JPS5929950Y2 - 転炉羽口部の炉壁の構造 - Google Patents
転炉羽口部の炉壁の構造Info
- Publication number
- JPS5929950Y2 JPS5929950Y2 JP1977079786U JP7978677U JPS5929950Y2 JP S5929950 Y2 JPS5929950 Y2 JP S5929950Y2 JP 1977079786 U JP1977079786 U JP 1977079786U JP 7978677 U JP7978677 U JP 7978677U JP S5929950 Y2 JPS5929950 Y2 JP S5929950Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractory
- converter
- furnace
- furnace wall
- bricks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は転炉特にいわゆるＰＳ転炉の羽口部の炉壁の構
造に関する。
造に関する。
転炉は溶鉱炉、反射炉管たは自溶炉から出る皺を処理し
て粗銅とする。
て粗銅とする。
この転炉にはＧＦ炉およびＰＳ炉がある。
近年圧倒的比率で採用されているＰＳ炉は横型円筒回転
式の炉であり、軸線方向に多数の羽口が取り付けられて
いる。
式の炉であり、軸線方向に多数の羽口が取り付けられて
いる。
ＰＳ転炉の炉内においては皺中に含まれる鉄、硫黄分が
羽口より吹き込まれた空気によって酸化されてＦｅＯ，
Ｆｅ２０３ｓＳＯ２となるが、この酸化反応のため一連
の羽目の附近が特に高温となり、この部分の耐火煉瓦が
急速に侵食され、これにより炉の寿命が左右される。
羽口より吹き込まれた空気によって酸化されてＦｅＯ，
Ｆｅ２０３ｓＳＯ２となるが、この酸化反応のため一連
の羽目の附近が特に高温となり、この部分の耐火煉瓦が
急速に侵食され、これにより炉の寿命が左右される。
元来耐火煉瓦と炉体セルとの間には両者の密着性を良好
にするため及び侵食により煉瓦が薄くなった時の溶体に
よる炉体セルの損傷防止のために断熱性のマグネシャ質
系不定形耐火物、いわゆるバッキング材が充填されてい
る。
にするため及び侵食により煉瓦が薄くなった時の溶体に
よる炉体セルの損傷防止のために断熱性のマグネシャ質
系不定形耐火物、いわゆるバッキング材が充填されてい
る。
しかして出願人はさきに耐火煉瓦の侵食を防止するため
に炉体セル外側に水冷ジャケットを取付は煉瓦を間接的
に冷却することを提案（実願昭５ｌ−１５０６１）して
いる。
に炉体セル外側に水冷ジャケットを取付は煉瓦を間接的
に冷却することを提案（実願昭５ｌ−１５０６１）して
いる。
しかしながら、バッキング層および炉体セル鉄板を隔て
た外部からの冷却には限界があり、さらに羽目部耐火煉
瓦の寿命を伸長する提案が待望されている。
た外部からの冷却には限界があり、さらに羽目部耐火煉
瓦の寿命を伸長する提案が待望されている。
本考案はこのような問題を解決するためなされたもので
あり、本考案は炉体セルと耐火煉瓦との間に高熱伝導性
材料で成るバッキングを形成した転炉羽口部の炉壁の構
造である。
あり、本考案は炉体セルと耐火煉瓦との間に高熱伝導性
材料で成るバッキングを形成した転炉羽口部の炉壁の構
造である。
すなわち、本考案はバッキング材は炉体セル鉄板の保護
のためには断熱性を有することが必要であるとの伝統的
、静態的思想を止揚し、逆に高熱伝導性の材料を用いて
水冷ジャケットの冷却効率を高めることにより煉瓦の寿
命を伸長させ、ひいては操業効率を挙げるものである。
のためには断熱性を有することが必要であるとの伝統的
、静態的思想を止揚し、逆に高熱伝導性の材料を用いて
水冷ジャケットの冷却効率を高めることにより煉瓦の寿
命を伸長させ、ひいては操業効率を挙げるものである。
高熱伝導性のバッキング材としては炭素質または炭化珪
素質の不定形耐火物がある。
素質の不定形耐火物がある。
これらの熱伝導率は７〜１２Ｋｃａ’ｌ／ｍｈｒ’Ｃ，
と高く、従来のマグネシャ質系バッキング材の熱伝導率
１．４〜１．８ Ｋｃａｌ ／ｍｈ ｒ ”Ｃ，と対比
される。
と高く、従来のマグネシャ質系バッキング材の熱伝導率
１．４〜１．８ Ｋｃａｌ ／ｍｈ ｒ ”Ｃ，と対比
される。
なお、前記耐火物にかいて強度が弱いときはアルミナ、
マグネシャ等の不定形耐火物と混合した耐火物を用いる
ことが好ましい。
マグネシャ等の不定形耐火物と混合した耐火物を用いる
ことが好ましい。
以下、本考案に関し図面により詳細に説明する。
図面は本考案の１実施例を示すものでありＪＰＳ転炉羽
口部の略縦断面図である。
口部の略縦断面図である。
図において１は羽目、２は水冷ジャケット、３ａ〜３ｅ
は耐火煉瓦、４は炉体セル、５は炭素質または炭化珪素
質材料によるバッキングである。
は耐火煉瓦、４は炉体セル、５は炭素質または炭化珪素
質材料によるバッキングである。
羽口１に供給される圧搾空気は羽口ノズル１ａを経由し
て炉内に噴出スる。
て炉内に噴出スる。
水冷ジャケット２は炉体セル４上、図面では省略されて
いるが羽目を挾んでその上下に配置され、ボルト９によ
り該鉄板に取り付けられて釦り、羽目列と平行に横方向
に多数設けられている。
いるが羽目を挾んでその上下に配置され、ボルト９によ
り該鉄板に取り付けられて釦り、羽目列と平行に横方向
に多数設けられている。
煉瓦３ａ〜３ｅは炉体セル上にバッキング５を介して積
１れ、バッキング５は炉体セル４に溶接された多数のス
タッド６により補強されている。
１れ、バッキング５は炉体セル４に溶接された多数のス
タッド６により補強されている。
冷却水は冷却水入ロバイブＩから入り、冷却水出ロバイ
ブ８から排出される。
ブ８から排出される。
羽口附近の煉瓦は前記のごとく極めて高温にさらされる
ため侵食が進行するが、特に煉瓦３ｂ〜３ｄが甚だしく
、捷ず線Ａ 、 Ａ’に囲１れた煉瓦の部分が侵食され
、次第にそれぞれ線Ｂ 、 Ｂ’線Ｃ９Ｃ′に囲曾れた
煉瓦の部分に及ぶ。
ため侵食が進行するが、特に煉瓦３ｂ〜３ｄが甚だしく
、捷ず線Ａ 、 Ａ’に囲１れた煉瓦の部分が侵食され
、次第にそれぞれ線Ｂ 、 Ｂ’線Ｃ９Ｃ′に囲曾れた
煉瓦の部分に及ぶ。
水冷ジャケット２は炉体セル４の外側からこれら煉瓦を
冷却するが、従来はなにふんにもバッキングが炭化珪素
質または炭素質耐火物を含捷ない断熱性のマグネシャ質
系材料によっていたため、冷却効率の点でのもの足りな
さは否めなかった。
冷却するが、従来はなにふんにもバッキングが炭化珪素
質または炭素質耐火物を含捷ない断熱性のマグネシャ質
系材料によっていたため、冷却効率の点でのもの足りな
さは否めなかった。
本考案においては炉体セル４の内壁にあえて高熱伝導性
のバッキング５を作り、その上に煉瓦３ａ〜３０等を積
むこととしたため、煉瓦３ａ〜３ｅ等の水冷ジャケット
２による冷却効果は高められ、煉瓦の寿命を延長し、転
炉の運転効率の向上、耐火煉瓦補修費の低減等多大の効
果を奏するものである。
のバッキング５を作り、その上に煉瓦３ａ〜３０等を積
むこととしたため、煉瓦３ａ〜３ｅ等の水冷ジャケット
２による冷却効果は高められ、煉瓦の寿命を延長し、転
炉の運転効率の向上、耐火煉瓦補修費の低減等多大の効
果を奏するものである。
図面は本考案の１実施例を示すＰＳ転炉羽口部の略縦断
面図である。 １・・・・・・羽口、１ａ・・・・・・羽口ノズル、２
・・・・・・水冷ジャケット、３ａ〜３ｅ・・・・・・
煉瓦、４・・・・・・炉体セル、５・・・・・・バッキ
ング、６・・・・・・スタッド、７・・・・・・冷却水
人口管、８・・・・・・冷却水出口管、９・・・・・・
ボルト。
面図である。 １・・・・・・羽口、１ａ・・・・・・羽口ノズル、２
・・・・・・水冷ジャケット、３ａ〜３ｅ・・・・・・
煉瓦、４・・・・・・炉体セル、５・・・・・・バッキ
ング、６・・・・・・スタッド、７・・・・・・冷却水
人口管、８・・・・・・冷却水出口管、９・・・・・・
ボルト。
Claims (3)
- （１）炉体セルと耐火煉瓦との間に高熱伝導性不定形耐
火物で成るバッキングを形成した転炉羽目部の炉壁の構
造。 - （２）実用新案登録請求の範囲第１項記載の転炉羽目部
の炉壁の構造に釦いて高熱伝導性不定形耐火物が炭素質
の不定形耐火物筐たはかかる耐火物を含む不定形耐火物
であるもの。 - （３）実用新案登録請求の範囲第１項記載の転炉羽口部
の炉壁の構造に釦いて高熱伝導性不定形耐火物が炭化珪
素質の不定形耐火物またはかかる耐火物を含む不定形耐
火物であるもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977079786U JPS5929950Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | 転炉羽口部の炉壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977079786U JPS5929950Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | 転炉羽口部の炉壁の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS547205U JPS547205U (ja) | 1979-01-18 |
| JPS5929950Y2 true JPS5929950Y2 (ja) | 1984-08-27 |
Family
ID=28998068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977079786U Expired JPS5929950Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | 転炉羽口部の炉壁の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5929950Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5074519A (ja) * | 1973-11-05 | 1975-06-19 |
-
1977
- 1977-06-20 JP JP1977079786U patent/JPS5929950Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5074519A (ja) * | 1973-11-05 | 1975-06-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS547205U (ja) | 1979-01-18 |
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