JPS592281B2 - ニユウカジユウゴウヨウニユウカザイソセイブツ - Google Patents

ニユウカジユウゴウヨウニユウカザイソセイブツ

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Publication number
JPS592281B2
JPS592281B2 JP50031335A JP3133575A JPS592281B2 JP S592281 B2 JPS592281 B2 JP S592281B2 JP 50031335 A JP50031335 A JP 50031335A JP 3133575 A JP3133575 A JP 3133575A JP S592281 B2 JPS592281 B2 JP S592281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
acid
emulsifier
present
alcohols
Prior art date
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Expired
Application number
JP50031335A
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English (en)
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JPS51105986A (ja
Inventor
勝久 清水
治 大瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication of JPS592281B2 publication Critical patent/JPS592281B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な乳化重合用乳化剤組成物に関する。
さらに詳しくは、特定の芳香族二塩基酸またはその無水
物の少なくとも1種と炭素数8〜18の高級脂肪族1価
アルコールの少なくとも1種とのハーフエステルのアル
カリ塩水性液を有効成分として含有する乳化重合用乳化
剤組成物に関する。従来より、合成ゴムの低温乳化重合
法により合成ゴムあるいは合成樹脂を製造するに際して
は、乳化剤として樹脂酸石ケン、脂肪酸石ケン、合成界
面活性剤などが使用されてきた。それら公知の乳化剤の
中でも樹脂酸石ケン、たとえば不均化ロジン石ケンや水
添ロジン石ケンは他の乳化剤に比較して粘着性付与効果
が卓越しており、該ロジン系乳化剤を使用してえられる
合成ゴムは粘着性およびゴム加工性にすぐれていること
および該ロジン系乳化剤は低温溶解性にすぐれているた
め、低温重合用乳化剤として使用しうるので、えられる
合成ゴムの特性がきわめて良好であることから合成ゴム
乳化重合用乳化剤として、現在のところもつともすb黷
ものとされている。しかるに天然物であるロジンはもつ
ぱら輸入にたよつており、また資源的にも増産の余地が
なく、おのずからその供給に制約を受けるため、近年、
該ロジン系乳化剤に代わるすぐれた効果を発揮しうる乳
化剤の出現が望まれている。本発明はこのような現状に
かんがみ、現在もつともすぐれたものとして汎用されて
いるロジン系乳化剤に匹敵ないしはそれを上回る効果を
発揮する乳化重合用乳化剤を、安価かつ大量に入手可能
な石油系原料を使用して提供することを目的とするもの
である。
すなわち本発明は、フタル酸、無水フタル酸、イソフタ
ル酸またはテレフタル酸と炭素数8〜18の高級脂肪族
1価アルコールの少なくとも1種とのノ、−フエステル
のアルカリ塩水性液を有効成分として含有することを特
徴とする合成ゴムの低温乳化重合用乳化剤組成物にかか
るものである。
本発明に用いられる、特定の芳香族二塩基酸およびそれ
らの無水物(以下、これらを総称して芳香族二塩基酸と
(・う)としては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタ
ル酸およびテレフタル酸があげられうる。なかんづく、
無水フタル酸はハーフエステル化反応が容易に進行し、
安価であり工業的にも容易に入手できるので好ましい。
高級脂肪族1価アルコール(以下、高級アルコールとい
う)としては炭素数8〜18の高級アルコールであつて
、炭素数が7以下のアルコールのばあいは乳化効果がほ
とんどえられず、一方炭素数が18を超える高級アルコ
ールのばあいはアルカリ水への溶解ないし分散が困難と
なるので、いずれのばあいも乳化剤とはなりがたい。
しかして炭素数が8〜18の範囲内にあつても、炭素数
が8または9の高級アルコールは乳化効果が低下する傾
向があり、また炭素数が15〜18の高級アルコールは
アルカリ水への溶解ないし分散性が低下する傾向がある
ので、炭素数10〜14の高級アルコールを使用するこ
とが望ましい。本発明において水性液とは通常水溶液と
いうが、本発明の効果を損なわないかぎり分散状態のも
のであつてもさしつかえない。
本発明に使用する高級アルコールの具体例としては、オ
クチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、ノ
ニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコ
ール、ラウリルアルコール(ドデシルアルコール)、ト
リデシルアルコール、ミリスチルアルコール(テトラデ
シルアルコール)ーペンタデシルアルコール、セチルア
ルコール(ヘキサデシルアルコール)、ヘプタデシルア
ルコール、ステアリルアルコール(オクタデシルアルコ
ール)などがあげられるが、とくにデシルアルコール、
ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシ
ルアルコールおよびミリスチルアルコールが好ましい。
これらの高級アルコールは単独あるいは2種以上の混合
物として使用され、使用に際して高級アルコールの種類
は芳香族二塩基酸との反応によつて生成するハーフエス
テルの性状、すなわち分子の拡がりや疎水性と親水性と
のバランスを考慮して適宜決定される。前記高級アルコ
ールは、アン油やマツコウ鯨油からえられる天然アルコ
ールと石油化学工業からえられる合成アルコールとに大
別され、近年では石油化学工業からエチレン、プロピレ
ンなどのαオレフインの低重合物のオキソ反応などによ
つて大量の合成アルコールを製造する技術が開発されて
いる。
合成アルコールは通常混合物としてえられ、ダイヤドー
ル115H、ダイヤドール135(いずれも商品名、三
菱化成工業(株)製、炭素数11、13および15の混
合アルコール)やオキソコール1215(商品名、日産
石油化学(株)製、炭素数12〜15の混合アルコール
)などが市販されており、これらも前記高級アルコール
と同様に使用することができる。本発明を実施するに際
し、芳香族二塩基酸と高級アルコールとを反応せしめて
ハーフエステルをうるには、従来公知の方法を採用すれ
ばよく、その反応条件は使用する原料の種類によつて適
宜最適条件を決定しうるが、通常は常圧下に溶媒を使用
するかまたは使用することなくO〜200℃の温度で数
分〜10時間程度反応せしめる。
この反応において触媒の使用は必ずしも必要ではないが
、反応をより円滑に進行せしめるためにパラトルエンス
ルホン酸などの酸性触媒や第3級アミンなどの塩基性触
媒を使用することもでき、とくに芳香族二塩基酸として
芳香族二塩基酸無水物を使用するばあいは触媒としては
ピリジンを使用するのがよい。また溶媒としては前記ハ
ーフエステル化反応に不活性なものであればとくに制限
されないが、ベンゼン、酢酸エチル、四塩化エタンなど
が好適に使用される。前記ハーフエステル化反応におけ
る芳香族二塩基酸と高級アルコールとの使用割合は、高
級アルコール自体が反応溶媒としても有効に働くため高
級アルコールの使用量の上限を定めることができないが
、反応条件によつては芳香族二塩基酸のジエステルが生
成することがあり、一方高級アルコールの使用割合が少
ないばあいは収率が低下するので、通常は等モル量を使
用する。前記ハーフエステル化反応終了後、溶媒を使用
したばあいは沢過または蒸留によつて溶媒を除去し、生
成した結晶または油状物を取出し、ついで水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどの苛性アルカリ、アミン、ア
ンモニアなどのアルカリで中和して本発明のハーフエス
テルのアルカリ塩水性液をうる。中和するにあたつては
高温で行なうとハーフエステルの部分的な加水分解が併
起するおそれがあるので、ハーフエステルを冷水に分散
せしめ50℃以下、好ましくは室温で、アルカリ水溶液
を加えて中和するのが望ましい。なお、本発明において
は、組成物中のハーフエステルのアルカリ塩の濃度とし
てはとく制限はないが、通常、約10〜30重量%程度
の濃度のものが採用される。また、ばあいによつてはハ
ーフエステルのアルカリ塩そのものを重合系に添加し、
重合系中で望ましい濃度にしてもよい。なお、本発明の
乳化重合用乳化剤組成物は重合系において、・・−フエ
ステルのアルカリ塩が重合すべきモノマー100部(重
量部、以下同様)に対して通常、約2〜6部程度の範囲
で用いられる。本発明の乳化剤組成物はスチレン−ブタ
ジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、
アクリロニトリルーブタジエンースチレンゴヘメチルメ
タクリレートーブタジエンゴムなどの各種合成ゴム低温
乳化重合用乳化剤組成物としてすぐれた効果を発揮する
すなわち、本発明の乳化剤組成物は低温溶解性にすぐれ
、その水性液の低温放置安定性もきわめて良好であり、
コールドラバ一用としても有効に使用でき、またロジン
系樹脂酸石ケンと同等あるいはそれ以上の粘着性付与効
果を有するため加工性にすぐれた合成ゴムをうることが
できる。また使用にあたつては脂肪酸石ケンや合成界面
活性剤と併用してもよく、またもちろんロジン系の樹脂
酸石ケンと併用してもよい。つぎに実施例をあげて本発
明の乳化剤組成物を説明する。実施例 1 温度計、還流冷却器を付した3つロコルベンに無水フタ
ル酸14.87、ラウリルアルコール18,6yおよび
ベンゼン10m1を仕込み、さらにピリジン1滴を添加
したのち昇温してベンゼンの沸騰温度で2時間還流させ
た。
ついでベンゼンを減圧下に留去し、石油エーテル30m
1を添加して放冷したのち析出した結晶を沢過し、減圧
下に残存する溶剤を除去して白色結晶31,07(収率
92.8%)をえた。この結晶の融点は42〜44℃、
酸価は165であつた。この結晶を水に分散させ、酸価
と当量の水酸化カリウムで中和し、水で希釈して濃度2
0重量%の乳化剤組成物をえた。実施例 2ラウリルア
ルコ=ルに代えてミリスチルアルコール21,4yを使
用したほかは実施例1と同様にして実験を行なつた。
収率96。5%で結晶がえられた。
この結晶の融点は67〜69゜C1酸価ぱ157であつ
た。以下実施例1と同様にして濃度20重量%の乳化剤
組成物をえた。試験例 実施例1〜2でえた乳化剤組成物を使用して代表的な合
成ゴムであるスチレン−ブタジエンゴムのコールドラバ
一法スルホキシレート処方による※脣L化重合反応をつ
ぎのごとき重合処方および条件で行なつた。
〔重合条件〕
重合温度:5゜C 反応時間:6時間 系内チツ素置換 重合結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸またはテレ
    フタル酸と炭素数8〜18の高級脂肪族1価アルコール
    の少なくとも1種とのハーフエステルのアルカリ塩水性
    液を有効成分として含有することを特徴とする合成ゴム
    の低温乳化重合用乳化剤組成物。
JP50031335A 1975-03-14 1975-03-14 ニユウカジユウゴウヨウニユウカザイソセイブツ Expired JPS592281B2 (ja)

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JP50031335A JPS592281B2 (ja) 1975-03-14 1975-03-14 ニユウカジユウゴウヨウニユウカザイソセイブツ

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JPS51105986A JPS51105986A (ja) 1976-09-20
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