JPS5931608B2 - ウォ−タジェット併用の杭打設工法用噴射装置 - Google Patents
ウォ−タジェット併用の杭打設工法用噴射装置Info
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- JPS5931608B2 JPS5931608B2 JP6281980A JP6281980A JPS5931608B2 JP S5931608 B2 JPS5931608 B2 JP S5931608B2 JP 6281980 A JP6281980 A JP 6281980A JP 6281980 A JP6281980 A JP 6281980A JP S5931608 B2 JPS5931608 B2 JP S5931608B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ウォータジェットを併用して杭を地盤中に打
設する杭打設工法に使用する噴射装置に関するものであ
る。
設する杭打設工法に使用する噴射装置に関するものであ
る。
ウォータジェット併用の杭打設工法は、一般に、噴射装
置を送水管や送水ホースなどの送水部材の先端に取付け
ると共に、この送水部材を矢板杭や鋼管杭などの杭に噴
射装置が杭の先端に位置するように固定具等により固定
または着脱可能に取付け、かくして前記噴射装置からジ
ェット水を噴射させて杭と地盤との間に氷壁を形成しな
がら杭を地盤中に打設するものである。
置を送水管や送水ホースなどの送水部材の先端に取付け
ると共に、この送水部材を矢板杭や鋼管杭などの杭に噴
射装置が杭の先端に位置するように固定具等により固定
または着脱可能に取付け、かくして前記噴射装置からジ
ェット水を噴射させて杭と地盤との間に氷壁を形成しな
がら杭を地盤中に打設するものである。
このウォータジェット併用の杭打設工法は、杭と地盤と
の間に氷壁を形成して杭を無振動に近い状態で打設する
ことができると共に、杭と地盤との間の摩擦抵抗を軽減
して杭を速(かつ効率良く打設することができると言う
効果がある。
の間に氷壁を形成して杭を無振動に近い状態で打設する
ことができると共に、杭と地盤との間の摩擦抵抗を軽減
して杭を速(かつ効率良く打設することができると言う
効果がある。
ところが、その反面かかるウォータジェット併用の杭打
設工法は、十分な支持力が得られないと言う欠点がある
。
設工法は、十分な支持力が得られないと言う欠点がある
。
すなわち、地盤は土質により多少の相違があるが必ず透
水性を有する。
水性を有する。
従って、杭先端より噴射された水が杭の先端および周側
面に行き渡って地表面に湧き上るまでには、多大の量の
水を必要とする。
面に行き渡って地表面に湧き上るまでには、多大の量の
水を必要とする。
このために、杭の周辺の地盤がゆるみ、十分な支持力が
得られず、特に杭先端に配設された噴射装置が先端方向
(杭打膜方向)に向いているので、杭先端の最終根入部
(杭周側面における地盤の支持力より大きい支持力を必
要とする。
得られず、特に杭先端に配設された噴射装置が先端方向
(杭打膜方向)に向いているので、杭先端の最終根入部
(杭周側面における地盤の支持力より大きい支持力を必
要とする。
)における地盤がジェット水の噴射力により攪拌され、
上述の地盤のゆるみと併わせで支持力に悪影響をもたら
し、その結果十分な支持力が得られないのである。
上述の地盤のゆるみと併わせで支持力に悪影響をもたら
し、その結果十分な支持力が得られないのである。
そこで、ジェット水の如く杭と地盤との間の縁を切るこ
とができ、しかも杭の周囲の地盤をゆるませることのな
い流体、すなわち空気をジェット水と共に杭先端に導入
し、その空気が杭と地盤との間の縁を切り、従って少な
い水量のジェット水でもって杭と地盤との間に氷壁を形
成することができ、もって十分な支持力が得られると言
った杭打設工法が開発された。
とができ、しかも杭の周囲の地盤をゆるませることのな
い流体、すなわち空気をジェット水と共に杭先端に導入
し、その空気が杭と地盤との間の縁を切り、従って少な
い水量のジェット水でもって杭と地盤との間に氷壁を形
成することができ、もって十分な支持力が得られると言
った杭打設工法が開発された。
この杭打設工法に使用される噴射装置として、実開昭5
4−181607号公報に記載のものが代表される。
4−181607号公報に記載のものが代表される。
この噴射装置は、杭の長さ方向に沿って添設するように
しだ長尺のウォータパイプの先端にノズルを取付けると
共に、前記ウォータパイプに沿ってエアー通路を設け、
このエアー通路の先端を前記ノズルの先端近くに開口さ
せ、前記ウォータパイプの基端をポンプ装置の吐出口に
連通して、前記ノズルから高圧水を噴射させ、この高圧
水に前記エアー通路からのエアーを混入させるごとく構
成したものである。
しだ長尺のウォータパイプの先端にノズルを取付けると
共に、前記ウォータパイプに沿ってエアー通路を設け、
このエアー通路の先端を前記ノズルの先端近くに開口さ
せ、前記ウォータパイプの基端をポンプ装置の吐出口に
連通して、前記ノズルから高圧水を噴射させ、この高圧
水に前記エアー通路からのエアーを混入させるごとく構
成したものである。
ところが、この噴射装置は、杭に固定したU字形支持金
具にノズルをただ単に挿通したものであるから、杭の打
設時に土の抵抗によりノズルが外れたり、ノズルの噴射
方向が変わったりし、所望の氷壁が形成されないなどの
問題を有する。
具にノズルをただ単に挿通したものであるから、杭の打
設時に土の抵抗によりノズルが外れたり、ノズルの噴射
方向が変わったりし、所望の氷壁が形成されないなどの
問題を有する。
本発明は、上述の諸問題を解決した噴射装置を提供せん
とするものである。
とするものである。
本発明は、ウォータジェット水に使用する水と別個の圧
力流体により脱着作動を行う脱着装置を装備したことを
特徴とする。
力流体により脱着作動を行う脱着装置を装備したことを
特徴とする。
以下、本発明のウォータジェット併用の杭打設工法用噴
射装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。
射装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。
この実施例における本発明の噴射装置は、脱着装置を装
備した流体管Aと、その流体管Aの先端に設けたノズル
本体Bと、そのノズル本体Bおよび流体管Aに軸方向に
それぞれ別個に設けた水通路C1σおよび空気通路り、
D’とからなる。
備した流体管Aと、その流体管Aの先端に設けたノズル
本体Bと、そのノズル本体Bおよび流体管Aに軸方向に
それぞれ別個に設けた水通路C1σおよび空気通路り、
D’とからなる。
前記脱着装置を装備した流体管Aは、管本体1と、中空
状のピストン2と、スプリング3と、係止ボール4と、
杭Pに固定した固定体5とを備える。
状のピストン2と、スプリング3と、係止ボール4と、
杭Pに固定した固定体5とを備える。
前記管本体1は内管体10と、外管体11と、内管体1
0と外管体11との間に形成されたシリンダ室12とか
らなる。
0と外管体11との間に形成されたシリンダ室12とか
らなる。
前記内管体10は小径の管部100の一端に大径のヘッ
ド部101を設けると共に、小径の管部100と大径の
ヘッド部1010間に段部な介してストッパ一部102
を設ける。
ド部101を設けると共に、小径の管部100と大径の
ヘッド部1010間に段部な介してストッパ一部102
を設ける。
その小径の管部100および大径のヘッド部101の中
心軸方向に水通路Cと空気通路りとをそれぞれ別個に設
けると共に、この水通路Cおよび空気通路りの一端の大
径のヘッド部101において給水ホース60および給気
ホース61(または給水管および給気管)を接続する口
部104および107を設ける。
心軸方向に水通路Cと空気通路りとをそれぞれ別個に設
けると共に、この水通路Cおよび空気通路りの一端の大
径のヘッド部101において給水ホース60および給気
ホース61(または給水管および給気管)を接続する口
部104および107を設ける。
前記外管体11は中心軸方向に内管体10の管部100
の外径より大きい径の開口部110を設け、この開口部
110の一端部の内周側面および外周側面に段部を介し
てストッパ一部111および固定体5位置決め部112
を設け、該開口部110の他端部の内周側面にスプリン
グ押え部113を突設すると共に、ノズル本体Bを接続
する口部114を設げ、略中央に内周側面側の径が係止
ボール4の径より若干大きく、かつ外周側面側の径が係
止ボール4の径より若干小さい透孔115を適宜所要数
設ける。
の外径より大きい径の開口部110を設け、この開口部
110の一端部の内周側面および外周側面に段部を介し
てストッパ一部111および固定体5位置決め部112
を設け、該開口部110の他端部の内周側面にスプリン
グ押え部113を突設すると共に、ノズル本体Bを接続
する口部114を設げ、略中央に内周側面側の径が係止
ボール4の径より若干大きく、かつ外周側面側の径が係
止ボール4の径より若干小さい透孔115を適宜所要数
設ける。
前記シリンダ室12は内管体10のヘッド部101に外
管体11の開口部110の一端を螺合して内管体10に
外管体11を固定することにより、内管体10の外周側
面、ヘッド部101の内面と外管体11の内周側面、ス
プリング押え部113の内面との間において形成される
。
管体11の開口部110の一端を螺合して内管体10に
外管体11を固定することにより、内管体10の外周側
面、ヘッド部101の内面と外管体11の内周側面、ス
プリング押え部113の内面との間において形成される
。
前記ピストン2は内径が内管体10の管部100の外径
と略等しく、外径が外管体11の開口部110の内径と
略等しい中空形状をなし、その−端部の外周側面に一端
から他端にかげて外側に傾斜したテーパ面20を設ける
と共に、他端に鍔状のストッパー突部21を突設したも
のであって、前記管本体1のシリンダ室12中に軸方向
にスライド自在に嵌装する。
と略等しく、外径が外管体11の開口部110の内径と
略等しい中空形状をなし、その−端部の外周側面に一端
から他端にかげて外側に傾斜したテーパ面20を設ける
と共に、他端に鍔状のストッパー突部21を突設したも
のであって、前記管本体1のシリンダ室12中に軸方向
にスライド自在に嵌装する。
前記スプリング3は前記管本体1のシリンダ室12のピ
ストン2の一端側の第1室121中、すなわち外管体1
1のスプリング押え部113とピストン2の一端との間
に介装し、前記ピストン2を矢印と逆方向(ピストン2
の他端側方向)に常時付勢させる。
ストン2の一端側の第1室121中、すなわち外管体1
1のスプリング押え部113とピストン2の一端との間
に介装し、前記ピストン2を矢印と逆方向(ピストン2
の他端側方向)に常時付勢させる。
前記係止ボール4は前記管本体1の透孔115に外管体
11より出没可能に、かつピストン2のテーパ面20と
対向させて適宜所要数嵌入する。
11より出没可能に、かつピストン2のテーパ面20と
対向させて適宜所要数嵌入する。
前記固定体5は内径が前記外管体11の外径と略等しい
環形状をなし、その内周側面に係止ボール4が係止する
係止凹部50を周方向に適宜数、すなわち係止ボール4
の数と対応して設ける。
環形状をなし、その内周側面に係止ボール4が係止する
係止凹部50を周方向に適宜数、すなわち係止ボール4
の数と対応して設ける。
前記内管体10のヘッド部101中にピストン作動用の
流体通路105を前記水通路Cおよび空気通路りと別個
に設けると共に、このピストン作動用の圧力流体の通路
105を前記シリンダ室12のピストン2の他端側の第
2室122に連通させ、該ピストン作動用の圧力流体通
路105にピストン作動用の圧力流体送給ホース62(
または圧力流体送給管)を接続する口部106を設ける
。
流体通路105を前記水通路Cおよび空気通路りと別個
に設けると共に、このピストン作動用の圧力流体の通路
105を前記シリンダ室12のピストン2の他端側の第
2室122に連通させ、該ピストン作動用の圧力流体通
路105にピストン作動用の圧力流体送給ホース62(
または圧力流体送給管)を接続する口部106を設ける
。
前記内管体10の外周側面と外管体11の内周側面との
間、内管体10の外周側面とピストン2の内周側面との
間、外管体11の内周側面とピストン2の外周側面との
間、および外管体11の外周側面の固定体5の内周側面
と対向する面の所要箇所にオーリング6を介装する。
間、内管体10の外周側面とピストン2の内周側面との
間、外管体11の内周側面とピストン2の外周側面との
間、および外管体11の外周側面の固定体5の内周側面
と対向する面の所要箇所にオーリング6を介装する。
前記ノズル本体Bは、水通路C′を中心軸方向に設け、
この水通路C′の先端を窄ませて水通路C′の先端にノ
ズル噴射ロア0を形成する。
この水通路C′の先端を窄ませて水通路C′の先端にノ
ズル噴射ロア0を形成する。
該ノズル本体Bに空気通路D′を水通路C′と別個に、
かつ略平行に設け、この空気通路σの先端開口部を前記
ノズル噴射ロア0に近接して設け、水をノズル噴射ロア
0から噴射させると、空気通路り、D’を介しテ空気が
エゼクタ作用により空気通路り、D’の先端開口部から
吸引されて水と共に噴射されるように構成する。
かつ略平行に設け、この空気通路σの先端開口部を前記
ノズル噴射ロア0に近接して設け、水をノズル噴射ロア
0から噴射させると、空気通路り、D’を介しテ空気が
エゼクタ作用により空気通路り、D’の先端開口部から
吸引されて水と共に噴射されるように構成する。
前記ノズル本体Bの基端にねじ部71を設ける。
かくしてなる流体管Aのねじ孔口114にノズル本体B
のねじ部71をねじ込み、そのノズル本体Bの水通路C
′および空気通路D′と流体管Aの水通路Cおよび空気
通路りとをそれぞれ合致させると共に、前記ノズル本体
Bと流体管Aとの間にオーリング72を介在させる。
のねじ部71をねじ込み、そのノズル本体Bの水通路C
′および空気通路D′と流体管Aの水通路Cおよび空気
通路りとをそれぞれ合致させると共に、前記ノズル本体
Bと流体管Aとの間にオーリング72を介在させる。
この実施例における本発明の噴射装置は、以上の如き構
成よりなり、以下その使用例について説明する。
成よりなり、以下その使用例について説明する。
給水ホース60.給気ホース61および圧力流体送給ホ
ース62に外嵌した保護管63を杭Pに支持金具により
装着し、その給水ホース60.給気ホース61および圧
力流体送給ホース62を流体管Aの口部104 、10
7および106に接続する。
ース62に外嵌した保護管63を杭Pに支持金具により
装着し、その給水ホース60.給気ホース61および圧
力流体送給ホース62を流体管Aの口部104 、10
7および106に接続する。
この流体管Aおよびノズル本体Bを杭Pに固定した固定
体5に固定する。
体5に固定する。
すなわち、流体管への管本体1を固定体5中に管本体1
の位置決め段部112が固定体5の一端面に当るまで、
すなわち係止ボール4が固定体5の係止凹部50に対向
する位置まで挿入する。
の位置決め段部112が固定体5の一端面に当るまで、
すなわち係止ボール4が固定体5の係止凹部50に対向
する位置まで挿入する。
次に、送給ホース629口部106.流体通路105を
経てシリンダ室12の第2室122中にピストン作動用
の圧力流体を供給する。
経てシリンダ室12の第2室122中にピストン作動用
の圧力流体を供給する。
すると、上述の圧力流体の圧力により、ピストン2がス
プリング3のばね力に抗して矢印方向にスライドし、こ
のピストン2のスライドに伴って、ピストン2のテーパ
面20と対向する係止ボール4がピストン2のテーパ面
20により矢印の如く外方に押し出され、第2図に示す
ように、ピストン2のストッパー突部21が外管体11
のストッパ一段部111に当り、ピストン2が停止した
ところで、係止ボール4が外管体11の透孔115から
突出して固定体5の係止凹部50に係止することにより
、管本体1すなわち流体管Aおよびノズル本体Bは固定
体5に固定される。
プリング3のばね力に抗して矢印方向にスライドし、こ
のピストン2のスライドに伴って、ピストン2のテーパ
面20と対向する係止ボール4がピストン2のテーパ面
20により矢印の如く外方に押し出され、第2図に示す
ように、ピストン2のストッパー突部21が外管体11
のストッパ一段部111に当り、ピストン2が停止した
ところで、係止ボール4が外管体11の透孔115から
突出して固定体5の係止凹部50に係止することにより
、管本体1すなわち流体管Aおよびノズル本体Bは固定
体5に固定される。
次に、河川水、海水、湖水などを使用してジェット水を
実線矢印の如く、給水ホース60.流体管Aおよびノズ
ル本体Bの水通路CおよびC′を介してノズル噴射ロア
0から噴射させながら、杭Pをバイブロなどの適宜手段
により地盤G中に打設する(第3図aを参照)。
実線矢印の如く、給水ホース60.流体管Aおよびノズ
ル本体Bの水通路CおよびC′を介してノズル噴射ロア
0から噴射させながら、杭Pをバイブロなどの適宜手段
により地盤G中に打設する(第3図aを参照)。
このとき、本発明の噴射装置は、脱着装置により杭Pに
確固に固定されている。
確固に固定されている。
従って、杭Pの打設時における土の抵抗により、本発明
の噴射装置が杭Pより外れたり、ジェット水の噴射方向
が変わったりするような虞れはない。
の噴射装置が杭Pより外れたり、ジェット水の噴射方向
が変わったりするような虞れはない。
しかも、流体管Aの水通路Cを流れる流体と別個の流体
により、ピストン2を作動させることができるので、水
通路Cを流れる流体が例えば河川水、海水や湖水などの
場合であっても、シリンダ室12ピストン2のスライド
面が腐蝕破損してシール部が効かなくなり、ピストン2
を介し係止ボール4が作動せず、その結果流体管Aおよ
びノズル本体Bを固定体5に固定することができなくな
ると言った虞れはない。
により、ピストン2を作動させることができるので、水
通路Cを流れる流体が例えば河川水、海水や湖水などの
場合であっても、シリンダ室12ピストン2のスライド
面が腐蝕破損してシール部が効かなくなり、ピストン2
を介し係止ボール4が作動せず、その結果流体管Aおよ
びノズル本体Bを固定体5に固定することができなくな
ると言った虞れはない。
以上のように、ジェット水を給水ホース60および流体
管Aの水通路Cおよびノズル本体Bの水通路C′を介し
てノズル噴射ロア0から噴射させると、先端開口部がノ
ズル噴射ロア0に近接するノズル本体B空気通路D′お
よび流体管Aの空気通路りおよび給気ホース61を介し
て空気は、エゼクタ作用により、すなわちノズル噴射ロ
ア0から噴射されるジェット水により吸引され、実線矢
印で示すジェット水と共に破線矢印の如く空気通路D′
の先端開口部から杭Pの先端に噴射される。
管Aの水通路Cおよびノズル本体Bの水通路C′を介し
てノズル噴射ロア0から噴射させると、先端開口部がノ
ズル噴射ロア0に近接するノズル本体B空気通路D′お
よび流体管Aの空気通路りおよび給気ホース61を介し
て空気は、エゼクタ作用により、すなわちノズル噴射ロ
ア0から噴射されるジェット水により吸引され、実線矢
印で示すジェット水と共に破線矢印の如く空気通路D′
の先端開口部から杭Pの先端に噴射される。
このジェット水と空気とが同時に杭Pの先端に導入され
ると、水より比重が極めて小さく、かつ地盤Gに対して
浮力が極めて犬である空気が、破線矢印の如くまず杭P
と地盤Gとの間を通って上昇し、地表から抜けながら地
盤Gと杭Pとの間の縁を切る(第3図すを参照)。
ると、水より比重が極めて小さく、かつ地盤Gに対して
浮力が極めて犬である空気が、破線矢印の如くまず杭P
と地盤Gとの間を通って上昇し、地表から抜けながら地
盤Gと杭Pとの間の縁を切る(第3図すを参照)。
次に、ジェット水が実線矢印の如く空気により縁を切ら
れた地盤Gと杭Pとの間に入り込んで上昇し、地盤Gと
杭Pとの間に水壁Wを形成する(第3図Cを参照)。
れた地盤Gと杭Pとの間に入り込んで上昇し、地盤Gと
杭Pとの間に水壁Wを形成する(第3図Cを参照)。
この水壁Wを形成しながら、すなわち上述のす、cの操
作作動を繰返しながら杭Pを地盤G中に所要深度まで打
設する。
作作動を繰返しながら杭Pを地盤G中に所要深度まで打
設する。
このように、ジェット水と空気とを杭Pの先端に同時に
導入しながら杭Pを地盤G中に打設するようにしたもの
であるから、まず空気により杭Pと地盤Gとの間の縁を
切り、次いでジェット水により杭Pと地盤Gとの間に水
壁Wを形成するので、杭P側面と地盤Gとの摩擦抵抗を
軽減させることができ、杭打段効率を向上させることが
できると共に、杭Pを無振動に近い状態で打設すること
ができる。
導入しながら杭Pを地盤G中に打設するようにしたもの
であるから、まず空気により杭Pと地盤Gとの間の縁を
切り、次いでジェット水により杭Pと地盤Gとの間に水
壁Wを形成するので、杭P側面と地盤Gとの摩擦抵抗を
軽減させることができ、杭打段効率を向上させることが
できると共に、杭Pを無振動に近い状態で打設すること
ができる。
しかも、空気でもって杭Pと地盤Gとの間の縁を切り、
次いで杭Pと地盤Gとの間に水壁Wを形成するようにし
たものであるから、少ない量のジェット水でもって杭P
と地盤Gとの間に水壁Wを形成することができ、従って
杭Pの周囲の地盤、特に杭Pの先端の最終根太部におけ
る地盤が多量のジェット水でもって攪拌されるような虞
れはなく、十分な支持力が得られる。
次いで杭Pと地盤Gとの間に水壁Wを形成するようにし
たものであるから、少ない量のジェット水でもって杭P
と地盤Gとの間に水壁Wを形成することができ、従って
杭Pの周囲の地盤、特に杭Pの先端の最終根太部におけ
る地盤が多量のジェット水でもって攪拌されるような虞
れはなく、十分な支持力が得られる。
なお、ジェット水の供給源において流量調節弁などを配
し、地盤の土質や杭の貫入状況に合わせてジェット水の
流量を適宜に調節すれば、さらに強固な支持力が得られ
る。
し、地盤の土質や杭の貫入状況に合わせてジェット水の
流量を適宜に調節すれば、さらに強固な支持力が得られ
る。
また、上述の実施例においては、ジェット水と空気とを
同時に、しかも空気を導入する器具装置などを用いずに
杭Pの先端に導入するようにしたが、ジェット水を導入
する器具装置などと別個に空気を導入する器具装置など
を使用し、ジェット水と空気とを別個に杭Pの先端に導
入しなから杭Pを地盤G中に打設するようにしても良い
。
同時に、しかも空気を導入する器具装置などを用いずに
杭Pの先端に導入するようにしたが、ジェット水を導入
する器具装置などと別個に空気を導入する器具装置など
を使用し、ジェット水と空気とを別個に杭Pの先端に導
入しなから杭Pを地盤G中に打設するようにしても良い
。
以上のように、杭Pを所要深度まで打設したならば、本
発明の噴射装置を杭Pから取外す。
発明の噴射装置を杭Pから取外す。
すなわち、シリンダ室12の第2室122中の圧力流体
ヲ抜<。
ヲ抜<。
すると、ピストン2がスプリング3のばね復帰力により
矢印と逆方向にスライドし、このピストン2のスライド
に伴って、今までピストン2のテーパ面20により押さ
れて固定体5の係止凹部50に係止していた係止ボール
4がフリーの状態になり、第1図に示すように、ピスト
ン2のストツバ−突部21が内管体10のストッパ一段
部102に当り、ピストン2が停止したところで、係止
ボール4の固定体5の係止凹部50への係止状態が解除
され、以って管本体1すなわち流体管Aおよびノズル本
体Bを固定体5から取外すことができる。
矢印と逆方向にスライドし、このピストン2のスライド
に伴って、今までピストン2のテーパ面20により押さ
れて固定体5の係止凹部50に係止していた係止ボール
4がフリーの状態になり、第1図に示すように、ピスト
ン2のストツバ−突部21が内管体10のストッパ一段
部102に当り、ピストン2が停止したところで、係止
ボール4の固定体5の係止凹部50への係止状態が解除
され、以って管本体1すなわち流体管Aおよびノズル本
体Bを固定体5から取外すことができる。
なお、上述の実施例において、内管体10のストッパ一
段部102と外管体11のストッパ一段部111との間
の距離、すなわち、ピストン2のスライド距離はピスト
ン2のテーパ面20の長さに合わせ、このピストン2の
テーパ面20の高さは係止ボール4が外管体11の透孔
115より突出して固定体5の係止凹部50に十分に係
止し得る程度移動する距離に合わせる。
段部102と外管体11のストッパ一段部111との間
の距離、すなわち、ピストン2のスライド距離はピスト
ン2のテーパ面20の長さに合わせ、このピストン2の
テーパ面20の高さは係止ボール4が外管体11の透孔
115より突出して固定体5の係止凹部50に十分に係
止し得る程度移動する距離に合わせる。
以上の実施例からも明らかなように、本発明のウォータ
ジェット併用の杭打設工法用噴射装置は、着脱装置を装
備したものであるから、杭の打設時における土の抵抗に
より、本発明の噴射装置が杭より外れたり、ジェット水
の噴射方向が変わったリするような虞れはない。
ジェット併用の杭打設工法用噴射装置は、着脱装置を装
備したものであるから、杭の打設時における土の抵抗に
より、本発明の噴射装置が杭より外れたり、ジェット水
の噴射方向が変わったリするような虞れはない。
しかも、流体管およびノズル本体にピストン作動用の流
体通路ジェット水用水通路とを別個に設けたものである
から、ジェット水用水通路により送給する流体と、ピス
トン作動用の流体通路により送る流体とを別個にするこ
とができ、従ってジェット水用水通路により送給する流
体として河川水、海水、湖水などを使用しても、ピスト
ン作動用の流体通路により送る流体として上水、油、エ
アなどを使用することができる。
体通路ジェット水用水通路とを別個に設けたものである
から、ジェット水用水通路により送給する流体と、ピス
トン作動用の流体通路により送る流体とを別個にするこ
とができ、従ってジェット水用水通路により送給する流
体として河川水、海水、湖水などを使用しても、ピスト
ン作動用の流体通路により送る流体として上水、油、エ
アなどを使用することができる。
この結果、ピストン、シリンダ室のスライド面が腐蝕破
損して管本体を固定体に固定できな(なると言った虞れ
はない。
損して管本体を固定体に固定できな(なると言った虞れ
はない。
また、送給用の流体通路と、ピストン作動用の流体通路
とを別個に設けたので、流体管の流体送給機能と流体管
の脱着機能とを別個に働かせることができる。
とを別個に設けたので、流体管の流体送給機能と流体管
の脱着機能とを別個に働かせることができる。
従って、流体管を固定体に固定しなくとも流体管から流
体を送給することができる。
体を送給することができる。
添付図面は本発明のウォータジェット併用の杭打設工法
用噴射装置の一実施例を示し、第1図はフリー状態の断
面図、第2図は固定状態の断面図、第3図a、b、cは
本発明の噴射装置を用いたウォータジェット併用の杭打
設工法の一施工例を示した説明図である。 A・・・流体管、B・・・ノズル本体、c、c’・・・
水通路、D、D’・・・空気通路、G・・・地盤、P・
・・杭、W・・・水壁、1・・・管本体、10・・・内
管体、105・・・ピストン作動用流体の通路、11・
・・外管体、115・・・透孔、12・・・シリンダ室
、121・・・第1室、122・・・第2室、2・・・
ピストン、20・・・テーパ面、3・・・スプリング、
4・・・係止ボール、5・・・固定体、50・・・係止
凹部。
用噴射装置の一実施例を示し、第1図はフリー状態の断
面図、第2図は固定状態の断面図、第3図a、b、cは
本発明の噴射装置を用いたウォータジェット併用の杭打
設工法の一施工例を示した説明図である。 A・・・流体管、B・・・ノズル本体、c、c’・・・
水通路、D、D’・・・空気通路、G・・・地盤、P・
・・杭、W・・・水壁、1・・・管本体、10・・・内
管体、105・・・ピストン作動用流体の通路、11・
・・外管体、115・・・透孔、12・・・シリンダ室
、121・・・第1室、122・・・第2室、2・・・
ピストン、20・・・テーパ面、3・・・スプリング、
4・・・係止ボール、5・・・固定体、50・・・係止
凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 脱着装置を装備した流体管と、その流体管の先端に
設けたノズル本体と、そのノズル本体および流体管に軸
方向にそれぞれ別個に設けた水通路および空気通路とか
らなり、 前記脱着装置を装備した流体管は、管本体と、外周側面
に一端から他端にかげて外側に傾斜したテーパ面を設け
た中空状のピストンと、弾性体と、適宜要数の係止ボー
ルと、杭に固定した固定体とを備え、前記管本体は軸方
向に水通路と空気通路とをそれぞれ別個に設けた内管体
と、その内管体の外側に固定した外管体と、内管体の外
周側面と外管体の内周側面との間に形成したシリンダ室
とからなり、前記シリンダ室中に前記ピストンを軸方向
にスライド自在に嵌装し、該シリンダ室のピストンの一
端側の第1室中において前記弾性体を介装し、前記ピス
トンをピストンの他端側方向に常時付勢させ、前記外管
体に前記係止ボールを出没可能に、かつピストンのテー
パ面に対向させて設け、前記管本体にピストン作動用の
圧力流体の通路を前記水通路および空気通路と別個に前
記シリンダ室のピストンの他端側の第2室に連通させて
設け、かくしてなる管本体の外管体を固定体内に固定体
と係止ボールとが対向するように配し、前記圧力流体の
通路を介して前記第2室中に圧力流体を水および空気と
別個に供給することにより、ピストンが弾性体の弾性力
に抗してスライドし、係止ボールが固定体に係止して管
本体が固定体に固定され、一方策2室中から圧力流体を
抜くと、ピストンが弾性体の弾性復帰力により元の位置
にスライドし、係止ボールの固定体への係止状態が解除
して管本体が固定体から取外されるように構成し、 前記ノズル本体は、前記水通路の先端開口部にノズル噴
射口を設けると共に、前記空気通路の先端開口部を前記
ノズル噴射口に近接して設け、杭打設と同時に水を噴射
口から噴射させると、空気通路を介して空気がエゼクタ
作用により空気通路の先端開口部から吸引されて水と共
に噴射されるように構成したことを特徴とするウォータ
ジェット併用の杭打設工法用噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281980A JPS5931608B2 (ja) | 1980-05-14 | 1980-05-14 | ウォ−タジェット併用の杭打設工法用噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281980A JPS5931608B2 (ja) | 1980-05-14 | 1980-05-14 | ウォ−タジェット併用の杭打設工法用噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56159425A JPS56159425A (en) | 1981-12-08 |
JPS5931608B2 true JPS5931608B2 (ja) | 1984-08-03 |
Family
ID=13211314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6281980A Expired JPS5931608B2 (ja) | 1980-05-14 | 1980-05-14 | ウォ−タジェット併用の杭打設工法用噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931608B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0468418B2 (ja) * | 1984-08-30 | 1992-11-02 | Nippon Zeon Kk |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128617A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-08 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 鋼製杭の打込み固定工法 |
JPH02176016A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-09 | Kato Kensetsu:Kk | ウエルの沈設工法 |
-
1980
- 1980-05-14 JP JP6281980A patent/JPS5931608B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0468418B2 (ja) * | 1984-08-30 | 1992-11-02 | Nippon Zeon Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56159425A (en) | 1981-12-08 |
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