JPS5933375Y2 - 下肢装具の支柱継手 - Google Patents

下肢装具の支柱継手

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JPS5933375Y2
JPS5933375Y2 JP13916978U JP13916978U JPS5933375Y2 JP S5933375 Y2 JPS5933375 Y2 JP S5933375Y2 JP 13916978 U JP13916978 U JP 13916978U JP 13916978 U JP13916978 U JP 13916978U JP S5933375 Y2 JPS5933375 Y2 JP S5933375Y2
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JP
Japan
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joint
base plate
fan
foot
lower limb
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Expired
Application number
JP13916978U
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English (en)
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JPS5556614U (ja
Inventor
英夫 渡辺
Original Assignee
八重洲リハビリ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は障害下肢に使用する装具の支柱継手に関し、特
に装具の骨材として用いる支柱に対し足関節の屈伸を制
御するために設けた継手に関するものである。
装具は人体障害部を保護しながらその治癒をなさしめる
と共に、日常生活動作例えば歩行等をなさしめる必要の
ために用いられる。
装具を必要とする障害の原因としては脳卒中による片麻
痺、手術又は傷害後遺症等がある。
これ等の原因による足関節部の障害例としては、足部の
屈筋(アキレス鍵)伸筋の麻痺、拘縮、弛緩、があり、
これによって美爪状態となった底屈、又は足先が上った
背屈症状が発生する。
従って治療過程において歩行に支障なきよう装具は下腿
に対し足部を直角前方に保持固定し、治癒状況に応じわ
ずかづつ順次屈伸可動域を設定して足部の屈伸動作をな
さしめる等足関節の拘縮乃至萎縮を防ぎながら自刃歩行
をなさしめねばならない。
本考案は上述の如き課題を解決するためのものであって
、装具に設けた支柱の足関節相当部に継手を設け、支柱
の傾斜許容角度を拡大縮小する係止体を設け、この係止
体を位置移動可能に固定するようにした継手を提案せん
とするものである。
以下本考案の一実施例を図面に従って説明する。
1は下肢装具で、該下肢装具1は足部を支承する保持体
2が設けられ、該保持体2の両側部より足関節の相当両
側部に継手3を起立する一方、該継手3には下腿に緊締
するサポータ4より下方へ延ばした支柱5の下端部を枢
着し、この支柱5の回動屈曲を継手の係止機構で制御す
るものである。
前記保持体2は足底全面に配置する底板6と底板6より
腫及び中足骨両側を保護する周壁7とが設けられ、同周
壁7間をベルベットファスナを有するバンド8により足
部を係留保持する構成とされる。
前記サポータ4は下腿排版筋部を覆う断面半円状の枠部
材10と該枠部材10の面端部に張設されるベルベット
ファスナーを有するバンド11が設けられて、下腿に緊
締される。
前記足部保持体2の周壁画側外面には取付部13で固着
起立された継手の基板部14が設けられる。
この基板部14はポリプロピレン等の合成樹脂材からな
り、上部が拡大されて略団扇形状をなしている。
そして、腓骨外骨、脛骨内骨(くるぶし)を損傷しない
よう取付部より下腿の両側方へ彎曲して張出させている
一方、サポータ4の棒部材両側外面に上端を固着した支
柱5はその下端部16が前記基板部14の足関節相当位
置外面に支軸17で回動自在に枢着される。
この支柱5はポリプロピレン等の合成樹脂材からなり、
上部が肉薄板状部18とされ、下部は肉厚で幅のせまい
角柱部19に形成されている。
前記支柱5は支軸17を中心とし基板部14の表面に沿
って身体の前後方向に傾斜し、この傾斜する角柱部19
の前後両側面を所望傾斜位置で保合停止する基板部表面
に設けた係止機構で制御する。
前記係止機構は基板部14外面の上縁に沿って扇形状の
突条面・21を刻設し、該突条面21は断面が鋸歯状で
あって、支柱18の支軸17を中心として放射状に突条
が形成される。
そして、扇形状突条面21の円孔中心線には円孔状長孔
22を穿設したものである。
前記扇形状の突条面21に噛合するように内面に放射状
突条を刻設した一対の係止体24を形成する。
該両係止体24は第2図に明確に示すように支柱18の
角柱部19を両側から挾持するように前記扇形状突条面
21に配置する。
そして、長(L22に挿通するピン26とねじ27とに
よって、係止体24を扇形状突条面21に位置移動可能
に係合緊締する。
係止体24は角柱部19の前後両側基板部14に設けら
れ、傾斜する角柱部19の前後両側面と両係止体24の
相対向する内側面とで係合させ、支柱の傾斜許容角度を
制御する。
前記噛合溝面21が弧状に彎曲し、係止体24を略梯形
にしたのは両係止体の対向内側面の全長に亙り角柱部1
9の前後側面を接触係合させて、機械的強度と制御の確
実性を高めたものである。
以上の如く構成された本考案の作用について説明する。
先ず、足の手術や傷害が発生すると治療処置をしたのち
本考案下肢装具の保持体2を足部に装着すると共にサポ
ータ4を下腿に装着し、その上から包帯で更に巻回保持
する。
その際、足部は下腿に対して直角前方に配置するよう1
対の係止体24の内側縁で支柱の角柱部19の前後の両
側面を挾持するように係合させておく。
両係止体24により足部は下腿に対して固定され、傷口
や傷害部は安静に保たれて早期に治癒される。
障害部が治癒すると、足関節の硬直や拘縮を防止して歩
行訓練をするため足関節の可動角度域を些がずっ拡大さ
せるものである。
即ち、基板部14の扇形状突条面21に刻設した鋸歯状
の突条と係止体24の内面に刻設した前記突条と噛合す
る突条面とはビス26とねじ27とで緊締係合している
が、ねじ27を緩めたのち、係止体24を基板部14の
側方へ位置移動してねじ27を緊締すれば、係止体24
は例えば第2図の左側に示す位置で確実に基板部14に
保合固定される。
そして、支柱18は二点鎖線で示す位置まで傾斜するこ
とができ、支柱と一体的な下腿は床に接着した足部に対
し、直立方向がら前記の前傾方向まで可動し、それだけ
足関節の可動域を拡大させることができる。
足部の背屈筒底屈筋の両者に障害がある場合は最初、接
地した足部より支柱を垂直状態に配置し、前後側係止体
24を角柱部の前後側面に接触してねじ固定する、それ
から障害筋の回復に応じて足部の背屈、底屈を順次なさ
しめるため前後の係止体24を前後方向にわずかづつ位
置移動して支柱の前傾、後傾をわずか許容し、歩行時の
踏返し動作ができるようにする。
足部の背屈筋が弱く底屈状態の場合は第2図に示す如く
、後側係止体を支柱型立位による如く配置し、前側係止
体を前方へ移動固定しておく。
このようにすると足部は自重により下腿に対して直角前
方に位置しておく、着地して下腿を前傾すると足部は背
屈させることができ、好適に踏返しすることができ、着
地の際も足先から接地することなく転倒の危険性がない
足部の底屈筋(アキレス鍵)が弱い場合は前側係止体は
支柱が垂直となるように配置固定し、後側係止体は噛合
溝面の後部に移動して固定しておく、そして足部は底屈
するが、歩行の際危険性がない範囲に係止体を位置移動
する。
このようにすることにより、肉離れ、又は切断したアキ
レス鍵等の治療中、無理に過伸展して症状を悪化させる
ことなく歩行することが可能である。
足部が底屈又は背屈した位置でしがも硬直しているとき
は、斯かる位置に沿って支柱を配置し、しかも該支柱は
わずか前傾後傾が可能なように前後両側係止体を固定し
ておき、硬直足部関節の筋力機能を回復させながら次第
に係止体を前後両外側方に移動して好適な歩行に移行さ
せる。
上述の如き本考案は継手の基板部表面に沿って前後両側
方に傾斜するように枢着された支柱を設け、該支柱の前
後両側の基板部表面には継手の前後両側方に向って位置
移動可能に係止体を固定する構成とされているので、下
腿に対して足部を所望の角度方向に固定したり、前記所
望角度位置から所望の許容範囲内で足部を底背屈自在と
したり、又下腿の直角前方に足部を配置して底屈乃至背
屈の何れか一方を屈曲自在としたりすることができる。
そして障害足部の治療回復をなすと共に転倒捻坐等の危
険なくして歩行可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は支柱継手を具えた下肢装具の全体斜視図、第2
図は支柱継手の側面図、第3図は第2図の背面図、第4
図は係止体を継手基板部と装着する状態を分割して示す
部分拡大断面図。 1・・・・・・下肢装具、2・・・・・・足部の保持体
、3・・・・・・支柱の継手、4・・・・・・サポータ
、5・・・・・・支柱、14・・・・・・継手の基板部
、17・・・・・・支軸、19・・・・・・支柱の角柱
部、21・・・・・・扇形状突条面、22・・・・・・
長孔、24・・・・・・係止体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 足部保持体の両側周壁外面には継手の基板部を起立し、
    該基板部の中央部分で足関節相当部分には下腿に巻回す
    る枠部材を上端に設けた支柱の下端を枢着して形成した
    下肢装具において、前記継手基板部の上端縁に沿う外面
    に刻設される扇形状の突条面は断面が鋸歯状であって支
    柱枢着部を中心として放射状に突条が形成され且つ扇形
    状の円弧中心線には円弧の長孔を穿設し、一方前記放射
    状の突条面に噛合する放射状突条面を内面に刻設した一
    対の係止体を成形し、該一対の係止体を支柱の両側の前
    記扇状突条面に配置し、前記円弧の長孔を介してビスと
    ねじにより係止体を継手基板部に対し位置移動可能に係
    合緊締するようにしたことを特徴とする下肢装具の支柱
    継手。
JP13916978U 1978-10-12 1978-10-12 下肢装具の支柱継手 Expired JPS5933375Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13916978U JPS5933375Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12 下肢装具の支柱継手

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JP13916978U JPS5933375Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12 下肢装具の支柱継手

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Publication Number Publication Date
JPS5556614U JPS5556614U (ja) 1980-04-17
JPS5933375Y2 true JPS5933375Y2 (ja) 1984-09-18

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ID=29112998

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JP13916978U Expired JPS5933375Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12 下肢装具の支柱継手

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