JPS59215395A - 焼結摺動材 - Google Patents
焼結摺動材Info
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- JPS59215395A JPS59215395A JP8976883A JP8976883A JPS59215395A JP S59215395 A JPS59215395 A JP S59215395A JP 8976883 A JP8976883 A JP 8976883A JP 8976883 A JP8976883 A JP 8976883A JP S59215395 A JPS59215395 A JP S59215395A
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- JP
- Japan
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- alloy
- sintered
- iron alloy
- film
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/82—After-treatment
- C23C22/83—Chemical after-treatment
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、スライドメタル、ブツシュ、シュー等の摺動
材として好適であって、摺動時に焼付きや相手材との間
で異音を発することが少なく且つ耐スカッフィング性、
耐摩耗性等の摺動特性、特に初期摺動特性に優れた焼結
摺動材に関する。
材として好適であって、摺動時に焼付きや相手材との間
で異音を発することが少なく且つ耐スカッフィング性、
耐摩耗性等の摺動特性、特に初期摺動特性に優れた焼結
摺動材に関する。
尚、本明細書において、1耐スカツフイング性”とは、
本発明焼結合金と相手材との摺動接触に際し、双方の摺
面における損傷、Chi荒れ等が発生し難い性質をいう
。
本発明焼結合金と相手材との摺動接触に際し、双方の摺
面における損傷、Chi荒れ等が発生し難い性質をいう
。
従来、スライドメタル、ブツシュ、シュー等に使用され
る摺動層としては、合金素地内に硫化物相とマルテンサ
イト相等の比較的硬い焼入れ相とを分散させた焼結合金
が主として使用されている。
る摺動層としては、合金素地内に硫化物相とマルテンサ
イト相等の比較的硬い焼入れ相とを分散させた焼結合金
が主として使用されている。
しかしながら、この種の材料は上記マルテンサイト相等
の比較的硬い焼入れ相のだめに、摺動する相手材を傷つ
けやすく、耐スカッフィング性が不充分であり、また使
用条件によっては、グリース切れや砂等の異物のかみ込
み等により異aを発生させ易い等の問題点がある。
の比較的硬い焼入れ相のだめに、摺動する相手材を傷つ
けやすく、耐スカッフィング性が不充分であり、また使
用条件によっては、グリース切れや砂等の異物のかみ込
み等により異aを発生させ易い等の問題点がある。
木発1J者は、上記の如き問題点を解消し得るとともに
、従来品と同等以上の耐摩耗性を備えた焼結鉄合金を得
るべく種々研究を重ねた結果、先にマルテンサイト相等
より硬度が低いソルバイト状パーライト相を合金素地中
に均一に分散され、同時に硫化物相を出現させた特定の
合金鋼を鉄源とする摺動材用焼結鉄合金を開発した[特
開昭58−27961号公報参照]。
、従来品と同等以上の耐摩耗性を備えた焼結鉄合金を得
るべく種々研究を重ねた結果、先にマルテンサイト相等
より硬度が低いソルバイト状パーライト相を合金素地中
に均一に分散され、同時に硫化物相を出現させた特定の
合金鋼を鉄源とする摺動材用焼結鉄合金を開発した[特
開昭58−27961号公報参照]。
上記開発された焼結鉄合金は、殊に異音の発生が抑制さ
れていること、耐スカッフィング性・耐摩耗性等に優れ
ていること等の優れた摺動特性を具備するものであった
が、尚改善されるべき余地があった。即ち一般に摺mj
材は、安定摺動に至るまでの#?動初期に相手材との接
触部の偏荷重等の不安定性から、焼付きやスカッフィン
グ等が生じやすく、この摺動初期における摺動特性、所
謂初期なじみ性を有することが要求されるが、従来公知
の摺動材は勿論のこと、本発明者が先に開発した上記焼
結鉄合金も尚初期なじみ性に問題があった。
れていること、耐スカッフィング性・耐摩耗性等に優れ
ていること等の優れた摺動特性を具備するものであった
が、尚改善されるべき余地があった。即ち一般に摺mj
材は、安定摺動に至るまでの#?動初期に相手材との接
触部の偏荷重等の不安定性から、焼付きやスカッフィン
グ等が生じやすく、この摺動初期における摺動特性、所
謂初期なじみ性を有することが要求されるが、従来公知
の摺動材は勿論のこと、本発明者が先に開発した上記焼
結鉄合金も尚初期なじみ性に問題があった。
本発明は、上記初期なじみ性における問題をも悉く解消
した新しい摺動材を提供するものであり、その要旨は、
(1)黒鉛0.2〜0.8重量%、(2)二硫化モリブ
デン0.5〜6重量%及び(3)マンガン0.4〜1重
t%、クロム0.8〜1.25重損%、モリブデン0.
15〜0.35重量%及び残余鉄からなる合金鋼を残余
鼾とする焼結鉄合金にリン酸塩被膜及び二硫化モリブデ
ン被膜を形成させてなることを特徴とする焼結摺動材に
係る。
した新しい摺動材を提供するものであり、その要旨は、
(1)黒鉛0.2〜0.8重量%、(2)二硫化モリブ
デン0.5〜6重量%及び(3)マンガン0.4〜1重
t%、クロム0.8〜1.25重損%、モリブデン0.
15〜0.35重量%及び残余鉄からなる合金鋼を残余
鼾とする焼結鉄合金にリン酸塩被膜及び二硫化モリブデ
ン被膜を形成させてなることを特徴とする焼結摺動材に
係る。
本発明摺動材は、上記特定組成の焼結鉄合金を基材とし
、これに特定の二種の被膜を形成させたことに基づいて
、このJljl摺動材に要求される耐スカッフィング性
、耐摩耗性等に優れると共に、焼(lきや異音の発生が
抑制され、しかも特に初期摺動特性即ち初期なじみ性が
顕著に向上されている。
、これに特定の二種の被膜を形成させたことに基づいて
、このJljl摺動材に要求される耐スカッフィング性
、耐摩耗性等に優れると共に、焼(lきや異音の発生が
抑制され、しかも特に初期摺動特性即ち初期なじみ性が
顕著に向上されている。
水元り]摺動材においては、基材として特開昭58−2
7961号公報に記載の焼結鉄合金を利用する。該焼結
鉄合金の各成分の詳細は以下の通りである。
7961号公報に記載の焼結鉄合金を利用する。該焼結
鉄合金の各成分の詳細は以下の通りである。
(1)黒鉛
黒鉛成分は、焼結時に合金銅粉素地中llC固溶してン
ルバイト状パーライト組織を生じさせる。該組織は、合
金素地自体の耐摩耗性を向上させるとともに、二硫化モ
リブデンとの併存状態で優れた耐スカッフィング性と摺
動時の異音発生低下という効果を介挿する。黒鉛粉は、
全合金N量の0.2〜0.8%とする。黒鉛成分が0.
2重量%未満の場合には、フェライト相等の軟質組織が
形成されて素地の硬さを低下させるので、耐摩耗性が不
十分となる。一方、黒鉛成分が0.8重量%を上回る場
合には、ル夕り、硬いセメンタイト相が形成されるので
、i、itスカッフィング性が損なわれる傾向が増大す
る。
ルバイト状パーライト組織を生じさせる。該組織は、合
金素地自体の耐摩耗性を向上させるとともに、二硫化モ
リブデンとの併存状態で優れた耐スカッフィング性と摺
動時の異音発生低下という効果を介挿する。黒鉛粉は、
全合金N量の0.2〜0.8%とする。黒鉛成分が0.
2重量%未満の場合には、フェライト相等の軟質組織が
形成されて素地の硬さを低下させるので、耐摩耗性が不
十分となる。一方、黒鉛成分が0.8重量%を上回る場
合には、ル夕り、硬いセメンタイト相が形成されるので
、i、itスカッフィング性が損なわれる傾向が増大す
る。
(11)二硫化モリブデン
二硫化モリブデンは、焼結時に鉄成分と合金化して硫化
物相を生ずる。この硫化物相は、合金素地中に均一に分
散されて、異音発生を防止するとともに、摺動時の焼き
付けや掻き傷の発生を防止する、即ち耐スカッフィング
性を向上させる。二硫化モリブデン粉は、焼結合金財i
fの05〜6%とする。二硫化モリブデンの屏が0.5
重@%未満では、硫化物相の生成量が少な過ぎて、焼結
物の耐スカツフイング性向上及び異音発生防止という効
果が十分に達成されない。一方、二硫化モリブデンのm
が6重購%を上回ると、硫化物相の生成量が過大となり
、却って合金素地自体の強度低下、耐摩耗性低下、等の
問題点が生ずる。
物相を生ずる。この硫化物相は、合金素地中に均一に分
散されて、異音発生を防止するとともに、摺動時の焼き
付けや掻き傷の発生を防止する、即ち耐スカッフィング
性を向上させる。二硫化モリブデン粉は、焼結合金財i
fの05〜6%とする。二硫化モリブデンの屏が0.5
重@%未満では、硫化物相の生成量が少な過ぎて、焼結
物の耐スカツフイング性向上及び異音発生防止という効
果が十分に達成されない。一方、二硫化モリブデンのm
が6重購%を上回ると、硫化物相の生成量が過大となり
、却って合金素地自体の強度低下、耐摩耗性低下、等の
問題点が生ずる。
(11合金鋼
マンガン0.4〜1重情%、クロム0.8〜1.25電
訃%、モリブデン0.15〜0.85重日゛%及び残余
鉄からなる合金鋼は、焼結時に黒鉛と合金化しで、ソル
バイト状パーライト相を形成する。その結果、得られる
焼結鉄合金は、耐摩耗性、酬スカッフィング性及び異音
発生防止に優れた効果を奏する。尚、上記組成を有する
合金鋼は、AISI(American Iron a
nd 5teel In5titute )規格の4
100系合金に相当するので、これをそのまま使用すれ
ば良い。マデガン、クロム及びモリブデンの量が上記上
限量を下回る場合には、焼結時に生成されるパーライト
相のソルバイト化が不十分で且つ素地の硬さが低い為、
耐摩耗性が不十分となる。又、マンガン等の量が、上記
上限量を上回る場合には、焼結物の焼入れ性が極めて良
好となり、金属組織中にマルテンサイト相等の比較停硬
い焼入れ相が出現して、耐スカッフィング性の劣化及び
異音発生度合の上昇をもたらす。尚、マンガン、クロム
、モリブデン及び鉄を合金としてではなく、夫々別個の
金属として添加する場合には、本発明所望の効果は発揮
されない。
訃%、モリブデン0.15〜0.85重日゛%及び残余
鉄からなる合金鋼は、焼結時に黒鉛と合金化しで、ソル
バイト状パーライト相を形成する。その結果、得られる
焼結鉄合金は、耐摩耗性、酬スカッフィング性及び異音
発生防止に優れた効果を奏する。尚、上記組成を有する
合金鋼は、AISI(American Iron a
nd 5teel In5titute )規格の4
100系合金に相当するので、これをそのまま使用すれ
ば良い。マデガン、クロム及びモリブデンの量が上記上
限量を下回る場合には、焼結時に生成されるパーライト
相のソルバイト化が不十分で且つ素地の硬さが低い為、
耐摩耗性が不十分となる。又、マンガン等の量が、上記
上限量を上回る場合には、焼結物の焼入れ性が極めて良
好となり、金属組織中にマルテンサイト相等の比較停硬
い焼入れ相が出現して、耐スカッフィング性の劣化及び
異音発生度合の上昇をもたらす。尚、マンガン、クロム
、モリブデン及び鉄を合金としてではなく、夫々別個の
金属として添加する場合には、本発明所望の効果は発揮
されない。
本発明において基材として利用する焼結鉄合金は、例え
ば次の様にして製造される。Al5I規格4100系合
金粉に黒鉛粉0.2〜0.8重量%及び二硫化モリブデ
ン粉0.5〜6重量%を配合し、均一に混合した後、成
形し、非酸化性保護雰囲気中1100〜1200”C程
度の温度で焼結し、次いで同様の保護雰囲気中で常温ま
で放冷する。かくして、合金素地中にソルバイト状パー
ライト相と硫化物相とが均一に分散した金属組織を有す
る焼結鉄合金が得られる。
ば次の様にして製造される。Al5I規格4100系合
金粉に黒鉛粉0.2〜0.8重量%及び二硫化モリブデ
ン粉0.5〜6重量%を配合し、均一に混合した後、成
形し、非酸化性保護雰囲気中1100〜1200”C程
度の温度で焼結し、次いで同様の保護雰囲気中で常温ま
で放冷する。かくして、合金素地中にソルバイト状パー
ライト相と硫化物相とが均一に分散した金属組織を有す
る焼結鉄合金が得られる。
不発1月摺動材は、上記の如くして得られる焼結鉄合金
表面に、リン酸塩被膜及び二硫化モリブデン複膜を形成
させてなる。リン酸塩被膜の形成は2+ 2+ 以下の如くして行なわれる。即ちFe 、Zn 。
表面に、リン酸塩被膜及び二硫化モリブデン複膜を形成
させてなる。リン酸塩被膜の形成は2+ 2+ 以下の如くして行なわれる。即ちFe 、Zn 。
Mn2+ などの2価金属の第一リン酸塩CM(H2P
O4)2〕とオルトリン酸(H9PO4)との混液を処
理液とし、これを用いて上記焼結合金を処理することに
より行なわれる。処理液における第一リン酸塩とオクト
リン酸との混合割合は、通常H2PO4に対してH9P
O4が約12.5〜15%の濃度節回となる川とされる
。また処理は通常の塗布法、スプレー法、浸漬法等の各
種の方法により行なわれる。処理東 ′件として
は通常約90〜100℃、好ましくは97〜98℃の0
1式度及び約10〜15分の処理時間が採用される。上
記処理により基材合金の腐食が起ると共に難溶性の第三
リン酸塩皮膜(M B(PO4)2 ]が形成される。
O4)2〕とオルトリン酸(H9PO4)との混液を処
理液とし、これを用いて上記焼結合金を処理することに
より行なわれる。処理液における第一リン酸塩とオクト
リン酸との混合割合は、通常H2PO4に対してH9P
O4が約12.5〜15%の濃度節回となる川とされる
。また処理は通常の塗布法、スプレー法、浸漬法等の各
種の方法により行なわれる。処理東 ′件として
は通常約90〜100℃、好ましくは97〜98℃の0
1式度及び約10〜15分の処理時間が採用される。上
記処理により基材合金の腐食が起ると共に難溶性の第三
リン酸塩皮膜(M B(PO4)2 ]が形成される。
該第三リン酸塩被膜は、例えば2価金属の7.tW−I
Jン酸塩としてZn(H2PO4)2を用いた場合でも
溶液中に次第に基材合金に由来するFe (H2P 0
4 )2が蓄積されるため、Fe とZn の第三
リン酸塩の混合物となる。また上記処理液中には硝酸イ
オン(N08−)や塩素酸イオン(Ce03)等を遊離
する酸化剤を加えておくことができ、2等酸化剤の併用
によれば、腐食反応の促進により処理時間を短縮ぢせる
ことかできる。処理終了後、被処理合金は常法に従い、
水洗乃至湯洗され、乾燥される。
Jン酸塩としてZn(H2PO4)2を用いた場合でも
溶液中に次第に基材合金に由来するFe (H2P 0
4 )2が蓄積されるため、Fe とZn の第三
リン酸塩の混合物となる。また上記処理液中には硝酸イ
オン(N08−)や塩素酸イオン(Ce03)等を遊離
する酸化剤を加えておくことができ、2等酸化剤の併用
によれば、腐食反応の促進により処理時間を短縮ぢせる
ことかできる。処理終了後、被処理合金は常法に従い、
水洗乃至湯洗され、乾燥される。
かくして形成されるリン酸塩被膜量は、通常約0.5〜
B 0 f/n2であり、被膜は好ましくは約40〜5
0μmの膜厚を有し、灰色乃至黒色の均一な色調を呈し
、基材との密着性に優れたものである。
B 0 f/n2であり、被膜は好ましくは約40〜5
0μmの膜厚を有し、灰色乃至黒色の均一な色調を呈し
、基材との密着性に優れたものである。
上記リン酸塩被膜の形成に引き続く二硫化モリブデン被
膜の形成は、被処理基材表面に二(流イヒモリブデンを
含むコーテイング液を塗工、し、?欠いて塗膜を焼H処
理するととにより男施さ」する。ここで用いられるコー
テイング液は、二硫化モ1ノフ゛デンを適当な液状有機
バインダーに分散させたものであり、液状有機)くイン
ダーとしては仔11え4f 7(I S大エポキシ樹脂
、アルキド樹脂、エバζキシアク1ル−ト樹脂、メラミ
ン樹脂等の熱硬化性4111旨を秒11示できる。二硫
化モリブデンとしては、bL度99%以上のものが好゛
ましく、また粒径50μm以下を85%以上含む粒度の
ものが好−ましい。二(it (ヒモリブデンコーティ
ング液は、上述の通り二イ流イヒモリブデンを適当な液
状有機]くインタ゛−に分散させた後、適当な溶剤にて
希釈して各々のコーティング法に適した粘度に調整され
る。ここで希ルく溶斉11としてはセロツブアセテート
、キシレン、トルエン、;タノール等の単体又は混合液
カニ使用される。
膜の形成は、被処理基材表面に二(流イヒモリブデンを
含むコーテイング液を塗工、し、?欠いて塗膜を焼H処
理するととにより男施さ」する。ここで用いられるコー
テイング液は、二硫化モ1ノフ゛デンを適当な液状有機
バインダーに分散させたものであり、液状有機)くイン
ダーとしては仔11え4f 7(I S大エポキシ樹脂
、アルキド樹脂、エバζキシアク1ル−ト樹脂、メラミ
ン樹脂等の熱硬化性4111旨を秒11示できる。二硫
化モリブデンとしては、bL度99%以上のものが好゛
ましく、また粒径50μm以下を85%以上含む粒度の
ものが好−ましい。二(it (ヒモリブデンコーティ
ング液は、上述の通り二イ流イヒモリブデンを適当な液
状有機]くインタ゛−に分散させた後、適当な溶剤にて
希釈して各々のコーティング法に適した粘度に調整され
る。ここで希ルく溶斉11としてはセロツブアセテート
、キシレン、トルエン、;タノール等の単体又は混合液
カニ使用される。
また上記コーテイング液は液状有機ノ(インダーにit
比で1(1〜80%の再硫化モリプデノ粉末を加えて十
分に拡拌分散させた後希釈溶剤を添加して塗工方法に適
した粘度に調整する。
比で1(1〜80%の再硫化モリプデノ粉末を加えて十
分に拡拌分散させた後希釈溶剤を添加して塗工方法に適
した粘度に調整する。
上記コーテイング液の塗工は適当なコーティング方法、
例えばRm法、スプレー法、タンプリング法、ハケ塗り
法等で実施される。液の塗工量は、上記で塗工された塗
膜の焼付は湿度及び時間は使用する有機バインダー及び
希釈溶剤の種類忙より適宜選択され、特に制限はないが
、室温で10分間ぐらいから200’Cで60分間ぐら
いの間とするのが好lしい。かくして所望の二硫化モリ
ブデン被膜の形成されだ不発tJl摺動材製品を収得で
きる。
例えばRm法、スプレー法、タンプリング法、ハケ塗り
法等で実施される。液の塗工量は、上記で塗工された塗
膜の焼付は湿度及び時間は使用する有機バインダー及び
希釈溶剤の種類忙より適宜選択され、特に制限はないが
、室温で10分間ぐらいから200’Cで60分間ぐら
いの間とするのが好lしい。かくして所望の二硫化モリ
ブデン被膜の形成されだ不発tJl摺動材製品を収得で
きる。
以下に本発明実施例を示し、本発明の特徴とするところ
をより一層明らかにする。
をより一層明らかにする。
実施例1
黒鉛成分0.5重置部、二硫化モリプデ/成分4重量部
及び残余4100系合金鋼成分(マンガン0、68 重
t%、クロム1.06重@%、モリブデン0.24重量
%及び残余鉄)の合計100重計部となる様に、黒鉛粉
(粒径44μm以下)、二値1化モリブデン粉(粒径4
4μm以下)及び4100系合金鋼粉(粒径175μm
以下)を配合し、均\ −に混合した。得られた混合物を6LOn/cm2で加
圧成形し、成形体を分解アンモニアガス雰囲気中で約1
1509Cで45分間焼結した後、同一ガス雰囲気中で
常温まで冷却した。
及び残余4100系合金鋼成分(マンガン0、68 重
t%、クロム1.06重@%、モリブデン0.24重量
%及び残余鉄)の合計100重計部となる様に、黒鉛粉
(粒径44μm以下)、二値1化モリブデン粉(粒径4
4μm以下)及び4100系合金鋼粉(粒径175μm
以下)を配合し、均\ −に混合した。得られた混合物を6LOn/cm2で加
圧成形し、成形体を分解アンモニアガス雰囲気中で約1
1509Cで45分間焼結した後、同一ガス雰囲気中で
常温まで冷却した。
かくして密度6.50 f/cmB及び硬さI HRA
)54の焼結鉄合金を得た。
)54の焼結鉄合金を得た。
次いで得られた焼結鉄合金試料を、le中に++
Mn を1.6f、Fe を2.6f及び燐酸根を
15g含む処理液中に、90〜996Cで80分間浸漬
してリン酸塩被膜を形成させ、これを温度を70°C以
上に保持したタンク内で揺動させつつ湯洗し、次いで9
0°C以上の熱風乾燥炉内で50〜60分を要して乾燥
し、空気中で徐冷した。
15g含む処理液中に、90〜996Cで80分間浸漬
してリン酸塩被膜を形成させ、これを温度を70°C以
上に保持したタンク内で揺動させつつ湯洗し、次いで9
0°C以上の熱風乾燥炉内で50〜60分を要して乾燥
し、空気中で徐冷した。
更に得られたリン酸塩被膜形成合金試料に、予めエポキ
シ樹脂に重量百分率で20%の純度99%以上で粒径が
50μm以下が85%以上を含む二硫化モリブデン粉末
を加えて均一に混合した後セロソルブアセテートとキシ
レンの混合液(1:1)で希釈してフォードカップ4号
による粘度を9.0〜9.5秒に調整して得た二硫化モ
リブデンコーテイング液に、全鋼製のドラム中にリン酸
塩被膜処理を施した焼結体を入れて該ドラムを上記コル
ティング液に浸漬して約10秒間ムラなく回転させて焼
付後の膜厚が5〜10μmとなるように塗工し、熱風乾
燥炉内で1806Cで40分間焼付処理して二硫化モリ
ブデン被膜を形成させた。
シ樹脂に重量百分率で20%の純度99%以上で粒径が
50μm以下が85%以上を含む二硫化モリブデン粉末
を加えて均一に混合した後セロソルブアセテートとキシ
レンの混合液(1:1)で希釈してフォードカップ4号
による粘度を9.0〜9.5秒に調整して得た二硫化モ
リブデンコーテイング液に、全鋼製のドラム中にリン酸
塩被膜処理を施した焼結体を入れて該ドラムを上記コル
ティング液に浸漬して約10秒間ムラなく回転させて焼
付後の膜厚が5〜10μmとなるように塗工し、熱風乾
燥炉内で1806Cで40分間焼付処理して二硫化モリ
ブデン被膜を形成させた。
かくして本発明焼結遭動材試料を得た。
実施例2
黒鉛成分0.8 重を部、二硫化モリブデン成分2重量
部及び残余4100系合金鋼(実施例1と同一成分)の
合計100重月部を使用する以外は、実施例1と同様に
して焼結鉄合金を得た。得られた合金は密度6.589
/cmB、硬さくHRA’)48であった。
部及び残余4100系合金鋼(実施例1と同一成分)の
合計100重月部を使用する以外は、実施例1と同様に
して焼結鉄合金を得た。得られた合金は密度6.589
/cmB、硬さくHRA’)48であった。
上記焼結鉄合金に、1e中にMn を1.22、Fe
++を8.61及び燐酸根を14.8g含む処理液中に
97〜986Cで80分間浸漬してリン酸塩被膜を形成
させ、以下実施例と同一手順で湯洗、乾燥を行ってリン
酸塩被膜形成合金試料を得だ。
++を8.61及び燐酸根を14.8g含む処理液中に
97〜986Cで80分間浸漬してリン酸塩被膜を形成
させ、以下実施例と同一手順で湯洗、乾燥を行ってリン
酸塩被膜形成合金試料を得だ。
次いでM’L ’Jン酸塩被膜形成合金に、予めエポキ
シ樹脂に重量百分率で10%の二値1化モリプデノを加
えて均一に混合した後、セロンルブアセテートとキシレ
ンの混合液(1:1)で希釈してフォードカップ4号に
よる粘度を15〜16秒に調整しだ二硫化モリブデンコ
ーテイング液を71ケ塗りによ、!7焼伺後の膜厚が5
〜LOIlrnとなるよりに塗工し、熱風乾燥炉内で1
80℃で40分間焼(=J処理をして二硫化モリブデン
被膜を形成させた。
シ樹脂に重量百分率で10%の二値1化モリプデノを加
えて均一に混合した後、セロンルブアセテートとキシレ
ンの混合液(1:1)で希釈してフォードカップ4号に
よる粘度を15〜16秒に調整しだ二硫化モリブデンコ
ーテイング液を71ケ塗りによ、!7焼伺後の膜厚が5
〜LOIlrnとなるよりに塗工し、熱風乾燥炉内で1
80℃で40分間焼(=J処理をして二硫化モリブデン
被膜を形成させた。
かくして本発明焼結摺動材試料を得た。
上記各実施例で得られた試料を以下の摺動試験に供した
。即ち添付81¥1図に示す如く、本発明摺動材試料(
1)をバネ(2)により85 kffの押し付は力で相
手材(3)に押し付け、該相手材(3)の一端を、クラ
ンク円盤(41に連杆(5)を介して連結させ、(6)
を枢軸として揺動する揺動杆(7)に連結して、クラン
ク円盤(4)の回転により、ローラー(8)上の上記相
手材(3)を1分当り15回(合計5000回)往復動
させた。相手材(3)は、−膜構造用圧延鋼(55−4
1)に亜鉛めっきを施したものである。
。即ち添付81¥1図に示す如く、本発明摺動材試料(
1)をバネ(2)により85 kffの押し付は力で相
手材(3)に押し付け、該相手材(3)の一端を、クラ
ンク円盤(41に連杆(5)を介して連結させ、(6)
を枢軸として揺動する揺動杆(7)に連結して、クラン
ク円盤(4)の回転により、ローラー(8)上の上記相
手材(3)を1分当り15回(合計5000回)往復動
させた。相手材(3)は、−膜構造用圧延鋼(55−4
1)に亜鉛めっきを施したものである。
試験に先立って試料filと相、手付(3)とが接する
位置にグリースを約0.4cc供給しておき、更に試験
前及び往復動1000回毎に水と砂の混合物を同位16
に1 ccずつ供給した。
位置にグリースを約0.4cc供給しておき、更に試験
前及び往復動1000回毎に水と砂の混合物を同位16
に1 ccずつ供給した。
摺動特性(初期摺動特性)は、上記揺動杆(7)に歪み
ゲージ(9)を設置し、初回〜5000回の所定時期で
のトルクを測定することにより判定した。
ゲージ(9)を設置し、初回〜5000回の所定時期で
のトルクを測定することにより判定した。
該トルクが小さい程摺動q¥性が良いことを表わしてい
る。−1だ初期なじみ性は、上記試験における初回と、
50〜100回(摺動摩擦トルクの変化がなくなった定
常状態)とのトルク差を対比して評価した。即ち上記ト
ルク差が小さい程初期なじみ性が良いといえる。
る。−1だ初期なじみ性は、上記試験における初回と、
50〜100回(摺動摩擦トルクの変化がなくなった定
常状態)とのトルク差を対比して評価した。即ち上記ト
ルク差が小さい程初期なじみ性が良いといえる。
異音発生は、上記試験期間中集音装置により探知し、又
試料11)の5000回の摺動試験後の摩耗寸法をマイ
クロメーターにて求めその1回当りの耐摩耗性を算出し
た。更に相手材(2)の摩耗寸法によシ耐スカッフィン
グ性を判定し7′こ。
試料11)の5000回の摺動試験後の摩耗寸法をマイ
クロメーターにて求めその1回当りの耐摩耗性を算出し
た。更に相手材(2)の摩耗寸法によシ耐スカッフィン
グ性を判定し7′こ。
得られた結果を第1表に示す。尚第1表には、比較のた
め、上記実施例1の前半で得られた焼結鉄合金試料((
i’Jらの被膜をも形成させていないもの)を用い、同
一試験を行なった結果を比較例1として併記する。
め、上記実施例1の前半で得られた焼結鉄合金試料((
i’Jらの被膜をも形成させていないもの)を用い、同
一試験を行なった結果を比較例1として併記する。
第1表
上記第1表より木発り]の焼結摺動材は比較例と比べて
1回目の摺動トルクも小さく、また1回目の摺動トルク
と定常状態で摺動トルクの差が小さいことが分り、これ
らから初期なじみ性が改善されている事が明白である。
1回目の摺動トルクも小さく、また1回目の摺動トルク
と定常状態で摺動トルクの差が小さいことが分り、これ
らから初期なじみ性が改善されている事が明白である。
また摩耗状況より本発明品の耐摩耗性及び耐スカッフィ
ング性が改善されていることが判る。
ング性が改善されていることが判る。
第1図は、本願実施例で使用しだ摺動試験装置の概髪を
示す図面である。 (1)・・・本発明摺動材試料、 (3)・・相手材。 (以 上)
示す図面である。 (1)・・・本発明摺動材試料、 (3)・・相手材。 (以 上)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■(11黒鉛0.2〜08重量%。 (2) 二硫化モリブデン0.5〜6重量%及び+3
1 マンガン0.4〜1重景重量クロム0.8〜1.
25重量%、モリブデ−’0.15〜0.85重量%及
び残余量からなる合金鋼を残余量とする焼結鉄合金にリ
ン酸塩被膜及び二硫化モリブデン複膜を形成させてなる
ことを特徴とする焼結摺動材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8976883A JPS59215395A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 焼結摺動材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8976883A JPS59215395A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 焼結摺動材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59215395A true JPS59215395A (ja) | 1984-12-05 |
JPH0219876B2 JPH0219876B2 (ja) | 1990-05-07 |
Family
ID=13979873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8976883A Granted JPS59215395A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 焼結摺動材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59215395A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61157918U (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-30 | ||
BE1001468A4 (fr) * | 1988-03-02 | 1989-11-07 | Marcel Boulange | Procede de traitement de metaux, en particulier d'aciers et application a la realisation de chaines de transmission. |
EP0786616A4 (en) * | 1994-10-04 | 1998-05-27 | Nippon Steel Corp | STEEL TUBE COUPLING WITH INCREASED RESISTANCE TO ABRASIVE WEAR AND THEIR METHOD FOR TREATING THE SURFACE |
-
1983
- 1983-05-20 JP JP8976883A patent/JPS59215395A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61157918U (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-30 | ||
BE1001468A4 (fr) * | 1988-03-02 | 1989-11-07 | Marcel Boulange | Procede de traitement de metaux, en particulier d'aciers et application a la realisation de chaines de transmission. |
EP0786616A4 (en) * | 1994-10-04 | 1998-05-27 | Nippon Steel Corp | STEEL TUBE COUPLING WITH INCREASED RESISTANCE TO ABRASIVE WEAR AND THEIR METHOD FOR TREATING THE SURFACE |
US6027145A (en) * | 1994-10-04 | 2000-02-22 | Nippon Steel Corporation | Joint for steel pipe having high galling resistance and surface treatment method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0219876B2 (ja) | 1990-05-07 |
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