JPS5933188Y2 - タ−ミナル・ポストの取付具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はターミナル・ポストの取付具に関するものであ
る。

周知の通りターミナル・ポストの形状は、中間につば部
を有する柱状のもので、これは機能チェック用端子とし
て回路基板の端部に取り付けられるが、従来よりこの回
路基板への取付作業は、ヤットコの挾持部。

先端部でこのターミナル・ポストを挾んで回路基板の小
孔に圧入するのである。

しかしながら、ターミナル・ポストがヤットコ先端部で
動きやすくて取付作業が難く、その反面ターミナル−ポ
ストを強く挾むとその外形が容易に変形する欠点があっ
た。

本考案の目的はターミナル・ポストの取付作業をしやす
くし、取付げに際してターミナル・ポストの外形が容易
に変形しない取付具を提供することにある。

本考案の特徴は、二つの挾持部の先端内側にターミナル
・ポストの柱部を保持する保持溝を対向的に設け、さら
にこの二つの挾持部に挟持方向かつ同一直線上に、ター
ミナル・ポストの柱部が挿入可能であるが、ターミナル
・ポストのつば部は挿通不能であるガイド孔を穿設した
ところにある。

以下本考案の一実施例を説明する。

第１〜３図において、ヤットコの二つの挟持部１．２は
、軸３を中心として外方に拡開自在であり、それぞれの
先端部内側には保持溝４．５を対向的に設げである。

保持溝４，５内で、ターミナル・ポスト６の柱部６ａ、
６ｂを保持可能である。

また挾持部１，２にはその挾持方向かつ同一直線上にガ
イド孔７，８が穿設してあり、このガイド孔の内部にタ
ーミナル・ポスト６の柱部６１６ｂが挿通可能であるが
、つば部６ｃは挿入不能である。

９は回路基板である。次にターミナル・ポスト６を回路
基板９に取付ける方法について説明する。

まず第１図に示すように、挟持部１．２の先端部の保持
溝４，５内でターミナル・ポスト６の柱部６ａを保持し
つつ、柱部６ｂの下端部を回路基板９の小孔内に軽く圧
入する。

ついで第３図に示すように、一方のガイド孔７内にター
ミナル・ポスト６の柱部６ａを挿入した状態で両挾持部
１，２を強く閉じると、その押圧力がつば部６ｃ上面と
回路基板９の下面との間に加わり、ターミナル・ポスト
６は回路基板９に取付けられる。

以上説明したように本考案によれば、ターミナル・ポス
トの取付作業が容易になり、作業性が向上し、また取付
げに際してこのターミナル・ポストの外形が変形しにく
く、さらに構成が簡単であるなど実用上の効果は大きい
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は要部の
一部切欠正面図、第２図は第１図■−■線拡大断面図、
第３図はターミナル・ボス付は状態を示す一部断面説明
図である。 １．２・・・・・・挾持部、４，５・・・・・・保持溝
、トの取 ６・・・・・・ ターミナル・ポスト、６ａ、６ｂ・・・・・・ターミナ
ル・ポストの柱部、６ｃ・・・・・・ターミナル・ポス
トのつば部、７，８・・・・・・ガイド子に

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二つの挟持部の先端内側にターミナル・ポストの柱部を
   保持する保持溝を対向的に設げ、さらに上記二つの挾持
   部に挾持方向かつ同一直線上に、上記柱部が挿通可能で
   ありかつターミナル・ポストのつば部が挿通不能なガイ
   ド孔を穿設しであることを特徴とするターミナル・ポス
   トの取付具。