JPS5924632Y2 - 小型船舶の生「す」 - Google Patents
小型船舶の生「す」Info
- Publication number
- JPS5924632Y2 JPS5924632Y2 JP1977077764U JP7776477U JPS5924632Y2 JP S5924632 Y2 JPS5924632 Y2 JP S5924632Y2 JP 1977077764 U JP1977077764 U JP 1977077764U JP 7776477 U JP7776477 U JP 7776477U JP S5924632 Y2 JPS5924632 Y2 JP S5924632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fish
- water
- ship
- cage
- water inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は小型船舶の船底に形成された生簀に関するもの
である。
である。
小型船舶特に釣船などにおいて、釣り上げたり、網など
より捕獲した魚を生簀に収納して持ち帰る場合には、魚
をいためないようにすることが、魚を生かしておくため
に必要である。
より捕獲した魚を生簀に収納して持ち帰る場合には、魚
をいためないようにすることが、魚を生かしておくため
に必要である。
従来この種の生簀は、船内の空間をそのままの形で利用
するための箱型に形成されていた。
するための箱型に形成されていた。
しかし、魚は壁に沿って遊泳する習性を有するため、箱
型の生簀内では度度壁面に突き当たって魚がいたむばか
りでなく、その度に進行方向の転換が必要で魚の体力消
耗も大きい問題があった。
型の生簀内では度度壁面に突き当たって魚がいたむばか
りでなく、その度に進行方向の転換が必要で魚の体力消
耗も大きい問題があった。
この考案はこのような従来の生簀の問題点に鑑みなされ
たもので、生簀の側壁内周面を略々円形に形成し、その
内周面に沿って魚を一定方向に周回させることによって
、魚を傷付けず、魚の体力消耗も少なく、魚のいたみが
少ない小型船舶の生簀を提供することを目的とする。
たもので、生簀の側壁内周面を略々円形に形成し、その
内周面に沿って魚を一定方向に周回させることによって
、魚を傷付けず、魚の体力消耗も少なく、魚のいたみが
少ない小型船舶の生簀を提供することを目的とする。
以下図面に示す実施例に基づいて、本考案を詳細に説明
する。
する。
なお、本考案が実施される船舶の船体は、船底に立設さ
れる補強体とともに繊維強化プラスチックにより一体に
形成されたものである。
れる補強体とともに繊維強化プラスチックにより一体に
形成されたものである。
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面平面図、第2
図は同じく一部断面側面図、第3図はIIIIII線拡
大断面図、第4図は導水口およびスカッパ−ノズルの中
央縦断面図である。
図は同じく一部断面側面図、第3図はIIIIII線拡
大断面図、第4図は導水口およびスカッパ−ノズルの中
央縦断面図である。
図において1は船底、2は生簀であって、この生簀は船
底1と船底1に立設した側壁3から成り、側壁3の内周
面ば略々円形に形成されている。
底1と船底1に立設した側壁3から成り、側壁3の内周
面ば略々円形に形成されている。
また生簀2は船体Sを補強するために船体と一体的に形
成された補強体Rの一部を利用して形成されている。
成された補強体Rの一部を利用して形成されている。
4は同しく補強体Rの一部を利用して生簀2の上部に形
成被冠された保護壁である。
成被冠された保護壁である。
5はスカッパ−ノズルであり、第4図に示すように一端
に雄ねじ部6を、他端に噴出ロアをそれぞれ有し、はは
゛直角に折曲されたノズル状に形成されている。
に雄ねじ部6を、他端に噴出ロアをそれぞれ有し、はは
゛直角に折曲されたノズル状に形成されている。
8は導水口であり、生簀2の内部船底1に穿設した孔を
貫通し生簀2内に突出した円筒部9と、船底1より下方
に突出した開口部10とを備え、円筒部9下端に設けた
鍔11を介しねじ12、ナツト13によって船底1に固
定されている。
貫通し生簀2内に突出した円筒部9と、船底1より下方
に突出した開口部10とを備え、円筒部9下端に設けた
鍔11を介しねじ12、ナツト13によって船底1に固
定されている。
前記円筒部9の上部内周には雌ねじ部14が形成され、
前記スカッパ−ノズル5の雄ねじ部6がパツキン14を
介して蝶着されている。
前記スカッパ−ノズル5の雄ねじ部6がパツキン14を
介して蝶着されている。
なお導水口8の開口部10は船体の進行方向(第4図で
矢印A方向)を指向するように導水口8が船底1に固定
されるとともに、スカッパ−ノズル5の噴出ロアは船体
の反進行方向(矢印Aと反対し方向)を指向するように
蝶着されている。
矢印A方向)を指向するように導水口8が船底1に固定
されるとともに、スカッパ−ノズル5の噴出ロアは船体
の反進行方向(矢印Aと反対し方向)を指向するように
蝶着されている。
16は排水口であり、前記導水口8と同様に形成され、
その開口部10が船体の反進行方向(矢印Aと反対の方
向)を指向し、かつ生簀2の中心に対して前記導水口8
の取付は位置とほぼ対称をなすよう、船底1に固定され
ている。
その開口部10が船体の反進行方向(矢印Aと反対の方
向)を指向し、かつ生簀2の中心に対して前記導水口8
の取付は位置とほぼ対称をなすよう、船底1に固定され
ている。
なお、スカッパ−ノズル5の雄ねじ部6と同径の雄ねし
部を有する蓋体(図示せず)を別個に設けておき、適宜
導水口8と排水口16に螺着してこれらを閉塞すれば生
簀2と外部との連通を絶つことができる。
部を有する蓋体(図示せず)を別個に設けておき、適宜
導水口8と排水口16に螺着してこれらを閉塞すれば生
簀2と外部との連通を絶つことができる。
17は生餌保存筒であって、生簀2のほは沖央に立設さ
れるとともに、下方には多数の小孔18を設は常に新し
い水が生餌に供給されるように構成されている。
れるとともに、下方には多数の小孔18を設は常に新し
い水が生餌に供給されるように構成されている。
以上のように構成された生簀2を有する小型船舶が走行
すると、導水口8の開口部10から水が流入し、スカッ
パ−ノズル5の噴出ロアから水が生簀2内部に噴出され
る。
すると、導水口8の開口部10から水が流入し、スカッ
パ−ノズル5の噴出ロアから水が生簀2内部に噴出され
る。
また生簀2内の水は排出口16より船外へ排出される。
このように生簀2内には常に新しい水が供給されるとと
もに、側壁3の内周面に沿って一定方向の水の流れが形
成される。
もに、側壁3の内周面に沿って一定方向の水の流れが形
成される。
なお、この実施例においては導水口8にスカッパ−ノズ
ル5を螺着しているが、導水口8のみであっても生簀2
内の水に適度の一定方向の水流が形成される場合にはス
カッパ−ノズル5は不要である。
ル5を螺着しているが、導水口8のみであっても生簀2
内の水に適度の一定方向の水流が形成される場合にはス
カッパ−ノズル5は不要である。
しかし、この実施例のようにスカッパ−ノズル5を設け
た場合には外水が生簀2内上方に噴きあがらない効果が
あり、また水流が一層明確になるから、生簀内の魚は生
簀内周面を迷うことなく周回し、魚の傷、体力消耗およ
びいたみが一層中なくなる。
た場合には外水が生簀2内上方に噴きあがらない効果が
あり、また水流が一層明確になるから、生簀内の魚は生
簀内周面を迷うことなく周回し、魚の傷、体力消耗およ
びいたみが一層中なくなる。
さらに排水口16は単なる連通孔であってもよいことは
もちろんである。
もちろんである。
またこの実施例では生簀2のほぼ中央に生餌保存筒】7
を設けているが、これも本考案には必須のものでは無い
。
を設けているが、これも本考案には必須のものでは無い
。
而して魚は前記のように生簀2の内周面に沿って泳ぐ習
性を有するので生簀2の中央部が空く。
性を有するので生簀2の中央部が空く。
従ってここに生餌保存筒17を設けることによって空間
の有効利用を図ることができるとともに、生餌に常に新
しい水を供給することができるから、生餌が死なないと
いう優れた効果が生じる。
の有効利用を図ることができるとともに、生餌に常に新
しい水を供給することができるから、生餌が死なないと
いう優れた効果が生じる。
次に第5図および第6図に基づいて他の実施例を説明す
る。
る。
第5図はその一部断面平面図、第6図は同じく一部断面
側面図である。
側面図である。
これらの図において、第1〜4図に示す実施例と同一部
分については同一符号を付すことによって、その詳細な
説明は省略する。
分については同一符号を付すことによって、その詳細な
説明は省略する。
この実施例においては側壁3の後半周部分に、上面板1
9、船底1および隔壁20゜21により形成される副室
22が設けられ、この上面板19に沿って側壁3の後半
周部分が切除されている。
9、船底1および隔壁20゜21により形成される副室
22が設けられ、この上面板19に沿って側壁3の後半
周部分が切除されている。
上面板19には多数の小孔23が穿設されるとともに副
室22内部船底1には排水口16が固定されている。
室22内部船底1には排水口16が固定されている。
このように構成した場合には生簀2内の水面が前記上面
板19より上方に達した時にのみ排水される。
板19より上方に達した時にのみ排水される。
したがって船舶の積載荷重が少なく吃水線が下った場合
であっても船舶が走行している間は十分な水量が生簀2
内に導入され、魚の収納に充分な水位を確保することが
できる。
であっても船舶が走行している間は十分な水量が生簀2
内に導入され、魚の収納に充分な水位を確保することが
できる。
また船舶が停止する前に導水口8及び排水口16に前述
の蓋体(図示せず)を螺着すれば上記水位は船舶の停止
中においても確保される。
の蓋体(図示せず)を螺着すれば上記水位は船舶の停止
中においても確保される。
本考案は以上のように構成され、生簀内周面が略々円形
に形成され、さらに船舶の進行方向に向って開口した導
水口からの導水により、船舶の航走を利用して生簀内に
側壁に沿う還流を生じさせる。
に形成され、さらに船舶の進行方向に向って開口した導
水口からの導水により、船舶の航走を利用して生簀内に
側壁に沿う還流を生じさせる。
一方、魚は壁に沿って泳ぐ習性と水流に逆って泳ぐとい
う習性を持っているから、生簀の側壁内周面に沿って水
流と逆方向に泳ぐ。
う習性を持っているから、生簀の側壁内周面に沿って水
流と逆方向に泳ぐ。
しかがって魚は壁に突き当たることがなく、魚の体力消
耗といたみが著しく減少するという優れた効果を得るこ
とができる。
耗といたみが著しく減少するという優れた効果を得るこ
とができる。
なお本考案の実施例の生簀は船体の補強を兼ねているか
ら、船体の強度を向上させることができるという効果を
有する。
ら、船体の強度を向上させることができるという効果を
有する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す一部断面
平面図と一部断面側面図、第3図は同じ< III−I
II線拡大断面図、第4図は導入口およびスカッパ−ノ
ズルの中央縦断面図、第5図および第6図は本考案の他
の実施例を示す一部断面平面図と一部断面側面図である
。 1・・・・・・船底、2・・・・・・生簀、3・・・・
・・側壁、8・・・・・・導水口、10・・・・・・開
口部、16・・・・・・排水口。
平面図と一部断面側面図、第3図は同じ< III−I
II線拡大断面図、第4図は導入口およびスカッパ−ノ
ズルの中央縦断面図、第5図および第6図は本考案の他
の実施例を示す一部断面平面図と一部断面側面図である
。 1・・・・・・船底、2・・・・・・生簀、3・・・・
・・側壁、8・・・・・・導水口、10・・・・・・開
口部、16・・・・・・排水口。
Claims (1)
- 船体および船底に立設された補強体とを繊維強化プラス
チックにより一体に形成してなる小型船舶において、前
記補強体の一部で内周面から略々円形の側壁を形成する
と共に、この内部船底に排水口および船舶の進行方向を
指向するように開口しかつ上方端が生簀内水中に開口す
る導水口を設け、船舶の航走によるこの導水口からの導
水により内部に前記側壁に沿う還流を生せしめることを
特徴とする小型船舶の生簀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977077764U JPS5924632Y2 (ja) | 1977-06-16 | 1977-06-16 | 小型船舶の生「す」 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977077764U JPS5924632Y2 (ja) | 1977-06-16 | 1977-06-16 | 小型船舶の生「す」 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS546791U JPS546791U (ja) | 1979-01-17 |
JPS5924632Y2 true JPS5924632Y2 (ja) | 1984-07-20 |
Family
ID=28994243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977077764U Expired JPS5924632Y2 (ja) | 1977-06-16 | 1977-06-16 | 小型船舶の生「す」 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924632Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS448379Y1 (ja) * | 1966-09-16 | 1969-04-01 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237434Y2 (ja) * | 1973-07-27 | 1977-08-25 |
-
1977
- 1977-06-16 JP JP1977077764U patent/JPS5924632Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS448379Y1 (ja) * | 1966-09-16 | 1969-04-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS546791U (ja) | 1979-01-17 |
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