JPS5912875B2 - 可変吐出し量ピストンポンプにおけるトルク制限装置 - Google Patents

可変吐出し量ピストンポンプにおけるトルク制限装置

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JPS5912875B2
JPS5912875B2 JP48119363A JP11936373A JPS5912875B2 JP S5912875 B2 JPS5912875 B2 JP S5912875B2 JP 48119363 A JP48119363 A JP 48119363A JP 11936373 A JP11936373 A JP 11936373A JP S5912875 B2 JPS5912875 B2 JP S5912875B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトルク制限装置に係り、アキシャルプランジャ
ポンプを利用して形成されている。
本発明のトルク制限装置は、エンジンの回転出力を減速
して伝達するトランスミッション等ニ用いられる。
第10図は本発明装置の用いられているトランスミッシ
ョンを示している。
このトランスミッションにおいては、内燃機関等の左ン
ジンaを稼動させてその出力軸すを高速回転させ、その
回転を減速歯車群Cによって減速し、アキシャルプラン
ジャポンプdの駆動軸eを回転させる。
このアキシャルプランジャポンプdから吐出された流体
は、流路fを通ってアキシャルプランジャモータg内に
流入して回転させ、再び流路fを通ってアキシャルプラ
ンジャポンプdに還流する。
そして、アキシャルプランジャモータgの回転はクラッ
チhを介して出力軸iに伝達される。
本発明のトルク制限装置は、前記トランスミッションに
お℃・てエンジンaの出力軸すからアキシャルプランジ
ャモータgへ伝達される駆動トルクを予め設定した値に
保持するものであり、要すれば駆動トルクが設定値以上
になるとアキシャルプランジャポンプdからの流体の吐
出しを無くするようにして形成されている。
本発明を適用することのできるアキシャルプランジャポ
ンプの1つの形式は、回転シリンダブロック組立を有し
、その中に複数のピストンがシリンダブロックの軸線の
まわりに等間隔に配置されており、シリンダ内径は前記
の軸線に平行になっている。
シリンダブロックは駆動機構に対して、その駆動機構と
シリンダブロックとが同じ速度で回転するように連結さ
れている。
軸が回転するにつれて、任意の1つのピストンと開口面
との間の距離は絶えず変化する。
各ピストンは半回転の間は開口面から遠ざかる方向に動
作し、残り半回転の間は開口面に向って動作する。
吸引口からはピストンが遠ざかる場合に流体が吸引され
、吐出口からはピストンが近ず(場合に流体が吐出され
る。
本発明の目的は、簡単安価な製造が確保されるような便
利な形式のトルク制限装置であって、動力供給ユニット
からの利用可能ないかなるトルクにも適合するように、
現場での調整または制御を容易になすことができるよう
になっている、トルク制限装置を提供することにある。
本発明は、サーボモータピストンによって傾きを変化さ
せられる傾斜面と、駆動軸によって回転させられて内部
に装着された複数のピストンを前記傾斜面に沿て追従回
転せしめるシリンダロータと、アキシャルプランジャモ
ータに流路接続される吸引口および吐出し口とを備えた
アキシャルプランジャポンプを設け、 前記シリンダロータの回転によってジャーナル負荷が生
じる位置において、そのシリンダロータの外周面に向け
て供給する流体によりささえる2つの静水圧つりあいス
リッパを設け、 これらのスリッパに前記アキシャルプランジャポンプの
吐出し流体を前記供給流体として導び(ダクトを設け、 切換動作自在に内蔵されたスプール弁が通常位置にある
時には、前記アキシャルプランジャポンプの吐出し流体
を前記サーボモータピストンの駆動流体としてサーボシ
リンダの一方の接続点へ導びくとともに、このサーボシ
リンダの他方の接続点をために連通させ;前記スプール
弁が切換位置にある時には、前記吐出し流体を前記サー
ボシリンダの他方の接続点へ導びくとともに、前記一方
の接続点をアキシャルプランジャポンプの吸引口に連通
させるサーボ弁を設け、 前記アキシャルプランジャポンプの吐出し口から吐出さ
れた後に前記スリッパに達してジャーナル負荷とつり合
う圧力とされた流体の圧力が、予設定したトルク制限値
に相当する設定圧力より大きくなった時に前記サーボ弁
のスプール弁を通常位置から切換位置に切換動作せしめ
、その後前記流体の圧力が前記設定圧力より小さくなっ
た時に前記スプール弁を元位置に復位せしめるパイロッ
ト弁装置を設けた ことを特徴とするトルク制限装置にある。
一般に、第10図に示すように、アキシャルプランジャ
ポンプが動力伝動の目的に用いられる場合は、通常予設
定最大ポンプ吐出し量を調整するための手動制御装置を
設けるとともに吐出し量を0にする無効化装置(ove
rriding device )を設け、これによっ
て、一面過負荷に対して伝動機素を保護するために伝動
圧力が予定値を超えた場合にポンプ吐出し量を減少せし
めるとともに、他面ポンプを駆動する機関または電動機
の過負荷を防止するために駆動トルクが予定値を超えた
場合にポンプ吐出し量を減少せしめることが必要である
理論ポンプ駆動l・ルクはポンプ吐出し量と圧力差との
積であり、本発明のトルク制限装置はこの真実に基礎を
おいている。
従来のトルク制限装置は、ポンプの送出し圧力を受けて
サーボ弁を作動する1つのプランジャを包含し、これに
よりサーボモータを介してポンプ吐出し量を調整してお
り、前記プランジャの動作はサーボモータの動作に応答
するカムにより変動せしめられるばね負荷によって対抗
され、従って該ばね負荷はポンプ吐出し量に反比例する
ものである。
このようなトルク制限装置は複雑で製作費も高く、しか
もそれらはトルク動力計を組み込んだ特殊の試験設備に
よるのでなげれば正確に調整することができない。
このようなトルク制限装置はまた、絞りの開きの範囲を
通じて作動するガソリン機関の変動するトルクのような
、変動する有効トルクに適合する調和のとれた調整をす
ることができない。
本発明は、アキシャルプランジャポンプにおげろロータ
をささえるジャーナルの負荷はポンプ吐出し量と作動圧
力との積であり、従ってジャーナル負荷は理論駆動トル
クに比例するという、正しい判断に基礎をおいている。
本発明に従えば、前記のトルクに応答するジャーナル負
荷はスリッパによりある流体圧力に転換され、従ってそ
の流体圧力は理論ポンプ駆動トルクに比例する。
この圧力は、サーボ弁を作動してポンプ吐出し量を調整
するために、プランジャに付与されている予め設定され
た調整負荷例えば駆動トルクと反対方向からそのプラン
ジャに加えられる。
本発明は、種々なる動力セツティングのもとでの原動機
からの有効トルクに適合するようにポンプ駆動トルクに
変動を与え、それによって負荷を変動せしめるための新
規なる手段を包含する。
本発明は、特定の形式の静水圧つりあいスリッパについ
て記載はしたけれども、静水圧がトルク反応負荷をささ
えるものである限り、いかなる設計の静水圧つりあいス
リッパによっても等しく作動されるように適用し得るこ
とも勿論である。
他の制御装置に関する本発明の詳細な説明するために、
ある1つの適当な完全制御装置を記載はしたけれども、
本発明がかかる制御装置またはそれに用いたサーボモー
タの型式および細部に限定されるものでないこともまた
勿論である。
次に本発明の実施の態様の一例を添付図面について説明
する。
第1図は本発明に利用されるアキシャルプランジャポン
プの縦断面を示し、ポンプのシリンダロータ1は、平面
スリッパに対する玉継手3を持った符号2のようなプラ
ンジャを有する、9つの軸向きシリンダを包含し、前記
のスリッパは部分円筒素子10の可変角傾斜面4に支承
されるとともに、該傾斜面4に対しスリッパ保持板5に
よって接触保持されている。
シリンダロータ1は、第10図の駆動軸eに相当する駆
動軸8を介してスラスト軸受9に反作用する多数のばね
7によって、その開口面6に対して弾圧するようにして
装荷されている。
傾斜面4は、ハウジングの端ぷた11内に支承された部
分円筒素子10上にあり、かつ該傾斜面40角度は、部
分円筒素子10上に形成された歯とかみあうラック13
を介して、サーボモータピストン12′の動作によって
可変調整される。
このサーボモータピストン12は円筒素子10をどの方
向にも約20°の傾斜角まで回転せしめることができ、
それによって各プランジャ20行程および各開口を通る
流れの方向を変えることができる。
部分円筒素子10が図示の位置にありかつポンプが駆動
軸8の端から見て時計回りに駆動される場合・は、送出
しは第2図に示される口Aからになり、この口は以後前
進高圧口と呼ぶ。
また部分円筒素子10が反対方向に傾斜せしめられた場
合は、送出しは以後前進高圧口と呼ぷ口Bからとなる。
本発明においては、この部分円筒素子10は設定トルク
以内の平常運転中では必ず最大傾斜状態に保持され、設
定トルク以上になると傾斜を減少せしめられるように動
作する。
駆動軸8には高度のたわみ性が付与されており、従って
シリンダロータ1は平らな開口面6に対して自由に自動
調心されるようになっており、またシリンダロータ1は
4つの部分球面スリッパ14゜15.16によって所定
の位置に支承されている。
傾斜面4が図示の方向に傾斜している場合は、シリンダ
ロータ1におけるジャーナル負荷はスリッパ14にかか
る。
すなわち、各ピストン2を傾斜面4に向けて軸方向に押
圧するポンプ圧力は、傾斜面4においてその傾斜面4と
直角方向分力と鉛直下方向分力にと分けられる。
そして、この鉛直下方向分力の総和がジャーナル負荷と
して下方のスリッパ14に作用する。
これと反対に、傾斜面4が反対方向に傾斜せしめられた
場合は、ジャーナル負荷はスリッパ15にかかることに
なる。
また、シリンダロータには理論的に横向き荷重(第1図
の紙面垂直方向の荷重)はなく、よって第2図に部分断
面で示されるようなスリッパ16は、位置設定のために
のみ両側に配置されている。
スリッパ14と15とは、ジャーナル負荷に対して流体
静力学的につりあわされている。
すなわち、スリッパ14,150パツドとシリンダロー
タ1の外周面との間に形成される軸受は空間には流体が
接続点C,Dを通して供給される。
この流体はその軸受は空間からパッドとシリンダロータ
1との間の微小間隙を通ってポンプハウジング内に流入
し、シリンダローター1をスリッパ14゜150内面か
ら微小距離だけ浮上させる。
そして、この浮上距離はシリンダロータ1を通して各ス
リッパ14,15に付与されるジャーナル負荷の大きさ
に応じて変化せしめられる。
例えば、第1図のように傾斜面4が傾むいている場合に
は、シリンダロータ1が高速回転してスリッパ14に作
用するジャーナル負荷が大きいとスリッパ14からのシ
リンダロータ1の外周面の浮上距離が小さくなり、逆に
シリンダロータ1が低速回転してジャーナル負荷が小さ
いとその浮上距離が大きくなる。
そして、この浮上距離は稼動中のシリンダロータ1に作
用するトルク即ちジャーナル負荷と自動的につり合わせ
られて一定距離で定位する。
また、それらスリッパ14,15は、例えば、符号Cお
よびDを付した接続点を通して、制限オリフィス24ま
たは25を介して最高口AまたはBの圧力に連通される
各スリッパ14,150球面における封じ面積は、駆動
軸8の最大回転速度時に生じる最大ポンプ吐出し量にお
ける所要条件に対して十分な大きさのものである。
所要の流体静力学的つりあい圧力は、ポンプ吐出し量が
減少するにつれてしだいに口圧力よりも小さくなる。
このような状況のもとでは、スリッパ14,15はその
球面に小さなすきまかあ−って作動し、よって生ずる漏
れは制限オリフィス24,25に対応する圧力低下をも
たらす。
ポンプハウジングの内側は後述するように低圧口におけ
る圧力と同じ圧力に保持される。
従ってジャーナル負荷は高圧口圧力と低圧口圧力との圧
力差と傾斜面の角度のタンジェントどの積に比例する。
ポンプ駆動トルクも理論的にこれら2つの変数の積に比
例するから、各スリッパ14,15における静水圧は理
論駆動トルクに比例する。
本発明に従えば、負荷されたスリッパ14,15におけ
るこの静水圧は、後述するようにパイロット弁装置38
のプランジャ40に付与されてトルク制限装置に対する
信号として用いられる。
サーボシリンダの両端は符号EおよびFを付した接続点
で示され、また第1図および第2図において符号A、B
、C,D、EおよびFを付した各接続点は、第3図の制
御装置線図においても同じ符号を付して示されている。
第3図はスリッパ14,15の支承水圧k、圧力応答機
構を形成するサーボモータピストン12に導く圧力伝達
機構の全体を示しており、図において、低圧ポンプ17
はため18から液をくみ上げる。
その送出し圧力は低圧調整弁19のセツティングによっ
て制限される。
液はダクト81を通ってアキシャルプランジャポンプの
ノーウジングの内側に送り出され、かつその内側からダ
クト82を経て更に低圧口となるどちらかの口Aまたは
Bに逆止め弁20または21の一方を経て流入する。
時計回り前進状態のもとでは口Aが高圧側となり、口B
が低圧ポンプから逆止め弁20を経てチャージされる。
ポンプの口AおよびBからのダクトは、逆止め弁22お
よび23を有するとともにその下流側は相互に連絡され
ていて、選ばれた最高圧力本実施例では口Aの圧力を制
限器24および25を経て第1図について記載したよう
な接続点CおよびDを通してそれぞれスリッパ14およ
び15に供給する。
そして、一方のスリッパ14に供給された口Aの圧力は
ジャーナル負荷とつり合って支承静水圧となり、他方の
スリッパ15に供給された口Aの圧力を有する流体はシ
リンダロータ1の外周面との微小間隙を通してポンプノ
・ウジング内に流入し、ダクト82を経て口B側に流入
する。
そして、逆止め弁22および23からの選ばれた最高圧
力はダクトGを通して手動逆転弁26の中央回廊に供給
される。
この逆転弁26はまた上下の小さい回廊28,29と、
一端に向う中心穴とを有し、その中心穴は途中のパイロ
ット弁装置38を経てため18にダクト連絡されている
手動逆転弁26の・・ウジフグ2フ内に形成された2一
つの回廊28および29は、第3図状態にあるサーボ弁
30を介して伝動ポンプのサーボモータピストン12の
サーボシリンダに接続点EおよびFを通してそれぞれダ
クト連絡されている。
第3図において手動逆転弁26は中央回廊に導かれた最
高圧力を回廊28およびサーボ弁30を通してサーボモ
ータの接続点Eに供給する位置において示されており、
このときの接続点Fはサーボ弁30、回廊29およびパ
イロット弁装置38を経て前記のため18に接続されて
いる。
この接続状態においてはサーボモータピストン12を第
1図に示されるような最大ポンプ押しのけ量の位置に動
作せしめる。
一方、逆転弁26が第3図において上昇動作をすると、
接続点EとFとの圧力を逆転せしめてサーボモータピス
トン12を第3図において下方に移動させ他の極端位置
に動作せしめる。
また、サーボ弁30は口A、Bと接続点E、Fとの接続
状態を切換えるものであり、一端に拡大ピストン32を
有するスプール弁31を包含し、前記の拡大ピストン3
2は、シリンダ33内を上下往復動するとともに、ばね
34によって図示の位置と反対の方向即ち下方に弾圧さ
れている。
そのばね室とスプール弁31の遠隔端とは、ため18に
ダクト83を通して連絡されている。
低圧ポンプ17の送出し口は制限器35を介してシリン
ダ33にダクト接続されており、このシリンダ33内に
作動油を供給することによってスプール弁31を、手動
逆転弁26の動作に応答してサーボ弁30の作動に影響
を与えない図示の通常位置に、ばね34の負荷に抗して
動作せしめるようになっている。
また、このスプール弁31は下端方向に切換動作されて
最下端の切換位置に達すると、前記口A、Bと接続点E
、Fとの接続状態を切換える。
サーボ弁30の回廊36および3Tは、アキシャルプラ
ンジャポンプの口AおよびBにそれぞれダクト接続され
ている。
第3図の状態から後述するように、パイロット弁装置3
8の弁41,42のいずれかが開いて、シリンダ33が
ダクトK、パイロット弁装置38内およびダクトHを通
してため18に連結されれば、スプール弁31はばね3
4によりシリンダ33内の圧力媒体をため18へ排出せ
しめつつ図示の方向と反対の下方の切換位置に移動させ
られて、手動逆転弁26に接続されている回廊をしゃ断
するとともに、ポンプの口AおよびBを回廊36および
37を通してサーボモータシリンダの接続点FおよびE
にそれぞれ連通せしめる。
これにより接続点FおよびEに作用する圧力状態が第3
図の状態と逆転して、接続点F側のサーボモータシリン
ダが高圧となり、サーボモータピストン12が接続点E
側に移動し、傾斜面14の傾きを小さくし、ポンプの吐
出し量を減少せしめる。
しかし、ポンプ吐出し量はゼロとなるだけであり、口B
側を吐出側とすることはできない。
なぜならこれは、口Bを高圧口としなげればならないか
らである。
この作動は、手動逆転弁26が反対の位置に動作せしめ
られた場合も同様である。
そして、この逸走状態が継続すると(傾斜面の傾きをO
としたポンプ始動時においても同じ。
)、合口A、Bの圧力はパイロット弁装置38の合弁4
L42の調整ばね43,44による閉鎖力より小さくな
るので弁弁4L42は閉塞される。
そして、サーボ弁30のシリンダ33内に低圧ポンプ1
7からの圧力流体が充填されスプール弁31が上昇して
第3図の通常位置の状態に復位する。
そして、この時手動逆転弁26は同図に示すように前進
セツティングされているので、合口A。
Bの圧力がダクトG、手動逆転弁26、サーボ弁30を
通してサーボモータシリンダのE接続点に作用し、サー
ボモータピストン12がF接続点方向に押上げられ、傾
斜面14が部分円筒素子10とともに第1図の最大傾斜
方向に傾むいて行く。
これにより、口Aの方が高圧口となり、スリッパ14の
支承静水圧となる。
また、ポンプの逆時計回りに対しては、手動逆転弁26
を上に引上げて口AおよびBから回廊36および37へ
の接続を逆にしさえすればよいのである。
本発明のようにアキシャルプランジャポンプを用いてト
ルク制限装置を形成する場合には、ポンプの過負荷を防
止するために予定された最大圧力において傾斜面14の
傾きを0としてオフストロークとする(からまわりさせ
る)とともに、ポンプを駆動する動力設備の過負荷を防
止するために予定された最大ポンプ駆動トルクにおいて
オフストロークとするように、ポンプを失速せしめるた
めの手段を設けてトルク制限を行なうことが必要である
本実施例は駆動トルクが設定値以上となったときにオフ
ストロークとするためパイロット弁装置38を設けてい
る。
このパイロット弁装置38は、弁41および42に支承
された2つの小さいプランジャ39および40を有する
この2つの弁4L42は調整ばね43および44により
それらの座に閉弁するようにすなわち第3図において左
方向に押圧されて装荷されている。
駆動トルクを設定するためには弁42のみで十分に動作
するが、本実施例においてはポンプの吐出し圧力の最大
値をも制限するために他の弁41を設けている3一方の
弁42はサーボ弁30のシリンダ33に接続されたダク
)Kを開閉してため18と連通させるように形成されて
いる。
この弁42のプランジャ40には、スリッパ14もしく
は15の支承静水圧が高圧選択弁45およびダクトJを
通して開弁力として第3図右方に作用しており、この支
承静水圧が予設定圧力を越えたとき、すなわち駆動トル
クが予設定値(調整ばね44の第3図左方に向う弾力)
を越えた時に開弁されてポンプをオフストロークとする
この予設定値は調整ばね44の背部のねじを進退させて
ばねの押圧力を変えることにより行なう。
このパイロット弁装置38の吐出し室は前記のため18
に制限オリフィス51を通してダクト接続されている。
他方の弁41はサーボ弁30のシリンダ33に接続され
たダクトKを開閉するとともに、開弁じた時にはダクト
Kをため18と連通させるように形成されている。
この弁41は口AもしくはBの高圧が予設定した最大圧
力を越えた時に開弁されてポンプをオフストロークとす
る。
すなわち、口AもしくはBの高圧がダクトGを経て直接
プランジャ39に弁41の開弁力として第3図右方向に
作用するとともに、この開弁力に抗する調整ばね43の
第3図左方向に向う弾力が予設定した最大圧力の値とし
て閉弁力として作用せしめられている。
しかして調整ばね43の弾力を変えて最大圧力の予設定
値を適宜変更する。
次にこれらの弁4L42の動作を説明する。
口AおよびBからどちらか高い方の圧力がダクトGによ
ってプランジャ39の端に供給されるから、もしこの圧
力が過剰であれば弁41が開いてシリンダ33内の流体
をため18に逃し、前記のようにサーボシリンダの接続
点E、Fの圧力状態を逆転させてポンプをオフストロー
クにして失速せしめる。
一方、アキシャルプランジャポンプの吐出し流体の一部
は制限器24,25を通ってスリッパ14.15に到達
し、シリンダロータ1の回転を支承する。
そして、これらのスリッパ14および15における支承
静水圧のうち高い方が高圧選択弁45およびダクトJを
介してプランジャ40の端に通じている。
従ってこのプランジャ40はジャーナル負荷をささえて
いるいずれか一方のズリツバにおける静水圧(第3図に
おいては高圧のスリッパ14の圧力)に応答する。
この静水圧は理論駆動トルクに比例するゆえ、プランジ
ャ40を第3図右方た抑圧する力すなわち弁42の開弁
力はポンプの駆動トルクに応答する。
もしこの開弁力が圧力調整ばね44の弾力すなわち予設
定トルクより太きければ、弁42が開いてサーボ弁30
におけるシリンダ33内の流体をため18に逃し、前記
と同様にしてポンプの吐出し量を減少変動せしめてポン
プの駆動トルクを制限する。
このようにパイロット弁装置38はポンプの口Aもしく
はBの高圧力と、スリッパ14もしくは15の支承静水
圧に応答する駆動トルクとのいずれかが予設定値を越え
た場合に、ポンプをオフストロークとして、ポンプが過
剰動作しないようにすなわち駆動トルクを制限する。
そして、オフストロークの後スプール弁31が上昇して
第3図の通常位置状態に復位すると、再び接続点Eを通
して流体がサーボモータピストン12の下面に供給され
、このピストン12が上昇し、傾斜面14が第1図の最
大傾斜位置まで傾斜して行く。
また、本実施例では第3図のサーボモータピストン12
の部分にトルク制限装置の動作を安定化するカム49、
カムころ48およびピストン47が設けられている。
これは、ポンプの吐出し口AもしくはBがらの高圧によ
ってサーボモータピストン12を所定動作させてトルク
制限を行なう場合には、特にそのポンプの吐出し量が少
ないとき、すなわち口AもしくはBの高圧が低い場合に
はサーボモータピストン12を円滑かつ適正に動作させ
られないおそれがあるからである。
なぜなら、サーボモータピストン12の動作制御に用い
られる流体は、ポンプの吐出し量の一部分であり、その
圧力の変化率は流量が多い場合より少ない場合の方が大
きいこととなる。
ところが、このポンプの吐出し量の少ない部分すなわち
駆動トルクが小さい部分で最大トルク制限を行なうよう
に調整ばね43,440強度を調整すると、ちょっとし
た吐出圧力の上昇によっても直ちにいずれかの弁4L4
2が開いてポンプがオフストロークされてしまい、傾斜
面14が安定した傾きを維持できな℃・。
そこで本実施例では最大トルク制限が小さい場合には自
動的に合弁4L42の閉止力として作用するパイロット
弁装置38内の流体圧力を大きくするように形成してい
る。
更に説明すると、ピストン47はシリンダ50内を往復
動するものであり、その中心穴を通してポンプハウジン
グ内の圧力がその外方端部に供給されるので常に第3図
左方に押されている。
カムころ48はこのピストン47に押されてサーボモー
タピストン12の背面に形成されたカム49に接触せし
められている。
一方、ピストン47より左側の輪形シリンダ室はダクト
Lを通してパイロット弁装置38のばね室と制限オリフ
ィス51の上流側で連通している。
そして、カム49の形状は、サーボモータピストン12
が中間位置にあって部分円筒素子10が傾斜していない
場合にはピストン47がポンプハウジング内に大きく突
出して、このピストン47より左側の輪形シリンダ室の
容積を減少させ、一方サーボモータピストン12が最上
または最下位置にあって部分円筒素子10が最大に傾斜
している場合にはピストン47のポンプハウジング内へ
の突出長さを小さくしてこのピストン47より左側の輪
形シリンダ室の容積を増大させる形状とされている。
すなわちカム49はピストン47のポンプハウジング内
への突出長さと部分円筒素子10の傾斜量とを逆関数的
に関係せしめた形状とされている。
このピストン47とパイロット弁装置38およびスプー
ル弁31の関連動作を説明する。
今、駆動軸80回転数が小さく吐出し量も小さく、設定
最大トルクも小さいとする。
この場合にエンジンの出力が上昇して駆動軸8がより速
く回転し、この駆動トルクの上昇に伴なって最高吐出し
口Aから吐出し圧力が上昇し、スリッパ14における支
承静水圧も上昇し、高圧選択弁45およびダク)Jを通
してグランジャ40および42に作用する圧力が上昇し
、弁42が開弁する。
これによりサーボ弁30のシリンダ33内の圧力媒体が
ばね34に押圧されてダクトK、弁42を経てため18
に流出せ1−められ、スプール弁31が切換位置へ向け
て下降する。
これによりE、F接続点への口A、Bの接続状態が逆転
し、口Aが回廊36を通してF接続点に連結され、口B
が回廊37を通してE接続点に連結される。
これによりサーボモータピストン12が下降を開始し、
そのカム49とカムころ48を介して係合しているピス
トン47が第3図において左行する。
このピストン47の左行速度はカム49の形状に応じて
急速となる。
そしてシリンダ50からダク)Lを通して排出された圧
力媒体は、制限オリフィス51によりため18方向への
流出を絞られるため、パイロット弁装置38の封じピス
トン52,530ある室内に流入せしめられ、その室内
の圧力を上昇させる。
この圧力上昇により弁42を左方に押圧する閉弁力も上
昇し、弁42が閉弁される。
これによりダクトKを通じて行なわれていたシリンダ3
3内の圧力媒体のため18への排出が阻止され、スプー
ル弁31がバネ340弾力に抗して通常位置へ向けて上
昇し、回廊36の開口面積が除徐に絞られて行く。
これによりF接続点への口Aからの吐出し流体の送給量
も絞られてサーボモータピストン12の下降速度が減少
する。
そして終には、スプール弁31が第3図の通常位置状態
まで上昇して、E、F接続点への口A、Bの接続状態が
元の状態に戻り、サーボモータピストン12が完全にオ
フストロークとなる前に上昇して第3図の状態に戻り、
定常運転が再開される。
このようにしてポンプの吐出し量が少なくしかも設定ト
ルクも小さい場合においても、駆動トルクが設定トルク
に到達する度にサーボモータピストン12を完全にオフ
ストロークとさせることなしにポンプ作用を継続的に行
なうことができる。
次に、本実施例の動作をまとめて説明する。
エンジンの始動前において、手動逆転弁26、サーボ弁
30およびパイロット弁装置38は第3図の状態にあり
、サーボモータピストン12が中間位置にあるとする。
この状態でエンジンを始動させて駆動軸8を回転させる
とともに低圧ポンプ17を始動させる。
これによりシリンダロータ1がエンジンの回転速度に応
じた速度で回転する。
これにより口A、Bから若干の作動流体が流出し、ダク
トG、手動逆転弁26、サーボ弁30および接続点Eを
通してサーボモータピストン12の下方に送給され、サ
ーボモータピストン12を押上げる。
この押上げに伴って部分円筒素子10が第1図の方向に
傾斜して行き、口Aからの流出流体の圧力が更に上昇し
、これに伴ってサーボモータピストン12が更に急上昇
し、第1図および第3図の最頂部に達し、部分円筒素子
10が最大傾斜位置に達する。
この上昇時にサーボモータピストン12の上部の流体は
、接続点F、サーボ弁30、手動逆転弁26、パイロッ
ト弁38およびダクl−Hを通してため18へ排出され
る。
駆動軸80回転による駆動トルクが調整ばね44による
設定トルクより小さく、口Aから吐出し圧力が調整ばね
43による設定圧力より小さい場合には、部分円筒素子
10および傾斜面4が第1図のように最大傾斜位置に維
持されたままであり、口Aからの吐出し流体は流路接続
されたアキシャルプランジャモータに駆動流体として送
給され、そのアキシャルプランジャモータを回転させた
後に口B内へ吸込まれる。
また、エンジンの回転数が上昇して駆動軸8による駆動
トルクが上昇し、設定トルクより高(なると、弁42が
開弁されスプール弁31が切換位置まで下降して接続点
E、Fへの口A、Bの接続状態が逆転し、サーボモータ
ピストン12が下降し、オフストロークされる。
これにより、アキシャルプランジャモータへの作動油の
送給が停止され、アキシャルプランジャモータの過回転
が防止され、駆動トルクの伝達が設定トルク以内に保た
れる。
このようにポンプがオフストロークされると口Aからの
吐出し圧力が減少し、同時に高圧選択弁45およびダク
トJを経てプランジャ40へ作用するスリッパ14の静
水圧も減少し、調整ばね44の弾力より小さくなると弁
42が閉弁される。
これによりため18に連通していたダク)Kが閉じられ
、サーボ弁30のシリンダ33内に低圧ポンプ17から
送給されている作動油が流入し、スプール弁31がばね
340弾力に抗して押上げられ、第3図の通常位置状態
に復位し、サーボモータピストン12の接続点E、Fへ
の口A、Hの接続が第3図の状態に戻り、そのサーボモ
ータピストン12が上昇し、再びポンプの定常運転が開
始される。
また、ポンプの吐出し圧力が調整ばね43の予設定圧力
を越えた場合にも弁41が開き、前記と同様にしてポン
プがオフストロークとなり、その後吐出し圧力が予設定
圧力より低くなると弁41が閉じ、通常運転が再開され
る。
第4図は、第3図の手動逆転弁26およびサーボ弁30
に代って、吐出し量の手動制御を行なうことのできる1
つの弁を示す。
手動制御レバー54は、ハウジング56内の円筒状の日
付きスリーブ55を回転せしめる。
その日付きスリーブ55の内側の円柱状の回転弁素子5
7は手動制御レバー540反対側に扇形歯車58を有し
、この扇形歯車58は第1図の部分円筒素子10に付設
された歯車59、またはサーボモータピストン12上に
形成されたラックによって駆動される。
いずれの場合においても、その歯車58,59のあるハ
ウジング56内の歯車室はポンプバウシングの内側に連
通しており、低圧ポンプ17からの圧力を受けている。
この圧力は歯車59,58で駆動される回転弁素子57
0輪形面積上に作用し、かつ制限オリフィス61を経て
反対側にあるシリンダ60に連通される。
通常シリンダ60内のピストンは面積の差に基づいて作
用する圧力によって図示の位置に動作せしめられるが、
シリンダ60がため18に連通されたときは、歯車室内
の圧力よりシリンダ60内の圧力が低いので歯車59,
58で駆動される回転弁素子57は図かられかるように
左に移動せしめられる。
このシリンダ60は第3図のシリンダ33に相当し、逃
し弁は第3図のパイロット弁装置38について述べたそ
れらと同様であり、また接続には第3図の線図における
と全く同じである。
この弁を第4図、第7〜9図により更に説明する。
ハウジング56にはスリーブ55に面する内面に各日A
、B、E、F、G、Hに連通した環状溝56A、56B
、56E、56F、56G。
56Hが設げられている。
スリーブ55には各環状溝56A、56B、56E、5
6F、56G。
56Hに連通し、回転弁素子57に向けて直径方向に対
向して開口する連通孔55A、55B255E、55F
、55G、55Hが穿設されている。
そして第7図から第9図に示すように連通孔55Aと5
5B、55Eと55F、55Gと55Hとが同一位置に
90度の間隔に設けられている。
回転弁素子57には軸方向中心孔57aが設けられてお
り、この軸方向中心孔57aの右端はスリーブ55の内
部空間に開口し、左端は立上がり部57bを通してスリ
ーブ55の左端面部の輪形室55pに開口している。
また、回転弁素子57の軸方向中間部外周には、軸方向
に配列された連通孔55A、55B、55E、55F。
55G、55Hを相互に連通ずる4本の連通溝57cと
各連通孔55A・・・・・・55Hを閉塞する4箇所の
閉塞部57dを90度間隔に設けている。
符号AおよびBを付した口は、第3図のポンプの同じ符
号を付した口にダクト接続される。
符号EおよびFを付した口は第3図のサーボモータシリ
ンダの同じ符号を付した端にダクト接続される。
符号Gを付した口は、第3図に同じ符号を付した選ばれ
た最高圧力のダク)Gに接続される。
符号Hを付した口は前記のため18に接続され、またこ
の日Hは、回転弁素子57を包含するスリーブ55の右
端、および中心孔57aを通してスリーブ55の外径に
等しい直径を持った輪形室55pに常に開口している。
図示のような通常の作動位置においては、その位置から
弁スリーブ55を45度回転させると、サーボシリンダ
の口EおよびFを回転弁素子57の連通溝5γc、5γ
Cを介して選ばれた最高圧力の口Gまたはための口Hに
連通せしめる。
このような状態のもとでは口AおよびBは閉鎖されてい
る。
もし第3図における弁41または42のどちらカカ開か
れれば、それらの弁はシリンダ60をパイロット弁装置
38を通してため18に連通し、回転弁素子57を軸向
きに左側にすべらせる。
これは口HおよびGの連通溝57cとの連通を断ち、口
AおよびBを連通溝57cに開く。
従って口Aは口Fを経てサーボモータの一方のサーボシ
リンダに連通し、また口Bは口Eを経て他方のサーボシ
リンダに連通ずる。
かくしてこの弁は、第3図について述べたサーボ弁30
と同様に作動する。
トルク制限用の弁42に負荷するための調整ばね44に
は第3図のように調整ねじが付されている。
しかしながらこのねじを、原動機の制御装置に連続され
たカム軸により作動される押し棒によって置き換えれば
、ポンプ駆動トルクが原動機動力制御装置のセツティン
グの1つの関数となることは明らかである。
ポンプ駆動トルクを原動機動力制御装置のセツティング
の関数として制御する好ましい1つの方法は、所要のト
ルク線が原動機による有効トルク線と交さするまで、制
御トルクを原動機の速度の制御関数として増大せしめる
ことである。
このことは第5図における曲線によって例示される。
曲線a1〜a5は、ディーゼル機関の与えられた絞りの
開きまたは与え′られた燃料ポンプの流量に対する原動
機のトルク出力を示す。
曲線すは、機関速度の二乗に比例して増大するある負の
定数を持った制御トルク線を示し、従って機関速度が最
大機関速度の15%以下ではトルク負荷がゼロとなり、
また最大機関速度の40%においてトルク負荷は100
%に増大する。
機関の実際の制御条件は、曲線aと曲線すとの交さ点に
ある。
トルク制御に対して、曲線b1 は最小の制御セツテ
ィングを示し、また曲線b2は最大の制御セツティング
を示すものであるが、原動機動力の種種なる所要条件に
対しては、これら両限界間に他の任意の曲線を設けるこ
とができる。
これら所望の制御特性を得る1つの方法は第6図の弁装
置に示されており、この図にはトルクの制限を行なう弁
42、低圧ポンプ17、ため18、および低圧調整弁1
9が示されている。
この弁装置への接続点に付した文字のうち、Jはスリッ
パ14.15からのトルク応答静水圧:には第3図にお
けるサーボ弁装置30または第4図に示された装置に同
じ文字で表示されたパイロット圧力、そしてLは第3図
におけるシリンダ50からの安定化圧力を示す。
次に、この弁装置の動作を説明する。
この弁装置は、第3図のパイロット弁装置38において
弁42の閉弁力調整を調整ばね44のばね弾力を変化さ
せて行なっていたのを、エンジンの回転速度の変化に応
じて行なうようにしたものである。
エンジンによって回転駆動される低圧ポンプ11から吐
出された流体は、可変オリフィス62の上流側でピスト
ン63の右側シリンダ内に流入させられ、その可変オリ
フィス62の下流側でピストン63の左側シリンダ内に
流入させられる。
この可変オリフィス62の上流側圧力は下流側圧力より
高いので、この圧力差に基づいてピストン63がばね6
40弾力に抗して左行させられ弁42の閉弁力として作
用する。
従って、低圧ポンプ17の回転速度が大きくなると弁4
2の閉弁力すなわち予設定トルクも大きくなる。
この予設定トルクの大きさは、K1N2−に2 となる
ここで、Nはエンジンの回転速度であり、K1 は可変
オリフィス62のセツティングいかんによって変わる定
数、K2はばね64の強さからなる負の定数である。
この予設定トルクに1N2−に2は、Nを変数とする二
次曲線となり、K1゜K2の変化により第5図における
bl およびb2のような制御トルク線を与えることと
なる。
従って、Jに作用するスリッパ14または15の静水圧
が予設定トルクに、N”K2 より大きくなると弁4
2が開放される。
また、第3図におけるシリンダ50からダクトJを通し
て送給される圧力媒体が、第6図の弁装置において接続
点りを通して弁42を閉弁する方向に供給されるので、
前記と同様に予設定トルクが小さい場合でもポンプが安
定的に動作される。
このように本発明のトルク制限装置はエンジンからアキ
シャルプランジャモータへ伝達される駆動トルクを、確
実に予設定値以内とすることができ、過負荷状態での過
回転を防止することができ、信頼性が高い等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施の態様の一例を示す。 第1図は本発明を適用することができる種類のアキシャ
ルプランジャポンプの代表的なものの縦断面図、第2図
は第1図に示すポンプの固定口面の端面図、第3図は本
発明の1つの態様に従う圧力伝達機構の一例を線図式に
示した図、第4図はサーボ制御中の選ばれた他の形式を
示す図、第5図は本発明に従う機関速度に応当するトル
ク制限装置をグラフ式に示した図、第6図は第5図に示
される制御特性を得るための1つの方法を示す図、第7
図乃至第9図はそれぞれ第4図の7−7.81.9−9
矢視断面図、第10図はトルク制限装置を必要とするト
ランスミッションの一例ヲ示す説明図である。 1・・・・・・シリンダロータ、2・・・・・・ピスト
ン、4・・・・・・傾斜面、8・・・・・・駆動軸、1
2・・・・・・サーボモータピストン、14,15・・
・・・・スリッパ、26・・・・・・逆転弁、30・・
・・・・サーボ弁、31・・・・・・スプール弁、38
・・・・・・パイロット弁装置、57・・・・・・回転
弁素子、A、B、C,D・・・・・・口、d・・・・・
・アキシャルプランジャポンプ、g・・・・・・アキシ
ャルプランジャモータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サーボモータピストンによって傾きを変化させられ
    る傾斜面と、駆動軸によって回転させられて内部に装着
    された複数のピストンを前記傾斜面に沿て追従回転せし
    めるシリンダロータと、アキシャルプランジャモータに
    流路接続される吸引口および吐出し口とを備えたアキシ
    ャルプランジャポンプを設け、前記シリンダロータの回
    転によってジャーナル負荷が生じる位置において、−そ
    のシリンダロータの外周面に向けて供給する流体により
    ささえる2つの静水圧つりあいスリッパを設け、 これらのスリッパに前記アキシャルプランジャポンプの
    吐出し流体を前記供給流体として導び(ダクトを設け、 切換動作自在に内蔵されたスプール弁が通常位置にある
    時には、前記アキシャルプランジャポンプの吐出し流体
    を前記サーボモータピストンの駆動流体としてサーボシ
    リンダの一方の接続点へ導びくとともに、このサーボシ
    リンダの他方の接続点をために連通させ、前記スプール
    弁が切換位置にある時には、前記吐出し流体を前記サー
    ボシリンダの他方の接続点へ導び(とともに、前記一方
    の接続点をアキシャルプランジャポンプの吸引口に連通
    させるサーボ弁を設け、 前記アキシャルプランジャポンプの吐出し口から吐出さ
    れた後に前記スリッパに達してジャーナル負荷とつり合
    う圧力とされた流体の圧力が、予設定したトルク制限値
    に相当する設定圧力より大きくなった時に前記サーボ弁
    のスプール弁を通常位置から切換位置に切換動作せしめ
    、その後前記流体の圧力が前記設定圧力より小さくなっ
    た時に前記スプール弁を元位置に復位せしめるパイロッ
    ト弁装置を設けた ことを特徴とするトルク制限装置。
JP48119363A 1972-10-23 1973-10-23 可変吐出し量ピストンポンプにおけるトルク制限装置 Expired JPS5912875B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU9227272 1972-10-23
AU92272 1972-10-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS49133902A JPS49133902A (ja) 1974-12-23
JPS5912875B2 true JPS5912875B2 (ja) 1984-03-26

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ID=3764055

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JP48119363A Expired JPS5912875B2 (ja) 1972-10-23 1973-10-23 可変吐出し量ピストンポンプにおけるトルク制限装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424321U (ja) * 1977-07-20 1979-02-17

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JPS5424321U (ja) * 1977-07-20 1979-02-17

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