JPS5923596Y2 - 浴槽のエプロン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は浴槽のエプロンに関し、更に詳しくは浴槽の
前面に取り付けて浴槽の装飾効果をもたらすエプロンの
新規なる改良であって、使用者がタイルを自由に装着可
能として、使用者の欲する独自の模様や色彩を有するエ
プロンを創出し得るようにしたものである。

従来公知の浴槽のエプロンは、金属板の表面に模様と色
彩とを予め耐着させたものが或はタイルを浴槽の前面に
貼着してエプロンとするようにしたものであるが、か・
るエプロンにあってはエプロンによってもたらされる模
様と色彩は使用者が自由に創出したり或は変更すること
の出来ない固定的なものとなってしまっており、浴室内
の色彩や模様に浴槽のエプロンの模様や色彩を適合させ
ることが困難となっていたので゛ある。

この考案は従来の浴槽のエプロンにみられた前記の如き
欠点を除去し使用者が色彩や模様を自由に創出し得るよ
うにしたものであって、以下に図面を参照しり・詳細に
説明する。

第１図はこの考案に係るエプロンを備えた浴槽の斜視図
であり、エプロンは浴槽の前面及び一側面に施されてい
る。

しかしながら、エプロンの施工は浴槽の前面のみ或は前
面と両側面に施しても良いことは勿論である。

浴槽１はステンレススティール製であり、その外面に発
泡した保温材層２が形成される。

保温材層２の外面にはベース材３が配設され、保温材層
２によって浴槽１に定着される。

ベース材３には一定の等間隔でタイル取付孔４が多数穿
孔される。

該ベース材３は金属板５合成樹脂板或はこれらの積層板
からなり、後述のようにタイル５を取り付けるための平
らな表面を作出する。

第２図はこのベース材３が浴槽１の外面に定着した状態
を示す斜視図である。

タイル５の裏面中央には取付脚６が植立される。

この取付脚６は前記ベース材３のタイル取付孔４よりも
若干大なる外径を有し、且打ち込み後の抜は出しを阻止
するために鍔状の掛止部が複数形成されている。

取付部６は前記ベース材３の厚みより若干良く形成され
、打ち込まれたとき、取付脚６の先端部は前記保温材層
２内に嵌入している。

そうして、取付脚６を取付孔６内に打ち込んでタイル５
をベース材３に順次取り付けて行く。

このとき、第７図に示すようにベース材３の外面に軟質
合成樹脂又は発泡樹脂製のベース補助材７を貼着し、取
付孔６に整合して孔を穿け、タイル５を取り付けたとき
タイル５とベース材３との間に弾性反撥層を形成し、タ
イル５の密着性を良好にしても良い。

このようにして、この考案によれば、タイル５はその取
付脚６をベース材３のタイル取付孔４に打ち込んで行く
ことにより簡単に取り付けることが出来るため、タイル
５の色彩を適宜選択して、使用者が任意のタイル模様を
浴槽の外面に創出することが出来、従来の画一的な色彩
や模様を有するエプロンと異なって、きわめて装飾効果
の高いエプロン付浴槽を提供し、浴槽の商品価値を高め
ることが出来るもので゛ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図はベース材を定着した状態を示
す斜視図、第３図は要部の拡大断面図、第４図はコーナ
一部分の拡大断面図、第５図はベース材とタイルとの取
付関係を示す斜視図、第６図はタイルの斜視図、第７図
は他の実施例を示す縦断面図である。 １・・・・・・浴槽、２・・・・・・保温材層、３・・
・・・・ベース材、４・・・・・・タイル取付孔、５・
・・・・・タイル、６・・・・・・取付脚、７・・・・
・・ベース補助材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．浴槽の１の外周面に保温材層２を介して多数のタイ
   ル取付孔４を穿孔したベース材３を定着し、前記タイル
   取付孔４に打ち込む取付脚６をタイル５の裏面に植立し
   たことを特徴とする浴槽のエプロン ２、ベース材３の外面に弾性を有するベース補助材７を
   定着するようにしたことを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項記載の浴槽のエプロン。