JPS5922996Y2 - プリンタのペ−パカツタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本で案は、プリンタのペーパカッタの改良に関するちの
である。

活字を周囲に配設した活字ドラムに、ハンマを記録紙を
挾んて゛打ち付けることにより印字する型式のプリンタ
かある。

このようなプリンタでは印字後、鋸歯刃を有するペーパ
カッタにより紙を切断する。

之を図面を参照して説明すると、第１図及び第２図にお
いて、１は活字ドラム、２はハンマで、印字された紙３
を切断するために鋸歯刃４を有するペーパカッタ５か゛
設けられている。

紙３を切断するには、紙を手で゛引き出しなか゛ら鋸歯
刃に当てて切断するが、印字直後のインクがカッタの歯
によってしごかれ、それにより印字部分が汚れ、又、カ
ッタにもインクが付着し、透明なカッタの背面を汚すこ
とになる。

更にインクが表面にまで現われ、見苦しくなる。

第３図及び第４図に示すカッタは、上記のような不都合
を解消する意図で改良を行ったもので、印字と印字の間
の非印字部に相当する位置においてカッタの背面に半球
状の突出部６が設けられている。

このような突出部を設けることにより、第４図で明かな
ように、突出部か゛印字のない部分において紙に当たる
ことになり、インクか゛カッタに移って之を汚すのを防
ぐことかできる。

しかしなか゛ら、その突出部か゛刃先より突出している
ので切れ味か゛悪くなり、又、見る位置によっては、突
出部が凸レンズ状に見えて目さ゛わりである。

本考案は、以上のような事実により、切れ味か落ちるこ
となく、又何等異常を生じないペーパカッタを提供せん
とするものである。

以−１図面を参照して説明すると、第５図及び第６図に
示すように、活字ドラムの活字間の空間部による非印字
位置に対応する鋸歯刃４の内のいくつかの歯４ａ又は全
ての歯が他の全ての歯より突出するように設けられてい
る。

このように構成することにより、カッタはその刃先が非
印字部のみにおいて紙と接触することになる。

従って、本考案によるカッタは、紙の切断操作をどのよ
うな方法で行っても、印字インクがカッタに移ることは
なく、カッタが常に清浄に保たれる。

しかも、切れ味は落ちることなく、更にカッタの側面に
は何等異常は現われないので、目ざわりになることもな
い。

第７図は、本考案は他の実施例を示し、カッタ５の刃部
には鋸歯状刃ではなく非印字部に位置する所にのみ、突
出歯４ｂが設けられたものである。

この例にもいて、非印字部の全てではなく、その一部に
位置する突出歯を設けてもよい。

本実施例も前例と同様な効果を上げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のペーパカッタ部分を示す正面図、第２図
は同側面図、第３図は改良されたペーパカッタ、の一例
を示す正面図、第４図は同側面図、第５図は本考案の一
実施例を示す正面図、第６図は同側面図、第７図は本考
案の他の実施例を示す正面図で゛ある。 １・・・・・・活字ドラム、２・・・・・・ハンマ、３
・・・・・・紙、４・・・・・・鋸歯刃、５・・・・・
・ペーパカッタ、６・・・・・・突出部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 記録紙を印字部に月して横方向に切断する刃部を有する
   透明体から戊るプリンタのペーパカッタであって、前記
   刃部の一部に少くとも複数刃部面から上方に突出した突
   出歯を設け、この突出歯を前記印字部の桁間の非印字部
   分に月゛応して配置し、前記刃部の裏面へのインク付着
   を防止したことを特徴とするプリンタのペーパカッタ。