JPS5923988Y2 - 伝熱管支持装置 - Google Patents

伝熱管支持装置

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JPS5923988Y2
JPS5923988Y2 JP18152980U JP18152980U JPS5923988Y2 JP S5923988 Y2 JPS5923988 Y2 JP S5923988Y2 JP 18152980 U JP18152980 U JP 18152980U JP 18152980 U JP18152980 U JP 18152980U JP S5923988 Y2 JPS5923988 Y2 JP S5923988Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
support device
exchanger tube
coil
helical coil
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JP18152980U
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JPS57104191U (ja
Inventor
演行 木佐森
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はヘリカルコイル型熱交換器に用いられる伝熱管
支持装置に関する。
一般に、高温ガス炉用中間熱交換器、及び高速増殖炉用
蒸気発生器等の各種熱交換器は第1図abに断面図、お
よびA−A断面図で示すように、熱交換器1の内部に配
置された内筒2を囲繞して形成されたヘリカルコイル伝
熱管3と、該伝熱管3を支持すべく上記内筒2を囲繞す
るように所定間隙を設けて複数配記された伝熱管支持装
置4から構成されていた。
この伝熱管支持装置は従来、第2図a、l)に示すラダ
ー型支持装置、及び第3図a、l)に示す多孔板型支持
装置があった。
ラダー型支持装置は第2図a、l)に示すように所定間
隙を隔てて相対向するように2枚の平板10.11を設
け、該2枚の平板10.11間を垂直方向に所定ピッチ
でピン12を設けて結合し、上記ピン12と平板10.
11により形成された間隙13内にヘリカルコイル14
を挿入し支持するように構成されていた。
なお第2図a、bで符号15は、スペーサである。
ところが上記ラダー型支持装置は結合部を数多く持ち、
ねじれや曲げ等の機械的剛性が弱く、それ故、耐振性に
劣る欠点があった。
またヘリカルコイル14のコイル曲げ加工精度が悪い場
合、ラダー型支持装置内で加工精度を矯正することはそ
の機械強度上困難であり、そのため前もってコイルの製
作精度を上げる必要があった。
さらに同心円状にヘリカルコイル14を設ける、いわゆ
る多層コイル状にするには、上記支持装置の組立に工夫
を要し、困難な場合が多かった。
また多孔板型支持装置は第3図a、bに示すように1枚
の平板20に所定ピッチでヘリカルコイル21を挿入す
る挿入孔22を複数列設け、しかる後該孔22とヘリカ
ルコイル21間にスリーブ23を挿入しコイル21を固
定するように構成されていた。
したがって機械的強度は大きくコイル曲げ加工精度が悪
い場合でも、支持装置内で矯正することが可能であり、
しかも耐振性に優れている長所があるが、ヘリカルコイ
ル21を多層コイル状にするにはその構成上組立作業を
一時に行なわねばならず作業時間が多く必要となる欠点
があった。
さらに1枚の平板20により構成されているため各層ご
とに分解、修理することが不可能で補修性に劣る欠点も
あった。
本考案はこれらの諸点に鑑みてなされたもので、機械的
強度が強く、シかも分解、修理が容易な伝熱管支持装置
の提供を目的とする。
この目的を達成するために本考案は断面をほぼコの字状
とした支持棒の両脚部側面に伝熱管用ヘリカルコイル挿
入孔を一列に複数設けるとともに、上記コの字状断面の
頂部両端に、その支持棒長手方向に沿って、上記両脚部
側面に平行するスライド面を有し、かつ他の支持棒の両
測部開口端部を収容する溝部を設けさらにスペーサを使
用することにより管間隔を調整可能とした伝熱管支持装
置を構成したものである。
以下本考案に係る伝熱管支持装置の一実施例を添付図面
とともに説明する。
第4図a、l)、cは本考案に係る伝熱管支持装置の一
実施例を説明する一部破断面図、その側面図、及びA−
A矢視による断面図で、特に積層した状態を示すもので
ある。
伝熱管支持装置30は熱交換器の中心部を形成する内筒
31を囲繞すべく所定間隔を設けて配設された一端開口
の中空支持棒32よりなり、その両脚部33.34の該
支持棒32の長手方向には伝熱管であるヘリカルコイル
35を挿入支持する挿入孔36が所定ピッチで一列に形
成されている。
またその断面は第4図Cに示すように一体形成されたコ
の字形状をしており、その頂部37の両端には、ヘリカ
ルコイル35を多層状にする際、同一の支持装置30を
積層可能とすべく、上記両脚部側面33a、34aに平
行するスライド面33b、34bを有し、かつ脚部33
.34に嵌合する断面長方形状の溝部38.39が支持
棒32の長手方向に沿って形成されている。
なお内胴31と脚部33.34間、さらに溝部38.3
9と脚部33.34間とにはヘリカルコイル35の層間
寸法調整用のスペーサ40が挿入されている。
またヘリカルコイル35と一方の脚部側面に形成された
挿入孔36との間にはヘリカルコイル35固定用のテー
パ状スリーブ41が圧入されている。
次に上記構成の伝熱管支持装置の組立について説明する
まず伝熱管支持装置30を所望のコイル径の周上に数ケ
所(一般には4〜8ケ所)配置し、次に伝熱管をヘリカ
ルコイルに曲げ加工しつつ(もしくは曲げ加工後)伝熱
管支持装置30の挿入孔36に押入する。
その際、挿入孔36は支持装置30の脚部33.34の
2ケ所づつにより支持されるので、該挿入孔36に伝熱
管を挿入することによりヘリカルコイル35の製作精度
を向上させることが可能であり、かつ伝熱管の曲げ精度
にバラツキがある場合でも、それを矯正することが可能
となる。
しかる後ヘリカルコイル35と一方の脚部側面に形成さ
れた挿入孔36との間にテーパ状のスリーブ41を圧入
し該コイル35を固定する。
なお、上記コイル35の固定法としては、上記実施例に
限定されることなく、たとえば第5図に示すようにテー
パ状のスリーブ42の外径と、挿入孔36とに螺子部4
3を設けて螺合させ、ヘリカルコイル35を固定するこ
とも勿論可能である。
このようにして単層のヘリカルコイル伝熱管を完成させ
、内筒31に挿入する。
その際、ヘリカルコイル伝熱管の寸法調整は第4図aに
示すように、所定厚を有するスペーサ40を内筒31と
支持装置30の脚部33.34との間に設けて行うこと
が可能である。
次にヘリカルコイル伝熱管を多層とするには、上述した
ように各一層ごとに、所定径を有する単層のヘリカルコ
イル伝熱管を組立て、径の小さいものから順に内胴31
に挿入し多層のヘリカルコイル伝熱管を構成する。
その際に、第4図a及びCに示すように内側に設けたヘ
リカルコイル伝熱管の支持装置30の両端に設けた溝部
38 、39に、外側に構成されたヘリカルコイル伝熱
管の支持装置30の脚部33.34を嵌合させることに
より各層間の位置決めも正確となり、振動にも強く高精
度な多層コイルを構成することが可能となる。
次に各単層コイルに配設された支持装置全体は、第6図
に示すように、内筒31上部周縁に所定間隔を設けて、
固設された支持梁50とボルト51により伝熱管支持装
置30全体を垂下固定する。
この固定方法も上記実施例に限定されることなく、例え
ば゛第7図に示すように、サラボルト52を用いて、最
内層の支持装置30を内筒31に固定し、次層の支持装
置をサラボルト52を使用して最内層の支持装置に積層
固定して、順次内側より固定することも勿論可能である
なおその際各層を固定するサラボルト52は、適宜間隔
を設けて互いに干渉しない位置に適当数配設すれば良い
本考案は上述したように断面コの字状の中空支持棒を用
いた伝熱管支持装置としたため剛性が高く、特に振動に
強い支持構造となる。
また脚部両側面に設けた挿入孔に伝熱管を挿入すること
によりコイル曲げ精度のバラツキを矯正することが出来
るとともにヘリカルに整形することも可能である。
さらに多層コイル状にする際にも、単層の単位でヘリカ
ルコイルの組立が出来るため、各層の組立を並行して行
なうことが可能となり作業時間を短縮することが出来、
そのうえ多層の組立作業も各単層コイルを順次積み重ね
ることにより容易に組立てられる。
加えて各層ごとに分離することが可能となり、補修作業
が容易で作業時間も短縮される。
また、スライド面によって各層間の径方向の調節が可能
となり、スペーサを介入することによって各層間の誤差
を吸収し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図a、l)は伝熱管支持装置の載置を説明する熱交
換器の断面図、及びA−A線断面図、第2図a、l)は
従来のラダー型支持装置を説明する断面図、及び正面図
、第3図a、bは従来の多孔板型支持装置を説明する断
面図、及び正面図、第4図a。 b、Cは本考案に係る伝熱管支持装置を示す断面図、正
面図、及びA−A線断面図、第5図はヘリカルコイル固
定用スリーブの他の実施例を説明する断面図、第6図は
支持装置の取付を説明する正面図、第7図は支持装置取
付の他の実施例を説明する断面図である。 1・・・・・・熱交換器、2,31・・・・・・内筒、
3.14,21.35・・・・・・ヘリカルコイル、4
,30・・・・・・伝熱管支持装置、10,11 。 20・・・・・・平板、12・・・・・・ピン、22.
36・・・・・・挿入孔、23,41 。 42・・・・・・スリーブ、32・・・・・・支持棒、
33 、34・・・・・・脚部、33b、34b・・・
・・・スライド面、38.39・・・・・・溝部、15
゜40・・・・・・スペーサ、50・・・・・・支持梁
、51・・・・・・ボルト、52・・・・・・サラボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘリカルコイル形熱交換器の伝熱管周上に所定間隙を隔
    てて設けられた伝熱管支持装置において、該支持装置は
    その長手方向に対する直角方向の断面をコの字状とした
    一端開口の中空支持棒と、該支持棒の開口端両脚部側面
    にその長手方向に沿って所定ピッチで一列に形成した複
    数の挿入孔と、該挿入孔と該孔に貫挿される上記伝熱管
    との間に介在するスリーブと、上記コの字状断面の頂部
    両端に位置し、上記支持棒の長手方向に沿って、上記両
    脚部側面に平行するスライド面を有し、かつ他の支持棒
    の両脚部間口端部を収容する一対の溝部と、該溝部と上
    記化の支持棒の両測部開口端との間に介在させるスペー
    サとからなることを特徴とする伝熱管支持装置。
JP18152980U 1980-12-17 1980-12-17 伝熱管支持装置 Expired JPS5923988Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18152980U JPS5923988Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17 伝熱管支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18152980U JPS5923988Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17 伝熱管支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57104191U JPS57104191U (ja) 1982-06-26
JPS5923988Y2 true JPS5923988Y2 (ja) 1984-07-16

Family

ID=29979090

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JP18152980U Expired JPS5923988Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17 伝熱管支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8695688B2 (en) * 2007-07-18 2014-04-15 Babcock & Wilcox Canada Ltd. Nubbed U-bend tube support

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Publication number Publication date
JPS57104191U (ja) 1982-06-26

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