JPS59190080A

JPS59190080A - 海上プラツトフオ−ム

Info

Publication number: JPS59190080A
Application number: JP6299383A
Authority: JP
Inventors: Shiyouzou Hirano; 平野　升造
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1983-04-12
Filing date: 1983-04-12
Publication date: 1984-10-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は海上プラットフォームに係り、特にラック・ビ
ニオン式等の４降用ジヤツキ機構を廃止して可及的に建
造費用のコストダウンを達成できる移動式の海上プラッ
トフォームに関する。

従来、海洋石油の生産用プラットフォーム等として海上
作業に供用される移動式の海」＝プラットフォームは、
第１図及び第２図に示す如く、海底ａより起立されるべ
く略鉛直方向に垂下される脚部ｉ・・・と、海面Ｃに浮
上し且つ、これら脚部ｂ・・・に沿って昇降されて海面
Ｃ上の所定高さ位置に支承される作業デツキｄと、産出
された原油を一時貯留するためのタンクｅとから主に構
成される。

そして第１図に示す如く、移送時は脚部ｈ・・・を作業
デツキｄ　、１−に起立させた状態で曳航し、据付場所
に到着した際には第２図に示す如く、脚部ｂ・・・を海
底ａに降ろして固定し、その後作業デツキｄを上昇させ
て支承するようにしていた。

ところで従来、脚部ｂ・・・及び作業デツキｄの昇降移
動は、脚部ｂ・・・にその長手方向略全長に亙って形成
されたラックと作業デツキｄに設けられ回転駆動される
ビニオンとが噛合されて成るラックピニオン式や昇降油
圧シリンダの伸縮と保持機構のかん脱操作によるいわゆ
る尺取り虫運動方式等のジ１１ツキ機構により行な４つ
れていた。しかしこのラック等は、重量大なる作業デツ
キｄを支承しつつ昇降さぜることから人さな強度が要求
され重量が大となり、またピッチ等の製作精度も高く要
求され、これらに加えてビニオン駆動機構や油圧ジヤツ
キ機構等の機械装置は大ぎな胃陪容吊のものが必要とさ
れて結局背降用ジヤツキ機構が高価なものとなり、海上
ブラットフＡ−ム全体をコストアップさせていた。

本発明は上述した如き問題点に鑑みて創案されたもので
あり、イの目的は従来の機能を堅持しつつラックピニオ
ン式等のｌｌｔ’ｆ用シトツキ機構を廃止して可及的に
建造費用の］ス１へダウンを達成できる海上プラットフ
ォームを提供するにある。

以下に本発明のθＩ適−実施例を添付図面に従って詳述
する。

第３図に示す如く、海面１−十には、自航若しくは船舶
等に曳航されて航行自在に形成されたタンク１が浮上さ
れる。このタンク１は、後述する作業デツキ２及び脚部
３・・・を海面り上に支承し得る浮力を右すると共に、
適宜これを浮上させ沈降させるべく浮力を調整するため
に、海水等のバラスＩ〜が注入排出されるパラスティン
グ配管が内設される。またこのタンク１は、本実施例に
あっては、産出された原油を一時貯留するために供用し
得るにうに貯留槽を内部に備えている。

このように海上に浮」ニされ航行するタンク１には、そ
の上面に管体で成る支持柱体４・・・が起立させて設け
られ、これら支持柱体４・・・」−にはタンク１により
搬送されるように作業デツキ２が載置される。この作業
デツキ２は坑井からの石油、ガス等の採取装置、プロセ
ス処理装置、発電装置、ユーティリティ、居住区、掘削
設備等のプラント・モジコールを備え、タンク１及び支
持柱体４・・・を介して海面ｌ−上の所定高さ位置に保
持される。この所定高さは、据付られる海域の潮汐、波
高等を勘案して主に支持柱体４・・・の高さを設定する
ことにより設定されるが、更にタンク１の浮力を調節す
ることで微調整される。またこの作業デツキ２には、こ
れと後述する脚部３を係止させるための公知の錠止手段
５ど、脚部３・・・及びタンク１を不降させト昇させる
ためのウィンチ６・・・とが搭載される。

このように構成された作業デツキ２、タンク１及び支持
柱体４・・・には、これらを一連に川通しつつ海面１−
上に起立さゼ−て脚部３・・・が設けられる。

これら脚部３・・・はトラス構造又は円筒構造等で成り
、第４図に示す如く、作業デツキ２及びタンク１、支持
柱体４・・・に小力方向へ一連に書道して形成された案
内孔７・・・を介して起立されるど共に、これら案内孔
７・・・に案内されて浮上するタンク１等より降下Ｉノ
で、第６図に示す如く、海底Ｂより起立して設けられる
ことになる。またこれら脚部３・・・は、搬送特等海面
Ｌ」−に起立されるとき、作業デツキ２の錠止手段５・
・・ににり係止されてタンク１」二に支持されて一体的
に搬送可能に構成されると共に、着底特等海底Ｂから起
立されるとき、錠止手段５を介して１方に作業デツキ２
のみを支承するように構成される。尚、脚部３・・・の
昇降は上記ウィンチ６・・・によって行なわれる。

５− 更に、第３図に示す如く、これら脚部３・・・の下端に
は、盤状の座８・・・を介してマット９が設（づられる
。このマット９は、脚部３・・・、延いては海上プ体ン
１〜フオーム仝休を海底Ｂに固定するためのものであり
、プラットフォームが海底地盤下に沈降したり、荒天時
等に転倒されたりしないように、所定の接地面積と広が
り寸法とをもって形成される。またこのマット９も上記
タンク１と同様に浮体構造で成り、内部にはパラスティ
ング配管が内設される。そして、搬送特等脚部３・・・
を海上に起立させるときその浮上刃を補うと共に、建設
時等脚部３・・・を昇降さぜるときにウィンチ６・・・
の能力を補うように機能する。尚、上記タンク１もその
浮力を加減することによりウィンチ６・・・の能力を補
いつつ、案内孔７・・・により脚部３・・・に案内され
つつ昇降されることになる。

次に本発明に係る海上プラットフォームの建設作業につ
いて述べる。

先ず、陸上の建造場所、例えばドック等や沿岸海域にお
いて、予め製作されたタンク１、作業デ６− ツキ２、脚部３・・・等を絹？１’　ｔＪて面上プラン
１ヘフォームを建造し、爾後所定の据付場所へ移送する
。

これに際しては、第３図に示１如く、マット９に十分な
浮力を与えて海−１−に浮上さけたタンク１直下Ｊて・
浮−１ニさせ脚部３３・・・を海」−に起立させると共
に、作業デツキ２・・・にその錠止装置５・・・で脚部
３・・・を係１１−シてタンク１に固定する。このよう
な状態でタンク１を自航させあるいは船舶等に曳航させ
ることになる。

据（＝Ｊ場所に到着したならば、爾後向上プラットフォ
ームを建設する。

先ず、マット９に作業用デツキ２のウィンチ６・・・か
らワイヤ１０・・・を１１Ｆけると共に、マット９にバ
ラストを注水してその浮力を減少さゼる。マット９及び
脚部３・・・に若干の降下刃が生じたならば次に錠止装
置５・・・を解除（るど共にウィンチ６・・・を起動さ
せる。このようにすれば、第５図に示す如く、案内孔７
・・・を介して順次脚部３・・・を重力方向下方の海底
Ｂへ降下させることができる。これに際しマット９には
、海面１−側へｎ１゜されない稈度の浮力が維持される
ようにバラストを注水する。

従って、脚部３・・・の降下速度をこの浮力にょって可
及的に減速でき、小能力のウィンチ６・・・を採用して
ゆっ（つと降下させることができる。

マット９が谷底し脚部３・・・が海底Ｂより起立された
ならばマット９にバラス１〜を満水させると共に脚部３
・・・」一方に作業デツキ２を支承させるべく錠止装置
５で相Ｈを係止する（第６図）。

このようにして海上プラットフォームが完成されるが、
タンク１を貯油タンクとして利用する場合には更に以下
の作業を施す。本作業は上記マツｉ〜９及び脚部３・・
・の降下作業と同様に行なう。即ち、第７図に示す如く
、タンク１の浮力をバラストで調節しつつ案内孔７・・
・により脚部３・・・に沿ってウィンチ６・・・で降下
さぜる。タンク１をマット９上の座８に載置した後は、
作業デツキ２がら遠隔操作可能な油圧式等のロック装置
によりマット９上にタンク１を固定する（第８図）。尚
、保守上必要であれば、タンク１及び脚部３・・・を降
下するに供したワイヤ１０・・・は外しても良い。

このようにして貯油タンクを備えた海」−プラツトフオ
ームを建設することになる。

他方、この海上プラン［〜）Ａ−ムを撤去１ノ、移送す
る場合には、上記作業手順を反対方向に行なうことによ
り達成できる。

このように本発明にあっては、タンク１により予め海面
Ｌ−ｔ：の所定高さ位置に作業デツキ２を支承させるこ
とによってその昇降機構を排除すると共に、マット９及
びタンク１の据付は海中に没するそれらの浮力を利用し
て廉価なウィンチ６・・・で行なうようにしたので、従
来のようにラックピニオン式等の高価な昇降用ジヤツキ
機構を廃止でき、従来機能を確保しつつ可及的に海上プ
ラットフォームのコストダウンを達成できる。

また本発明に採用されるタンク１は、単に作業デツキ２
の高さ位動を保持するだけでなく、貯油タンク等海上作
業の種類に応じて有効に供用できるものである。

以」−要するに本発明によれば以下の如き優れｌｃ効果
を発揮する。

一９＝タンクにより作業デツキを海面上の所定高さ位置に予め
支承させることによりその昇降を不要とし、脚部を海底
より起立させる作業をウィンチで行なうように構成した
ので従来の機能を何ら損うことなく高価な昇降用ジヤツ
キ機構を廃止でき、可及的にコストダウンを達成できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の海上プツトフオームの移送状態を示す概
略側面図、第２図はその固定状態を示す概略側面図、第
３図は本発明の好適一実施例を示す側面図、第４図は第
３図のｒｖ−ｒｖ線矢視図、第５図〜第８図は本発明に
係る海上プラットフォームの建設の手順を示す工程図で
ある。図中、１はタンク、２は作業デツキ、３は脚部、Ｌは海
面、Ｂは海底である。特許出願人　石川島播磨重工業株式会礼代理人弁理士　
　絹　　谷　　信　　雄１０−

Claims

【特許請求の範囲】

海底より起立した脚部と、該脚部により海面上の所定高
さ位階に支承された作業デツキとを有する向上プラット
フォームにおいて、海」−に浮上して航行自在に形成さ
れたタンクと、該タンクに搬送されタンクＪ、り降下し
て海底に立設される脚部と、上記タンクに載置されて搬
送され海面上から所定の高さ位階に保持され上記降下す
る脚部を重力方向へ案内すると共に該脚部上方に支承さ
れるように係」１される作業デツキとを備えたことを特
徴とする海上プラットフォーム。