JPS592517Y2 - 高圧下における高速繰返し負荷機構 - Google Patents

高圧下における高速繰返し負荷機構

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JPS592517Y2
JPS592517Y2 JP9833481U JP9833481U JPS592517Y2 JP S592517 Y2 JPS592517 Y2 JP S592517Y2 JP 9833481 U JP9833481 U JP 9833481U JP 9833481 U JP9833481 U JP 9833481U JP S592517 Y2 JPS592517 Y2 JP S592517Y2
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JP
Japan
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rod
piston rod
volume
balance
load
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Application number
JP9833481U
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English (en)
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JPS584055U (ja
Inventor
宗貞 相馬
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高圧下における高速繰返し負荷機構に関す
るものである。
密封された高圧容器の内部に試験片を配置し、これに高
速繰返し荷重を与えると、高圧下において高速疲労試験
を行なうことができる。
しかしながら、高圧容器の外部から試験片に高速繰返し
荷重を与えるには、ピストンロッド等の負荷ロッドを高
圧容器の内部に突出させ、これを軸方向に振動させる必
要がある。
負荷ロッドを軸方向に振動させると、高圧容器の内部の
負荷ロッドの体積が増減する。
このため、高圧容器の内部に大きい圧力変動が生じると
いう問題があった。
従来は、この圧力変動に対処することができず、この種
の高速疲労試験を行なうことは困難であるとされていた
この考案は、前記従来の問題を解決し、高圧下において
支障なく高速疲労試験を行なうことができるようにした
ものである。
この考案は、実質上負荷ロッドと同一の断面積をもった
バランスロッドを使用することを基本的な特徴とする。
そして、高圧容器の内部において負荷ロッドの体積の増
減がバランスロッドの体積の増減によって補償されるよ
うにし、もって高圧容器の内部に圧力変動が生じないよ
うにしたものである。
以下、この考案の実施例を図面について説明する。
第1図において、試験片1は密封された高圧容器2の内
部に配置されている。
高圧容器2は、本体3と蓋体4とからなり、支持ロッド
5によって支持されている。
試験片1に荷重を与えるための負荷ロッドとして、ピス
トンロッド6が使用されている。
ピストンロッド6は、蓋板4の孔7を貫通し、上方から
高圧容器2の内部に軸方向に変位可能に突出している。
蓋板4の孔7とピストンロッド6の間は、高性能パツキ
ン8によって密封されている。
試験片1の一端はピストンロッド6の連結板9に取り付
けられ、他端は支持ロッド5の連結板に取り付けられて
いる。
この実施例では、支持ロッド5のまわりに複数本のバラ
ンスロッド10が設けられている。
各バランスロッド10は、ピストンロッド6と平行に配
置され、本体3の底面の孔11を貫通し、下方から、す
なわちピストンロッド6と反対の方向から高圧容器2の
内部に軸方向に変位可能に突出している。
本体3の底面の孔11と各バランスロッド10の間は、
ピストンロッド6の場合と同様、高性能パツキン12に
よって密封されている。
高圧容器2の内部において、各バランスロッド10は連
結板9に固定され、ピストンロッド6に一体的に連結さ
れている。
各バランスロッド10の断面積は、その総計がピストン
ロッド6の断面積と同一になるように選定されている。
各バランスロッド10の断面積の総計をピストンロッド
6の断面積と同一にするには、ピストンロッド6の直径
に応じてバランスロッド10の直径と本数を選定すれば
よい。
今、ピストンロッド6の直径をDとすると、その断面積
はπD2/4である。
各バランスロッド10の直径をd、本数をNとすると、
その断面積の総計はN×πd2/4である。
したがって、πD2/4二N×πd2/4 すなわち、 D2=Nxd2 となるように選定すればよいものである。
前記のように構成された高速繰返し負荷機構において、
高圧容器2の外部のシリンダによってピストンロッド6
を軸方向に振動させると、試験片1に引張、圧縮高速繰
返し荷重を与えることができる。
試験片1の反力は、支持ロッド5に支持される。
ピストンロッド6が軸方向に振動すると、高圧容器2の
内部のピストンロッド6の体積が増減する。
このため、従来は高圧容器2の内部に大きい圧力変動が
生じるという問題があったのは前述したとおりである。
各バランスロッド10は、ピストンロッド6と平行に配
置され、ピストンロッド6に連結されているため、ピス
トンロッド6と一体的に軸方向に変位する。
したがって、この負荷機構では、高圧容器2の内部のピ
ストンロッド6の体積だけではなく、高圧容器2の内部
の各バランスロッド10の体積も増減する。
各バランスロッド10はピストンロッド6と反対の方向
から高圧容器2の内部に突出しているため、バランスロ
ッド6の体積の増減はピストンロッド10の体積の増減
に逆比例する。
例えば、ピストンロッド6、バランスロッド10が一体
的に下方に変位すると、高圧容器2の内部のピストンロ
ッド6の体積は増加し、各バランスロッド10の体積は
減少する。
各バランスロッド10の断面積の総計はピストンロッド
6の断面積と同一であるため、各バランスロッド10の
体積の減少分はピストンロッド6の体積の増加分に等し
い。
反対に、ピストンロッド6、バランスロッド10が上方
に変位すると、高圧容器2の内部のピストンロッド6の
体積は減少し、各バランスロッド10の体積は増加する
各バランスロッド10の体積の増加分はピストンロッド
6の体積の減少分に等しい。
したがって、ピストンロッド6の体積の増加は各バラン
スロッド10の体積の減少によって補償され、ピストン
ロッド6の体積の減少は各バランスロッド10の体積の
増加によって補償される。
これを式によって表わすと、次のとおりである。
ピストンロッド6が距離lだけ下方に変位すると、各バ
ランスロッド10も距離lだけ下方に変位する。
この時のピストンロッド6の体積の増加分を■0、各バ
ランスロッド10の体積の減少分を■2とすると、 V =ZX πD/4 V=/!xNx πd14 ここで、 πD/4=NXπd/4 したがって、 ■=■2 ビス1−ンクツド6、バランスロッド10が上方に変位
した時のピストンロッド6の体積の減少分、各バランス
ロッド10の体積の増加分についても、同様で゛ある。
高圧容器2の内部においてピストンロッド6の体積の増
減が各バランスロッド10の体積の増減によって補償さ
れるため、高圧容器2の内部に圧力変動が生じない。
したがって、支障なく高速疲労試験を行なうことができ
る。
この考案には前記実施例の他に種々の変形例が考えられ
る。
第2図は筒状の試験片101に高速繰返し荷重を与える
ようにしたものを示す。
ピストンロッド6は試験片101の内部に挿入され、試
験片101の一端は高圧容器の蓋板4に取り付けられ、
他端はピストンロッド6の連結板9に取り付けられてい
る。
ピストンロッド6を軸方向に振動させると、試験片10
1に繰返し荷重が与えられ、試験片101の反力は蓋板
4によって支持される。
この場合は、ピストンロッド6と同一の断面積、すなわ
ち同一の直径りをもった単一のバランスロッド110を
使用すればよい。
バランスロッド110は、本体3の底面の孔を貫通し、
連結板9に固定されている。
高圧容器の内部において、ピストンロッド6の体積の増
減はバランスロッド110の体積の増減によって補償さ
れる。
バランスロッド110は、ピストンロッド6および連結
板9と一体に成型することも可能である。
第3図は試験片201に曲げ高速繰返し荷重を与えるよ
うにしたものを示す。
試験片201の両端は蓋板4に取り付けられた支柱13
の支点に接触し、試験片201の中央部がピストンロッ
ド6の支点に接触している。
したがって、ピストンロッド6を軸方向に振動させると
、試験片201に曲げ繰返し荷重が与えられる。
試験片201の反力は、支柱13によって支持される。
この場合も、第2図と同様のバランスロッド110をピ
ストンロッド6に連結すればよい。
両者を一体的に成型することも可能である。
第4図は複数本のピストンロッド106を試験片1のま
わりに配置したものを示す。
試験片1の一端は蓋板4に取り付けられ、他端はピスト
ンロッド106の連結板9に連結されている。
試験片1の反力は、直接蓋板4によって支持される。
この場合も、単一のバランスロッド110を連結板9に
固定すればよい。
そして、ピストンロッド106の直径dおよび本数Nに
応じてバランスロッド110の直径りを選定し、バラン
スロッド110の断面積が各ピストンロッド106の断
面積の総計と同一になるようにすればよい。
高圧容器2の内部を高温にし、そのままオートクレーブ
システムとして使用することも可能である。
ピストンロッド6.106、バランスロッド10,11
0のパツキン8,12に代えて、ベローズを使用しても
よい。
ピストンロッドに代えて、その他の適当な負荷ロッドを
使用してもよい。
前記実施例で明らかなように、この考案は、高圧容器の
内部の負荷ロッドの体積の増減がバランスロッドの体積
の増減によって補償されるようにしたから、高圧容器の
内部に圧力変動が生じない。
特に、この考案は、実質上負荷ロッドと同一の断面積を
もったバランスロッドを使用し、このバランスロッドを
負荷ロッドと反対の方向から高圧容器の内部に突出させ
たから、バランスロッドを負荷ロッドに連結し、負荷ロ
ッドと一体的に振動させるだけで、負荷ロッドの体積の
増減を補償することができる。
したがって、バランスロッドを振動させるための制御機
構を特別に設ける必要がなく、構成を簡単にすることが
できる。
しかも、応答の遅れ等の問題がなく、負荷ロッドの体積
の増減を的確に補償することができる。
この結果、支障なく高速疲労試験を行なうことができる
ものである。
また、高圧容器の内部において負荷ロッドの体積の増減
がバランスロッドの体積の増減によって補償されるよう
にしたから、いわゆる変動サージ圧等の問題もない。
この考案は、50〜100 Hzの高速疲労試験を可能
にする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図、第
3図および第4図は夫々第1図の変形例を示す断面図で
ある。 1101.201・・・・・・試験片、2・・・・・・
高圧容器、6,106・・・・・・ピストンロッド、1
0,110・・・・・・バランスロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧容器と、この高圧容器の内部に配置した試験片に高
    速繰返し荷重を与えるための負荷ロッドとを備え、前記
    負荷ロッドを、前記高圧容器の内部に軸方向に変位可能
    に突出させた高速繰返し負荷機構において、実質上前記
    負荷ロッドと同一の断面積をもったバランスロッドを設
    け、このバランスロッドを、前記負荷ロッドと反対の方
    向から前記高圧容器の内部に軸方向に変位可能に突出さ
    せるとともに、前記負荷ロッドに連結したことを特徴と
    する高圧下における高速繰返し負荷機構。
JP9833481U 1981-06-30 1981-06-30 高圧下における高速繰返し負荷機構 Expired JPS592517Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9833481U JPS592517Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 高圧下における高速繰返し負荷機構

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JP9833481U JPS592517Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 高圧下における高速繰返し負荷機構

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Publication Number Publication Date
JPS584055U JPS584055U (ja) 1983-01-11
JPS592517Y2 true JPS592517Y2 (ja) 1984-01-24

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ID=29893098

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9833481U Expired JPS592517Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 高圧下における高速繰返し負荷機構

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JPS584055U (ja) 1983-01-11

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