JPS5938889Y2 - ブラシ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はヘアブラシ等のブラシに係る。

本案は強靭で簡単で安価なブラシを提供しようとするも
のである。

以下、図示の実施例について説明する。

図示のものは、柄部１１を有し適度な彎曲をなす基板１
を設け、該基板１にはブリッスル用の多数の貫通孔１２
・・・・・・を行及び列に配設すると共に、該貫通孔１
２・・・・・・の基板背側を各列毎に凹溝１３・・・・
・・で連係し、これを適宜合成樹脂により成形している
。

また、上記各列毎の貫通孔１２・・・・・・へ挿通させ
る複数のブリッスル２・・・・・・の後端部を、上記凹
溝１３・・・・・・に各嵌合の帯材２１・・・・・・に
一体に連設し、且つ各ブリッスル２・・・・・・の先端
に球面２２を形成し、これを適宜合成樹脂により一体成
形している。

而して、上記各列毎のブリッスル２・・・・・・を各列
の貫通孔１２・・・・・・へ基板背側から十分に挿通し
て、それらの帯材２１・・・・・・を各凹溝１３・・・
・・・へ嵌合させ、更に、基板１の背側に合成樹脂製背
板３を二次射出成形して付設し、上記帯材２１・・・・
・・をインサートさせている。

なお・、上記ブリッスル２・・・・・・に関、しては、
予め、長尺の連続帯材に多数のブリッスル２・・・・・
・を−列に次々に突設してなる長尺物を成形してお・き
、帯材を適宜長さに切断して用いるようにすると、列に
よりブリッスルの本数が変っても支障がない。

基板１及び背板３の周面にリング４を設けてもよく、こ
の場合には、背板３の二次成形前に基板１の周面へ適宜
に着色のリング４を嵌め、背板３の二次成形でリング４
を背板３へ十分に結合させるようにするとよい。

このリング４は基板１及び背板３を締めてその強度を増
大する。

本案によれば、背板３の二次射出成形により、基板１、
ブリッスル２・・・・・・及び背板３を全て一体化させ
ることができて、極めて強靭なものとすることができ、
且つ、ブリッスル２・・・・・・の後端力滞材２１で連
なるので、ブリッスル２・・・・・・の抜けを皆無にで
き、そして、ブリッスル２・・・・・・を剛に支持でき
て、頭髪のブラッシングに櫛を使用する感じで、安定感
、使用感よく良好にブラッシングでき、更に、ブリッス
ル２・・・・・・の後端を帯材２１で連結しでいるから
、これを予め長尺物に成形し、所要長さに裁断して使用
できて経済的であり、また、その帯材２１を基板１の凹
溝１３・・・・・・へ嵌合させるから、背板３の二次射
出成形に当ってブリッスル２・・・・・・を基板１へ確
実に保持できて、金型内へのセットが容易に行え、製作
が簡単で安価に提供でき、実用上類る有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例で、第１図は縦断側面図、第２図は平
面図である。 １・・・・・・基板、２・・・・・・ブリッスル、１１
・・・・・・柄部、２１・・・・・・帯材、１２・・・
・・・貫通孔、２２・・・・・・球面、１３・・・・・
・凹溝、３・・・・・・背板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂で成形した基板１を設け、該基板には多数の貫
   通孔１２・・・・・・を行及び列に配設すると共に背側
   にそれらの貫通孔１２・・・・・・を連係する複数の凹
   溝１３・・・・・・を設け、それらの貫通孔１２・・・
   ・・・へ後端が帯材２１で一体に連結された複数のブリ
   ッスル２・・・・・・を基板背側から挿通させてその帯
   状２１を上記凹溝１３・・・・・・へ嵌合し、また、基
   板１の背側へ合成樹脂の二次射出成形による背板３を付
   設し、上記帯材２１をその背板３で埋込固定させたこと
   を特徴とするブラシ。