JPS59149849A - 大型移動式クロ−ラ・クレ−ン旋回用タ−ンテ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は、例えば原子力発電プラントのような大型プロ
ジェクト建設において、大重量機器の据付けに使用され
る大型移動式クローラ・クレーンのクローラを効率的に
回転させるだめのターン・テーブルに関するものである
。

（従来技術） 建設現場における機器の据付けに際して、近年機器の大
型ブロック・モジュール化が進められ、１００ｔｏｎを
超える大重量機器の搬入が行われている。これらの重量
物をガイデリック、スチフレグデリック、ジンポール等
で揚重するのが普通であるが、これらの揚重機は機動性
に乏しく、またカウンター・ウエート、アンカー等の準
備に多大な労力と経費を袈する欠点があるため、液近で
はこれに代って大型移動式クローラ・クレーンが使用さ
れるようになった。しかし、この大型移動式クローラ・
クレーンは、吊上物重量及びカウンター重量を含めると
、クレーン旋回中心直下におけるクローラ下部の接地圧
が３０〜４０　ｔｏｎ／−になυ、このため、左右のキ
ャタピラを反対方向に駆動してクローラ自身を９０°回
転させるピボットターンの際に動力源からキャタピラに
力を伝達するチェーンを破断する可能性があり、またク
ローラ・クレーンの定格最大荷重を吊上げた状態でのク
ローラ自身の回転は不０Ｔ能であるため作業時間効率が
著しく悪くなる。

（発明の目的） 本発明は、上記のような問題を解決するためになされた
ものであって、大重量機器を吊上げたままクローラを乗
せて回転させるために予め計画された位置に設置するに
適した大型移動式クローラ・クレーン旋回用ターンテー
ブルを提供することを目的とする。

（発明の概賛） 本発明による大型移動式クローラ・クレーン旋回用ター
ンテーブルは、該クレーンの旋回中心直下におけるクロ
ーラを載置するだめの回転可能な円形の上面テーブルと
、固定の下部円盤と、両者を中心部にて回転自在に結合
する中心軸受部と、上面テーブル及び下部円盤の間に挾
まれた多数のベアリング転動体とからなることを特徴と
するものである。

（発明の実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は大型移動式クローラ・クレーン１を使用して例
えば原子炉圧力容器２を吊り上げ、原子炉建屋３に搬入
する様子を示している。この場合、クレーン旋回中心直
下における前部クローラ４の前進方向が据付中心から外
れている時は、前部クローラ４をそのキャタピラごと９
０°回転させるピボットターンを行って後部クローラ４
′を中心にクレーン全体を旋回する必要がある。しかし
先に述べたように定格荷重に近い負荷を吊り上げたまま
での前部クローラ４自身のピボットターンは、大きな接
地圧のため不可能である。

そこで、本発明では、第２図に示すような旋回用ターン
・テーブル５を予め計画された場所の地面６に設置し、
この上に前部クローラ４を乗せて９０°回転させるので
ある。

なお、後部クローラ４′は前部クローラ４に比べてその
接地圧ははるかに小さいので、９０°回転後における前
部クローラ４の移動に１祭し、後部クローラ４′はそれ
自身を中心として容易に回転することができる。

旋回用ターンテーブル５は、第３図に詳却１断面図とし
て示したように、回転可能な上面テーブル７、その中心
軸８、固定された下部円盤９、中心軸８を受ける下部円
盤９に設けた軸受１０゜上面テーブル７と下部円盤９の
間に配置された多数の鋼球１１、これら鋼球を保持する
ために下部円盤９に設けた内外保持リング１２．１３と
からなり立っている。第４図は第３図の線Ａ−Ａで見た
平面図である。大型移動式クレーン１のクローラ４を上
面テーブル７に乗せると、その荷重は鋼球１１と軸受１
０にかかる。鋼球１１及び軸受１０は油又はグリース等
で被膜されており、クローラを乗せた状態で上面テーブ
ル７は容易に円滑に回転が可能である。なお、鋼球の代
りに、他のベアリング転動体たとえば適当なローラを用
いることも可能である。

鋼球１１は、第３図及び第４図では規則正しくリング状
に配列しであるが、内側リング１２を除去し、テーブル
全面に亘って多数の鋼球１１をリテーナで保持し配置し
てもよい。

第５図は上面テーブル７金外部からの動力源を使用して
回転させる手段を示す。動力源１４からギヤ１５、軸１
６を介してギヤ１７を回転させ、このギヤ１７を上面テ
ーブル７０周縁に予め形成された歯と噛み合わせること
により上面テーブル７を回転させる。１８は軸１６の支
持体である。

なお、外部からの動力源の代シにクローラ自身の動力源
を用いて上面テーブル７を回転させることも可能である
。

（発明の効果） 本発明によれば、大型移動式クローラ・クレーンが定格
最大荷重を吊り上げた状態のままでそのクローラを回転
させることが可能であシ、クローラ軌跡に拘束されるこ
となくクレーンの前後移動・旋回ができるようになるた
め作業性が著しく向上する。また従来では数回のピボッ
トターンを実施するとクローラに使用されているチェー
ンのピンが破断することが多かったが、本発明によれば
クローラをターンテーブル上で無理なく円滑にピボット
・ターンさせることができるのでそのような破断の心配
はなく、従ってピンの取換え等による作業功率の低下を
防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は大型移動式クローラ・クレーンを使用して機器
を建屋内に吊込む様子を示す。 第２図は本発明の一実施例になる大型移動式クレーン旋
回用ターンテーブルを使用して、クレーンのクローラを
回転している状況を示す。 第３図は第２図に示した旋回用ターン・テーブルの詳細
断面図である。 第４図は第３図のＡ−Ａで見た平面図である。 第５図は外部動力源を利用して旋回用ターン・テーブル
を回転する本発明の一実施例を示す。 １・・・大型移動式クローラ・クレーン２・・・吊場物
　　　　　３・・・建物４．４′・・・前部及び後部ク
ローラ ５・・・クレーン旋回用ターンテーブル６・・・地面　
　　　　　７・・・上面テーブル８・・・中心軸　　　
　　９・・・下部円盤１０・・・軸受　　　　　１１・
・・鋼球１２．１３・・・内外保持リング １４・・・動力源　　　１５．１７・・・歯車１６・・
・軸　　　　　１８・・・支持体第１図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 大型移動式クローラ・クレーンのクレーン旋回中心直下
   におけるクローラを載置するだめの回転可能な円形の上
   面テーブルと、固定の下部円盤と、両者を中心部にて回
   転自在に結合する中心軸受部と、該上面テーブル及び下
   部円盤の間に挾まれた多数のベアリング転動体とからな
   ることを特徴とする大型移動式クローラ・クレーン旋回
   用ターンテーブル。