JPS5924402B2 - 光変調器 - Google Patents
光変調器Info
- Publication number
- JPS5924402B2 JPS5924402B2 JP47073022A JP7302272A JPS5924402B2 JP S5924402 B2 JPS5924402 B2 JP S5924402B2 JP 47073022 A JP47073022 A JP 47073022A JP 7302272 A JP7302272 A JP 7302272A JP S5924402 B2 JPS5924402 B2 JP S5924402B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- modulation
- infrared rays
- electrodes
- voltage
- boron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
赤外線を変調する場合に、従来は絶縁性のガリウムひ素
を用いて、これに1000ボルト程度の極めて高い変調
電圧を加えなけれはならなかつた。
を用いて、これに1000ボルト程度の極めて高い変調
電圧を加えなけれはならなかつた。
すなわちガリウムひ素のもつ小さな電気光学効果(ポツ
ケル効果)によるため能率が極めて悪るく数百ワットの
電力と上述のように高い変調電圧とを必要とした。しか
も高速度の変調が困難であると共に変調度も30%程度
以下にすぎない。かつガリウムひ素は極めて高価である
か一ら、安価な装置が得られない等の欠点があつた。本
発明はn型ゲルマニウムを用いてポツケル効果と全く異
なる原理により光線の変調を行うもので、上述のような
欠点がなく、変調電圧が低くかつ高能率であると共に動
作速度が高く、また100%変調も可能である。第1図
は本発明実施例の斜視図で、n型ゲル ニウムの結晶板
1はボロンまたはアルミニウムで補償されている。
ケル効果)によるため能率が極めて悪るく数百ワットの
電力と上述のように高い変調電圧とを必要とした。しか
も高速度の変調が困難であると共に変調度も30%程度
以下にすぎない。かつガリウムひ素は極めて高価である
か一ら、安価な装置が得られない等の欠点があつた。本
発明はn型ゲルマニウムを用いてポツケル効果と全く異
なる原理により光線の変調を行うもので、上述のような
欠点がなく、変調電圧が低くかつ高能率であると共に動
作速度が高く、また100%変調も可能である。第1図
は本発明実施例の斜視図で、n型ゲル ニウムの結晶板
1はボロンまたはアルミニウムで補償されている。
この結晶板1の両側に拡散または合金によつてp型ゲル
マニウム面の電極2とn゛接合によるオーミック接合電
極3とを形成すると共に光線の入射面および透過面には
必要に応じて硫化亜鉛等の無反射コーティング層4、5
を設けて光線の損失を防止してある。上述のような素子
における電極2、3間に適当な直流バイアス電圧源6お
よび変調電圧源7を挿入してp−n接合電極2が常に正
電圧となるように変調電圧を引加し、矢印aで示すよう
に電極と並行に赤外線を入射させて、その反対側から矢
印をのように変調された赤外線を取出すものである。す
なわち電極2、3間の電圧によつて結晶板1内に正孔の
注入が行われる。
マニウム面の電極2とn゛接合によるオーミック接合電
極3とを形成すると共に光線の入射面および透過面には
必要に応じて硫化亜鉛等の無反射コーティング層4、5
を設けて光線の損失を防止してある。上述のような素子
における電極2、3間に適当な直流バイアス電圧源6お
よび変調電圧源7を挿入してp−n接合電極2が常に正
電圧となるように変調電圧を引加し、矢印aで示すよう
に電極と並行に赤外線を入射させて、その反対側から矢
印をのように変調された赤外線を取出すものである。す
なわち電極2、3間の電圧によつて結晶板1内に正孔の
注入が行われる。
その正孔の密度が電極間の電圧によつて変化するから、
結晶の一方の面から入射した赤外線が正孔の価電子帯間
遷移によつて上記密度に対応する吸収を受ける。すなわ
ち変調電圧Vと赤外線の透過率Pとの関係を測定すると
第2図のような曲線が得られるもので、第1図のように
適当なバイアス電圧と高周波の変調信号電圧とを重畳す
ることにより、正孔の密度に振動を生じて例えば光の入
射面が3×3−、電極2、3の間隔が3mm、該電極の
面積が3×6−の場合に、IV×IA、従つてIW程度
の変調入力で100%変調を行うことができる。また前
述のようにボロンまたはアルミニウムで補償されたn型
ゲルマニウム結晶を用いることによつて100MH2程
度の高周波数による変調が可能であると共に2〜22μ
mに及ぶ極めて広い波長範囲の赤外線に対して高感度を
有する。すなわち再結合中心はn型不純物の濃度とアル
ミニウムまたはボロンの濃度との和に比例するから、例
えば1×1017/肩のV族元素をドープしたn型ゲル
マニウムにアルミニウムまたはボロンを0.99X10
1′7/Cdだけ加えて補償すると、2X1016Ad
の再結合中心が得られる。またキヤリヤ濃度はn型不純
物濃度とアルミニウムまたはボロンの濃度の差に相当し
1×1015/Ciill従つて比抵抗は1Ω.CTI
Lとなる。このため上述のようにn型ゲルマニウム結晶
に充分な変調電圧を加え、結晶全体にホールを注入する
と、注入した正孔の寿命は再結合中心の濃度に逆比例す
るために上述のように広い波長範囲の赤外線に対して高
感度を有すると共に高周波数の変調が可能である。上述
のように本発明はボロンまたはアルミニウムで補償され
たn型ゲルマニウム結晶を用いて赤外線の変調を行うも
ので、所要変調電圧および電力が僅かに1V,1W程度
である。このため装置も小型化されて、材料の単価が安
価であることと相俟つて所要材料費がガリウムひ素を用
いる場合の数千分の一に減少する。しかも容易に100
%変調が可能であり、かつ適用赤外線の波長範囲も広い
と共に高周波数による変調も可能である等の優れた作用
効果がある。従つて例えばCO2レーザの赤外線による
光通信、あるいは微弱な赤外線の同期検波等には極めて
有効である。
結晶の一方の面から入射した赤外線が正孔の価電子帯間
遷移によつて上記密度に対応する吸収を受ける。すなわ
ち変調電圧Vと赤外線の透過率Pとの関係を測定すると
第2図のような曲線が得られるもので、第1図のように
適当なバイアス電圧と高周波の変調信号電圧とを重畳す
ることにより、正孔の密度に振動を生じて例えば光の入
射面が3×3−、電極2、3の間隔が3mm、該電極の
面積が3×6−の場合に、IV×IA、従つてIW程度
の変調入力で100%変調を行うことができる。また前
述のようにボロンまたはアルミニウムで補償されたn型
ゲルマニウム結晶を用いることによつて100MH2程
度の高周波数による変調が可能であると共に2〜22μ
mに及ぶ極めて広い波長範囲の赤外線に対して高感度を
有する。すなわち再結合中心はn型不純物の濃度とアル
ミニウムまたはボロンの濃度との和に比例するから、例
えば1×1017/肩のV族元素をドープしたn型ゲル
マニウムにアルミニウムまたはボロンを0.99X10
1′7/Cdだけ加えて補償すると、2X1016Ad
の再結合中心が得られる。またキヤリヤ濃度はn型不純
物濃度とアルミニウムまたはボロンの濃度の差に相当し
1×1015/Ciill従つて比抵抗は1Ω.CTI
Lとなる。このため上述のようにn型ゲルマニウム結晶
に充分な変調電圧を加え、結晶全体にホールを注入する
と、注入した正孔の寿命は再結合中心の濃度に逆比例す
るために上述のように広い波長範囲の赤外線に対して高
感度を有すると共に高周波数の変調が可能である。上述
のように本発明はボロンまたはアルミニウムで補償され
たn型ゲルマニウム結晶を用いて赤外線の変調を行うも
ので、所要変調電圧および電力が僅かに1V,1W程度
である。このため装置も小型化されて、材料の単価が安
価であることと相俟つて所要材料費がガリウムひ素を用
いる場合の数千分の一に減少する。しかも容易に100
%変調が可能であり、かつ適用赤外線の波長範囲も広い
と共に高周波数による変調も可能である等の優れた作用
効果がある。従つて例えばCO2レーザの赤外線による
光通信、あるいは微弱な赤外線の同期検波等には極めて
有効である。
第1図は本発明実施例の斜視図、第2図は本発明の変調
器の特性曲線の一例である。
器の特性曲線の一例である。
Claims (1)
- 1 ボロンまたはアルミニウムで補償されたn型ゲルマ
ニウム結晶の両側にPN接合電極とオーミック接合電極
とを相対向するように形成し、上記電極間に変調電圧を
印加して該電極と並行に赤外線を入射させるようにした
ことを特徴とする光変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47073022A JPS5924402B2 (ja) | 1972-07-22 | 1972-07-22 | 光変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47073022A JPS5924402B2 (ja) | 1972-07-22 | 1972-07-22 | 光変調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4933646A JPS4933646A (ja) | 1974-03-28 |
JPS5924402B2 true JPS5924402B2 (ja) | 1984-06-09 |
Family
ID=13506281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP47073022A Expired JPS5924402B2 (ja) | 1972-07-22 | 1972-07-22 | 光変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924402B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525558Y2 (ja) * | 1974-11-08 | 1980-06-19 | ||
JPS5177943U (ja) * | 1974-12-13 | 1976-06-19 | ||
JPS59211339A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-30 | Nec Corp | 光伝送路途中から情報信号を取り出す方法 |
-
1972
- 1972-07-22 JP JP47073022A patent/JPS5924402B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4933646A (ja) | 1974-03-28 |
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