JPS5924272Y2 - ハンドル取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてポットなどに取付けられる吊り下げ式
のハンドルの取付装置に関するものである。

従来のこの種のハンドル取付装置は構造が複雑で多くの
部品を必要とするので、組立に多大の労力と時間を要し
てコスト高となる欠点がある。

本考案は上記欠点を解消するためになされたもので、内
筒を保持する縁枠を外筒上に載置し、その縁枠と外筒を
ハンドル枠の抜き止め爪付きアームを介して一体に結合
したことを特徴とするものである。

以下本考案の実施例を図面について説明する。

第１図および第２図において、１は対線に設けた一対の
取付孔２を有する外筒、３は外筒１上に載置された縁枠
で、この縁枠３は外筒１の取付孔２に対向するように設
けられた取付孔４を有する取付部３ａをそなえている。

５は縁枠３により保持される内筒、６は門形状のハンド
ル枠６ａと、このハンドル枠６ａの両端部に一体に形成
された一対のアーム６ｂからなるハンドルで、そのアー
ム６ｂの基部には段部６ｂ、が、先端には抜き止め爪６
ｂ２かそれぞれ設けられている。

次に上記のような構成からなる本実施例の組立順序を第
３図について説明する。

ます外筒１上に縁枠３を載置し、その取付部３ａに設け
られた取付孔４を外筒１に設けられた取付孔２と対向さ
せた後に、内筒５を縁枠３内に挿入して前記取付部３ａ
上に載置する。

次にハンドル枠６ａを下向位置となし、その両端部に設
けられた一対のアーム６ｂの抜き止め爪６ｂ２が上向状
態になるようにする。

ついでアーム６ｂを外筒１の取付孔２および縁枠３の取
付孔４に貫通すると共に、その段部６ｂ、を前者の取付
孔２にかん合させる。

その後にハンドル枠６を第１図および第２図に示すよう
に反転して上向位置にすれば、そのアーム６ｂの抜き止
め爪６ｂ２は下向状態となり、縁枠３の取付部３ａの側
面（図では左側面）に係合する。

このようにして外筒１と縁枠３をアーム６ｂすなわちハ
ンドル枠６を介して一体に結合することができる。

第４図および第５図は他の実施例を示すもので、ハンド
ル枠６′のアーム６’ｂの先端部に設けた抜は止め爪６
′ｂ２およびこの抜は止め爪６′ｂ２の貫通する縁枠３
′の取付部３’ａに設けた取付孔４′をそれぞれ半円状
に形成すると共に、外筒１に設けた取付孔２にスリーブ
７を装着した点のみが第１図および第２図に示す実施例
と異なり、その他の構造は同一である。

このように構成すれば、ハンドル枠６′と外筒１との摩
擦を防止し、ハンドルの操作をより円滑に行うことがで
きる利点がある。

以上説明したように本考案によれば、構造を簡単化して
組立の労力と時間を減少させ、組立性を向上させると共
にコストの軽減をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のハンドル取付装置をそなえるポットの
上部を一部切開して示す図、第２図および第３図は本考
案のハンドル取付装置の一実施例を示す断面図および組
立状態を示す断面図、第４図および第５図は本考案のハ
ンドル取付装置の他の実施例を示す分解斜視図および断
面図である。 １・・・・・・外筒、３・・・・・・縁枠、５・・・・
・・内筒、６・・・・・・ハンドル枠、６ｂ・・・・・
・アーム、６ｂ２・・・・・・抜き止め爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内筒を保持する縁枠を外筒上に載置し、その縁枠と外筒
   をハンドル枠の抜き止め爪付きアームを介して一体に結
   合したことを特徴とするハンドル取付装置。