JPS59149680A - ラインヒ−タの制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の技術分野〕 本発明は例えば保温用ヒータとして用いられているライ
ンヒータの改良した制御方法に関する。

し発明の技術的背景とその問題点〕 例えば蒸気管の保温用ラインヒータは、第１図に示すよ
うに蒸気が通る配管ｌの上の外周にラインヒータ線２を
巻き、その上を保温材３で被覆して構成し、これを電源
４に漏電しゃ断器５およびコンタクタ６を介して接続し
て使用していた。そしてこのラインヒータの温度を調整
するには、監視点Ｘに熱電対７を設けて温度を検出し、
その検出温度を入力とする温度コシトローラ８の指令で
、コンタクタ６をＯＮ　、ＯＦＦ　　制御してヒータ線
２に流れる電流を制御することによって行っていた。

またこの種の保温用ラインヒータしおいて、ラインヒー
タ線２に流れる電流による保温のための許容温度範囲を
熱電対７で監視している。しかし第１図のように監視点
Ｘが１個所であるため、部分的に許容温度範囲を逸脱す
るおそれがある。例えば配管１に流れる電流などの条件
により、〜管のへ区間は今まで通りの１００℃に保つよ
うに温度調整すればよいが、配管ｌのＢ区間においては
１５０°Ｃの温度に維持しなければならない事態が生じ
ることもある。

このような場合は、実際の温度が許容範囲を高く逸脱し
ているときには、ラインヒータ線２の巻回密度を低くす
るよう巻きなおす。また温度が低く逸脱してい不場合は
、ラインヒ〜り線２の巻回密度を高くなるよう巻きなお
す必要が出てくる。

このようにラインヒータ線２を巻きなおす際には、保温
材３をはがして行う必要があるため、今までの保温月３
が無駄になり、大巾な、コストアップになる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、許容温度の逸脱があってもラインヒー
タ線を巻きなおすことなく、ラインヒータ線の接続切替
えによって最適な許容温度に整定することのできるライ
ンヒータの制御方法を提供するにある。

Ｕ発明の概要９ 本発明によるラインヒータの制御方法は、複数区分のラ
インヒータ線を直列にして電源゛に接続し。

特定区分のラインヒータ線に対応する許容温度が逸脱し
たときは、その該当区分のラインヒータのみを電圧調整
用トランスを介して電源に接続して許容温度範囲壕で調
整することを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明によるラインヒータの制御方法をこの方法を
実施するラインヒータ装置を示す第２図および第３図に
ついて説明する。第２図および第３図において、第１図
と同一符号は同一部分を示すものである。甘ず第２図に
おいて、配管【の外周に巻いたラインヒータ線２は、区
間Ａを保温するラインヒータ線２ａと区間Ｂを、保温す
るラインヒータ線２ｂとをコネクタ９で接続して構成し
ている。

いま第２図において、ラインヒータ線２ａ１２ｂに通電
して配管ｌに対して保温作用を行わせている。そして保
温に対する許容温度は熱電対７によって温度を検出し、
この結果を温度コントローラ８に入力し、その温度設定
値に対応してコンタクタ６をＯＮ、ＯＦＦ制御する。こ
の保温作動中にもし区間Ｂのラインヒータ線２ｂに対応
する部分が許容温度範囲を逸脱した場合、ラインヒータ
線２ａ＋２ｂの間のコネクタ９をはずし、そして第３図
に示すように、許容温度範囲を逸脱したラインヒータ線
２ｂを電圧調整用トランス１０を介してコンタククロの
下流に接続する。残りのラインヒータ線２ａは今まで同
様に電源４に接続する。

接続の切替えの終ったラインヒータ線２ｂに対しては、
もし温度が低い方に逸脱した時には、トランス１０で昇
圧して許容温度になるように調整し、温度が高い方に逸
脱した場合は電圧を降圧して許容温度範囲になるように
調整する。どの温度調整の場合、許容温度範囲内かどう
かの検査は、検査用整定対の検出棒をさし込むことによ
って検知する。

なお、以上の実施例では、２個のラインヒータ線２ａ、
　２ｂに分割した場合を示しているが、さらに蝮数個の
ラインヒータにしてもよい。この場合は、目標の許容保
温温度範囲に入っているラインヒータに対してコネクタ
などにてそれぞれ電源に接続する。一方許容温度範囲を
逸脱するラインヒータし対しては、別々にコネクタなど
でラインヒータを接続してから１個の電圧調整用トラン
スを介して電源に接続してもよい。さらに以上の実施例
ではラインヒータで保温されるものが配管の場合を示し
たが、これは配管のみなら−ずシート状の保温物でもよ
い。

し発明の効果〕 以上のように本発明によれＣＪｏ、被保温対象物に核数
個のラインヒータ線をコネクタを介して巻きつけ、電源
系統に電圧調整用トランスを備えることにより、もし各
ラインヒータ線の保温区分に許容保温範囲の逸脱があれ
は、その該肖区分のラインヒータ線のみを電圧調整用ト
ランスを介して電源に接続すればよく、保温物およびラ
インヒータ線の巻きつけなどを損わず、ヒ・−夕線の接
続切替によって簡単に温度調整を行うことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来のラインヒータ装置を示す回路図、第２図
は本発明によるラインヒータの制御方法を実施するライ
ンヒータ装置を示す回路図、第３図は第２図のラインヒ
ータ装置に本発明の制御方法−と適用した場合の状態を
示す回路図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被保温対象物に複数区分のラインヒータ線を直列に接続
   して巻回し、このラインヒータ線を電源に接続して対象
   物を保温するラインヒータにおいて、前記ラインヒータ
   線の特定区分が許容温度を逸脱したときにその区分のラ
   インヒータ線のみを電圧調整用トランスを介して電源に
   接続することにより温度調整することを特徴とするライ
   ンヒータの制御方法。