JPS5918326Y2 - 自動車走行軌跡記録装置 - Google Patents

自動車走行軌跡記録装置

Info

Publication number
JPS5918326Y2
JPS5918326Y2 JP173377U JP173377U JPS5918326Y2 JP S5918326 Y2 JPS5918326 Y2 JP S5918326Y2 JP 173377 U JP173377 U JP 173377U JP 173377 U JP173377 U JP 173377U JP S5918326 Y2 JPS5918326 Y2 JP S5918326Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
map
worm gear
driven
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP173377U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5396859U (ja
Inventor
佑一 吉方
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP173377U priority Critical patent/JPS5918326Y2/ja
Publication of JPS5396859U publication Critical patent/JPS5396859U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5918326Y2 publication Critical patent/JPS5918326Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の走行軌跡を自動車内に設けた地図上に
自動的に記録する装置に関するものである。
従来側々の自動車の運行状態を記録する装置としては、
タコグラフがあるが、このタコグラフでミは単に車の速
度の時間的変化に関する記録であり、走行経路を記録す
るものは皆無である。
したがって走行経路、走行状態については、運転者の記
憶によって、運転終了時にタコグラフ上に、あるいは別
の用紙に記録せねばならず、特に大量の走行データを採
って自動車の走行関係の記録を解析をしようとするとき
は、非常に繁雑な手間を多数の運転者、同乗者、試験研
究者等に強いることになり、試験走行および同記録解析
に長期間を要し、実験研究にも支障をきたすことが多々
あった。
本考案の記録装置を用いることにより、自動車走行の始
動から停止までの経路の全軌跡を記録することができ、
運転者としても、走行前の確認、走行中の時々の確認、
走行後の確認のみで足り、自動的に詳細に走行経路が地
図上に記録されるために、客観性のある正確な走行資料
を得ることができ、また本考案の記録装置とタコグラフ
を併用することにより、更により詳細な走行記録の解析
を行なうこともでき、試験研究の促進にも資するところ
が大である。
なお本装置の駆動源としては、自動車の走行距離情報を
得るために、この走行距離に正しく比例するスピードメ
ータケーブルの回転数を取出し、所要回転数に変速して
人力となし、また自動車の走行方向情報を得るために、
ステアリングハンドル軸の回転角を取出し、所要回転角
に変換して入力となし、この回転角入力を回転数人力に
比例して積算し、自動車の時々刻々の走行方向を得ると
ともに、前記の走行距離情報出力を地図の長手方向と幅
方向の2戊分に分配し、自動車の時々刻々の位置を、表
示部の正面に現れる地図上に、該地図の長手方向の移動
およびその地図上の幅方向の指示板の移動により表示し
、この指示板の指点に設けられた記録体端部により自動
車の走行軌跡を地図上に正確に記録するものである。
以下図面にしたがいその構成の実施例を説明する。
第1図および第2図に示す表示部4について述べると、
表示部4の地図2としては自動車の走行すべき道路範囲
の正確に記載された長尺の地図で、その長手両端部分は
、駆動ドラム19.19’を介して歯車またはベルト等
の機構により積極駆動される巻取軸1,1′に巻込9巻
戻し自在に巻装されている。
この地図2の両縁部には、駆動ドラム19.19’のス
プロケツl−20,20’と嵌合して、地図2をすべる
ことなく正しく長手方向に駆動するためのスプロケット
孔21が設けられている。
駆動ドラム19.19’間の地図2の正面部分2′は図
示のごとく、その裏面に極く近接した位置に平面状の裏
板22が設けられ、この裏板22の面上を長手方向に走
行する構成となっている。
この地図2′の面に近接して、これと平行に幅方向に左
右に積極移動される指示板3が設けられている。
この指示板3は通常細長い透明板よりなり、地図2上を
走行する場合にも地図2面上の表示を読取りやすい構成
となっており、地図2上の自動車の位置を示す指点16
を中心として、距離を読取りやすいように所定の間隔で
細線で円23が表示されている。
第7図、第8図に詳細に図示するごとく指示板3の指点
16の位置に小孔が開けられ、この小孔に記録体端部1
8が挿入されてその裏面に突出してあり、地図2の面上
に接触し、記録しうるごとく、記録体17は常時押え板
24の弾性により、指示板3の面上に圧着せしめられて
いる。
記録体端部18は図示例においてはボールペンが用いら
れているが、記録用のペン、放電触針その他の記録体も
用いられうる。
前述のごとく指点16の位置に設けられている記録体端
部18により、地図2の長手方向への移動および指示板
3の幅方向への移動にしたがって、自動車の時々刻々の
位置が地図2上に詳細に正確に記録されうる。
なお地図2は前述のごとく裏板22の面上を走行するゆ
え、記録体端部18は確実に地図2の面上に接触し、記
録が明確に行なわれる。
記録の必要がない場合は、押え板24を指示板3の面か
ら持上げ、固定金具25を中心として回動することによ
り記録体17を指示板3から容易に離脱することができ
、この場合、本自動車走行軌跡記録装置は、単に自動車
走行位置表示装置として用いられる。
自動車の走行距離を伝導すべき回転数伝導機構としては
、第3図に例示するごとく回転数取出部6として、スピ
ードメータケーブル5の回転を回転数取出歯車26を介
して回転数取出可撓軸27に伝える機構を備え、第5図
、第6図に示すごとく、前記回転数取出可撓軸27の回
転は爾後の減速機構7に伝えられる。
すなわち第6図に例示するごとく第1段のウオーム歯車
装置のウオームギヤ28、ウオームホイール29を介し
て傘歯車30に伝えられ、更に第5図に例示するごとく
、前記傘歯車30の回転は、傘歯車30′、地図2の縮
尺に対処する回転数の切換歯車列31を介して、従動軸
32に伝えられる。
図示例においては、前記従動軸32の回転は、一方では
長手方向駆動機構13に伝えられる。
すなわち、第1図および第5図に示すごとく、第2段の
ウオーム歯車装置のウオームギヤ33、ウオームホイー
ル34、これと同軸の駆動ディスク35を介して従動ロ
ーラ36に伝えられ、従動ローラ36は駆動ディスク3
5によりその円周面を摩擦力をもって回転せしめられ、
この従動ローラ36の駆動ディスク35との接触位置は
、前記駆動ディスク35の回転中心を含み、配設されて
いる従動ローラ軸37上を後述する分配機構12のシフ
ト棒38により移動せしめられる構成であり、したがっ
てこの従動ローラ36により回転せしめられる従動ロー
ラ軸37の回転は、従動ローラ36が駆動ディスク35
と、該ディスク35の回転中心で接触している場合零回
転となり、その位置の前後において正逆の減速が可能で
ある。
この従動ローラ軸37の回転が、ウオームギヤ39、ウ
オームホイール40、すべりクラッチ41.傘歯車42
.43を介して駆動ドラム19に伝えられ地図2の長手
方向の駆動力となる。
前記の従動軸32の回転は、他方では幅方向駆動機構1
4に伝えられる。
すなわち、長手方向駆動機構13と同様の構成であり、
第1図および第5図に示すごとく従動軸32の回転は、
別の第2段のウオーム歯車装置のウオームギヤ44、ウ
オームホイール45、駆動ディスク46、従動ローラ4
7、従動ローラ軸48へと伝達され、前記従動ローラ4
7の位置を、後述するシフト棒49により移動すること
により、従動ローラ軸48の回転は零回転を含み、正逆
の変速が可能である。
この従動ローラ軸48の回転が、第5図の図示例では、
平歯車50,51.ウオームギヤ52、ウオームホイー
ル53、駆動プーリ軸54、すべりクラッチ55を介し
て駆動ブー1156へと伝えられ、この駆動プーリ56
の回転が、第1図に示すごとく、指示板駆動装置15を
なす従動プーリ57.58.59.60.61との間に
張設されている糸62.63に伝えられる。
指示板3の上端に糸62が、下端に糸63が結合されて
いるため、前記の指示板駆動装置15により指示板3は
幅方向に駆動される。
前述の従動軸32の回転の長手方向および幅方向への分
配は第5図および第6図に例示されるごとく回転角運動
変換機構11および分配機構12を介して行なわれる。
第4図に示すごとくステアリングバンドル軸8の回転角
は回転角取出部9を介して回転角取出可撓軸64に伝え
られ、この中立位置から左右への回転角により、第6図
に示すごとく、前述のシフト棒38゜49と同様の回転
角シフト棒65が回転動を直線動に変換する機構を介し
前記回転角に比例して駆動ディスク66の中心位置より
左右にシフトせしめられる。
前記のウオームホイール29と同軸の駆動ディスク66
により回転せしめられる従動ローラ67は、従動ローラ
軸68上を、これを駆動しつつ、左右に前記回転角シフ
ト棒65により変位せしめられ、第4図のステアリング
バンドル軸8が回転角零すなわち中立位置にあれば、前
記従動ローラ67は駆動ディスク66の中心においてこ
れと接触して回転せず、したがって従動ローラ軸68の
回転は停止し、前記ステアリングバンドル軸8が右また
は左に回転した位置にあれば、その回転角に比例して従
動ローラ67、したがって従動ローラ軸68の回転方向
および回転速度が変化する。
この従動ローラ軸68の回転は、第2図、第6図に示す
ごとく、傘歯車69.70、すべりクラッチ71を介し
てクランク軸10に伝えられる。
クランク軸10には90°の位相差を有するクランクピ
ン72.73が設けられており、それぞれ第1図、第2
図、第5図に示すシフト棒38.49をその軸方向に変
位せしめる。
自動車が一定のステアリングバンドル軸8の回転角従っ
て一定円周上を一周する間に、前記クランク軸10が一
回転するごとく、回転角運動変換機構11が構成されて
あれば、第3図に示すごとき回転数取出部6の回転は、
自動車の瞬間瞬間の走行方向、したがって長手方向およ
び幅方向に分配される。
なお第1図、第5図に示すごとく、地図2の長手方向の
位置を調整するためには、駆動ドラム駆動軸74を手動
により回転調整する必要があり、この調整は、手動つま
み75により駆動ドラム駆動軸74を所要位置まで回転
せしめることにより達せられる。
この場合長手方向駆動機構13からの入力とは、すベリ
クラッチ41により独立して調整可能である。
指示板3の幅方向の位置の調整も同様に、手動つまみ7
6により駆動プーリ56を介して指示板駆動装置15を
駆動し、指示板3を所要位置まで移動せしめることによ
り達せられる。
この場合幅方向駆動機構14からの入力とは、すべりク
ラッチ55により独立して調整可能である。
第2図、第6図に示すごとく、クランク軸10の回転位
置の調整も、手動つまみ77を操作することによりすべ
りクラッチ71により回転角運動変換機構11からの入
力と独立して調整可能である。
この手動つまみ77の端面上に記されている進行方向マ
ーク78は自動車の進行方向、すなわち地図2上におけ
る指点16の時々刻々の進行方向を示している。
本考案の自動車走行軌跡記録装置は、前述の構成9作用
のものであり、その大きさも第9図に示すごとく運転席
前面の計器盤に収納しうる程度にコンパクトに組み付け
うるちのであるから、各種の自動車に載置可能である。
本装置を車内に載置しである場合、自動車の走行の始動
から停止までの運行経路の全軌跡を地図上に詳細に自動
的に記録することが可能となり、客観性のある正確な走
行記録を得ることができるため、後に走行資料の解析を
行なうことができ、更に地図として道路地図のみならず
、詳細な地形図を用いれば、道路上でない各種地形上に
おける自動車の走行試験においても走行記録を得ること
ができ、実験研究の促進にも大いに役立つ考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面蓋板を除いた駆動機構の部分断面を含む正
面図、第2図はクランク軸の駆動関係を示す縦断面図、
第3図は回転数取出部の1例を示す略本断面図、第4図
は回転角取出部の1例を示す略本断面図、第5図は長手
および幅方向駆動系統の1例を示す略本斜視図、第6図
は長手および幅方向駆動分配の1例を示す略本斜視図、
第7図は指示板部分正面図、第8図は同上部分断面側面
図、第9図は計器盤斜視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 積極駆動される2本の巻取軸と、この2本の巻取軸にま
    たがり長手方向に沿い該両軸に巻装された帯状地図と、
    前記2本の巻取軸にまたがる帯状地図面に沿い、該地図
    の幅方向に積極移動される指示板とを有する表示部を備
    えるとともに、□自動車のスピードメータケーブルの回
    転数取出部からの回転数入力を第1段のウオーム歯車装
    置および切替歯車列により地図の縮尺に応じた前記地図
    の巻取速度および指示板の移動速度に減速する減速機構
    と、該減速機構の出力軸である従動軸により駆動される
    第2段のウオーム歯車装置、該ウオーム歯車装置のウオ
    ームホイールと同軸の駆動デ゛イスクを有する摩擦車装
    置、減速歯車群およびすべりクラッチを介して前記減速
    機構の回転数出力を前記帯状地図の2本の巻取軸の駆動
    軸に分配伝達する長手方向駆動機構と、前記従動軸によ
    り駆動される別の第2段のウオーム歯車装置、該づオー
    ム歯車装置のウオームホイールと同軸の駆動ディスクを
    有する摩擦車装置、減速歯車群およびすべりクラッチを
    介して前記減速機構の回転数出力を前記指示板の駆動装
    置に分配伝達する幅方向駆動機構と、ステアリングハン
    ドル軸の回転角取出部からの回転角入力によって、前記
    第1段のウオーム歯車装置のウオームホイールと同軸の
    駆動ディスクを有する摩擦車装置の従動ローラの位置を
    変換することにより該従動ローラの回転数を変換し、前
    記回転角入力を積算しつつクランク軸に伝える回転角運
    動変換機構と、該回転角運動変換機構によりすべりクラ
    ッチを介して回動されるクランク軸の相互に90°の位
    相差を有する2個のクランクピンのそれぞれに係合され
    て前記従動軸軸心方向に進退せしめられるそれぞれのシ
    フト棒により、前記長手方向駆動機構の第2段のウオー
    ム歯車装置の従動ローラおよび前記幅方向駆動機構の第
    2段のウオーム歯車装置の従動ローラのそれぞれの位置
    調節を行うことにより、前記減速機構の回転数出力を一
    前記帯状地図の長手方向と幅方向との2戊分に分配する
    分配機構とを有し、かつ前記指示板の指点の位置におい
    て記録体端部が地図面に接するごとく設けられており、
    また前記帯状地図の駆動軸端に手動つまみが設けられ、
    前記すべりクラッチの存在により、前記長手方向駆動機
    構からの長子方向入力とは独立して前記帯状地図の長手
    方向の位置調整可能とされ、前記指示板の駆動装置端に
    手動つまみが設けられ、前記すべりクラッチの存在によ
    ゛す、前記幅方向駆動機構からの幅方向入力とは独立し
    て前記指示板の位置調整可能とされ、前記クランク軸の
    軸端に手動つまみが設けられ、前記すべりクラッチの存
    在により、前記回転角運動変換機構からの入力とは独立
    して前記クランク軸の回動位置調整可能とされているこ
    とを特徴とする自動車走行軌跡記録装置。
JP173377U 1977-01-11 1977-01-11 自動車走行軌跡記録装置 Expired JPS5918326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP173377U JPS5918326Y2 (ja) 1977-01-11 1977-01-11 自動車走行軌跡記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP173377U JPS5918326Y2 (ja) 1977-01-11 1977-01-11 自動車走行軌跡記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5396859U JPS5396859U (ja) 1978-08-07
JPS5918326Y2 true JPS5918326Y2 (ja) 1984-05-28

Family

ID=28688775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP173377U Expired JPS5918326Y2 (ja) 1977-01-11 1977-01-11 自動車走行軌跡記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5918326Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5396859U (ja) 1978-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4158961A (en) Device for testing vehicles
JP2004522953A (ja) タイヤ摩耗試験方法
JPS5918326Y2 (ja) 自動車走行軌跡記録装置
US2627674A (en) Instruction apparatus for vehicle operation
US2022340A (en) Brake testing machine
US3570445A (en) Map tracker
ATE231223T1 (de) Steuereinrichtung für ein mechanisches kraftfahrzeug-schaltgetriebe
DE959232C (de) Tachograph fuer durch Maschinenkraft angetriebene Fahrzeuge
EP1795901A2 (de) Informationseinrichtung für den Führer eines Fahrzeugs
US1842067A (en) Ground speed and course indicator
JP2551598B2 (ja) タコグラフ装置
US1201631A (en) Route-recording instrument for vehicles.
EP0036059A1 (fr) Appareil pour l'apprentissage et les examens de conduite automobile
US1504031A (en) Automobile recording instrument
US4135190A (en) Navigational plotter
US1209608A (en) Speed and mileage register and recorder.
US2279551A (en) Indicating mechanism
SU678378A2 (ru) Испытательный стенд дл диагностики технического состо ни автомобилей
US1920514A (en) Recording speed indicator
DE2725628A1 (de) Fahrtschreiber fuer kraftfahrzeuge
US1429374A (en) Road recorder and indicator
US1913252A (en) Vehicle location indicator
US2178307A (en) Travel guide
SU146101A1 (ru) Прибор дл записи траектории движени тракторного агрегата
SU624872A1 (ru) Устройство дл определени местоположени грузовой тележки на мосту крана