JPS5922819B2 - 日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法 - Google Patents
日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法Info
- Publication number
- JPS5922819B2 JPS5922819B2 JP55110807A JP11080780A JPS5922819B2 JP S5922819 B2 JPS5922819 B2 JP S5922819B2 JP 55110807 A JP55110807 A JP 55110807A JP 11080780 A JP11080780 A JP 11080780A JP S5922819 B2 JPS5922819 B2 JP S5922819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bleaching
- hydrogen peroxide
- japanese pharmacopoeia
- scouring
- absorbent cotton
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は漂白剤として過酸化水素を使用する脱脂綿の浸
漬漂白方法に関するもので、その目的は日本薬局方の規
格に適合する日本薬局方脱脂綿を提供するにある。
漬漂白方法に関するもので、その目的は日本薬局方の規
格に適合する日本薬局方脱脂綿を提供するにある。
日本薬局方脱脂綿は一般の木綿漂白等の様に単に白くな
れば良いというものでなく、次の様な厳しい純度試験規
格があり、この規格に適合しないと日本薬局方脱脂綿と
して認可されない。
れば良いというものでなく、次の様な厳しい純度試験規
格があり、この規格に適合しないと日本薬局方脱脂綿と
して認可されない。
純度試験規格
(1)酸およびアルカリ
本品10θに新たに煮沸し冷却した水10mI!を加え
て冷浸し浸液25ゴにフェノールプタレーン試液3滴を
加えるとき液は赤色を呈しない。
て冷浸し浸液25ゴにフェノールプタレーン試液3滴を
加えるとき液は赤色を呈しない。
又浸液25mlにメチルオレンジ試液1滴を加えるとき
液は赤色を呈しない。(2)水溶性物質 本品51に水500ゴを加え、蒸発する水を補いながら
30分間おだやかに煮沸し、漏斗を用いて浸液を他の容
器に入れ綿を漏斗上に移し、綿に含まれた液をガラス棒
で圧出し、熱湯150ゴずつで2回洗い毎回綿を圧して
浸漬及び洗液に合わせ濾過する。
液は赤色を呈しない。(2)水溶性物質 本品51に水500ゴを加え、蒸発する水を補いながら
30分間おだやかに煮沸し、漏斗を用いて浸液を他の容
器に入れ綿を漏斗上に移し、綿に含まれた液をガラス棒
で圧出し、熱湯150ゴずつで2回洗い毎回綿を圧して
浸漬及び洗液に合わせ濾過する。
濾液を蒸発濃縮しはかりびんに入れ、105℃で恒量に
なるまで乾燥するとき、残留物は14.0〜以下である
。同様方法で空試験を行ない補正する。(3)色素 本品109にエタノール100ゴを加えて冷浸し、圧し
て浸液50ゴをとり、ネスラー管に入れ、上方から観察
するとき液の色は黄色を呈する事があつても青色又は緑
色を呈しない。
なるまで乾燥するとき、残留物は14.0〜以下である
。同様方法で空試験を行ない補正する。(3)色素 本品109にエタノール100ゴを加えて冷浸し、圧し
て浸液50ゴをとり、ネスラー管に入れ、上方から観察
するとき液の色は黄色を呈する事があつても青色又は緑
色を呈しない。
(4)けい光増白剤本品は暗所で紫外線を照射するとき
全面に染着されたけい光を認めない。
全面に染着されたけい光を認めない。
(5)沈降速度
本品59をとり径O、4Uの銅線を用いて作製した径5
0.0mm深さ80.0薦麗線と線の距離20詣で重さ
3.09の試1験かごの中に入れ、水温24〜26℃の
水面上12mmの高さからかごを横にし、深き200m
mの水の中に静かに落すとき、かごは8秒間以内に水面
下に沈む。
0.0mm深さ80.0薦麗線と線の距離20詣で重さ
3.09の試1験かごの中に入れ、水温24〜26℃の
水面上12mmの高さからかごを横にし、深き200m
mの水の中に静かに落すとき、かごは8秒間以内に水面
下に沈む。
(6)吸水量
(5)で沈下したかごを水底に3分間放置した後、横に
して水中から静かに取り出し10号ふるいの金網上に1
分間横において水を滴下させ、ビーカ一に入れ、その重
量を量るとき吸水量は100.09以上である。
して水中から静かに取り出し10号ふるいの金網上に1
分間横において水を滴下させ、ビーカ一に入れ、その重
量を量るとき吸水量は100.09以上である。
(7)その他の繊維
本品1.09を1Nヨウ素試液中に1分間浸し、水で良
く洗うとき着色した繊維を認めない。
く洗うとき着色した繊維を認めない。
(8)ネツプ本品はネツプを著るしく含まない。
(9)混在物
本品は果皮又は種子の破片などを著るしく含まない。
(自)異物
本品は著るしい異物を含まない。
α1)灰分
0.2570以下(59生薬試1験法灰分測定法に基づ
く)以上の様に日本薬局方規格が厳しいため、日本薬局
方脱脂綿は漂白剤として次亜塩素酸ソーダを使用した次
の様な浸漬漂白法が唯一の方法として行なわれてきてい
る。
く)以上の様に日本薬局方規格が厳しいため、日本薬局
方脱脂綿は漂白剤として次亜塩素酸ソーダを使用した次
の様な浸漬漂白法が唯一の方法として行なわれてきてい
る。
アルカリ精練→次亜塩素酸ソーダ漂白→脱塩処理しかし
、この方法は漂白剤として次亜塩素酸ソーダを使用する
ため次の様な欠点がある。
、この方法は漂白剤として次亜塩素酸ソーダを使用する
ため次の様な欠点がある。
1次亜塩素酸ソーダ漂白の前のアルカリ精練が非常に大
切で、均一、かつ充分な精練を行なうには長時間の精練
あるいは繰り返しの精練が必要である。
切で、均一、かつ充分な精練を行なうには長時間の精練
あるいは繰り返しの精練が必要である。
又、工程数が多く全工程と[7て長時間の処理となり、
製品が仕上るまで相当の時間を要する。2漂白剤として
、次亜塩素酸ソーダを使用するため塩素臭気が強く環境
衛生上好ましくない。
製品が仕上るまで相当の時間を要する。2漂白剤として
、次亜塩素酸ソーダを使用するため塩素臭気が強く環境
衛生上好ましくない。
以上の様な欠点から日本薬局方脱脂綿の漂白を行なつて
いる業界では塩素臭気のない短時間の処理で行なえる過
酸化水素を使用した漂白方法を熱望している。一方、過
酸化水素を使用した漂白法は上記の様な背景に基づき、
種々の検討がなされてきたが、日本薬局方規格に適合す
る漂白方法は未だ開発されていない。
いる業界では塩素臭気のない短時間の処理で行なえる過
酸化水素を使用した漂白方法を熱望している。一方、過
酸化水素を使用した漂白法は上記の様な背景に基づき、
種々の検討がなされてきたが、日本薬局方規格に適合す
る漂白方法は未だ開発されていない。
過酸化水素を使用した漂白法が規格に適合しない理由は
、通常使用されている浸漬漂白装置は一般に過酸化水素
漂白後の洗浄性が悪く、充分な洗浄用水を使用しても洗
浄が完全でないためであり、そして1過酸化水素は水溶
性物質を増加させる作用があり、増加した水溶性物質が
洗浄工程を経ても除去しきれずに脱脂綿に残存し水溶性
物質規格に合格しない。
、通常使用されている浸漬漂白装置は一般に過酸化水素
漂白後の洗浄性が悪く、充分な洗浄用水を使用しても洗
浄が完全でないためであり、そして1過酸化水素は水溶
性物質を増加させる作用があり、増加した水溶性物質が
洗浄工程を経ても除去しきれずに脱脂綿に残存し水溶性
物質規格に合格しない。
2過酸化水素漂白においては過酸化水素安定剤としてケ
イ酸ソーダを使用する事が最適であり、その場合、使用
のケイ酸ソーダが洗浄工程で完全に除去しきれずに灰分
規格に合格しない。
イ酸ソーダを使用する事が最適であり、その場合、使用
のケイ酸ソーダが洗浄工程で完全に除去しきれずに灰分
規格に合格しない。
3灰分規格に適合させるために、ケイ酸ソーダ以外の有
機系過酸化水素安定剤を使用すると白度不足及び水溶物
質残がケイ酸ソーダ使用よりも多くなり規格に合格しな
い。
機系過酸化水素安定剤を使用すると白度不足及び水溶物
質残がケイ酸ソーダ使用よりも多くなり規格に合格しな
い。
そこで本発明者らは漂白剤として過酸化水素を使用した
漂白方法で日本薬局方規格に適合する日本薬局方脱脂綿
を得る事が出来ないか鋭意研究した結果アルカリ精練→
過酸化水素漂白、過酸化水素精練漂白の漂白方法におい
て、ケイ酸ソーダを含有する過酸化水素漂白液による漂
白、または精練漂白後の洗浄工程中に簡単な酸処理工程
を組み込んで洗浄を行うことにより日本薬局方規格の全
てに適合し、かつ酸処理を組み込んで洗浄を行うことに
よつて洗浄省力が出来る事を見出し本発明を完成させた
。
漂白方法で日本薬局方規格に適合する日本薬局方脱脂綿
を得る事が出来ないか鋭意研究した結果アルカリ精練→
過酸化水素漂白、過酸化水素精練漂白の漂白方法におい
て、ケイ酸ソーダを含有する過酸化水素漂白液による漂
白、または精練漂白後の洗浄工程中に簡単な酸処理工程
を組み込んで洗浄を行うことにより日本薬局方規格の全
てに適合し、かつ酸処理を組み込んで洗浄を行うことに
よつて洗浄省力が出来る事を見出し本発明を完成させた
。
一般に安定剤としてケイ酸ソーダを使用した過酸化水素
漂白後の洗浄には、酸処理を繰り込む事は好ま[7くな
いとされ、その理由は過酸化水素漂白後ケイ酸ソーダが
充分洗浄されない状態で酸処理を行うとケイ酸ゲルが生
じ、それが繊維に沈着しケイ酸障害を起すとされてきた
ためである。ケイ酸障害があれば当然、日本薬局方規格
において灰分規格に適合しにくい事になる。又、一般木
綿等の過酸化水素漂白では日本薬局方の様な厳しい規格
がないので、ある程度の洗浄が行なわれれば充分製品と
なるので特別洗浄操作に注意を払う必要もなかつた。し
かし、日本薬局方の規格は厳しく過酸化水素漂白後、あ
る程度の洗浄では全く規格に適合しないし、又、洗浄用
水を多量使用して充分な洗浄を行なつても規格に適合さ
せるには、中々困難な状態であつた。
漂白後の洗浄には、酸処理を繰り込む事は好ま[7くな
いとされ、その理由は過酸化水素漂白後ケイ酸ソーダが
充分洗浄されない状態で酸処理を行うとケイ酸ゲルが生
じ、それが繊維に沈着しケイ酸障害を起すとされてきた
ためである。ケイ酸障害があれば当然、日本薬局方規格
において灰分規格に適合しにくい事になる。又、一般木
綿等の過酸化水素漂白では日本薬局方の様な厳しい規格
がないので、ある程度の洗浄が行なわれれば充分製品と
なるので特別洗浄操作に注意を払う必要もなかつた。し
かし、日本薬局方の規格は厳しく過酸化水素漂白後、あ
る程度の洗浄では全く規格に適合しないし、又、洗浄用
水を多量使用して充分な洗浄を行なつても規格に適合さ
せるには、中々困難な状態であつた。
そこで、本発明者らは過酸化水素漂白後の洗浄方法につ
いて種々検討した結果、従来ケイ酸障害を引き起すため
良くないとされていた酸処理を組み込むと、洗浄効果が
著るしく改善され、かつ少ない洗浄用水量で日本薬局方
規格に適合する事を見い出した。但し酸処理は過酸化水
素漂白後、直ちに、酸処理を行うとケイ酸ゲルの発生は
まぬがれず、過酸化水素漂白後少なくとも1〜2回洗浄
を行なつた後に、酸処理を行なう事が必要である。即ち
本発明は脱脂綿を、アルカリ精練後の過酸化水素漂白、
または過酸化水素精練漂白するにあたり、過酸化水素安
定剤としてケイ酸ソーダを含有する過酸化水素漂白液ま
たは過酸化水素精練漂白液を用いて漂白または精練漂白
し、少なくとも一回洗浄した後、酸処理し、次いで洗浄
することを特徴とする日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法
である。
いて種々検討した結果、従来ケイ酸障害を引き起すため
良くないとされていた酸処理を組み込むと、洗浄効果が
著るしく改善され、かつ少ない洗浄用水量で日本薬局方
規格に適合する事を見い出した。但し酸処理は過酸化水
素漂白後、直ちに、酸処理を行うとケイ酸ゲルの発生は
まぬがれず、過酸化水素漂白後少なくとも1〜2回洗浄
を行なつた後に、酸処理を行なう事が必要である。即ち
本発明は脱脂綿を、アルカリ精練後の過酸化水素漂白、
または過酸化水素精練漂白するにあたり、過酸化水素安
定剤としてケイ酸ソーダを含有する過酸化水素漂白液ま
たは過酸化水素精練漂白液を用いて漂白または精練漂白
し、少なくとも一回洗浄した後、酸処理し、次いで洗浄
することを特徴とする日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法
である。
本発明法に適用される漂白法としては通常行なわれてい
るアルカリ精練→過酸化水素漂白、過酸化水素精練漂白
があげられる。
るアルカリ精練→過酸化水素漂白、過酸化水素精練漂白
があげられる。
それらの中では工.程数も含めて、過酸化水素精練漂白
の方法力田本薬局方規格に好ましい結果を与える。アル
カリ精練方法としては通常行なわれているアルカリ剤を
使用した精練を行なう。
の方法力田本薬局方規格に好ましい結果を与える。アル
カリ精練方法としては通常行なわれているアルカリ剤を
使用した精練を行なう。
例えば100%NaOH5〜159/l界面活性剤1〜
2f9/11ケイ酸ソーダO〜59/11温度90〜1
20℃時間1〜4時間の精練を行なう。過酸化水素漂白
は通常行なわれている条件で例えば35%H2O25〜
30CC/11過酸化水素安定剤(ケイ酸ソーダ、有機
系安定剤等の市販の過酸化水素安定剤)0,5〜10め
/11界面活性剤1〜29/11浴PHlO.8〜11
.2、温度90〜120℃、時間30〜120分間の漂
白を行なう。
2f9/11ケイ酸ソーダO〜59/11温度90〜1
20℃時間1〜4時間の精練を行なう。過酸化水素漂白
は通常行なわれている条件で例えば35%H2O25〜
30CC/11過酸化水素安定剤(ケイ酸ソーダ、有機
系安定剤等の市販の過酸化水素安定剤)0,5〜10め
/11界面活性剤1〜29/11浴PHlO.8〜11
.2、温度90〜120℃、時間30〜120分間の漂
白を行なう。
過酸化水素精練漂白は通常行なわれている条件で、例え
ば35%H2O25〜30CC/11過酸化水素安定剤
(ケイ酸ソーダ、有機系安定剤等の市販過酸化水素安定
剤)0.5〜109/11界面活性剤1〜29/11浴
PHll.2〜11.5温度90〜120℃時間30〜
120分間の漂白を行なう。但し、上記処方例は本発明
を説明するためのものであつて各々の工程の条件を限定
したものではない。
ば35%H2O25〜30CC/11過酸化水素安定剤
(ケイ酸ソーダ、有機系安定剤等の市販過酸化水素安定
剤)0.5〜109/11界面活性剤1〜29/11浴
PHll.2〜11.5温度90〜120℃時間30〜
120分間の漂白を行なう。但し、上記処方例は本発明
を説明するためのものであつて各々の工程の条件を限定
したものではない。
本発明の洗浄工程に繰り込まれる酸処理は塩酸、硫酸等
の無機酸、ギ酸、シユウ酸、酢酸等の有機酸にて行ない
、酸の使用量は特に限定しないが、好ましくは1N酸5
〜100CC/lの割合で使用する。
の無機酸、ギ酸、シユウ酸、酢酸等の有機酸にて行ない
、酸の使用量は特に限定しないが、好ましくは1N酸5
〜100CC/lの割合で使用する。
温度は常温〜50℃、時間は好ましくは1〜10分間の
処理を行なう。上記の酸の種類の中では硫酸処理が一番
好ましい。尚、酸処理は過酸化水素漂白後、直ちに、酸
処理を行なう事は好ましくなく、少なくとも1〜2回の
洗浄の後、酸処理を行なう。
処理を行なう。上記の酸の種類の中では硫酸処理が一番
好ましい。尚、酸処理は過酸化水素漂白後、直ちに、酸
処理を行なう事は好ましくなく、少なくとも1〜2回の
洗浄の後、酸処理を行なう。
酸処理後の洗浄は日本薬局方PH規格に適合するまで行
なうか(大体3回以上の洗浄を行なえばPH規格に適合
する)、もしくはアルカリ中和を行ない1〜2回の洗浄
を行なつて終了する。以上の様に本発明法は日本薬局方
脱脂綿の過酸化水素による浸漬漂白法を可能とし、従来
法の次亜塩素酸ソーダを使用した漂白法のもつ欠点、塩
素臭気の問題、長時間漂白(過酸化水素による漂白は次
亜塩素酸ソーダによる漂白に比較して半分以下で漂白出
来る)の問題を解決し又、白度面も従来法より高白度が
得られ高品質の日本薬局方脱脂綿を得る事が出来る。
なうか(大体3回以上の洗浄を行なえばPH規格に適合
する)、もしくはアルカリ中和を行ない1〜2回の洗浄
を行なつて終了する。以上の様に本発明法は日本薬局方
脱脂綿の過酸化水素による浸漬漂白法を可能とし、従来
法の次亜塩素酸ソーダを使用した漂白法のもつ欠点、塩
素臭気の問題、長時間漂白(過酸化水素による漂白は次
亜塩素酸ソーダによる漂白に比較して半分以下で漂白出
来る)の問題を解決し又、白度面も従来法より高白度が
得られ高品質の日本薬局方脱脂綿を得る事が出来る。
以下、実施例、比較例にて更に詳細に説明する。
尚、白度は次の様な測定法に基づき日本薬局方純度試験
規格項目の数値は前記説明の如く日本薬局方第9改正解
説書に基づいて測定したものである。(1)白度 日本電色工業(株)製カラースタジオを用いてL一a−
b系にて測定する。
規格項目の数値は前記説明の如く日本薬局方第9改正解
説書に基づいて測定したものである。(1)白度 日本電色工業(株)製カラースタジオを用いてL一a−
b系にて測定する。
L,a,bは次の意味を示しL:明度、a:…赤味(へ
)緑味、b:…黄味(ニ)青昧これらのうちb値が視感
と良く一致するのでb値で判定した。
)緑味、b:…黄味(ニ)青昧これらのうちb値が視感
と良く一致するのでb値で判定した。
b値が小さい程、黄味の減少即ち高白度を示す。実施例
1,2比較例 日本薬局方用の原綿をオーバーマイヤ一漂白装置にて以
下の様な漂白を行なつた結果を表1に示す。
1,2比較例 日本薬局方用の原綿をオーバーマイヤ一漂白装置にて以
下の様な漂白を行なつた結果を表1に示す。
尚、実施例1,2では過酸化水素漂白後、次の様な3通
りの装置内洗浄操作を行ない比較を行なつた。
りの装置内洗浄操作を行ない比較を行なつた。
(4)各5分間の洗浄を10回行なう
(B)各5分間の洗浄を5回行なう
(C)各5分間の洗浄を2回行ない、その後次の様な酸
処理を行なう。
処理を行なう。
その後各5分間の洗浄を3回行なう。酸処理法
実施例 1
(アルカリ精練→過酸化水素漂白)
実施例
実施例 3
実施例2と同様な漂白を日本薬局方用の原綿について行
ない過酸化水素漂白後の洗浄操作を次の様に行なつた。
ない過酸化水素漂白後の洗浄操作を次の様に行なつた。
([)各5分間の洗浄を10回行なう。
(ト)各5分間の洗浄を2回行ない、その後次の様な各
種の酸処理を行なう。
種の酸処理を行なう。
Claims (1)
- 1 脱脂綿を、アルカリ精練後の過酸化水素漂白、また
は過酸化水素精練漂白するにあたり、過酸化水素安定剤
としてケイ酸ソーダを含有する過酸化水素漂白液または
過酸化水素精練漂白液を用いて漂白または精練漂白し、
少なくとも一回洗浄した後、酸処理し、次いで洗浄する
ことを特徴とする日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55110807A JPS5922819B2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55110807A JPS5922819B2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5735074A JPS5735074A (en) | 1982-02-25 |
JPS5922819B2 true JPS5922819B2 (ja) | 1984-05-29 |
Family
ID=14545149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55110807A Expired JPS5922819B2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 日本薬局方用脱脂綿の浸漬漂白法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922819B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449587U (ja) * | 1987-09-21 | 1989-03-28 |
-
1980
- 1980-08-12 JP JP55110807A patent/JPS5922819B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449587U (ja) * | 1987-09-21 | 1989-03-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5735074A (en) | 1982-02-25 |
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