ液面に近い位置に保持すること・ができ
るので該気泡は容易かつ効果的に除去され工業上の効果
は著しい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の重力式エア・セパレータノ説明用縦断面
概略図、第２図は従来の旋回流式エア・セパレータの説
明用縦断面概略図、第３図はこの発明にか＼る高粘度流
体用重力式エア・セパレータの一実施例の説明用縦断面
概略図である。 １１・・・エア・セパレータ内筒、’１２・・・エア・
セパレータ内筒、１６・・・脱気板、１４・・・高粘度
流体入口管、１５・・・高粘度流体出口管、１６・・・
レベル計、１７・・・電磁弁、１８・・・脱気管、１９
・・・脱気排出管、２０・・・減圧気相部。 出願人　　三菱重工業株式会社 はか２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二重円筒の内筒上面に水平もしくは水平に近い角度で接
   続する平板を設け、外筒内下方から気泡を脱気すべき液
   を入れ前記平板を通って内筒内に脱気された液を流入さ
   せると共に二重円筒の上部に減圧した気相部を設け、脱
   気ｊべき液を前記平板上で十分な液面近くでの滞留時間
   を持°たせることにより高い脱気効率を持つことを特徴
   とする高粘度流体用重力式エア・セパレータ。