JPS5924100B2 - アルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方法 - Google Patents
アルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方法Info
- Publication number
- JPS5924100B2 JPS5924100B2 JP4939076A JP4939076A JPS5924100B2 JP S5924100 B2 JPS5924100 B2 JP S5924100B2 JP 4939076 A JP4939076 A JP 4939076A JP 4939076 A JP4939076 A JP 4939076A JP S5924100 B2 JPS5924100 B2 JP S5924100B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- red mud
- crystallized glass
- main raw
- raw material
- aluminum red
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主原料としてアルミ赤泥を利用した結晶化ガラ
スの製造方法に関するものである。
スの製造方法に関するものである。
一般にアルミ赤泥はアルミニウム精錬工業において副産
物として多量に生成するが、現在利用方法が殆んどなく
、海洋投棄されている。
物として多量に生成するが、現在利用方法が殆んどなく
、海洋投棄されている。
しかしながら副産物の再利用という面及び安価に入手で
きることからアルミ赤泥が陶磁器原料として使用できれ
ば好適である。
きることからアルミ赤泥が陶磁器原料として使用できれ
ば好適である。
アルミ赤泥を陶磁器原料として使用する場合Fe2O3
1Na2O分を多量に含んでいるため普通の焼結陶磁器
原料としては不適であり、発泡陶磁器体の原料としての
研究も活発に行われているが、今だに実用化されていな
い状態である。
1Na2O分を多量に含んでいるため普通の焼結陶磁器
原料としては不適であり、発泡陶磁器体の原料としての
研究も活発に行われているが、今だに実用化されていな
い状態である。
本発明はこのようなアルミ赤泥を主原料とし、これにガ
ラス化を容易ならしめる諸成分ならびに要すれば熱処理
によってガラス組成を結晶質組成に転換させるための結
晶化剤を加えて、溶融→成形→熱処理あるいは浴融→粉
砕→成形→熱処理の各工程を経ることにより良好な陶磁
器すなわち結晶化ガラスが得られることを発明したもの
である。
ラス化を容易ならしめる諸成分ならびに要すれば熱処理
によってガラス組成を結晶質組成に転換させるための結
晶化剤を加えて、溶融→成形→熱処理あるいは浴融→粉
砕→成形→熱処理の各工程を経ることにより良好な陶磁
器すなわち結晶化ガラスが得られることを発明したもの
である。
本発明はアルミ赤泥35〜55%と珪石10〜30%及
び燐鉱滓あるいは高炉滓10〜55%を主原料とし、そ
れにマグネサイト、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸リチウム、炭酸ストロンチウムの一種または複数種を
醇化剤として2〜17%加え、さらに結晶化剤としてふ
っ素0〜5%または酸化チタン0〜15係を配合するこ
とにより得られる化学組成範囲が5iO230〜60%
、At2035〜14%、Ca010〜25%、Mg0
0〜6%、Fe2O37〜21%、K2O3〜5%、N
a2O3〜5%、FO〜5%、Ti020〜15%であ
る粉末を1400〜1500℃で溶融し、その後冷却し
てガラスとなした後、再加熱し結晶化させることを特徴
とするアルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方
法である。
び燐鉱滓あるいは高炉滓10〜55%を主原料とし、そ
れにマグネサイト、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸リチウム、炭酸ストロンチウムの一種または複数種を
醇化剤として2〜17%加え、さらに結晶化剤としてふ
っ素0〜5%または酸化チタン0〜15係を配合するこ
とにより得られる化学組成範囲が5iO230〜60%
、At2035〜14%、Ca010〜25%、Mg0
0〜6%、Fe2O37〜21%、K2O3〜5%、N
a2O3〜5%、FO〜5%、Ti020〜15%であ
る粉末を1400〜1500℃で溶融し、その後冷却し
てガラスとなした後、再加熱し結晶化させることを特徴
とするアルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方
法である。
本発明の方法による結晶化ガラスは、軟化変形がなく均
一な微結晶体であるため、耐摩耗性、耐薬品性及び強度
的に優れ、かつ安価なアルミ赤泥を使用していることに
より廉価な陶磁器製品を提供するものである。
一な微結晶体であるため、耐摩耗性、耐薬品性及び強度
的に優れ、かつ安価なアルミ赤泥を使用していることに
より廉価な陶磁器製品を提供するものである。
本発明における化学組成範囲の限定理由は次のとおりで
ある。
ある。
SiO2が60%以上では溶融温度が高くなり、30%
以下では結晶化ガラスの機械的強度が著しく低下する。
以下では結晶化ガラスの機械的強度が著しく低下する。
At203が14%以上では溶融温度が高くなり、5%
以下では良好な結晶化ガラスが得られない。
以下では良好な結晶化ガラスが得られない。
CaO+MgOが30%以上では失透しやすくなり不適
であり、CaOが10%以下では表面収縮を起こし機械
的強度が低下する。
であり、CaOが10%以下では表面収縮を起こし機械
的強度が低下する。
Fe2O3が21%以上では粗大結晶になり、7%以下
では軟化収縮を起こし良好な結晶化ガラスが得られない
。
では軟化収縮を起こし良好な結晶化ガラスが得られない
。
またFe2O3は結晶化剤としての効果もあり、軟化変
形を防ぎ均−微/」1な結晶体を与える。
形を防ぎ均−微/」1な結晶体を与える。
K20十Na2Oが8%以上では軟化しやすく、3%以
下では溶融温度が高くなる。
下では溶融温度が高くなる。
K2Oは尋化剤としての効果の9Jttc良好な結晶化
ガラスを与える働きがある。
ガラスを与える働きがある。
Fが5%以上でも製品に悪い影響を与えないが、結晶化
剤として使う場合には5%以下で充分良い結晶化ガラス
が得られる。
剤として使う場合には5%以下で充分良い結晶化ガラス
が得られる。
次に本発明の実施例について記載する。
実施例に用いたアルミ赤泥及び燐鉱滓の化学分析値は表
・1に示すとおりである。
・1に示すとおりである。
次いでアルミ赤泥と燐鉱滓を使用した本発明の配合率及
び基礎ガラスの軟化点を表−2に示す。
び基礎ガラスの軟化点を表−2に示す。
表−2のよう瘉こ配合された原料をルツボに入れ、電気
炉にて1450℃で30分間加熱し溶融ガラスを得た。
炉にて1450℃で30分間加熱し溶融ガラスを得た。
次いで尋融ガラスを金型に流し込み成形体とした後、再
び電気炉で700℃に加熱し、1時間保持した後、1時
間当り50℃の昇温速度で900℃まで昇温し、さらに
1時間保持して、結晶化ガラスを得た。
び電気炉で700℃に加熱し、1時間保持した後、1時
間当り50℃の昇温速度で900℃まで昇温し、さらに
1時間保持して、結晶化ガラスを得た。
得られた結晶化ガラスの化学組成は表−3に示すとおり
であり、その物性は表−4のとおりであった。
であり、その物性は表−4のとおりであった。
各物性の測定方法は下記のJISに準じて行った。
耐摩耗性:A−5209陶磁器質タイルの摩耗試験によ
る。
る。
耐酸・耐アルカリ性:R−1503化学工業用耐酸磁器
の試験方法による。
の試験方法による。
Claims (1)
- 1 アルミ赤泥35〜55%と珪石10〜30楚及び燐
鉱滓あるいは高炉滓を10〜55%とを主原料とし、そ
れにマグネサイト、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸リチウム、炭酸ストロンチウムの一種または複数種を
溶化剤として2〜17%加え、さらに結晶化剤としてふ
っ素O〜5%または酸化チタンθ〜15%を配合するこ
とにより得られる化学組成範囲が5iO230〜60%
、At2035〜14%、Ca010〜25%、Mg0
O〜6%、Fe2037〜21%、K2O3〜5%、N
a2O3〜5%、FO〜5%、Ti020〜15%であ
る粉末を1400〜1moo℃で溶融し、その後冷却し
てガラスとなした後、再加熱し結晶化させることを特徴
とするアルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4939076A JPS5924100B2 (ja) | 1976-05-01 | 1976-05-01 | アルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4939076A JPS5924100B2 (ja) | 1976-05-01 | 1976-05-01 | アルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52133315A JPS52133315A (en) | 1977-11-08 |
JPS5924100B2 true JPS5924100B2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=12829692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4939076A Expired JPS5924100B2 (ja) | 1976-05-01 | 1976-05-01 | アルミ赤泥を主原料とする結晶化ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924100B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103304141B (zh) * | 2013-06-27 | 2015-12-02 | 山东建筑大学 | 一种利用钢渣和赤泥复合制备的玻璃陶瓷及其制备方法 |
CN103864305A (zh) * | 2014-03-10 | 2014-06-18 | 山东建筑大学 | 一种石渣玻璃陶瓷及其制备方法与应用 |
CN103922585A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-07-16 | 山西晶玉建材有限公司 | 一种用氧化铝赤泥生产多色微晶玻璃粒料的方法 |
CN105565660B (zh) * | 2015-12-07 | 2019-04-02 | 济南大学 | 一种以赤泥为主要原料的高性能铝硅酸盐玻璃及其制备方法 |
-
1976
- 1976-05-01 JP JP4939076A patent/JPS5924100B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52133315A (en) | 1977-11-08 |
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