JPS5912963Y2 - 減圧沸騰による液体微粒化装置 - Google Patents

減圧沸騰による液体微粒化装置

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JPS5912963Y2
JPS5912963Y2 JP13016480U JP13016480U JPS5912963Y2 JP S5912963 Y2 JPS5912963 Y2 JP S5912963Y2 JP 13016480 U JP13016480 U JP 13016480U JP 13016480 U JP13016480 U JP 13016480U JP S5912963 Y2 JPS5912963 Y2 JP S5912963Y2
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JP
Japan
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liquid
axis
reduced pressure
passage
atomization device
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Expired
Application number
JP13016480U
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JPS5755502U (ja
Inventor
洋史 早坂
善利 関口
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外部圧よりも加圧すると共に過熱状態にした液
体通路内から該通路端部に形成した絞り部を介して外部
へ液体を噴出させ、これによつゼ液体を減圧沸騰により
微粒化させる液体微粒化装置に関する。
従来の減圧沸騰による液体微粒化装置では、絞り部を直
接液体通路内に連通させであると共にその軸芯を液体通
路内の液体の流れ方向と平行にしてあり、液体通路内に
おける液体の過熱温度は、たとえば液体として水を用い
、大気圧下で噴射するとした場合には、沸点(100°
C)より40〜60°C以上(すなわち液温度は140
°〜160°C)必要であり、供給圧力と温度が高いも
のとなっていた。
そこで本考案は液体の微粒化を損うことなく過熱温度を
下げることができる装置を提供するものである。
以下、本考案の第1の実施例を第1図〜第3図に基づい
て説明する。
1は液体通路を構成する筒体、2は該筒体1の先端壁1
aの中央に形成された直径1mm程度のノズルであって
、該ノズル2の軸芯Aと筒体1の軸芯Bとは一致してい
る。
3は上記先端壁1aの内面に接当するスペーサであって
、このスペーサ3にはノズル2と筒体1内とを互いに連
通させる連通孔4を形成してあり、該連通孔4の軸芯C
をノズル2の軸芯Aに対してθ=45°傾斜させである
またノズル2の直径dと長さlとの比はl/d=3以上
とする。
上記構成において、使用液体として水を用い、この水を
加熱かつ加圧(4〜5kg/crfG) して筒体1内
を矢印り方向へ進ませて各ノズル2から通常401/h
で噴射させ、減圧沸騰させた場合における、噴射角度θ
と噴射温度との関係は本考案者の実験によれば第3図の
ようになる。
ここで遷移領域とは、噴流状態から完全な噴霧状態まで
の中間の状態で、噴流と噴霧とが同時に観察される状態
である。
第1の実施例では連通孔4の軸芯Cをθ=45°傾斜さ
せであるので、第3図のイに示すごとく噴射温度は11
0°C程度あればよいことになる。
なお第3図の口は従来例を示し、スペーサ3を有さす、
ノズル2の軸芯Aを筒体1の軸芯Cに対して平行させた
ものであって、噴射温度は140°C以上必要である。
連通孔4の軸芯Cを45°以上傾斜させていって、たと
えば第3図の八に示すごと<80°傾斜させた場合の噴
射温度はほぼ横ばいであって、110°C以上あればよ
いことになる。
本考案の第2の実施例を第4図および第5図に基づいて
説明する。
この実施例における連通孔4は、その軸芯Cをノズル2
の軸芯Aに対してθ=90°傾斜させである。
5はスペーサ3を貫通して連通孔4と筒体1内とを互い
に連通させる貫通孔である。
上記構成によれば、第3図の二に示すごとく噴射温度は
110°C以上あればよい。
なお連通孔4の軸芯Cを90°以上傾斜させても、噴射
温度は110゜C程度となるが、実用上、連通孔4の軸
芯Cを90゜以上傾斜させることはほとんどないので、
第3図では傾斜角度θが90°以上は省略した。
上記、第1、第2の実施例において、連通孔4の軸芯C
をノズル2の軸芯Aに対して45°〜90°傾斜させる
と、ノズル2の入口部に発生する流れの収縮部が大きく
なり、流れの減圧の程度が増加し、また渦巻のような二
次流れが生じ、ノズル2の出口部近くに減圧部が片寄る
ものである。
このため上記減圧部において気泡の発生と、その生長と
が容易となり、噴射温度を従来より下げても、減圧沸騰
による液体の微粒化が十分に生じるものである。
前記第1、第2の実施例では水を微粒化させる場合を例
に上げて説明したが、これに限定されるわけではなく、
灯油などの液体燃料を微粒化することもできるものであ
る。
この場合、下表に示すごとく、噴射温度を下げても煤塵
量を増加せず、微粒化が良好であることがわかる。
また両実施例では、ノズル2を1つ設けたが、2つ以上
設けてもよいのはいうまでもない。
以上述べたごとく本考案の減圧沸騰による液体微粒化装
置によれば、通路端部の内面に接当するスペーサに形成
した連通孔の軸芯を絞り部の軸芯に対して45°〜90
°傾斜させであるから、上記絞り部の入口に発生する流
れの収縮が大きくなり、流れの減圧程度が増加し、また
渦巻のような二次流れが生じ、絞り部の出口近くに減圧
部が片寄るものである。
このため上記減圧部において気泡の発生と、その生長と
が容易となり、噴射温度を従来より下げても、減圧沸騰
による液体の微粒化を十分に生じさせることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1の実施例を示し、第1図
は縦断面図、第2図は第1図のII −II矢視図、第
3図は液体の噴射温度と連通孔の傾斜角度との関係を示
すグラフである。 第4図および第5図は本考案の第2の実施例を示し、第
4図は縦断面図、第5図は第4図のV−■矢視図である
。 1・・・筒体(液体通路)、1a・・・先端壁(通路端
部)、2・・・ノズル(絞り部)、3・・・スペーサ、
4・・・連通孔、5・・・貫通孔、A−C・・・軸芯、
θ・・・傾斜角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部圧よりも加圧すると共に過熱状態にした液体通路内
    から該通路端部に形成した絞り部を介して外部へ液体を
    噴出させ、これによって液体を減圧沸騰により微粒化さ
    せる液体微粒化装置において、上記通路端部の内面に接
    当するスペーサを設け、該スペーサに上記絞り部と液体
    通路内とを互いに連通させる連通孔を設け、該連通孔の
    軸芯を絞り部の軸芯に対して45°〜90°傾斜させた
    ことを特徴とする減圧沸騰による液体微粒化装置。
JP13016480U 1980-09-11 1980-09-11 減圧沸騰による液体微粒化装置 Expired JPS5912963Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5755502U JPS5755502U (ja) 1982-04-01
JPS5912963Y2 true JPS5912963Y2 (ja) 1984-04-18

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