JPS59160553A - 電気集塵装置碍子用パ−ジガスの吹込み方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気集塵装置碍子用パージガスの吹込み方法に
関するものである。

電気集塵装置は、放電極と呼ばれるコロナ発生装置と、
集電極と呼ばれる電荷を帯びたダストを集める機能とを
もった２種類の電極をそなえている。

放電極に・は、一般に致方ボルトの電圧が印加されてい
るため、電気的に集塵装置のケーシングを絶縁している
ことが必要である。

このため、ケーシングは、その上部に設置ノられた吊下
げ碍子と呼ばれる耐高電圧用碍子によって支持され、絶
縁されている。

この碍子に、電気集塵装置へ導かれてくる煤塵および水
分などを含んだ排ガス中の煤塵等が付着することによっ
て絶縁不良となり、付着した煤塵等を介して電流が流れ
ることによって破壊される場合がある。

このような欠点を除去するだめに、パージガスが用いら
れる。

パージガスの機能としては、つぎの２点があげられる。

第１の機能は、処理ガス中に水分または、これと同等な
凝縮しやすいガス成分が碍子と接触することによって露
結することを防止するため、碍子の表面温度を露点以上
に保つことである。

第２の機能は、碍子表面に煤塵が付着することを防止す
ることである。とくに、煤塵がカーボンのように電気砥
抗値が低い場合には、この配慮が必要である。

このような機能を達成させるために従来においては、碍
子を覆う碍子箱の内部に加熱した空気を吹き込んでいた
。

ところが、パージガスの機能は、集塵装置内のダストが
碍子の内面に舞い上がって付着することを防止すること
にあるので、一定量以上の流量がないと、その目的は果
たすことができない。

この流量は一般に碍子１個あたり約２０Ｏｎ＋’／ｈ程
度であるが、厳しい公害規制値を達成するためには、集
塵装置の設計は処理ガス量の多少にかかわらず、処理ガ
スの流れる方向の集塵距離を長くし、さらに放電極間を
独立させているため、碍子の数はこれに比例して増大す
る。この結果、使用するパージガスの量は数千′１Ｔ１
３／ｈに増加し、処理ガス量は少ない場合には、設計上
無視しえない聞となり、エネルギの浪費となっていた。

本発明は以上のような事情に鑑みなされたもので、パー
ジガスのもつ機能を１−分に確保しつつ、合理的な方法
で吹込み、パージガスの量を減少させることができる電
気集塵装置碍子用パージガスの吹込み方法を提供するこ
とを目的としている。

以下、本発明を実施した一実施例を図面にもとづいて詳
細に説明する。

第１図ないし第３図は本発明を適用した電気集塵装置を
説明するものである。

本図において符号１で示すものは電気集塵装置のケーシ
ング刃ある。ケーシング１内には放電極２および３が配
置されている。それぞれの放電極２．３の下側には集塵
されたダストを排出するホッパ４．４が設けられている
。

放電極２．３はハンガーボルト５によって碍゛子６を介
して吊り下げられている。

この碍子取付は部の構造を第２図を用いて説明する。

碍子６の上端には取付板７が固定されており、この取付
板７にハンガーボルト５の上端がナツト８によって固定
されている。このナツト８によって接続端子９が一体的
に同定されており、放電極２．３への電流の供給は図示
していないリード線を介して接続端子９、ハンガーボル
ト５を通り、なされる。

碍子６はケーシング１の上部に設けられた碍子箱１０に
よって覆われている。碍子箱１ｏの上端部の側面にはパ
ージガスの入口ノズル１１が設けられており、その内側
には分散板１２が設けられている。

この分散板１２により、パージガスが碍子箱１０内に分
散される。

碍子箱１０内の一部にはヒータ１３が設けられており、
碍子の温度を露点以上に保つ役目を果している。このヒ
ータ１３の熱源は、電気でも蒸気でもよく、また、碍子
箱の外に別置されていてもよい。

碍子６の下側には電気集塵装置のケーシング１の裏面に
取付は金具１４を介してシュラウド１５が固定されてい
る。シュラウド１５はパージガスの流入管であり、その
内径はハンガーボルト５の外面との門でスパークが生じ
ない程度に保たれている。

シュラウド１５の途中にはノズル１６が取付けられてお
り、図示していない配管を介してパージガスが吹込まれ
る。

このノズル１６は第３図からも明らかなように、円筒状
のシュラウド１５に対して接線方向となるように取付け
られている。

なお、パージガスは一般に空気を使用しているために、
パージエヤ、または吹込み空気とも呼ばれている。

つぎに、以上のように構成された本実施例のパージガス
の動きについて説明する。

パージガスは、ノズル１１．１６から吹込まれる。ノズ
ル１１から吹込まれたガスは、分散板１２に当って碍子
箱１０内に分散し、取付板７に形成された透孔７ａより
碍子６内を経てシュラウド１５内へ導かれる。

一方、シュラウド１５に設けられたノズル１６から供給
されたパージガスは、接線方向に吹込まれるため、シュ
ラウド１５内を渦巻き状に流れ、透孔７ａから吹込まれ
たパージガスとともにシュラウド１５の下端から排出さ
れる。

このノズル１６から吹込まれるパージガスの旋回流は、
シュラウド１５の下端から導かれる装置内のガスがシュ
ラウド１５内へ進入するのを防ぎ、碍子側にダストが付
着しないようにする。

また、ヒータ１３によって碍子箱１０内の露点温度以上
に保たれているため、碍子６には露結が生じない。

以上の説明から明らかなように本発明によれば、シュラ
ウド１５内にパージガスを旋回流として導入する方法を
採用しているので、この旋回流がシララウド１５および
碍子６内へのダストの進入を防ぎ、碍子６に対するダス
トのイ」着を防止することができる。

この旋回流を生じさせるためのパージガスの量は、わず
かで済むため、大違のパージガスを導く配管構造等は不
要となる。

さらに、碍子内に導かれるパージガスは、ヒータにより
露点温度以上に加熱されているため、水分等の露結を防
止し、絶縁破壊が生Ｃることがない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の方法を実施した一実施例を適用した電気集
塵装置の要部を示すものである。第１図は装置の縦断正
面図、第２図は本発明を実施した一実施例の縦断正面図
、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図である。 １は電気集塵機のケーシング、２および３は放電極、４
はホッパ、５はハンガーボルト、６は碍子、７Ｉよ碍子
の取付は板、７ａは取付は板の透孔、８はナツト、９は
接続端子、１０は碍子箱、１１．１６はノズル、１２は
分散板、１３はヒータ、１４は取付は金具、１５はシュ
ラウド 特許出願人　　　宇部興産株式会社 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 碍子を介して放電極を吊り下げ、碍子の下部にシュラウ
   ドを設けてハンガーボルトの周りを囲んだ電気集塵装置
   において、碍子内に上方からパージガスを吹込むととも
   に、シュラウドに対し接線方向からパージガスを導き、
   シュラウド内に旋回流を生じさせ、ダストの碍子側への
   進入を防止することを特徴とする電気集塵装置用パージ
   ガスの吹込み方法。