JPS5927609Y2 - 配電用変圧器装置 - Google Patents

配電用変圧器装置

Info

Publication number
JPS5927609Y2
JPS5927609Y2 JP5270980U JP5270980U JPS5927609Y2 JP S5927609 Y2 JPS5927609 Y2 JP S5927609Y2 JP 5270980 U JP5270980 U JP 5270980U JP 5270980 U JP5270980 U JP 5270980U JP S5927609 Y2 JPS5927609 Y2 JP S5927609Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
capacitor
outer box
distribution transformer
coupling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5270980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56155432U (ja
Inventor
淳 野崎
昭男 「かつら」谷
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP5270980U priority Critical patent/JPS5927609Y2/ja
Publication of JPS56155432U publication Critical patent/JPS56155432U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5927609Y2 publication Critical patent/JPS5927609Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は配電線搬送用結合装置と配電用変圧器とを同
−外箱内に収納した配電用変圧器装置の改良に関する。
最近、高圧配電線の事故時にその区間を自動的に配電網
から切り離し、健全な配電線はそのまま安定配電を行う
配電自動化システムや、各需要家の積算電力量を自動的
に測定する自動検針システムや、夜間電力を使用した電
気温水器の自動制御システムなど高圧配電線を利用した
搬送通信制御システムが多用されてきている。
これらのシステムにおいては制御装置と高圧配電線に搬
送した制御信号を伝達するための結合装置が必要となる
この結合装置は高電圧の配電電圧がらの絶縁と高周波信
号(一般には5〜30 KHz)のみを有効に通過させ
る高周波帯域フィルタの機能を有しており、コンテ゛ン
サとリアクトルおよび゛回路のインピーダンスを整合す
るための整合変圧器とがら構成されている。
この高圧結合装置は配電線搬送方式に使用するには多数
必要であり、その結合装置を単独で設置することは装柱
場所の点が困難である。
このようなことから結合装置は柱上油入変圧器と一緒に
装柱して使用されることが多く、両者の外箱に共通にし
て、小形化をはがることか考えられている。
しかし、柱上油入変圧器の使用条件は一般に周囲温度が
最高の40℃のとき、外箱内の絶縁油の温度上昇が最大
で50℃であると、絶縁油の最高温度は90℃となる。
このようなことがら前述の結合装置のように高温の絶縁
油中にコンデンサを設置するには高温に耐えられる特殊
な絶縁のコンテ゛ンサとするか、又は外箱を大きくして
冷却面積を増し、絶縁油の温度上昇を低くする必要があ
るとともに、装置が大形となる。
以下このことを、第1図、第2図を参照して説明する。
第1図は一般的な高圧結合装置の回路図であり、高圧配
電線の一端にコンテ゛ンサ1とリアクトル2を直列に接
続し、このリアクトル2と並列に整合変圧器3の一次巻
線を接続し、リアクトル2の一端(コンデンサ1の接続
されない側)を接地して回路を構成する。
なお整合変圧器3の一次および二次巻線には図示しない
放電ギャップ等の保護装置が、また整合変圧器3の二次
巻線には図示しない送受信装置が接続される。
第2図は第1図の、高圧結合装置と柱上変圧器とを共通
の外箱に収納した従来の配電用変圧器装置の一例を示す
断面図である。
外箱4内の底面には変圧器鉄心6に変圧器巻線5が巻回
された変圧器本体およびケースに収納されたコンテ゛ン
サ1が並置されており、又、外箱4内の一側壁(図示右
側)に、リアクトル2および整合変圧器3が取付けられ
ている。
(外箱4内には絶縁油7が整合変圧器の上方まで収納さ
れている。
)外箱4外側壁上方には高圧側ブッシング8が貫通固定
されており、この高圧側ブッシング8と変圧器鉄心上部
に固定された端子台9と電気的に接続され、この端子台
9と変圧器巻線5およびコンデンサ1は電気的に接続さ
れている。
外箱4外側壁上方には低圧側ブッシング10が貫通固定
され、これと変圧器巻線(2次側)5が電気的に接続さ
れている。
なお整合変圧器3の図示しない接地線および二次巻線は
図示しない外部引出端子により外箱4外部に導出されて
いる。
一般に5QkVA程度の柱上変圧器の外箱は直径45Q
mm、高さ1000 mm程度であるが、これに前述の
ようにコンデンサ1やリアクトル2および整合変圧器3
を外箱4低部や外箱4側壁に取付けるためには、その取
付スペースを大きくしなければならないため2も大形化
し油量、および重量が増加する。
また 4が狭□くて深いためコンデンサ1等の部品の
取付や接続作業が困難な欠点があった。
この考案はこのような欠点を除去するためになされたも
ので外箱内の底面に変圧器本体の配置し、この巻線端部
下方の外箱底面の鉄心下部支持具に結合装置のコンデン
サを固定することにより、前記コンデンサは絶縁特性か
ら好ましい温度領域となり、信頼性が向上し、組立作業
が容易で小形化を図れる配電用変圧器装置を提供するこ
とを目的とする。
以下この考案について図面を参照して説明する。
第3図はこの考案の一実施例の断面図である。外相4内
の底面に鉄心下部支持金具11を固定し、この鉄心下部
支持金具11に鉄心6を配置固定し、この鉄心6には巻
線(1次および2次の両方)5を巻回する。
この巻線5の端部下方に位置し、鉄心下部支持金具11
に、結合装置を構成するコンデンサ1を、この端子が鉄
心6と反対側に向くように横に配置固定する。
また鉄心6の一側面上方にはほぼ1形の鉄心上部支持金
具12を固定し、これに結合装置を構成するリアクトル
2および整合変圧器3を固定する。
さらに鉄心上部支持金具(図示左側)12にはチャンネ
ル状の端子台取付金具13を固定し、これに端子台9を
固定する。
これ以外の点は第2図と同様に構成する。
一般に前記コンデンサは絶縁紙または合成フィルムまた
はそれらの組み合せによる絶縁物に鉱油または合成絶縁
油を含浸させて誘電体を構成しており、通常は80℃以
下で使用される。
このコンデンサ1の温度と部分放電開始電圧特性の一例
を第4図に示している。
第4図から明らかなように60〜80℃で内部の部分放
電開始電圧が最高となる。
第5図は柱上変圧器の絶縁油の位置と温度の関係を示し
ており、最高油温部は変圧器巻線上部であり、最低温度
部は変圧器巻線下部と外箱内の底板との空間であり、こ
この温度は、最高油温部より約10℃低い値となってい
る。
従って柱上変圧器の通常の使用での油温は60〜80℃
である。
このようなことから、この考案の実施例で変圧器巻線下
部と外箱底面との空間部にコンデンサ1を設置してあり
、コンテ゛ンサ1の絶縁特性からも最も好ましい温度領
域となり、信頼性の高い結合装置となる。
なお、コンテ゛ンサ1やリアクトル2に加わる信号電力
は小さいので温度上昇も非常に少なく問題はない。
外箱寸法も従来の柱上変圧器の大きさと同一で良いので
、既設の柱上変圧器と容易に置換することができる。
また、従来の柱上変圧器に高圧結合装置を付加すること
により容易に改造が可能である。
さらにこの考案の実施例では高圧結合装置を構成するコ
ンテ゛ンサ1およびリアクトル2、整合変圧器3は変圧
器の上下の鉄心支持金具11.12に一体に固定する構
成であるから、変圧器本体の内部組立と同時に組立てた
後、外箱4に収納できるので組立作業が容易になる。
また変圧器の巻線5等とこれらとの絶縁距離を適切に配
置することおよび事前に確認検査することも容易となる
(1)なお、前述の第3図はりアクドル2と整合変圧器
3が別々の場合であるが、これをリアクトル2、と整合
変圧器3を一体とした漏洩変圧器の場合でも同様に実施
できる。
またフィルタ装置としてコンデンサまたはりアクドルが
複数個により構成される場合も同様に実施できる。
(2)前述の第3図の実施例ではコンデンサ1は鉄心下
部支持金具11に直接取付けたが、第6図の如く別個に
作られた取付金具14をこの鉄心下部支持金具11に取
付けてもよい。
(3)さらに前述の第3図実施例ではりアクドル2およ
び整合変圧器3を鉄心上部支持金具12を直接取付けた
が、コンテ゛ンサ1とともに鉄心下部支持金具11や端
子台取付金具13に取付けてもその効果は変らない。
また第7図の如く、別個に作られた取付金具15を介し
て支持金具13に取付けても良い。
以上述べたこの考案によればコンテ゛ンサを変圧器巻線
下部空間に設置することによりコンテ゛ンサの温度を寿
命特性上最適に保持することができ装置の信頼性が向上
し、また下部鉄心支持具にコンデンサを取付けることに
より安定して固定できるとともに取付作業が容易になり
、しかも、既設の柱上変圧器の外箱がそのまま使用でき
るので高圧結合装置の取付改造も容易となる配電用変圧
器装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な配電線搬送用結合装置の回路図、第2
図は従来の配電用変圧器装置の一例を示す断面図、第3
図はこの考案による配電用変圧器装置の一実施例を示す
断面図、第4図はコンデンサの温度と部分放電開始電圧
との関係を示す図、第5図は柱上変圧器における油の位
置と温度の関係を説明するための、第6図はこの考案の
コンデンサ取付構造の変形例を示す図、第7図はこの考
案のりアクドルおよび整合変圧器取付構造の変形例を示
す図である。 1・・・・・・コンデンサ、2・・・・・・リアクトル
、3・・・・・・整合変圧器、4・・・・・・外箱、5
・・・・・・変圧器巻線、6・・・・・・変圧器鉄心、
7・・・・・・絶縁油、8・・・・・・高圧ブッシング
、9・・・・・・変圧器端子台、10・・・・・・低圧
ブッシング、11・・・・・・鉄心下部支持金具、12
・・・・・・鉄心上部支持金具、13・・・・・・端子
台取付金具、14・・・・・・コンデンサ取付金具、1
5・・・・・・整合変圧器取付金具。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)コンデンサ、リアクトルおよび整合変圧器からな
    る配電線搬送用高圧結合装置を配電用変圧器本体ととも
    に同一外箱に収納したものにおいて、前記配電用変圧器
    本体の巻線の下部に配設されている鉄心下部支持具に前
    記コンデンサを固定してなる配電用変圧器装置。
  2. (2)リアクトルおよび整合変圧器を鉄心下部支持具、
    鉄心上部支持具端子台支持具のいずれかに固定してなる
    実用新案登録請求の岬囲第1項記載の配電用変圧器装置
JP5270980U 1980-04-18 1980-04-18 配電用変圧器装置 Expired JPS5927609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5270980U JPS5927609Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 配電用変圧器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5270980U JPS5927609Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 配電用変圧器装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56155432U JPS56155432U (ja) 1981-11-20
JPS5927609Y2 true JPS5927609Y2 (ja) 1984-08-10

Family

ID=29647551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5270980U Expired JPS5927609Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 配電用変圧器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5927609Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018129321A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 株式会社ダイヘン 配電用変圧装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56155432U (ja) 1981-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2853903B1 (en) A high voltage divider
BG63442B1 (bg) Постояннотоков трансформатор/реактор
US1873977A (en) Condenser bushing
US20180047499A1 (en) Distribution transformer and integrated power conditioning device
CN102496447B (zh) 气体绝缘金属封闭开关设备用电子式单相电流电压互感器
JPS5927609Y2 (ja) 配電用変圧器装置
EP1624311A1 (en) Combined current and voltage measurement transformer of the capacitor bushing type
US3621426A (en) Transformer with bushing compartment
US3386059A (en) Power line coupling device
KR20130070246A (ko) 변압기
KR100823228B1 (ko) 변압기용 고압측 케이블 인출단자
US1775530A (en) High-tension bushing having insulated supports
KR102082819B1 (ko) 주상 변압기의 관리 시스템
CN107545998B (zh) 一种隔离变压器
US1856122A (en) Electrostatic coupling
WO2001008175A1 (en) Distribution transformer
JPS5927608Y2 (ja) 油入変圧器
CN219658523U (zh) 一种电磁式电压互感器
CN213459343U (zh) 一种站用电压互感器
CN2622824Y (zh) 干式电流互感器
US4128871A (en) High voltage DC power supply
CN219958766U (zh) 带电缆插头式单相大容量电压互感器
CN219916908U (zh) 一种干式变压器低压线圈
CN213600769U (zh) 一种箱变内的高压电流计量装置及具有该高压电流计量装置的箱变
US3275900A (en) Capacitor-transformer combination