JPS5920843B2 - タ−ビン動翼の異常検出装置 - Google Patents

タ−ビン動翼の異常検出装置

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JPS5920843B2
JPS5920843B2 JP17460080A JP17460080A JPS5920843B2 JP S5920843 B2 JPS5920843 B2 JP S5920843B2 JP 17460080 A JP17460080 A JP 17460080A JP 17460080 A JP17460080 A JP 17460080A JP S5920843 B2 JPS5920843 B2 JP S5920843B2
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JP
Japan
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rotor blade
vibration
blade
casing
turbine
Prior art date
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Expired
Application number
JP17460080A
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English (en)
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JPS5799218A (en
Inventor
貞夫 梅沢
憲昭 松田
善美 佐藤
福寿 照沼
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタービン動翼の異常検出装置に関する。
蒸気タービン、ガスタービン等の動翼は、高温雰囲気中
で遠心応力、熱応力を受け、更に流体加振による振動応
力も作用する。
そのため、翼にクラックが生じる等の異常が発生するこ
とがしばしばある。
従来、このような動翼の異常はタービンを停止し、ケー
シング等を分解して点検しなければ検出されなかった。
このような点検はタービンプラントの停止なしには行い
得す、かつケーシングの分解、組立等に多大の労力、費
用及び時間を要するので、頻繁に点検を行うことができ
ないという欠点がある。
このような欠点を改善するため、タービンが回転してい
る状態で動翼の振動を測定する装置が、特開昭53−9
5678号公報に開示されている。
この装置は、タービン動翼羽根に向けてレーダ波を発信
し、かつ反射波を受信する送受器をそなえたものである
が、単に動翼の回転中の振動を測定するだけであり、翼
の異常を検出することが困難である。
なぜならば、通常、タービン回転中の動翼の振動値は小
さな値に抑えるように設計されているため、翼にクラッ
ク等の異常が生じても、振動の変化が少なく、正常な翼
との比較が困難であるからである。
この目的を達成するため、本発明においては、動翼の振
動を測定しようとする回転数において丁度翼の固有振動
数に加振振動数が一致又は近くなるように、加振用流体
をタービン動翼に向けて噴出する特別のノズル装置をケ
ーシングに設けたことを特徴とする。
即ち本発明は次の原理による。
一般にタービン装置では動翼の上流側に動翼と相対向し
て静翼が配列されている。
今、この静翼の数をNとし、タービンの毎秒の回転数を
nとすると、回転中の動翼に衝突する流体からの力は毎
秒N−n回変動することは明らかである。
動翼の健全な状態における固有振動数をfとすると、n
= f / Nなる回転数では流体からの力の振動数
が翼の固有振動数と一致して共振状態となるため、翼の
振動振幅が大きくなることが知られている。
しかしタービン装置において、このような共振状態が発
生することは、振動及び強度の上から絶対に避けなけれ
ばならない。
そこで本発明においては、通常の静翼のほかに、動翼の
異常を検出する場合にのみ用いられ、しかも流体からの
加振振動数が丁度動翼の固有振動数に一致するように配
列された特別なノズル装置を設けた。
以下本発明の詳細を図面に示す一実施例により説明する
図示の実施例においては、ガスタービンのタービン部分
に本発明を適用した例について示している。
ロータディスク3に取付けた動翼1の半径方向外側に相
対向したケーシング4の一部に周方向に連続した空洞5
を設ける。
ケーシング4には、その外部から空洞5内に加振用流体
を導入する通路8を1本以上設け、さらに空洞5の動翼
1と相対向する面には、周方向にN個の吹出し孔7を等
間隔に設けたノズル6を取付ける。
一方、ケーシング4及び静翼2には、振動検出器9を挿
入しかつ該振動検出器9を動翼1に対向して設置しうる
ように、計測孔10を開けてお6次にこの装置の用法及
び動作について説明する。
ガスタービンを、その本来の目的のために運転する場合
は、通路8はプラグ等で閉じ、振動検出器9は取り外し
、計測孔10もプラグ等で閉じておく。
動翼の異常を検出する場合は、停止状態において計測孔
10を開き、振動検出器9を挿入して動翼1の振動を検
出できる位置に設置する。
次にディーゼルエンジン等の起動装置(図示せず)によ
り、タービンを比較的低速で回転させる。
この時の回転数を毎秒n回転、動翼101次固有振動数
(Hz)をfとすると、ノズル6に設ける吹出し孔γの
数Nはf/nに最も近い整数としておくことが、共振振
幅を大きくする上で望ましい。
さて、この状態で通路8より圧縮空気を空洞5に送り込
んで吹出し孔7より吹出させれば、動翼には毎秒N−n
回の断続した空気流が衝突し、これは動翼1の固有振動
数fにほぼ一致しているので、動翼1は共振状態となる
もし動翼1の中にクランク発生等の異常の生じている動
翼があればその翼の固有振動数は健全な翼のそれとは異
なった値となるので、共振状態にならない。
従って、振動検出器9によって各動翼の振動を測定すれ
ば、異常の生じている翼を容易に検出することができる
本実施例によれば、起動装置による比較的低い回転数で
翼に共振状態を発生させることができるので、振動の測
定精度が高く、しかも高温流体中に振動検出器を挿入す
る必要がないため振動検出器の構造が簡単になるという
効果がある。
本発明を蒸気タービンに適用した場合も上記と全(同様
で、起動装置の代りに比較的低圧の蒸気でターニングさ
せながら、圧縮空気の代りに蒸気吹出し孔7から吹出さ
せるか、又は別途圧縮空気源を設けて圧縮空気を吹出さ
せるようにすればよい。
なお、振動検出器9として、高温高圧高速流体中で使用
可能な振動検出器を使用するならば、タービンの定常運
転における回転数をnとして前記固有振動数fとの関係
を満足する吹出し孔7の数Nを決定することにより、タ
ービンの定常運転中に動翼1を一時的に共振状態にして
翼の異常を検出することができる。
この場合は、異常検出のためにタービンを一時停止する
必要がないという別の効果が生じる。
以上述べたように、本発明の装置は、動翼を共振状態に
して動翼の振動を検出するものであり、動翼の異常を精
度良く検出することができるから、異常検出のためにタ
ービンを分解して点検する必要が無くなり、多大の労力
、費用及び時間が節約できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例に示す断面図である。 1・・・・・・動翼、2・・・・・・静翼、3・・・・
・・ロータディスク、4・・・・・・ケーシング、6・
・・・・・ノズル、7・・・・・・吹出し孔、9・・・
・・・振動検出器、1o・・・・・・計測孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケーシングの動翼先端に相対向する部分に周方向に
    設けられた空洞と、該空洞にケーシング外部から加振用
    流体を導入する流路と、該空洞より動翼先端に向けて加
    振用流体を吹出す吹出し孔と、動翼の振動を検出する振
    動検出器とを有し、前記吹出し孔が N=f/n ここで、N:吹出し孔の数で、Nが整数とならない場合
    はこれに最も近い整数、 f:動翼の1次固有振動数(Hz)、 n:振動を検出する時のロータの毎秒 回転数(rps )、 で示される数Nだけ一定間隔をもって周方向に配設され
    ていることを特徴とするタービン動翼の異常検出装置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記振動検出器が
    、ケーシング及び静翼に設けた振動検出器挿入用計測孔
    に、外部から挿入脱出可能に挿着される構造を有するこ
    とを特徴とするタービン動翼の異常検出装置。
JP17460080A 1980-12-12 1980-12-12 タ−ビン動翼の異常検出装置 Expired JPS5920843B2 (ja)

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JPS5799218A JPS5799218A (en) 1982-06-19
JPS5920843B2 true JPS5920843B2 (ja) 1984-05-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4573358A (en) * 1984-10-22 1986-03-04 Westinghouse Electric Corp. Turbine blade vibration detection apparatus
DE102011077908A1 (de) * 2011-06-21 2012-12-27 Siemens Aktiengesellschaft Gasturbine mit Pyrometer

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JPS5799218A (en) 1982-06-19

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