JPS5929274B2 - スケ−トリンクの氷結装置 - Google Patents

スケ−トリンクの氷結装置

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JPS5929274B2
JPS5929274B2 JP51156844A JP15684476A JPS5929274B2 JP S5929274 B2 JPS5929274 B2 JP S5929274B2 JP 51156844 A JP51156844 A JP 51156844A JP 15684476 A JP15684476 A JP 15684476A JP S5929274 B2 JPS5929274 B2 JP S5929274B2
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pipe
floor
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floor pipe
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JP51156844A
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巌 茅野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スケートリンクの氷結装置に関し、更に詳し
くはスケートリンクとして必要な厚さで良質の氷層を効
率よく迅速に形成可能となす為に氷結効果が高く施工上
簡便に組立、解体ができ保守管理が容易な氷結装置を提
供することを目的とするものである。
従来、スケートリンクの氷結装置のフロアパイプに、耐
寒性の合成樹脂硬質管を利用したものがあるが、該方式
によれば、リンク両側のメインヘッダ間の長さの該硬質
管を準備しなければならず、この硬質管は、長く重量が
重いことから、例えば夏にはプールとして、冬にはスケ
ートリンクとして利用する場合には、その組立、解体作
業が大変で、作業者も多数しかも尋問の技術者が必要で
あや、かつこれを支える架台も犬すくシなければならな
かった。
又、特にこの硬質管は、鋼管等と同様に液体流通時の内
部抵抗が太さいため比較的大径の管を使用しなければな
らず、その結果、管の敷設ピッチは大きくなり、作成さ
れた管と管の中間のフロアラインは凹部となり、管上は
よく結氷して山部となり、全体として凹凸のフロアライ
ンとなった悪質なアイスフロアとなるものである。
又、フロアパイプが重量の重い長尺の硬質管であること
から、例えばその配管途中で一部破損部分が発生した場
合には、その部分のみの修理、取替えも困難なことであ
る。
たとえ、このような破損という問題が生じなくとも、各
組立、解体時にメインヘッダと連結する際のアダプタ部
分で摩耗、損傷し、パイプの長さが短くなるといった問
題が生じたとさ、その長さを延長することは不可能であ
り新たなパイプを取付けなければならないことになる。
更に、1本のパイプの長さが長いため、スケートリンク
に敷設しているときは良いが、それを取りはずし、敷地
をプールに利用する場合は次の組立時まで該長尺のパイ
プを保管しなげればならず、広いスペースの保管場所が
必要である等問題点が多々存する。
本発明は、従来のこれらの問題点を解決し、氷結効果の
顕著な、かつ敷設容易なスケートリンクの氷結装置を提
供せんとするものであり、その要旨とするところは、凸
材を用いて基台上に山形部分を形成すること、基台と凸
材の上に防水シートをかぶせて貯水部を形成すること、
一定ピッチで設けた支持体の装着孔に挿着したフロアパ
イプを貯水部中において中空状態で支持すること、該フ
ロアパイプの端部を貯氷部周囲の山形部分を超えて貯水
部外へ配置すること、フロアパイプをフレキシブルな連
結部を介してメインヘッダに連結する点にある。
以下本発明の詳細を図面に記載した実施例に基き説明す
れば、第1図は本発明を実施したスケートリンクの平面
図、第2図はその側面図、第3図はパイプ支持体斜視図
である。
図中1は、メインへラダ2,2間に架設し、スケートリ
ンクのフロアを構成するフロアパイプであって、メイン
ヘッダ2,2とはそれぞれジャバラ状のフレキシブルジ
ヨイントからなる連結部3を介して接続している。
即ち、フロアパイプ1は、その中に冷却したブラインを
流通させ周囲に存在するスケートリンク形成用の水を凍
らすために、その材質は該冷却温度に耐えうるものでな
くてはならず、更に、ブライン流通時とそうでないとき
の温度差が著しいためにその伸縮にも耐えうるものでな
くてはならない。
従ってこのフロアパイプ1に使用する管材としては、合
成樹脂製の軟質管を使用することが望ましく、例えばポ
リ酢酸ビニール製の軟質管を使用した場合には、ポリ酢
酸ビニールが耐寒性の点において一20℃で使用可能、
耐圧性も良好で、耐薬品性、とりわけ、ブラインに使用
する塩化カルシウム液に侵かされない性質をもつことが
ら上記した耐伸縮性と合わせてフロアパイプ1としての
使用適応性が高いのである。
本発明においては、該合成樹脂製軟質管をフロアパイプ
1に利用し、フロアパイプ1と同様ノ耐寒性、耐薬品性
を有するジャバラ状の合成樹脂製フレキシブルジヨイン
トからなる連結部3を介してフロアパイプ1をメインへ
ラダ2に連結して冷却時の該パイプの収縮を連結部3で
吸収するとともに、各シーズン始めと終了時の組立、解
体作業に際し、フロアパイプ1の端部損傷部分を切除し
てもなお余裕があるようその長さを設定している。
4は、スケートリンク形成用基台である。
スケートリンクを平地に設置するときには、平地上に直
接該基台4を置き、プールに設置するときには、基台4
を架設しなければならない。
該基台4上には貯水用防水シート5を敷き、リンク周囲
に山形部分Iを作成し、リンク用貯水部8を設ける。
貯水部8を作成する一例としては、敷き延べた防水シー
ト5の端縁下側に山形部分形成用凸材6を連続して置き
、その上に該防水シート5の端縁をかぶせ山形部分7を
つくるのである。
したがって、該山形部分7内には、氷結用貯水部8が作
成されることになり、次いで貯水部8中にフロアパイプ
1が中空支持の状態で架設されるよう支持体9ぞ設置す
る。
該パイプ支持体9は、第3図に示すごとくフロアパイプ
1の設置間隔に応じて上方に開口した挿着孔10を設け
た板体又はこれに相当するものを貯水部8中に該挿着孔
10にフロアパイプ1を挿着した状態で載置し、フロア
パイプ1が中だるみするのを防止する。
支持用挿着孔10は、図示したように上方に開口してい
るから、それに該合成樹脂製軟質管をはめ込みできるも
のである。
またフロアパイプ1端部は図示する如く基台4上の凸材
6で形成した山形部分Iを越えて貯水部8外に配置せし
め、該フロアパイプ1端部にジャバラ状フレキシブルジ
ヨイントである連結部3を装着するようにしている。
しかして、本装置を用いてスケートリンクラ氷結するに
は、まず貯水部8に第1結氷層を形成する水をはり、フ
ェンス前にその下端を水中に没したゴム等の弾性板体1
1を連続して位置させる。
次にブラインタンク12から導いたブラインを冷凍機1
3で冷却し、これをメインへラダ2に送り、各フロアパ
イプ1に送る。
送られたブラインは、フロアパイプ1を流通し周囲の水
の顕熱、潜熱を奪いなから他端のメインヘッダ2に入り
再びブラインタンク12に送られる。
このサイクルを順次繰り返すものである。
この過程で、貯水部8中の水がフロアパイプ1を内包し
、弾性板体11の下部を没したま\で氷結し基氷として
の第1結氷層を作り、次いで該基氷の上に更に必要な深
さになるまで注水し、これを基氷上で氷結する。
氷結時にフロアパイプ1は収縮するが、フレキシブルジ
ヨイント又はフロアパイプを延長した連結部3で、この
収縮をカバーし、ホースの長さ方向に無理な収縮力が加
わったりすることを防止する。
またフロアパイプ1端部は山形部分7を越えて貯水部8
外に位置して連結部3を装着するようにしているから、
連結部3は貯水部8で氷結が行なわれてもその動きを固
定的に規制されず、十分な伸縮機能を発揮してフロアパ
イプ1氷結時の長さ変化に対応することができ且つ洩れ
や損傷のしやすい連結部3の取りはずし、取り替えが極
めて容易に行なえる。
なお、貯水部8を構成する山形部分をスケートリンクと
しての氷結厚さに足りる高さとすれば、前記のように二
段階又は多段階の氷結作業が不要で一段又は多段で氷結
作業が可能となる。
次いで本発明の氷結装置による氷結実験例を示す。
今、1,800 m”の屋外スケートリンクに100朋
の氷結をする際、まず、厚さ60關の第1結氷層を作成
して、次いで、厚さ40朋の第2結氷層を作成するに要
する結氷日数並びにその消費電力を比較実験してみた結
果は別表第4図のとおりであった。
このときの実験条件は、 (比較例) 直径3QmrILのポリエチレン製硬質パ
イプを400本等間隔で貯水部中に 敷設した。
(本発明) 直径15mr/Lの酢酸ビニール製軟質パ
イプを870本等間隔で貯水部中に 敷設した。
なお、このときの外気温は15〜20℃、冷凍機能力は
240冷凍トン、ブラインは塩化カルシウム液である。
この結果、比較例のものはその表面に凹凸があり、スケ
ート時の転倒原因になったり又スケート靴のエツジがく
い込み氷を極度に疲労させるに対し、本発明による氷は
表面平担で、直射日光にあたってもその表面が溶解する
だけで、内部の水質は良好で、水中からフロアパイプ中
のブラインへの伝熱効果が良好であることを物語ってい
る。
待遠は極めて顕著である。
なお、本発明は比較例にのは、比較例の6日は冷凍機を
フル運転したときの必要日数であるに対し、本発明のも
のは延べ日数でちり、フル運転日数に換言すれば、1.
5日程変で終了している。
以上のようになる本発明のスケートリンクの氷結装置に
よれば、前述の要旨で述べたような構成となすことによ
って、スケートリンクとして必要な厚さの氷層を効率よ
く迅速かつ低コントで形成することができ、又該氷結装
置は施工上簡便に組立、解体することができ保守管理が
容易となるのである。
即ち、凸材と防水シートを用いるだけで、極めて簡便な
操作で貯水部を基台上に作ることができるのであり、こ
の貯水部に多数のフロアパイプを一定間隔で、しかも広
い面積を作業迅速に完成することが前記支持体によって
初めて可能となるうえに、フロアパイプの端部を前記山
形部分を超えて部外に°配置し、ジャバラ状フレキシブ
ルジヨイントである連結部を介してメインヘッダに連結
することが単にフロアパイプを山形部分上に載置するだ
けで可能となり、パイプの収縮を容易とするものである
更に詳説すれば、フロアパイプ1を支持体9で中空支持
をさせることによって氷結用水中で完全な中空支持の状
態が得られ、氷結用の水を貯水部8へ送り込み、パイプ
が水中に没した状態で該パイプへブラインを送ると、そ
の温度低下によりパイプが収縮し、水中に横−直線状態
で支持され、完全に水中の中空位置に配せしめることが
でき、パイプの上下水部分に対する氷結条件を一定にす
ることができるのである。
又、支持体9を用いることから、パイプ1を一定ピッチ
で多数簡易且つ正確に設定でき、上下方向のみならず、
パイプ間横方向への氷結効果を均一になさしめることが
できる。
この支持部には適当な着色を施し、且つ薄板状にできる
から、氷結後氷上からみたときにはこの支持部が不体裁
なものとみえず、外観上スケートリンクの氷を美麗に仕
上げるものである。
更にフロアパイプ1の端部を山形部分7を超えて貯水部
8外に配置させて形成したことから、例えば60〜70
m程度のフロアパイプ1を利用したときには、60〜7
0CIfL程度収縮するものであるが、この収縮力をフ
レキシブルジヨイントからなる連結部3に伝達するのが
極めて容易であり、この連結部3によって収縮を吸収す
ることができるのである。
もし、このパイプ端部を従来構成の如く、貯水部の壁を
貫通してパイプを設けている場合のように、水が凍結す
る迄の間に貯水部から水がパイプ挿入孔を通じ流出する
のを防止する必要がないのである。
尚、フロアパイプ1の収縮の伝達とこれを受ける為のフ
レキシブルジヨイントからなる連結部3を用いたことに
よって、この連結部3を用いない場合のようにパイプ1
が貯水部8の側壁への取付部又はメインへラダ2への取
付部から抜けたり、又はメインヘッダ2を貯水部8側へ
引き寄せたりして、パイプやヘッダに不測の損傷を与え
るという問題を解決できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はスケートリンク
の平面図、第2図は拡大側面図、第3図はフロアパイプ
の支持体斜視図、第4図は結氷日数と使用電力量の関係
を示すグラフである。 1°°°フロアパイプ、2・・・メインヘッダ、3・・
・連結部、4・・・基台、5・・・防水シート、6・・
・凸材、I・・・山形部分、8・・・貯水部、9・・・
支持体、10・・・挿着孔、11・・・弾性板体、12
・・・ブラインタンク、13・・・冷凍機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平板上の基台上に山形部分形成用の凸材を連続した
    輪状に配置して該凸材の上に防水シートをかぶせること
    により防水シート上面に貯水部を形成し、該貯水部中に
    上方に開口した多数の装置孔を一定ピッチで設けた長尺
    の支持体を一方方向に適数列配置し、該支持体の装着孔
    に耐寒性合成樹脂製軟質管であるフロアパイプを前記支
    持体と直交する方向に配置して装着し、該フロアパイプ
    を貯水部中において中空支持の状態で支持すると共にフ
    ロアパイプの端部を前記基台上の凸材で形成した山形部
    分を越えて貯水部外に配置せしめ、該フロアパイプ端部
    を適当長さの耐寒性合成樹脂製のジャバラ状フレキンプ
    ルジヨイントである連結部を介してスケートリンク両側
    に配置したメインヘッダに連結し、冷凍機で冷却したブ
    ラインをメインヘッダとフロアパイプに供給してなるス
    ケートリンクの氷結装置。
JP51156844A 1976-12-24 1976-12-24 スケ−トリンクの氷結装置 Expired JPS5929274B2 (ja)

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