JPS5921441B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPS5921441B2 JPS5921441B2 JP52060504A JP6050477A JPS5921441B2 JP S5921441 B2 JPS5921441 B2 JP S5921441B2 JP 52060504 A JP52060504 A JP 52060504A JP 6050477 A JP6050477 A JP 6050477A JP S5921441 B2 JPS5921441 B2 JP S5921441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary air
- heavy oil
- combustion device
- air
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
たとえばセメント焼成用のロータリキルンにはあらかじ
め原料を予熱して供給しまた大部分の2次空気はクリン
カーボックスを通して約8oo0cに予熱して供給し、
燃焼装置吹込管から大量の重油を噴出せしめ、該吹込管
の外周からの2次空気によって高負荷燃焼せしめ、原料
を1550℃以上に加熱して焼成を行う。
め原料を予熱して供給しまた大部分の2次空気はクリン
カーボックスを通して約8oo0cに予熱して供給し、
燃焼装置吹込管から大量の重油を噴出せしめ、該吹込管
の外周からの2次空気によって高負荷燃焼せしめ、原料
を1550℃以上に加熱して焼成を行う。
近年セメント焼成用ロータリキルンは段々大型となり多
数基のバーナを束ねた燃焼装置から毎時200 X 1
0’Kcal程度の大量の重油を噴出させる。
数基のバーナを束ねた燃焼装置から毎時200 X 1
0’Kcal程度の大量の重油を噴出させる。
この結果各バーナから噴出される重油の霧滴噴流はお互
に干渉し、各噴流の交叉部において重油の濃密部が発生
し、この重油の濃密部はなかなか燃焼が円滑に行なわれ
にくい。
に干渉し、各噴流の交叉部において重油の濃密部が発生
し、この重油の濃密部はなかなか燃焼が円滑に行なわれ
にくい。
本発明は上述の大型ロータリキルンに好適な燃焼装置の
提供であって多数のバーナから重油が噴出しても重油の
濃密部が発生せず、従って円滑な燃焼が行なわれるロー
タリキルン用燃焼装置に関する。
提供であって多数のバーナから重油が噴出しても重油の
濃密部が発生せず、従って円滑な燃焼が行なわれるロー
タリキルン用燃焼装置に関する。
本発明を、その実施例を示す第1図、第2図によって説
明する。
明する。
吹込管1の中央に1次空気中央流供給管2を設け、該中
央流供給管の周囲に多数基のバーナ3゜3′・・・を配
設する。
央流供給管の周囲に多数基のバーナ3゜3′・・・を配
設する。
該バーナはいづれもその中央に重油供給管4を有しその
周囲に1次空気周囲流供給管5を有する構造とする。
周囲に1次空気周囲流供給管5を有する構造とする。
従って該吹込管の先端面は、中央部に旋回羽根を有する
1次空気中央流噴出孔6があり、その周囲部に多数基の
バーナの先端があり、それは中央に重油噴出孔8を有し
、その周囲に1次空気周囲流噴出孔7を有している。
1次空気中央流噴出孔6があり、その周囲部に多数基の
バーナの先端があり、それは中央に重油噴出孔8を有し
、その周囲に1次空気周囲流噴出孔7を有している。
本発明の燃焼装置においては供給重油量に対する理論空
気量の約10%量の空気が1次空気として水柱1100
0i乃至2500+o++の高圧でこの燃焼装置に供給
されるのであるが、該1次空気量の大部分量すなわち約
90%量が1次空気中央流としてダンパー付の空気受入
口9から供給され、1次空気量のうち少量すなわち約1
0%量が1次空気囲流としてダンパー付の空気受入口1
0から供給される011は吹込管外筒である。
気量の約10%量の空気が1次空気として水柱1100
0i乃至2500+o++の高圧でこの燃焼装置に供給
されるのであるが、該1次空気量の大部分量すなわち約
90%量が1次空気中央流としてダンパー付の空気受入
口9から供給され、1次空気量のうち少量すなわち約1
0%量が1次空気囲流としてダンパー付の空気受入口1
0から供給される011は吹込管外筒である。
本発明の燃焼装置において、重油は図示しない油ポンプ
によって40kg/cI?L乃至70kg/fflに加
圧されて各バーナに送給され、各バーナ先端の重油噴出
孔8,8′・・・から霧状の噴流となって噴出される。
によって40kg/cI?L乃至70kg/fflに加
圧されて各バーナに送給され、各バーナ先端の重油噴出
孔8,8′・・・から霧状の噴流となって噴出される。
1次空気周囲流は各バーナの重油噴出孔の周囲の環状噴
出孔7,7′・・・から放出されバーナチップに重油や
未燃カーボンの付着を防止する。
出孔7,7′・・・から放出されバーナチップに重油や
未燃カーボンの付着を防止する。
また1次空気中央流は吹込管先端において中央から旋回
しながら高速で放出され、この1次空気中央流の放出に
より周囲の各バーナの重油噴流は中心軸から遠ざかるよ
うに周囲に放射状に放出され、従って各隣同志の重油噴
流がお互に干渉し合い交叉することをなくし、従って重
油の濃密部が発生しなくなり、各重油噴流は該吹込管の
周囲から供給される高温な2次空気とよりよく混合して
すみやかに燃焼されやすくなり、比較的短炎で完全燃焼
される。
しながら高速で放出され、この1次空気中央流の放出に
より周囲の各バーナの重油噴流は中心軸から遠ざかるよ
うに周囲に放射状に放出され、従って各隣同志の重油噴
流がお互に干渉し合い交叉することをなくし、従って重
油の濃密部が発生しなくなり、各重油噴流は該吹込管の
周囲から供給される高温な2次空気とよりよく混合して
すみやかに燃焼されやすくなり、比較的短炎で完全燃焼
される。
本発明の燃焼装置は下記の特長を有するものである。
(1)吹込管の周囲部に4基乃至12基のバーナを配設
して総重油噴出量は多量であるが個々のバーナからは重
油を細かい霧状にして噴出せしめることができ、かつ各
重油噴流を隣同志が干渉、交叉することなく噴出せしめ
ることができ重油の濃密部を生ぜしめない。
して総重油噴出量は多量であるが個々のバーナからは重
油を細かい霧状にして噴出せしめることができ、かつ各
重油噴流を隣同志が干渉、交叉することなく噴出せしめ
ることができ重油の濃密部を生ぜしめない。
(2)1次空気の大部分量を中央流として中央部の噴出
孔から高速で放出せしめ、これによって各重油噴流は強
制的にロータリキルン壁方向に拡散せしめられるから吹
込管外周から供給される高温の2次空気との混合が促進
せられる。
孔から高速で放出せしめ、これによって各重油噴流は強
制的にロータリキルン壁方向に拡散せしめられるから吹
込管外周から供給される高温の2次空気との混合が促進
せられる。
第3図は供給燃料量に対する1次空気と2次空気との合
計空気供給量を空気比1.1となし、グラフにおける横
軸に合計空気量のうちの1次空気の占める率(係)をと
り、縦軸に燃焼ガス中のCO濃度(pp−)をとり本発
明の燃焼装置と従来の多数バーナを束ねた構造の吹込管
の各1次空気率における燃焼ガス中のCO量をそれぞれ
実線と点線とで比較して示したものである。
計空気供給量を空気比1.1となし、グラフにおける横
軸に合計空気量のうちの1次空気の占める率(係)をと
り、縦軸に燃焼ガス中のCO濃度(pp−)をとり本発
明の燃焼装置と従来の多数バーナを束ねた構造の吹込管
の各1次空気率における燃焼ガス中のCO量をそれぞれ
実線と点線とで比較して示したものである。
同図において同じ1次空気率に対し本発明の燃焼装置に
おいては燃焼ガス中のCO濃度は少ない。
おいては燃焼ガス中のCO濃度は少ない。
たとえば1次空気の率が10%であれば従来の吹込管で
は燃焼ガス中のCO濃度が200四であるのに本発明の
燃焼装置においては1次空気の率が10係であれば燃焼
ガス中のCO量は皆無であって燃料が円滑に燃焼された
ことを示す。
は燃焼ガス中のCO濃度が200四であるのに本発明の
燃焼装置においては1次空気の率が10係であれば燃焼
ガス中のCO量は皆無であって燃料が円滑に燃焼された
ことを示す。
またこのことは本発明の燃焼装置は従来の燃焼装置より
も1次空気率を低下せしめることができることを示し、
高圧の1次空気量が少なく予熱された2次空気量を大量
とすることができることは1次空気送風ブロアーの動力
の節約となるし熱効率の向上となり、その利益は莫大で
あることを示している。
も1次空気率を低下せしめることができることを示し、
高圧の1次空気量が少なく予熱された2次空気量を大量
とすることができることは1次空気送風ブロアーの動力
の節約となるし熱効率の向上となり、その利益は莫大で
あることを示している。
本発明の燃焼装置は高温かつ大量の2次空気が吹込管外
周から供給され高負荷燃焼が必要なセメント焼成用のロ
ータリキルンに好適なものであるが一般のロータリキル
ンにも適用することができ良好な燃焼を行なわせしめる
ことができる。
周から供給され高負荷燃焼が必要なセメント焼成用のロ
ータリキルンに好適なものであるが一般のロータリキル
ンにも適用することができ良好な燃焼を行なわせしめる
ことができる。
第1図、第2図は本発明に係る燃焼装置のそれぞれ側断
面図と燃焼火炎側から見た正面図である。 第3図は横軸に全空気量中の1次空気の比率(%)をと
り縦軸に燃焼ガス中に含まれるCO濃度(四)をとって
本発明の燃焼装置と従来の燃焼装置との各1次空気率に
おける燃焼ガス中のCO濃度をそれぞれ実線と点線とで
比較して示したものである。 1は吹込管、2は1次空気中央流供給管、3はバーナ、
4は重油供給管、5は1次空気周囲流供給管、6は中央
流噴出孔、7は周囲流噴出孔、8は重油噴出孔、9は1
次空気中央流受入口、10は周囲流受入口、11は吹込
管外筒。
面図と燃焼火炎側から見た正面図である。 第3図は横軸に全空気量中の1次空気の比率(%)をと
り縦軸に燃焼ガス中に含まれるCO濃度(四)をとって
本発明の燃焼装置と従来の燃焼装置との各1次空気率に
おける燃焼ガス中のCO濃度をそれぞれ実線と点線とで
比較して示したものである。 1は吹込管、2は1次空気中央流供給管、3はバーナ、
4は重油供給管、5は1次空気周囲流供給管、6は中央
流噴出孔、7は周囲流噴出孔、8は重油噴出孔、9は1
次空気中央流受入口、10は周囲流受入口、11は吹込
管外筒。
Claims (1)
- 1 本燃焼装置に供給される重油量に対する理論空気量
の約10係量の高圧1次空気のうちの大部分量は燃焼装
置吹込管1の中軸部に設けた1次空気中央流供給管2に
供給され、該中央流供給管2の先端に1次空気中央流噴
出孔6を設け、該1次空気中央流供給管2の周囲に数基
のそれぞれの中軸部に重油供給管4,4′・・・を有す
るバーナ3,3′・・;を設け、高圧1次空気の小部分
量はこれらバーナの重油供給管の周囲に設けた周囲流供
給路5゜5′・・・に供給され、これらバーナ3,3′
・・・はその先端に重油噴出孔8,8′・・・を設け、
その周囲にそれぞれ1次空気周囲流噴出孔7,7′・・
・を設け、大量の2次空気はクリンカーボックスを通っ
て燃焼装置吹込管1の外周部から供給される構造のロー
タリーキルン用の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52060504A JPS5921441B2 (ja) | 1977-05-26 | 1977-05-26 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52060504A JPS5921441B2 (ja) | 1977-05-26 | 1977-05-26 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53146331A JPS53146331A (en) | 1978-12-20 |
JPS5921441B2 true JPS5921441B2 (ja) | 1984-05-19 |
Family
ID=13144198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52060504A Expired JPS5921441B2 (ja) | 1977-05-26 | 1977-05-26 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921441B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5584412A (en) * | 1978-12-20 | 1980-06-25 | Nippon Zeon Co Ltd | Production of hollow fiber |
US9360257B2 (en) * | 2014-02-28 | 2016-06-07 | Air Products And Chemicals, Inc. | Transient heating burner and method |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5236334A (en) * | 1975-09-18 | 1977-03-19 | Babcock Hitachi Kk | Low nox gas burner |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5320745Y2 (ja) * | 1974-11-06 | 1978-05-31 |
-
1977
- 1977-05-26 JP JP52060504A patent/JPS5921441B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5236334A (en) * | 1975-09-18 | 1977-03-19 | Babcock Hitachi Kk | Low nox gas burner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53146331A (en) | 1978-12-20 |
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