JPS5917407B2 - 可変倍複写装置 - Google Patents

可変倍複写装置

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JPS5917407B2
JPS5917407B2 JP3562182A JP3562182A JPS5917407B2 JP S5917407 B2 JPS5917407 B2 JP S5917407B2 JP 3562182 A JP3562182 A JP 3562182A JP 3562182 A JP3562182 A JP 3562182A JP S5917407 B2 JPS5917407 B2 JP S5917407B2
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忠行 北島
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/041Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with variable magnification

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複写倍率の可変な複写装置、特に、1■1/2
の速度比で走行して原稿を走査する第1と第2の反射手
段を備えた、複写倍率の可変な複写装置に関する。
被複写原稿を1:1 / 2の速度比で走行する第1と
第2の反射手段で光学的に走査し、可動感光体に原稿の
光像を所謂スリット露光するようにした複写装置は公知
である。
第1と第2の反射手段を1:1/2の速度比で走行させ
るのは、結像レンズと原稿の間の光路長を、走査期間中
一定に保つ為である。一方、結像レンズの主平面と原稿
間の光路長をa、結像レンズの主平面と露光位置に於け
る感光体との間の光路長をを、結像レンズの焦点距離を
fとした場合、1/a+1/b=1/fなる式が成立す
れば、感光体には倍率mの原稿光像が形成される。
ここでm=b/aである。M..fを用いてA.bを表
わせばa=(m+1)f/M.b=(m+1)fとなる
。そしてa+b−(m+1)2f/mである。上述のこ
とから明らかになるように複写倍率を変える時は光路長
A.b、(a+b)を変えなくてはならない。
例えば複写倍率をmからMcに変える時上記光路長A.
.b、(a+b)はa+△a、b+△b、(a+b)+
△(a+b)に変えられる。ここで△a=(m−Mc)
f/Mmcl△b=(Mc−m)f、△(a+b)一(
Mc−m)(Mmc−1)f/Mmcである。前述の如
く、1:1/2の走度比で移動する第1、第2反射手段
から成る走査光学系を備えた複写装置では、複写倍率を
変換するに際して、従来一般に、結像レンズの配置位置
を変えるとともに、走査光学系を調整することによつて
上記光路長を変えるようになつている。
即ち結像レンズの位置を換えることによつて光路長bを
変え、また結像レンズの位置調整と同時に走査光学系を
調整することによつて光路長a、(a+b)を変え、斯
くすることによつて原稿と感光体を新たな共役関係にも
たらすようになつている。例えば等倍複写から0.7倍
複写に切り換えるとすれば、光路長aは3f/7伸長し
なければならないが、光路長bは3f/10短縮するだ
けでよい。上述のような1:1/2の速度比で走行する
第1、第2反射手段を有し、そして複写倍率を可変にし
た複写装置は、幾つか公知である。
例えば米国特許第3614222、3844574、3
914044号明細書には、第2反射手段を第1反射手
段の1/2の速度で走行させる為の動滑車に巻き掛けら
れたワイヤーの一端を変位して、第2反射手段の位置を
選択された複写倍率に対応する位置に変えるようにして
複写装置が開示されている。斯様な装置では、複写倍率
変換時に於ける上記ワイヤーの一端の変位によるワイヤ
自身の張力が変化し、その為原稿の走査が不安定になり
やすく、また装置の耐久性が劣るという不都合がある。
上述のような複写倍率変換時に於けるワイヤの張力変化
は特公昭51−34731号公報に記載の複写装置では
生じない。しかし同公報の装置はワイヤの実質的な両端
を同時に実質的に変位させることによつて第2反射手段
を選択された複写倍率に対応する位置に変位するプーリ
を、第1、第2反射手段を原稿走査用に往動する時、又
は復動する時、上記ワイヤから受ける回転駆動力に抗し
て回転停止させておく為の特別な機構が必要になる。従
つて、本発明の主な目的は、前述の公知装置の欠点の解
決出来る倍率可変の複写装置を提供することである。
本発明の他の目的は、1:1/2の速度比で走行する第
1、第2反射手段から成る原稿走査光学系を、複写倍率
を変換するに際して、容易にかつ正確に調整できる構成
の簡単な機構を備えた複写装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、複写倍率を変換しても反射手
段走行用ワイヤ状部材にかかる張力が変化しない倍率変
換用機構を備えた複写装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、どの複写倍率に於いても安定
した原稿走査のできる倍率可変複写装置を提供すること
である。
本発明の更に他の目的は、原稿を走査する為に第1、第
2反射手段を往動させる際、又は複動させる際に、倍率
変換機構に無理な力のかからない倍率可変複写装置を提
供することである。
本発明の更に他の目的は、第1、第2反射手段間の間隔
を変えてもワイヤ状部材にかかる張力が不変である倍率
可変複写装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、反射手段走行用のワイヤ状部
材の装置本体に対する実質的な係止端を変位させないで
、複写倍率変換の為の原稿走査光学系の調整を可能にし
た複写装置を提供することである。
更に本発明の目的は原稿走査光学系の調整とレンズ位置
の調整を運動させることにより、一層正確な光路長調整
を可能にするとともに、原稿走査駆動力がレンズに作用
してその位置を狂わせることのないようにした複写装置
を提供することである。
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の適用できる複写装置で、導電性基層、
光導電層、透明な表面絶縁層を順に積層してなる感光体
1を周面に有するドラム2は装置内定位置に支持され、
不図示の電動モータによつて矢印方向に定速回転せしめ
られる。ドラム2の回転速度はどの複写倍率に対しても
同一である。感光体1の表面はまずD.C.コロナ放電
器3によつて一様に帯電せしめられる。次に、感光体1
は後述の光学系によつて被複写原稿の光像のスリツト露
光を受けると同時に、A.C.又は放電器3とは逆極性
のD.C.コロナ放電器4のコロナ放電を受ける。放電
器4には結像光速の通過するスリツト開口が設けられる
。感光体1は次にランプ5により全面均一に照明され、
これによつて原稿の高コントラストの静電潜像が形成さ
れる。この潜像は、マグネツトブラシ式等の現像器6が
感光体1にトナーを供給することにより現像される。得
られた可視トナー像は、転写効率を高める為にコロナ放
電器8により背面にトナーの電荷と逆極性の放電を受け
つつドラム2の周速と同速で送られる転写紙7に転写さ
れる。転写紙は不図示の力セツトから1枚宛ドラム回転
に同期して取り出され、ガイド9を介して感光体1に接
触させられた後、爪10で感光体から剥される。転写紙
搬送機構は公知である。転写紙7の担持したトナー像は
加熱ローラ式等の定着器11により定着される。一方、
転写終了後の感光体1の表面に残留したトナーは、この
感光体に圧接したゴムブレード等のクリーニング器12
により除去され、清浄面に復した感光体1は再び前記画
像形成処理プロセスに投入される。被複写原稿0は透明
な平板状原稿台13上に静止状態で載置される。
原稿台13は複写装置本体の側板等の不動部材14に固
定され、不動である。上記原稿は第1ミラー15、第2
ミラー16より成る走査光学系で走査される。即ち、第
1、第2ミラー15,16は、感光体1に原稿光像を露
光する時に、ドラム2の回転に同期して矢印方向に、即
ち原稿台13と平行な方向に走行する。第1ミラー15
の速度はドラム2の周速、即ち感光体1の周速に、複写
倍率、即ち結像レンズ17の結像倍率の逆数を乗じた速
度である。従つて、等倍複写を行う場合(図の実線位置
に各ミラー、及びレンズが配されていて、レンズ17か
ら原稿側の光路長と、レンズ17から感光体側の光路長
が等しい場合)は、第1ミラー15は感光体1の周速と
同速で走行する。第2ミラー16の速度は第1ミラー1
5の速度の半分である。第1、第2ミラー15,16の
速度比が1:1/2であり、同方行に平行に走行するこ
とにより、レンズ17と原稿間の光路長は一定に保たれ
る。上記走査光学系が原稿0を一端から他端まで走査し
終つた時、即ち、ミラー15,16が図の如く15,1
6の位置に達した時、ミラー15,16は走行を停止し
、次に原稿走査時とは逆向きに移動してホームポジシヨ
ン(15,16の実線で示した位置)に復帰する。
ホームポジシヨンとは、ミラーが原稿走査の為に繰り返
し往復動する際のミラーの往動スタート位置、従つてま
た復動して来て停止する位置である。ランプ18、及び
その背後に配された凹面鏡19は不図示の支持体により
第1ミラー15と一体に支持されていて、第1ミラー1
5とともに走行するようになつている。
ランプ18は第1ミラー15の往動時のみ点灯し、凹面
鏡19と協動して原稿0を照明する。原稿0を反射した
光は、第1ミラー15によつて反射されて第2ミラー1
6に指向し、次に第2ミラー16によつて入射方向とほ
ぼ反対の方向に反射されて結像レンズ17に指向する。
そしてレンズ17を出射した結像光束は、定位置に固定
された第3、第4ミラー20、21で順次反射され、そ
して前述のように感光体1に入射する。尚、第1図で実
線17の位置にあるレンズは原稿の等倍光像を感光体1
上に結像するものである。即ち、前述の光路長A.bが
ともに2fである。複写倍率を変換する際には、後述の
操作によつて、レンズ17を例えば光軸に沿つて選択さ
れた複写倍率mに対応する量変位させるとともに、第1
ミラー15を原稿台13に平行に選択された複写倍率m
に対応する量変位させる。
即ち、レンズ17、第1ミラー15を、選択された複写
倍率mに夫々対応する位置に変位させ、前述の如く光路
長A.bを夫々(m+1)f/m、(m+1)fとする
。mが1より小の場合、即ち縮小複写を行う時は、第1
図に示した如く、第1ミラー15を破線15′の位置に
、レンズ17を破線17!の位置に移動させる。換言す
れば、第1ミラー15、レンズ17ともに第2ミラー1
6から遠ざかる方向に夫々所定量変位する。第1図実施
例では第3、第4ミラー20,21が定位置に固定され
ているから、レンズ17′の変位量は{2f−(m+1
)f}、即ち、(1−m)fである。従つて第1ミラー
15の変位量は〔(m+1)f/m−{2f+(1−m
)f}〕即ち、(m−1)2f/mである。mが1より
大の時は、即ち拡大複写を行う装置では、複写倍率変換
操作によつて第1ミラー15、結像レンズ17は、夫々
第2ミラー16に接近する方向に、倍率mに対応した量
変位せしめられる。上記第1図の複写装置に第5図、第
6図に示した制御手段を適用することもできる。
この時は倍率mの縮小複写を行う時は、第1ミラー15
は、破線の15′の位置をホームポジシヨンとして原稿
走査の為の往走行を行い、予め複写可能原稿幅に対応し
て設定されている距離を走行して原稿を一端から他端迄
走査し終つた時、即ち15′で示した位置に達した時反
転してホームポジシヨン15′に戻る。第1図では、第
2ミラー16のホームポジシヨン、折り返し位置は倍率
を変えても変わらない。第1ミラー15の位置15,1
5′間に於ける往動速度は感光体1の周速に1/mを掛
けた速度であり、第2ミラー16の往動速度はその1/
2である。斯様にすると上述のように等倍複写時と、縮
小複写(又は拡大複写)時とで第1ミラー15のホーム
ポジシヨンがずれるから、図に0,0′で =示したよ
うに夫々の場合に於いて原稿の原稿台上での配置位置を
変える必要がある。従つて、夫々の倍率に対して原稿の
走査開始端を位置合わせする為の目印を原稿台に設けて
おくと便利である。ただし、一般に原稿走査開始時に於
けるミラーの走行を安定化する為に、原稿始端部を走査
し始める前にミラーを少しの距離前走させることが行わ
れる。この為上記の原稿走査開始側端部の配置位置はホ
ームポジシヨンに於いて第1ミラーが対向する原稿台の
位置よりも、第1ミラーの往動方向にこのミラーの前走
距離に対応する距離ずらされている。第2図に第1、第
2ミラー15,16の走行1駆動手段の一例を示した。
22は装置本体の側板等に固定されたガイドレールであ
る。
ガイドレール22は原稿台13に平行に配置され、第1
、第2ミラー15,16の移動を案内する。即ち、第1
ミラー15及びランプ18、反射鏡19の固定された第
1支持体23の脚部231、及び第2ミラー16の固定
された第2支持体24の前、後の脚部241,242は
、夫々互いに干渉しないようにガイドレール22に摺動
自在に嵌合している。第1支持体23、第2支持体24
は動滑車の原理を応用して案内レール22に沿つて往復
動せしめられる。尚、第1支持体、第2支持体を別々の
ガイドレールで支持案内することもできる。25は第2
支持体の脚部242に固定された軸251に回転自在に
設けられた、第2ミラー16と一体的に移動可能なプー
リである。
26は、後述の電動モータの回転力を後述の正転用クラ
ツチ、又は逆転用クラツチを介して受けて正転、又は逆
転し、両クラツチが非作動時には回転しない軸261に
固定された駆動プーリである。
駆動プーリ26は、移動プーリ25の往動終点よりも更
にその往動方向側に変位した定位置に配置されている。
27は、第1支持体23の脚部へのワイヤの固着点(後
述)の往動終点よりも更にその往動方向側に変位した定
位置に固定された軸271に回転自在に配置されたプー
リである。
28,29は軸30に、第3図に示す如く夫々独立して
回転自在に設けられた変倍操作用プーリである。
第3図に示すようにプーリ28,29は軸30に夫々独
立して回転自在に嵌合せるボールベアリング281,2
91に結合されている。軸30は、従つてプーリ28,
29は、プーリ25がどこに位置していても、プーリ2
5とプーリ27の間であつて、かつプーリ25とプーリ
26の間に位置している。そして軸30は、従つてプー
リ28,29は、ガイドレール22と平行に所定の距離
範囲を倍率変換操作によつて選択された倍率に対応する
量変位させられる。等倍複写からm倍の縮小複写に切り
換えられる時、プーリ28,29は図の実線位置から破
線位置に(m−1)2f/2mだけ変位せしめられる。
反対に縮小複写から等倍複写に切り換えるときは、プー
リ28,29は破線位置から実線位置に変位される。換
言すれば、プーリ28,29は複写倍率変換操作によつ
て同方向に移動され、選択された倍率に対応する位置に
一体的に移される。31はプーリ28がどこに位置して
いても、このプーリ28に関してプーリ26と反対の側
の定位置に配置されたワイヤ固定部材である。
第1、第2ミラー15,16を原稿走査の為に往動させ
る為のワイヤ32は、一端が駆動プーリ26に固着され
て復数回巻き付けられ、そして倍率変換用第2プーリ2
9、定位置プーリ27、移動プーリ25、倍率変換用第
1プーリ28に順次懸回されて、他端がネジ311によ
つて定位置固定部材31に固着されている。そしてプー
リ25,27の間で、ワイヤ32は第1ミラー支持体2
3の脚231に、固着部材232によつて固着されてい
る。第2図例ではワイヤ32は、各プーリ間で、またプ
ーリ30と部材31間で、ガイドレール22と実質的に
平行に張設されており、そしてプーリ28と30とへは
互いに実質的に反対方向から懸回されている。感光体1
に静電潜像を形成する為に原稿を走査する場合は、前述
の正転クラツチを作動させて駆動プーリ26を実質的に
感光体1の周速に複写倍率の逆数を乗じた速度で回転さ
せれば、このプーリ26がワイヤ32を上記速度で巻き
上げて第1、第2ミラー15,16を夫々前述した速度
で往走行させる。
即ち、ワイヤ32は固着点によつて第1支持部材23を
引つ張つて走行させ、そして移動プーリ25を回転しつ
つ引つ張つて第2支持部材24を第1支持部材の1/2
の速さで走行させる。この時プーリ27,29も回転し
ているが、プーリ28は回転していない。プーリ28,
27の支持軸30は設定倍率に対応した位置に静止して
いる。原稿走査終了後第1、第2ミラー15,16を夫
々のスタート位置に復動させる為に第2図では以下の機
構が使用されている。
即ち、駆動プーリの回転軸261に、駆動プーリ26の
半分の径のプーリ33が固定されている。即ち、プーリ
33はプーリ26の周速の1/2の周速で同方向に回転
する。一方、プーリ25に関してプーリ33と反対の側
の定位置に固定された軸341にプーリ34が回転自在
に支持されている。ワイヤ35は、一端側がプーリ33
にプーリ26への巻き付け方向とは逆向きに巻き付けら
れて端がプーリ33に固着されて複数回巻き付けられ、
次にプーリ34に懸回された後、他端が第2支持体の脚
242に固着部材243にて固着されている。即ち、ワ
イヤ35は第2支持体24に対して、プーリ25に対し
てワイヤ32が張設されるのとは逆方向から張設されて
部材243,34間でワイヤ35はガイドレール22と
実質的に平行である。駆動プーリ26が正転すればプー
リ33も正転して脚242に引つ張られるワイヤ35を
繰り出す。そして前述の逆転クラツチが作動する時、プ
ーリ33はワイヤ35を巻き取つて第2支持体24を復
動させる。この時滑車25は回転しつつワイヤ32を引
つ張り、そしてその分のワイヤをプーリ26が逆転して
繰り出すから、第1支持体23も復動する。第1ミラー
15、第2ミラー16の復動速度比も1:1/2である
。尚、上記ミラー復動時に於いても、プーリ27,29
は回転するがプーリ28は回転せず、そして軸30は複
写倍率に対応した位置に静止している。第2図ではプー
リ33はプーリ26と同軸に設けたが、別軸にして歯車
列などで軸261の回転力を伝達されるようにしてもよ
い。又はプーリ33をプーリ26とは別の駆動手段で回
転してもよい。要はプーリ26のワイヤ32の巻き取り
、巻き戻し速度の半分の速度でワイヤ35を巻き戻し、
巻き取るようにプーリ33を回転することである。複写
倍率を等倍から縮小に変換するときは、前述のように、
軸30を、従つてプーリ28,29を第2図の実線位置
から破線位置に変位させる。
この時、プーリ26は回転停止している。プーリ28,
29を上記の如く変位することによつて、プーリ25,
27間でワイヤ32はプーリ27側に引つ張られ、また
プーリ25,28間でワイヤ32はプーリ25側に引つ
張られる。従つて第1支持体23は、従つてまた第1ミ
ラー15は第2ミラー16から遠ざかる方向に変位する
。この時プーリ25,27,28,29は回転し、プー
リ26,33,34は回転しない。上記第1ミラー16
の変位量は前述した通りである。そして、プーリ28,
29の位置を換えた後も、第1、第2ミラー15,16
の往動、復動の為の各部材の作動は、軸261の回転速
度が選択された複写倍率に対応する速度に変換される他
、前述した通りである。尚、各プーリの回転方向につい
ては第2図例でも、他の実施例でも特に説明しなかつた
が、以上、又は以降の構成の説明からそれは当業者には
判ることがらである。上述のように、第1、第2ミラー
往動用ワイヤ32の両端間でこのワイヤが夫々互いに実
質的に逆方向から懸けられた、同一支持部材に互いに独
立して回転自在に設けられた2つのプーリ28,29の
位置を変えることにより変倍操作を達成するようにした
から、ワイヤ32の張力はこの変倍操作によつても変化
することはない。
また、上記変倍操作によつて、第1ミラー15が変位す
るから、非常に正確な光路長変換が容易に達成できる。
第4図に変倍操作用プーリ28,29とレンズ17の変
位機構の一例を示す。プーリ28,29を回転自在に支
持した軸30は軸支持体301に固定されている。軸支
持体301はプーリ28,29に対するワイヤ32の張
設方向と平行に、従つて今の場合ミラーガイドレール2
2に平行に設けられたガイドレール302に摺動自在に
支持されている。一方、結像レンズ17はレンズ支持体
171に結合されており、そしてこのレンズ支持体17
1は例えばレンズ17の光軸に平行に設けられたガイド
レール172に摺動自在に支持されている。ガイドレー
ル172はレンズ17を光軸方向と感光ドラム2の回転
軸方向に夫々ベクトル成分を有する方向に変位できるよ
うに方向付けられていてもよい。これにより種々の倍率
の像の一端を感光体の端部一定位置に合わせられる。ガ
イドレール172,302の夫々の両端には対応支持体
171,301の端部と当接して支持体171,301
の移動を止める凸部が設けられる。ガイドレール172
,302の両端の凸部に夫々対応支持体171,301
が当接した時、結像レンズ17、第1ミラー15は設定
された複写倍率に対応する位置に位置するようになつて
いる。レンズ支持体171、軸支持体301は夫々一端
が支持体171,301に、他端が装置本体の梁等不動
部材に、即ち定位置に固定された引つ張りばね173,
303によつて、夫々対応ガイドレール172,302
に沿う方向に付勢されている。更に、レンズ支持体17
1、軸支持体301のばね係着側と逆の側には、夫々ワ
イヤ174,304の一端が固着されている。ワイヤ1
74,304は、夫々定位置に回転自在に配置されたプ
ーリ175,305に懸回され、夫々の端部がレバー3
6の端部に係着されている。レバー36は、定位置に即
ち装置本体の不動部材に固定された軸361に所定角度
範囲内で回動自在に支持されている。軸361とワイヤ
174の固着点までのレバー長さと、軸361とワイヤ
304の固着点までのレバー長さの比は、(1−m)f
:(m−1)2f/2mである。
複写倍率変換時レバー36を軸361の回りに回動させ
ることにより、支持体171,301を、従つてレンズ
17と軸30を選択された倍率に対応する位置にもたら
すことができる。上記レバー36の回動は、倍率変換操
作により作動される電動モータ364の回動力を受け、
倍率変換操作ごとに定位置で半回転宛する軸362に固
定されたカム363により行われる。カム363はレバ
ー36に圧接している。第4図の状態でレンズ17、第
1ミラー15は第1図の実線位置にあり、従つてプーリ
28,29は第2図の実線位置にある。前記モータ36
4を作動してカム363を半回転させると、レバー36
が回動し、ばね173,303に夫々引つ張られて支持
体171,301がレ一,1/172,302に沿つて
所定位置まで移動する。即ち、プーリ28,29は第2
図の破線位置に移り、それ故第1ミラー15は第1図の
破線位置15′に、レンズも破線位置17′に移る。レ
ンズ、第1ミラーを再び変位する時は前記モータ364
を作動して再びカム363を半回転すればよい。このよ
うに同一のモータ364により如上のプーリ28,29
とレンズを連動して移動させるから、A.b、(a+b
)が一層正確に設定できる。またモータMのワイヤ32
の駆動力によりレンズ位置が変動してしまうといつた不
都合もなくなる。次に、第5図、第6図で前述したよう
な変倍操作によつて変位した位置を第1ミラーの新ホー
ムポジシヨンとする場合の第1、第2ミラー15,16
の走行制御回路を参考までに説明する。第5図に、MS
A,MSN,MSB,MSFはミラー支持体がガイドレ
ール22に沿つて配置されたマイクロスイツチである。
マイクロスイツチMSAは等倍複写時の第1ミラーのホ
ーム位置(第1図の実線位置15)に対応する位置に配
置され、マイクロスイツチMSNは等倍複写時の第1ミ
ラーの折り返し位置(第1図の実線位置15)に対応す
る位置に配置される。マイクロスイツチMSBは、縮小
複写時の第1ミラーのホーム位置(第1図の破線位置1
5りに対応する位置に配置され、マイクロスイツチMS
B′は縮小複写時の第1ミラーの折り返し位置(第1図
の破線位置15′)に対応する位置に配置されている。
マイクロスイツチMSAとMSNの配置間隔、及びMS
BとMSB′の配置間隔は所望の被複写原稿サイズに応
じて予め定められている。尚、マイクロスイツチMSA
,MSA′,MSB,MSB′は第1ミラー支持体23
に突設された作動部材233の当接により接点を閉じる
ものである。第6図でDCSは直流電源である。
SSは切り換えスィッチで、複写倍率が1の時は接点A
にmの時は接点Bに接続される。スイツチSSが接点B
に接続すると同じくコピーボタンを押したときにリレー
Rbが作動してスイツチRbが閉じる。接点Aに接続さ
れると、コピーボタンを押した時にリレーRaが作動し
てスイツチRalが閉じ、CSは不図示のカウンターに
よつて作動制御されるスイツチである。このカウンター
はコピーボタンCBを押すと作動するもので、第2ミラ
ーが復動してホーム位置に戻る回数(これは複写枚数と
等しい)を計数する。従つてこのカウンターは、コピー
ボタンCBを押した時スイツチCSを0Nし、複写に先
立つてこのカウンターに設定された複写枚数に対応する
回数第2ミラーがスタート位置に複動して来たときスイ
ツチCSを0FFする。Rは可変抵抗器で駆動プーリ2
6を回転する直流モータMへの入力を選択された複写倍
率に応じて変えるように調整されるものである。即ち、
複写倍率が1の時、モータMはプーリ26の周速を感光
体1と実質的に同一周速にするような回転数で、複写倍
率がmの時には感光体の周速に実質的に1/mを乗じた
周速にするような回転数で回転せしめられる。今、第5
図の如く、第1ミラーの支持体23がマイクロスイツチ
MSAに当接してこれを閉成しているとき、即ち設定複
写倍率が1の時、前記カウンターに所望の複写枚数をセ
ツトしてコピーボタンCBを押すと、リレーRCが作動
してスイツチRCl,RC2が閉成する。
上記スイツチRClの閉成によつてスイツチCSが0F
Fになる迄リレーRCの作動は保持されない。尚、スイ
ツチSSは接点A側に接続されているから、スイツチR
C2の閉成によつてリレーRaが作動し、これによりス
イツチRalも閉成するが、スイツチRblは開いてい
る。スイツチR′N1はリレーKNの作動によつて開く
ものであるから、今は閉成している。
そしてマイクロスイツチMSAも閉じているからリレー
RAが作動し、スイツチRAl,RA2が閉成する。ス
イツチRAlの閉成により、リレーRA,R″Aの作動
が保持される。リレーWAは作動によリスイツチR′A
1を0FFにする。一方スィツチRA2の作動によりモ
ータMの回転をプーリ26の軸261に伝達する正転用
クラツチCLFが作動する。一方、モータMはスイツチ
RC2の0Nにより前述の如く、可変抵抗器VRによつ
て設定された、複写倍率1に対応する速度で回転してい
る。従つて第1支持体23はマイクロスイツチMSNに
向けて感光体1の周速と同速で前進を始め、第2支持体
24はその1/2の速度で同じく前進を始める。換言す
れば第1ミラー15、第2ミラー16は往動して原稿を
走査する。尚、リレーRAは原稿照明ランプ18のスイ
ツチも作動させるものである。第1支持体23がマイク
ロスイツチMSNの位置に達してこれを閉成すると、リ
レーR7Nが作動してスイツチR′N1を開くからリレ
ーRAの作動が停止してスイツチRAlも開く。
従つてリレーR′Aの作動が停止してスイツチR/A1
が閉成するから、リレーRA/が作動してスイツチRA
′1,RA/2が閉成する。スイツチRNlの閉成によ
りリレーRN,RA′の作動が保持される。リレーR/
Nはその作動によりスイツチR/N1を0FFにする。
一方、前述の如くリレーRAの作動停止によりスイツチ
RA2が開くとともに、上述のようにスイツチRN2が
閉成したから、今度は逆転用クラツチCLBがモータM
の回転力をプーリ駆動軸261に伝達する。即ち第1、
第2支持体23,24は後進を始める。換言すれば第1
、第2ミラー15,16は復動する。尚、この時ランプ
18は消灯している。第1支持体23が再びマイクロス
イツチMSAに当接すると、再び第1、第2ミラー15
,16は往走行を始め、原稿を走査し終ると、即ち第1
支持体23がマイクロスイツチMSA/に当接すると、
第1、第2ミラー15,16は復走行を始める。以上の
サイクルを設定した所望複写枚数回繰り返えすと、スイ
ツチCSが0FFとなつて、リレーRCの作動が停止し
、従つてスイツチRC2も0FFとなるから、モータM
は回転を止め、第1、第2ミラー15,16の走行は停
止してしまう。尚、この時第1支持体はマイクロスイツ
チMSAに当接した状態で停止している。即ち、第1、
第2ミラー15,16は夫夫のホームポジシヨンに位置
している。複写倍率をmに変換する場合は、ス,イツチ
SSの接点をBに接続するとともに可変抵抗器VRを調
整してモータMの回転速度を前述のように設定する。
そして前述したようにプーリ28,29を第2図又は第
5図の破線位置28′,29′に変位する。これによつ
て第1支持体23は破線位置23/(倍率mの時のホー
ムポジシヨン)に移動し、マイクロスイツチMSBに当
接してこれを閉成する。この位置が第1支持体23の往
動スタート位置で、折り返し位置はマイクロスイツチM
SB′に当接してこれを閉成する位置である。所望複写
枚数をカウンターに設定して、コピーボタンCBを押せ
ば、前記と同様の動作が行われる。前記の説明中の符号
のAをBに、aをbに置き換えて読めば、縮小複写時の
第1、第2支持体23,24の、従つてまた第1、第2
ミラー15,16の作動について理解できる。第5,6
図で説明した装置では、倍率変換の度に原稿台上での原
稿載置位置を変える必要がある。
しかし次に説明する本発明の実施例ではその必要はない
。そして制御回路も単純になる。第7図で、MSl,2
,3,4はマイクロスイツチで、ミラーガイドレール2
2に沿つて配置されている。
マイクロスイツチMSl,MS2の間隔は複写可能な最
大幅の原稿幅に対応して設定されている。そしてマイク
ロスイツチMSl,MS4は、第1ミラー15が原稿走
査のホーム位置にある時、支持体23の作動部材233
,234に夫々当接する位置に、マイクロスイツチMS
2は第1ミラー15が原稿の終端迄走査して折り返し位
置に達した時支持体23の作動部材233が当接する位
置に、夫々配置されている。またマイクロスイツチMS
3はプーリ28,29.′を破線位置から実線位置に戻
した時に移動した第1支持体23の作動部材233が当
接する位置に配置されている。上記マイクロスイツチM
Sly3,4は支持体23が当接すると接点が閉じるも
ので、一方マイクロスイツチMS2は支持体231が当
接すると接点を開くものである。制御回路の説明の前に
、簡単に第7図実施例の説明をしておくと、複写倍率変
換操作により第4図に示した手段で、結像レンズ17の
位置を換えるとともに、プーリ28,29を変位する。
今、等倍複写から縮小複写に変換するとすれば、第7図
でプーリ28,29は実線位置から矢印A1方向に動か
され破線位置28′,29′に変位される。前述した如
く、これによつて第1ミラーの支持体23は実線位置か
ら矢印A2方向に動いて破線位置23!に移る。この状
態から本実施例では、コピーボタンを押すことによつて
プーリ26,33を矢印A3方向に回転してプーリ26
からワイヤ32を繰り出すとともに、ワイヤ35をプー
リ33に巻き取り、第1ミラーの支持体23を破線位置
23′から矢印A4方向に移動して、マイクロスイツチ
MSlに当接する位置に一旦戻す。この時同時にプーリ
25は、従つて第2ミラーの支持体24も矢印A5方向
に移動して、支持体23が停止した時に破線位置、25
,24′で停止する。矢印A5方向へのプーリ25、支
持体24の上記変位量は、即ち第2ミラー16の変位置
は、矢印A4方向への支持体23の上記変位量の、即ち
第1ミラー15の変位量の半分である。尚、上記支持体
23,24の原稿走査スタート位置への上記変位中にプ
ーリ29,27,25,34は回転し、プーリ28は回
転しない。そしてプーリ28,29は図の破線位置に停
止したままである。次に縮小複写を終えて等倍複写に変
換するときは、プーリ28,29を破線位置28′,2
9′から矢印A6方向に移動して実線位置に変位する。
この時、第1支持体23はガイドレール22に沿つて矢
印A7方向に動き実線位置から破線位置23〃に変位す
る。この時プーリ25は、従つて第2支持体24は、夫
々の破線位置25′,24′に静止している。この状態
でコピーボタンを押すと、マイクロスイツチMS3の作
用でプーリ26,33は矢印A8方向に回転し、第1支
持体23、第2支持体24を、夫々矢印A9,AlO方
向に移動して夫々実線位置に戻す。この時プーリ29は
回転し、プーリ28は回転せず、そしてプーリ28,2
9は実線位置から動かない。第1支持体23、第2支持
体24が夫々実線位置、即ちホームポジシヨンに復帰す
ると、マイクロスイツチMS4の作用でランプ18が点
灯するとともに、マイクロスイツチMSlの作用により
、第1、第2支持体24は続いて原稿走査の為の走行に
入る。以上のようにすることによつて第2ミラー16の
ホームポジシヨンは複写倍率変換により変わるが、原稿
に直接対向する第1ミラー15のホームポジシヨンをど
の複写倍率に対しても同じにできるから、どの複写倍率
に対しても原稿台13上での原稿の走査開始端の整置位
置を同じにできる。
ただし、第1ミラーを、変倍操作によつて変位して、上
述の如く再び一つに決められたホーム位置に戻すと、換
言すれば第2ミラーのホーム位置を選択された複写倍率
に対応して変えると、第8図に示すように第2、第1ミ
ラー16,15で順に反射されて原稿台13に入射する
レンズ17の光軸の位置が変位する。第8図で16′は
複写倍率を等倍から縮小に変えた時の第2ミラーのホー
ムポジシヨンを示す。X1は等倍複写時の光軸、X2は
縮小複写時の光軸である。Xl,X2間には距離がある
が、これに起因する問題の解決は容易である。即ち、一
般には第1ミラーの、従つてまた第2ミラーのホームポ
ジシヨンと各々が原稿の走査開始側端部に光学的に対向
する位置との間には所謂前走距離というものが置かれて
いる。これは原稿走査開始に先立つて第1、第2ミラー
を予備走行させ、原稿走査が開始された時点で第1、第
2ミラーが夫々の所定の一定速度に安定した状態で入つ
ているようにする為であるが、この前走区間が設けられ
ている為に、変倍操作を施した際に、第1ミラーの同一
のホームポジシヨンに対して、前述の如く光軸の位置が
変位したとしても、この光軸の変位範囲内には原稿の走
査開始側端部は位置していない。勿論変倍操作の前後で
、第1ミラーが同一のホームポジシヨンに移されても、
上記光軸変位の為に光軸と原稿の走査開始側端部との間
の距離は変動する。しかし、この距離変動は、各複写倍
率時の光軸が、第1ミラーがホームポジシヨンにある時
の位置と、原稿の走査開始側端部に達した時の位置間を
移動するのに要する時間、換言すれば設定された複写倍
率に対向する光軸の前走時間に対応して第1図での転写
紙7の転写部への給紙タイミングを変えてやれば、容易
に補正できる。即ち、複写倍率変換に対応して転写紙7
の感光体1への接触開始時期を変えることにより、前述
の如く光軸がXl,X2のように変位しても、原稿像の
先端部が複写されないとか、或いは原稿像の先端部が転
写紙先端から後にずれてしまうとかいつた不都合は容易
に解決される。尚、複写倍率の変換によつて上記光軸の
前走時間が変化するのは、前述の光軸変位に加えて第1
、第2ミラーの所要走行速度が複写倍率に対応して変換
されることにもよる。この二要因を相乗した形で前記給
紙タイミングを各複写倍率に対応して設定するものであ
る。このような給紙タイミング制御は、例えば、複写倍
率設定操作手段によつて設定時間長が制御され、そして
その設定時間長に対応して前述の転写紙搬送手段の作動
開始時点を制御するタイマー等を使用することによつて
達成されるが、本発明の主要要旨外の事項であるので繁
雑を避ける為に説明を省く。或いは、特開昭50−13
4440号公報に開示されている発明を利用しても上記
光軸変位の問題は解決できる。
即ち、前述のように複写倍率が変換されると第1、第2
ミラーの前走区間走行時間も変化するから、複写原稿像
の先端を感光体の一定位置に常に合わせる為に第1、第
2ミラーの往走行開始時点を複写倍率に対応して多少ず
らせ原稿走査開始時点と感光体の上記一定位置が露光部
に達する時点を同時にしてやる。このずらせ時間に前記
光軸の変位に起因、対応する分のずれ時間を加昧するよ
うな形で、各複写倍ポに対応して第1、第2ミラーの往
走行開始時点を決めればよい。これも前述のようなタイ
マー及び、又はマイクロスイツチ類等を使用すれば容易
に達成できるが、繁雑を避ける為に説明は省く。尚、こ
の場合は転写紙給紙タイミングは複写倍率に応じて変化
されるものではないが、転写紙先端部と複写原稿像先端
とは一致する。尚、第2支持体に支持される第2反射手
段として実公昭52−41860号公報等に記載のある
ような反射手段、即ち第1ミラーに対向するミラーと、
このミラー及びレンズに対向するミラーとの2枚のミラ
ーから成り、各々が光軸に対して45枚の角度で傾いて
いる反射手段を使用すれば、複写倍率変換時の前述の光
軸変位の問題は起らず、従つて前述のような給紙タイミ
ングや反射手段の往動開始時点を複写倍率に応じて変え
る必要もない第9図は、第2反射手段として上記の直交
の2枚ミラーを使用した装置又は前記のように給紙タイ
ミングを複写倍率に対して制御する装置に適した制御回
路例で、DCSは直流電源、CBはコピ−ボタン、Mは
モータ、VRはモータMを複写倍率に応じた回転速度で
回転させる為にモータMへの入力を調整する為の可変抵
抗器、CLFはモータMの回転力をプーリ軸261に正
転で伝えるクラツチ、CLBはモータMの回転力をプー
リ軸261に逆転で伝えるクラツチであることは第6図
と同様である。
CSは不図示のカウンターにより0N.0FFの制御が
されるものである。このカウンターはコピーボタンCB
を押すと作動するもので、第1ミラー15の折り返し位
置への到達とその折り返し位置からのホームポジシヨン
への復帰との1組の動作を1回として計数する。従つて
このカウンターの計数した回数が複写枚数と等しい。ス
イツチCSはコピーボタンを押すと閉成し、上記カウン
ターが予め設定された所望複写枚数を計数した時接点を
開く。今、第1、第2支持体23,24が夫々図の実線
のホームポジシヨンにあつて、等倍複写を行うとする。
この時マイクロスィツチMSl,MS2,MS4はとも
に閉成している。所望の複写枚数を前記カウンターに設
定してコピーボタンCBを押すと、リレーRCが作動し
てスィツチRCl,RC2が閉成する。スイツチRCl
の閉成により、スイツチCSが開くまでリレーRCの作
動が保持される。今、マイクロスイツチMS2は閉じて
いるからリレーR2が作動して、スィツチR2l,R2
2を閉成する。一方マイクロスイツチMSl,MS4も
閉じているからリレーRl,R4も作動し、夫々スィツ
チR11,R41を閉成する。スイツチRll,R4l
は閉成することによつて対応するリレーRl,R4の作
動を夫々スイツチR2l,R22が開くまで保持する。
尚、リレーR4はランプ18と電源間の不図示のスイツ
チを制御するもので、作動によつてこのスイツチを閉成
しランプ18を点灯する。一方、リレーR1はスイツチ
Rl2も制御し、上記作動によつてこのスイツチRl2
を接点F側に接続する。これにより正転用クラツチCL
Fが作動する。モータMはスイツチRC2の閉成により
回転しているから、上記クラツチCLFの作動により、
第1、第2支持体23,24は、従つて第1、第2ミラ
ー15,16は、夫々のホームポジシヨンから夫々の折
り返し位置に向つて1:1/2の速度比で往走行を始め
る。この時原稿はランプ18により照明されており、往
走行する第1、第2ミラー15,16により走査されて
、感光体1にスリツト露光される。第1、第2ミラー1
5,16が原稿を一端から他端まで走査し終つて、夫々
の折り返し位置に達すると、第1支持体23がマイクロ
スイツチMS2に当接してこれの接点を開く。するとリ
レーR2の作動が停止し、スイツチR2l,R22が開
く。スィッチR22が開くことによりリレーR4の作動
が停止するからスイツチR4lが開くとともにランプ用
スイツチも開いてランプ18が消灯する。一方スイツチ
R2lが開くことによりリレーR1の作動が停止し、ス
イツチR1lが開くとともに、スイツチRl2がB側の
接点に切り変わる。従つて逆転用クラツチCLBが作動
して、第1、第2ミラー15,16は夫々のホームポジ
シヨンに向つて復動を始める。尚、第1支持体23が復
動を始めてマイクロスイツチMS2から離れると、この
スイツチMS2は閉成してリレーR2が作動し、スイツ
チR2l,R22が閉成する。第1、第2ミラー15,
16が、従つて第1、第2支持体23,24が夫々のホ
ームポジシヨンに復帰すると、第1支持体23がマイク
ロスイツチMSlを閉成するから、再び上記第1、第2
ミラー15,16の往動と復動が繰り返される。このよ
うにして第1、第2ミラー15,16が前述のカウンタ
ーに設定した複写枚数回往復して夫々のホームポジシヨ
ンに復帰すると、スイツチCSが開く。これによりリレ
ーRCの作動が停止し、スイツチRClが開くとともに
スイツチRC2も開き、モータMの回転が停止する。即
ち、第1、第2ミラー15,16の走行は停止する。次
に等倍複写から縮小複写に切り換えると、即ち、プーリ
28,29を第7図の実線の位置から破線位置28′,
29/に変位すると、第1ミラーの支持体23は実線位
置から破線位置23′に変位する。
この時第2ミラーの支持体24は静止している。第1支
持体23の上記変位によりマイクロスイツチMS3は接
点を開く。この状態で前記カウンターに複写枚数を設定
してコピーボタンCBを押すと、リレーRCが作動して
スイツチRC2を閉じるからモータMが回転を始める。
マイクロスイツチMS2は閉成しているからリレーR2
が働いてスイツチR2l,R22を閉成しているが、マ
イクロスイツチMSl,MS4は開いているからリレー
Rl,R4は作動しない。従つてランプ18は消灯状態
にあり、スイツチRl2は接点B側に接続している。従
つて逆転用クラツチCLBが作動して、第1、第2ミラ
ー15,16は、第1ミラーの支持体23がマイクロス
イツチMS4に当接するまで、即ち第1、第2ミラーが
ホームポジシヨンに移るまで後進する。第1、第2ミラ
ーがホームポジシヨンに到達するとマイクロスイッチM
Slが閉成して、第1、第2ミラー15,16は前進に
転する。そしてこの時マイクロスイツチMS4が閉成し
てランプ18が点灯する。あとは前述と同様にして第1
、第2ミラー15,16が往復動を繰り返し、設定され
た複写枚数に対応する回数原稿を走査してホームポジシ
ヨンに復帰した時、スイツチCSが開いてモータMの回
転が停止する。尚、縮小複写時には可変抵抗器VRを調
整してモータMへの入力を調整し、プーリ26を感光体
1の周速に実質的に複写倍率の逆数を掛けた周速で回転
するようにすることは前述した通りである。次に縮小複
写が終つて等倍複写に変換するには、プーリ28,29
を破線位置から実線位置に戻す。
すると第2ミラーの支持体は第7図の破線位置24′に
静止したままで、第1ミラーの支持体23は実線のホー
ムポジシヨンから破線位置23″に移る。これによりマ
イクロスイツチMS3が閉成する。従つて前些カウンタ
ーに所望の複写枚数を設定してコピーボタンCBを押す
と、前述したようにリレーRCが作動してスイツチRC
2が閉じてモータMが回転を始めるとともに、リレーR
3が作動してスイツチR3lを閉成する。スイツチR3
lの閉成によりマイクロスイツチMSlは開いていても
リレーR1が作動する。リレーR1が作動すると、スィ
ツチRllが作動するとともに、スィツチRl2がF側
接点に接続する。従つて正転用クラツチCLFが作動し
て第1、第2ミラー15,16はホームポジシヨンに向
けて前進を始める。第1ミラーが一つに定められている
ホームポジシヨンに達し、第2ミラー16が等倍複写時
のホームポジシヨンに達すると、第1支持体23がマィ
クロスイッチMS4を閉成するので前述のようにランプ
18が点灯する。一方、マイクロスィツチMSlも閉成
するが、スイツチRllの閉成により既にリレーR1は
作動し続けているので、第1、第2ミラー15,16は
そのまま折り返し位置に向けて前進を続け、原稿を走査
する。尚第1支持体23がマイクロスイツチMSlに当
接する時には、マイクロスイツチMS3は既に開いてい
るから、スイツチR3lは既に開いている。あとは前述
の等倍複写時と同じ作動が繰り返され、設定した複写枚
数回第1、第2ミラー15,16が往復してホームポジ
シヨンに復帰した時にスイツチCSが開いて、第1、第
2ミラー15,16は停止する。尚、縮小複写から等倍
複写に変換する際に可変抵抗器Rを調整してモータMの
回転数を前記のように調整することは言うまでもない。
以上述べた実施例では、第1ミラーの支持体23を、ミ
ラー往動駆動用ワイヤ32に、定滑車27と第2ミラー
の支持体24に設けられた動滑車25の間の位置で固着
したが、第10図に示すように複写倍率変換操作用第2
プーリ29と動滑車25との間の位置aで固着してもよ
い。第10図では、第2図例と比べて駆動プーリ26と
ワイヤー端部を実質的に装置本体に固定する部材31の
位置が逆になつている。即ち、倍率変換操作用の一体的
に変位可能な第1、第2プーリ28,29の位置に関し
て、駆動プーリ26は第2ミラー支持体に設けられる動
プーリ25側に、ワイヤ端部固定部材31は定プーリ2
7側に配置されている。ワイヤ32の一端はプーリ26
に固着されており、そしてこのワイヤ32はプーリ26
から順に倍率変換操作用第2プーリ29、動プーリ25
、定プーリ27、倍率変換用第1プーリ28に懸回され
ている。倍率変換補正用第1、第2プーリ28,29は
、言うまでもなく、ワイヤ32の第1ミラー支持体への
固着点aの往動終点、即ち折り返し点よりも更に定プー
リ27及び部材31寄りに配置されるものである。第1
1図で、37は装置内の定位置に設けられた軸371に
回転自在に支持された定プーリである。
このプーリ37は一体的に変化する倍率変換操作用第1
、第2プーリ28,29の位置に関してプーリ27と逆
の側に配置されている。そして第1ミラー支持体はプー
リ37と27との間のb点でワイヤ32に固定されてい
る。ワイヤ32は一端が部材31にて定位置に固定され
、そして、第2ミラー支持体に設けられた動プーリ25
、倍率変換操作用第1プーリ28、定プーリ37、定プ
ーリ27、倍率変換操作用第2プーリ29に順に懸回さ
れ、他端が駆動プーリ26に固定されている。尚、プー
リ28,29は動プーリ25の往動終点、即ち折り返し
点よりも更にプーリ27及びプーリ26寄りに配置され
ていることは言うまでもない。第10図、第11図の実
施例でも、第2図実施例と同様、ワイヤ張設に関して隣
り合つたプーリ間、及びワイヤ端部の装置内定位置への
固定部とその隣のプーリとの間で、ワイヤ32は前記第
1、第2ミラー支持体のガイドレールと実質的に平行に
張設されている。
そしてまた、プーリ26,27、及び37は夫々装置内
の定位置で回転する。更に、倍率変換操作用第1プーリ
28,29へは、夫々実質的に逆方向からワイヤ32が
懸回される。プーリ28,29は複写倍率変換操作によ
つて、夫々へのワイヤ32の張設方向に沿つて変位せし
められることも第10、第11図例と第2図例とでは同
じである。複写倍率を等倍から縮小に変換する時は、第
10、第11図で、プーリ26を回転させないでおいて
プーリ28,29を図の実線の位置から破線位置28′
,29′に変位させる。この時a点、b点は夫々a′、
b′の位置に移るこの変位量は第1ミラーの変位量の1
/2であり、そして変位に際して第1、第2プーリ28
,29とも同方向に回転することも第2図例と同様であ
る。原稿を走査するに当つては、即ち、第1、第2ミラ
ーを夫々のホームポジシヨンから往走行させるに当つて
は、第10図、第11図では1駆動プーリ26を設定さ
れた複写倍率に対応する速度で矢印All方向に回転さ
せる。すると第1ミラー支持体のワイヤ32への固定点
は矢印Al2方向に走行し、動滑車25は矢印Al2と
同方向の矢印Al3方向に、上記固定点の1/2の速度
で走行する。第1、第2ミラーの復動には第2図等で説
明した機構、即ち定プーリ34、ワイヤ35、駆動プー
リ33、駆動プーリ26,33の逆転手段等から成る機
構が使用できる。尚、第10図の装置では、第1ミラー
15、第2ミラー16の往動時、復動時にはプーリ26
,29,25が回転する。変倍操作時にはプーリ28,
29,25,27が回転する。第11図の例では、第1
、第2ミラー15,16の往動時、復動時にはすべての
プーリが回転する。変倍操作時には、プーリ28,29
,27,37が回転する。第10図、第11図の例とも
、変倍操作によらなければ、プーリ28,29は変位し
ない。また上の説明から明らかになるように第11図の
例では倍率変換操作用第1、第2プーリ28,29は、
回転する時は同時に回転し、そして互いに同方向に回転
する。従つて第11図例では同一の径であれば、プーリ
28,29は互いに独立して回転可能にしなくてもよく
、ボルト等で両者を相対的に不動に固定すこともできる
。ただし径が相違すれば、プーリ28,29は互いに独
立して回転可能にする。他の実施例でもプーリ28,2
9の径を異にすることができる。第12図の実施例では
第2図例の一部を変更したものである。
前述の如く、第2ミラー支持体24には動プーリ25が
回転自在に支持されており、第1ミラー支持体23はプ
ーリ25,27の間のC点でワイヤ32に固着されてい
る。第12図実施例では変倍操作用第1プーリ28の径
は第2プーリ29の径より小である。径の大小を逆にし
てもよい。そして第12図実施例では、プーリ28,2
9は別々の軸306,307に回転自在に支持されてい
る。しかし2つの軸306,307は1つの支持手段3
08に一体的に支持されている。等倍複写から縮小複写
に変換するときは、支持手段308を図の実線位置から
左方に、第1ミラー15の変移量の1/2変位して、プ
ーリ28,29を夫々破線の28/,29′の位置にも
たらす。即ち、本図例ではプーリ28,29は共軸的に
設けられていないが、両プーリ28,29は変倍操作に
よつて同一方向に、同距離、同時に変位される。換言す
れば、他の実施例と同様プーリ28,29は一体的に変
位する。プーリ28,29を破線位置28′,29/に
移せばC点はσの位置に移る。以上述べた実施例では、
ワイヤ32は、隣合つたプーリ間で第1、第2ミラー案
内レール22に平行になるように張設されている。
これは機構を小型化する上で好ましいが、第13図のよ
うにすることもできる。第13図は第2図実施例の一部
を変更したものである。38,39は夫々装置内の定位
置に設置された軸381,391に回転自在に支持され
た定プーリである。
ワイヤ32はプーリ25と28の間でプーリ38に懸回
して方向を変え、そしてプーリ27と29の間でプーリ
ZO39に懸回して方向を変えている。
プーリ38はプーリ25の往動終点よりも、位置的に更
にプーリ27寄りに配置されていることは言うまでもな
い。このようにプーリ38,39を設けてガイドレール
22と平行でないワイヤ32の張設部分を設けた他は第
2図実施例と第13図実施例は同じである。要するにど
の実施例でも、第1、第2ミラー往駆動用ワイヤ32は
、第1ミラー支持体23の結合点がある部分は、少なく
ともこの結合点の移動範囲内ではガイドレール22と実
質的に平行に張設する。また動滑車25が接触する部分
は、即ち、動滑車25の両側に張られる部分は夫夫、少
なくともこの動滑車25の移動する範囲内でガイドレー
ル22と実質的に平行に張設される。更に、変倍操作に
より一体的に変位せしめられる第1、第2プーリ28,
29へは次のようにワイヤ32が懸回される。即ち、第
1プーリ28へは第2プーリ29に対するより実質的に
正反対の方向からワイヤ32が懸回される。そしてワイ
ヤ32のプーリ28の両側に張られる部分は夫々少なく
ともこのプーリ28の変位範囲内で平行であり、またワ
イヤ32のプーリ29の両側に張られる部分は少なくと
もこのプーリ29の変位範囲内で平行である。即ち、プ
ーリ28,29の夫々の両側に張られるワイヤ部分は、
すべて互いに平行になつている。このようにワイヤ32
を張設することが望ましい。尚、第10乃至第13図の
実施例でプーリ28,29の変位機溝としては第4図で
説明したものが使用でき、第1、第2ミラーの走行制御
には第5、第6図が示した手段、又は第7、第9図で示
した手段が使用できる。
尚また、以上の実施例では、第1、第2反射手段とも各
1枚のミラーで構成したが、一方、又は双方を夫々複数
のミラー構成することも可である。例えば第2反射手段
として実公昭52−41860号公報にあるような直交
2枚鏡を利用できる。尚更に、本明細書で或る部材や手
段が定位置に固定された、とか、定位置で回転すとが言
うのは、複写装置の構成部材や手段の内の実質的に不動
な部材、又は手段、例えば梁とか桁とか側壁とかの定め
られた位置に固定され、或いはそこで実質的にどこにも
変位せず回転すること等を言う。
また、実質的に装置本体に固定された等というのは、上
Zυ述の如き複写装置中の不動部材に実質的に位置を変
えない状態に固定されていることを言う。
また、実施例では選択できる複写倍率を等倍と1つの縮
小倍率の計2つにしたが、3つ以上にできる。その場合
はプーリ28,29の変位位置を3つ以上にすればよい
ことは明白である。そしてまた、以上の実施例では感光
体の速度をどの複写倍率に対しても同一にしたが、複写
倍率を変えるごとに感光体の周速をそれに対応して変え
、第1、第2反射手段の往動速度を夫々どの複写倍率に
対しても一定にしておくこともできる。
この場合等倍複写時の感光体の周速をV、従つて第1反
射手段、第2反射手段の往動速度を夫々v、v/2とす
ると、複写倍率mの時は感光体をMvの周速で運動をさ
せる。尚、ワイヤ状部材としては、複数の繊維状材を編
んで形成された所謂通常のワイヤの他、単繊維状のもの
、チエーン、扁平なベルト状のもの、ベルト状のものに
パーフオレーシヨンを設けたもの等が使用でき、滑車或
いはプーリとしてはチエーンやパーフオレーシヨン付き
ベルト等使用するものには所謂スプロケツト、ベルト状
のものを使用するものには所謂ドラム状のもの等が使用
できる。
以上本発明によれば原稿、感光体間の光路長、及びレン
ズ前後の光路長比を選択された倍率に対応して正確に補
正でき、またその際ワイヤ状部材に無理な負荷変動も与
えず、逆に原稿走査駆動手段からの無理な負荷が光路長
変更手段にもレンズにも伝達されないから、補正された
光路長、レンズ前後の光路長比は原稿走査時も正確に保
持される等、種々有用な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用できる電子写真複写装置、第2図
は本発明の一実施例の要部、第3図は光路長変換用プー
リの一例、第4図は変倍駆動手段の例、第5図、第6図
は走査制御手段の一例、第7図、第9図は本発明の一実
施例の制御手段の一例、第8図は光軸変位、第10図乃
至第13図は夫々本発明の更に他の実施例、を説明する
為の図である。 2は感光ドラム、13は原稿台、15は第1ミラー 1
6は第2ミラー、17はレンズ、22はガイドレール、
23は第1支持体、24は第2支持体、25は動滑車、
26は第1駆動プーリ、27は定滑車、28,29は変
倍用変位プ一1ハ32は第1ワイヤ、33は第2駆動プ
ーリ、34は定滑車、35は第2ワイヤ、36はレバー
171はレンズ支持体、174はワイヤ、301は変倍
用プーリ支持体、304はワイヤ、363はカム、36
4はモータである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1反射手段を支持した第1支持体と、第2反射手
    段を支持した第2支持体と、第2支持体に設けられた動
    プーリ手段と、駆動プーリ手段と、 上記第1、第2反射手段を1:1/2の速度比で移動さ
    せて原稿を走査する為に、上記動プーリ手段、駆動プー
    リ手段に夫々巻き掛けられ、かつ上記第1支持体に固定
    されたワイヤ手段と、ワイヤを掛けて方向転換する、変
    位可能なワイヤ方向転換手段であつて、上記ワイヤ手段
    が上記第1支持体への固定部に関する一方の側の部分と
    他方の側の部分とで夫々反対方向から掛けられたワイヤ
    方向転換手段と、前記第1、第2反射手段で走査された
    原稿の像を感光体に結像するレンズを支持した、変位可
    能な第3支持体と、上記ワイヤ方向転換手段と第3支持
    体とを同一の駆動源に機械的に連結する変倍駆動力伝達
    手段と、を備え、上記駆動源を作動して上記変倍駆動力
    伝達手段により前記ワイヤ方向転換手段と第3支持体と
    を夫々選択された倍率に対応する位置まで移動させ、前
    記第1、第2反射手段の相対的位置関係を変更して光路
    長を選択された倍率に対応する長さに変更するとともに
    前記レンズを選択された倍率に対応した位置に変位する
    ようにしたことを特徴とする可変倍複写装置。 2 前記ワイヤ方向転換手段は、前記ワイヤ手段の、前
    記第1支持体への固定部に関して一方の側の部分が掛け
    られる第1プーリと他方の側が掛けられる第2プーリと
    を有している特許請求の範囲第1項記載の可変倍複写装
    置。 3 前記第1、第2プーリは前記変倍駆動力伝達手段に
    連結された同一の支持手段に支持されており、一体的に
    移動される特許請求の範囲第2項記載の可変倍複写装置
    。 4 前記駆動プーリ手段が前記ワイヤ手段を駆動する速
    度は選択された倍率に対応して変更される特許請求の範
    囲第1項、第2項、又は第3項記載の可変倍複写装置。 5 前記感光体の移動速度は選択された倍率に対応して
    変更される特許請求の範囲第1項、第2項、又は第3項
    記載の可変倍複写装置。
JP3562182A 1982-03-05 1982-03-05 可変倍複写装置 Expired JPS5917407B2 (ja)

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