JPS59162494A - 不整壁面に用いる吸着盤を付したブラシ除染機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子炉設備における壁面の除染機に閃するもの
である。

従来原子炉設備で汚染された壁面を除染する際、真空吸
着盤を備えた自走車台に回転ブラシを設け、剛毛の圧着
研摩により、除染する装置はしられている（たとえば特
開昭５５−１２１１９８号参照）。この除染装置はブラ
シや吸着盤の壁面形状への相似性を要するので、曲率の
異なる壁面ではその都度それに合ったものに取替えられ
るよう、複数の除染装置を用意しておかねばならなかっ
た。ところが原子炉設備では、限定された作業環境下で
の仕事のため、小型で軽量、かつ単一の作業機であるこ
とか要望されている。

本発明はこのような要望をみたすことのできる壁面除染
機を提供するもので、その構成を要約すると次の如くで
ある。即ち吸着盤だけを交換可能とし、壁面の曲率に合
ったものとすることができるようにしたこと、ブラシを
壁面の曲率の変化に対応させるため、長毛で可撓性のも
のにしたこと、そして従来の剛毛の場合にはその押付は
弾性で壁面を押圧研摩していたのを回転の遠心力で毛先
を立てて壁面を研摩するようにしたことを特徴とするも
のである。

以下図に示す実施例について説明する。さて、壁面除染
機の・主要部は車台１の脚部を支える４個の駆動輪２と
、車台１を壁面乙に吸着保持する吸着盤４と車台１に支
持された長毛ブラシ５とて構成されている。

車台１に取付けた長毛ブラシ５は数１０％の研摩材を混
合成形した太さ１龍以下のナイロン糸で、静止時は壁に
そって垂れている。しかしブラシモータ７が駆動される
と、遠心力で放射方向に向って長毛は立ち、壁面の形状
にそって表面をなでるようにして研摩除染する。なお図
示されていないが、長毛ブラシ５の周囲には水噴射ノズ
ルと飛散水防止フードが設けられている。

長毛ブラシ５はその可撓性で研摩除染の壁面への接触性
が非常によいが、壁面曲率の大きな変更に対してはブラ
シセツティング用調整器８でブラシホルダ１０の角度を
変えることによって調整する。

この場合テンションプーリー９によって駆動ベルトの張
力も調整する。

吸着盤４はブロワ−モータ１１によって駆動されるブロ
ワ−１２で真空排気されるが、壁面３との摺動気密性を
保つため、周縁部は壁面曲率に対応する複数種のものを
準備しておくものとする。

１３は固定リングで、車台１に固定され、該固定リング
１３に吸着リング１４が摺動可能にとりつけられている
。吸着リング１４の周囲には弾性体よりなる複数枚の吸
着リーフ１５がとりつけられている。

なお固定リング１３と吸着リング１４の摺動面はクロム
メッキをして平滑にしておくとよい。

固定リング１３の上部（第２図参照）の車台１側にバネ
ガイド１６が設けられ、この中にバネ１７が嵌まってい
る。バネガイド１６に対応する吸着リング１４側にはば
ね受１８を設け、該ばね受１８の中心部に吸着盤保持ボ
ルト２０が固着されている。従って吸着リング１４はば
ね１７を介して上下動可能に骨性保持されている。なお
吸着盤４の位置とばね力はばねガイドの上端に螺合する
キャップ１９とこれを貫通する吸着盤保持ボルト２０の
ナツト２１によって調節する。

かくして垂直壁の場合は、ブロワ１２の真空負圧が吸着
盤４の面積に及ぼす吸着力からばね力を差引いた力で車
台１が壁面に押しつけられる。この状態で駆動輪２の牽
引力と長毛ブラシ５の反力を保持している。

又強力な吸引力全組るため、強力なブロワモータ１１と
ブロワ１２を床面に設置し、吸引負圧をホースで車台１
に直接与えてもよい。

以上の如くであるから単一機で各種曲率の壁面の除染を
行うことができる。すなわち着脱可能な吸着盤４の着脱
のみでよいので、簡単に行うことができる。

又曲率が同じ曲面でも、この中には小さな凹凸、たとえ
ば溶接個所、ひずみ個所、小孔、あるいは取付座などが
あるが、本発明によれば、長毛ブラシの遠心力による叩
打作用（叩き研磨）で凹凸の隅々まで清いに除染できる
。　　　　゛さらに、除染機は吸着盤を複数用意するだ
けでよいので、除染機の品揃え数が少くてよく、シかも
装置の小型化、軽量化が可能である。従ってきわめて経
済的な除染機を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る壁面除染機の側面図。 第２図は第１図の■矢視部詳細断面図である０図におい
て； １　車　台　　　　　　２　駆動輪 ３　壁　面　　　　　　４　吸着盤 ５　長毛ブラシ　　　　６　駆動モータ７　　ブラシモ
ータ ８　ブラシセツティング用調整器 ９　テンションプーリ　　１０　　ブラシホルダ１１　
　ブロワ−モータ　　　１２　　ブロワ−１３固定リン
グ　　　　１４　　吸着リング１５　　吸着リーフ１６
　　ばねガイド１７　　ばね　　　　　　　１８　　ば
ね受１９　　キャップ　　　　　　２ｏ　　吸着盤保持
ボルト２１　　ナツト 以　　上 出願人　株式会社　原子力代行 代理人　弁理士　大　橋　　勇 手続補正書（壇発） 昭和５８年４月２１日 特許庁長官若杉和夫　　殿 １、事件の表示 昭和５８年特許　　願第５６５９８号 ２・発明の名称　壁面除染機 ３、　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 フリガナ 住　所　　東京都中央区銀座５丁目５番１２号氏　名（
名称）　株式会社　原子力代行４、代理人 住　所　　東京都港区西新橋１−９−１０相原ビル５、
補正命令の目付 ６、　補正により増加する発明の数 ７、補正の対象 補正事項（特願昭５８−３６５９８） 明細書第６ページ第１４行 「清い」を 「きれい」とする。 以　　上 出願人　株式会社原子カ代行 代理人　弁理士大　橋　　勇

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 壁面への吸着盤と、駆動輪とを備えた自走車台に回転可
   能かつ取付角度調整可能な可撓性の長毛ブラシを設け、
   かつ前記吸着盤を壁面形状に合わせて交換着脱可能にし
   たことを特徴とする壁面除染機。