JPS59118709A - 効力を増強しかつ低毒化せしめた抗腫瘍組成物 - Google Patents

効力を増強しかつ低毒化せしめた抗腫瘍組成物

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JPS59118709A
JPS59118709A JP57229322A JP22932282A JPS59118709A JP S59118709 A JPS59118709 A JP S59118709A JP 57229322 A JP57229322 A JP 57229322A JP 22932282 A JP22932282 A JP 22932282A JP S59118709 A JPS59118709 A JP S59118709A
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JP
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adriamycin
sulfite
mutagenicity
daunomycin
test
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Yoshihide Suwa
芳秀 諏訪
Noriko Kiyota
清田 紀子
Hajime Yoshizumi
肇 吉栖
Shiro Senoo
妹尾 四郎
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Suntory Ltd
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Suntory Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/20Carbocyclic rings
    • C07H15/24Condensed ring systems having three or more rings
    • C07H15/252Naphthacene radicals, e.g. daunomycins, adriamycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K33/00Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
    • A61K33/04Sulfur, selenium or tellurium; Compounds thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、抗腫瘍性を有する化合物の活性の増強及び副
作用を軽減せしめるだめの組成物に関する。
背景技術 現在、癌治療薬としては、細胞内DNAに反応する薬剤
が主流である。しかし、こうしたDNAをアタックする
制癌剤は、6毒性、肝参性、腎毒性、造血障害などの副
作用を併い、壕だこれら制癌剤自身、突然変異原性を有
し、発癌性の証明されている薬剤(例えば、アドリアマ
イシン(Jdri−amycin)、ダウノマイシンC
Daunom’/cin) )もあり、治療後の二次的
発癌が問題とされている。従って、突然変異性を含む副
作用の軽減は、制癌剤開発、癌治療の主要な課題となっ
ている。
本発明者のひとりである諏訪は、コーヒーをはじめとす
る嗜好品中の突然変異性の不活性化に関する研究を行な
い、不活性化因子の発見とその応用として安全な嗜好品
、飲食品を提供する発明を開示した(特願昭56−14
4272)。ここでは、亜硫酸イオンもしくは、亜硫酸
水素イオンが、コーヒー、タバコタール、蒸留酒の突然
変異性を不活性化せしめる事実が開示されている。
本発明者らは、抗癌剤の突然変異原性の不活性化を目指
して研究を進め、アドリアマイシン、ダウンマイシンを
活性成分とする、突然変異原性を減少せしめた制癌剤組
成物の開発に成功した。更に、本発明によれば、突然変
異原性の軽減ばかりでなく、急性毒性の低下、抗癌活性
の著しい増強を認めるに至った。その結果、アドリアマ
イシンオたはダウンマイシン単独の場合に比べて有効投
与量減が拡大され、より効果的な癌治療を可能なものと
しだ。
発明の構成 本発明は、アドリアマイシンおよびダウノマイシンよシ
選択した制癌剤の抗腫瘍活性を増強せしめ、かつ毒性を
低下させる方法及び治療剤に関し、亜硫酸塩、酸性亜硫
酸塩、ピロ亜硫酸塩、亜ニチオン酸塩又は無水亜硫酸(
以下これらを亜硫酸化合物と称す)の群よシ選択した効
力増強・毒性軽減用化合物とあわせて投与することを包
含している。
アドリアマイシンは、ドキソルビシンとも呼ばれ(米国
特許3,590,028)、筐だ、ダウンマイシンはダ
ウノルビシンとモ呼ばれ(G BI、(XJ3,388
)、いずれもアントラサイクリン系の抗生物質である。
ターウノマイシンはストレプ・トマイセス・ビューセテ
イクス(Streptom1/ces petbcet
icrbs)の培養液から分離され(Af;rein、
C,5patla、A 。
DiMarco & G、Canevazzi:Gio
rn、Microbiol+IVo1.11,109,
1968)oアドリアマイシンは、最初ダウンマイシン
から合成され、引き続いてストレプトマイセス・ピュー
セテイクス(S、peuc e t i cus)のミ
ニータント(変異株)であるストレプトマイセス・ピュ
ーセテイクス・パル・カニシラス(S。
perbceticrbs caesius)から分離
された(F。
Arcamone、G、 Ca5sinelli、G、
Fantini、 A 。
Grein、P、0rezzi、C,Pol & C,
5palla:Biotech−nol、Bioeng
、、VolJl、 1101 、1969 )。副剤と
も、DNAと8塩基対に1分子の割合で結合しく 1n
tercalation)、DNAを鋳型とするRNA
およびDNAポリメラーゼ反応を阻害することが主な作
用機作と考えられている。寸だ、アグリコン部分のキノ
ンの還元酸化によって生ずるキノン・ラジカル(’AH
)や0;、’ORなどのフリーラジカル発生によるDN
A鎖切断も抗腫瘍性に寄与するとの報告もある。適応症
としては、急性あるいは慢性白血病、癌腫、肉腫、悪性
リンパj座などがある。しかし、副作用として、悪心、
嘔吐、発熱、脱毛、骨髄抑制などがあり、殊に心身性は
重篤な症状を呈するため、副剤に於いては副作用の軽減
が切望されている。
一方、亜硫酸イオン及び亜硫酸水素イオンは、生体内で
は言値アミノ酸の異化によっても生じ、ヒトが尿中に1
日に排泄する量は大人で約2gに及んでいるCInCl
n5tit of Food Technologis
tsand Cotnmittee on Pu、bl
ic Informotion。
Nulr、Rev、、Vol、84 、58 、 l 
976 )。丑だ、主に肝臓に存在するサルファイド・
オキシダーゼによる生体内の解毒機構が機能し、発癌性
のないことも度々証明されている(例、 Il、P、T
il、V、J。
Faron & A、P、De Groot:Food
 Cosmet、Toxicol。
Vojlo、291,463.1972)。壕だ、亜硫
酸化合物は、古来よシ飲食品中に添加されてきたが、1
981年に国立衛生試験所から発表された「染色体異常
を伴う食品添加物」のリストに含まれておらず、安全な
物質としての評価が高い。
本発明者らは、この安全性が実証されている亜硫酸化合
物を用いることによって、抗癌剤の突然変異原性、毒性
を低下せしめさらに抗腫瘍作用をも増強せしめたもので
ある。
アントラサイクリン系制癌剤と亜硫酸化合物を混合せし
める場合は、重量比で制癌剤1に対して、亜硫酸として
2以上900未満で混合することが好せしい。才だ、投
与する場合も同程度で良い。
これによって延命率(ILS ;%)は、アドリアマイ
シンまたはダウンマイシン単独に比べ著しく増加する。
本発明の最良の態様 実 施 例 1  抗癌剤の突然変異原性(以下、変異
原性と称す)の不活性化 変異原性及び変異原性抑制効果の測定方法(1)方法i
、エームス法(Ames test:B、N、Ayne
s。
J、Me Conn and E、Yamasaki:
MutationResea?Jch、Vol、81 
、347−364 、7.5 )による。本実験では、
エームス法の改良法であるブレインキュベーション法(
杉材、長屋;ケミカルミュータジエンス、第6巻李]9
頁、1981)を採用した。使用した菌株はヒスチジン
要求性のサルモネラタイフイミュリウム(Salmon
ella typhimurium)7’AlUO株及
びi’AI’j8株を用いた(以下”St  ’r11
00″″’5tTA98″と略す)方法11.インダク
テストm CInchbctest 11 :P。
Moreau、A、Ba1lone and R,De
voret:Proc、Na1l Acad、Sci、
USA 、 Vol、I’i!r 。
A10.8700−3704−76)による。不法はプ
ロファージλ銹導を指標とする変異原性試験である。使
用菌株は大腸菌(Ilscherichiacoli)
K’J、2r  envAuvrB(λ)、GY502
7株及びλインジケーター(1ndicater’J1
してGY4015株(AmpR)である。なお、本実験
では、再現性をよくするためインキュベーション時間を
速決の20分間から40分間に変えている。
(2)試料の調製 アドリアマイシン又はダウンマイシンは無菌蒸留水に溶
かした。一方、所定量の亜硫酸す) IJウム、亜硫酸
水素ナトリウム(酸性亜硫酸ナトリウム)、ヒロ亜硫酸
す) IJウム、亜ニチオン酸ナトリウム及び無水亜硫
酸を各々無菌蒸留水(以下同じ)に溶解し、両液を等量
混合した。混合液を直接又は蒸留水又は50%I)MS
O水溶液で希釈調製した後、総量100μlの試料とし
てテストした。
なお、対照としては、蒸留水50%DMSO水溶液、亜
硫酸化合物無添加の制癌剤を用いた。
(8)変異原性の測定 方法1.エームス法二前記(2)により得られた各試料
100μlに0.1 M IJン酸す) IJウム緩衝
液(pH7,4)及び100μβのサルモネラ菌前記T
AI00株あるいはTA98株菌液全菌液る。
この混合液を87℃で20分間振盪後、カリ熱溶解t、
7’v25dの軟寒天と混ぜ、0.1%ダルコー、y[
天プレートに拡げる。なお、本プレートにはあらかじめ
菌をプレート上で数回分裂させるのに必要な0.1μm
o l e /プレートのヒスチジンを加えておく。3
7℃で48時間静置後、プレート上の生存菌数当りのコ
ロニー数を復帰突然変異株として数える。この方法はサ
ルモネラ菌の栄養要求性を指標とする方法である。
方法11.  イングクテスト■二前(2)にょ勺得ら
れた各試料100蛯に0.IMIJン酸すトリウム緩衝
液(pH”7−4)及びIUOμEの大腸菌に12(前
記GY5 U 27株)菌液を加える。この混合液を遮
光して37℃で40分間振盪後、200μpのGY40
15株菌液及びg、5dの加熱溶解した軟寒天を加えよ
く混ぜてG 1’ −a、mpプレート(前ie Mo
 r e au呟 76)に1く。87℃で一晩静置後
、プレート上の溶菌理数を数えプロファージλ訪導活性
を測った。この方法は大腸菌のファージ誘導活性を指標
とする方法である。
結果と考察 寸ず、アドリアマイシンのサルモネラ・タイフィミュリ
ウム(S、typhinutrium)T A 98株
に対する変異原性が亜硫酸化合物の添加によってどう変
化するかを89ミツクス(mjx)(ラット肝ホモジネ
ート)との関係でしらべた。その結果、S9ミツクス(
mjz)非存在下では効果がない(第1図)が、S9ミ
ツクス(mjz)存在下では変異原性が約半分となった
(第2図)。このことは、亜硫酸化合物添加によシ肝j
臓における代謝群青化が促進されたことを意味するもの
である。
次に、アドリアマイシンの、ファージ誘導活性について
は、亜硫酸化合物添加によりS9ミツクス(mjz)の
存在を問わずこれを完全に不活性化した(第3図および
第4図)。エームスーテストとインダクテストにおける
結果の差は、両試験方法における突然変異機構の差によ
るものと考えられる。
第5図にアドリアマイシンの変異原性を低下させるに要
する亜硫酸水素イオンの量(アドリアマイシン対亜硫酸
水素ナトリウムのモル比)を示した。それによると、S
’9ミックスCm1x)非存在下に亜硫酸水素イオンは
アドリアマイシンlに対し、0.2ですでに変異原性に
対する不活性化効果を示した。しかし、完全な不活性化
のためには少なくとも10(@濃度(M/M )の亜v
L?R水素イオンが必要であることがわかった。
次にダウノマイシンの変異原性に対する亜硫酸化合物の
効果を示した。ツルモイ・う・タイフィミュリウム(S
 、 t’/ph、imurium)T A 98株を
用いたニームステストでは、S9ミツクス(4+ziπ
)非存在下では約50%、S9ミツクス(rrti x
 )存在下では約85チの変異原性を不活性化した(第
6図及び第7図)。また、インダクテストにおいては、
アドリアマイシンの場合と同様、亜硫酸化合物はダウン
マイシンのファージ誘導活性を89ミツクス(mj幻の
存在の有無を問わず完全に不活性化した(第8図及び第
9図)。
上記実験において、亜硫酸塩は試験に用いた菌の生育を
実験した濃度では阻害しておらず、変異原性の減少は試
験菌株の死滅によるものではない。
他方、第1図、第3図及び第4図、第6図及び第7図に
見される、アントラキノン不払、癌剤自体の変異原性が
高投与量で低下しているように見えるが、これは両制癌
剤が試験菌株に細胞毒性を有していることによる菌の生
存個数減少のための見かけ上の変異原性低下である。
なお、上記の変異原性不活性化作用は硫酸イオンにはみ
とめられない。
実 施 例 2  抗癌剤の毒性の低下毒性の測定 実験動物としては、雄のCD−1(ICR)マウス、1
2週令命用いた。動物飼育室の温度は、23℃(±8℃
)で相対湿度は30〜70チである。照明は人工照明に
て12時間間隔で点滅を行なった。給餌はCE−2(日
本タレア@)を与え水は自由に摂取させた。
投与方法は被験物質を蒸留水に溶解し、腹腔内投与した
。投与用量はlOd/にgである。
結果と考察 (1)  まf、20my/qのアドリアマイシンを8
日間連続して腹腔内投与した雄のCD−’J−マウス1
2頭を対照群として、アドリアマイシン投与前80分、
投与後1時間に亜硫酸水素ナトリウム(58,81n9
7に9 )水溶液を投与した群(12頭)の生存曲線を
第1O図に示した。
第10図に示した各群のマウスの生存日数から、即値酸
水素ナトリウムの効果をt検定Vこて判定したところ、
信頼度90%て有意に毒性を低下させた。
すなわち、上記を検定は次のように行なった二呼ず各マ
ウスの生存日数を次表に−まとめた。
B−Aは正規分布N(μ、σ2)に従うと考えられる。
仮説をAX Bが同じとすれば H:μ−〇σ2は不明
であるから、を検定方式を用いる。
:c=U、41t57 5=IJ、7638  シ=1
2−1=11であるから よって、違いがあるとは言えない。
(シー11のとき  t。o5=2.201 )は棄却
され、さもなければ棄却されない)to、、= 1−7
96であるので信頼度90%では有意差がある。
(n)  次に、(I)と同様にしてアドリアマイシン
(2tJ習/に、9)と亜硫酸水素ナトリウム(1(J
 01ψ/に、9)を混合後腹腔内投与した。第11図
に示した如く亜硫酸水素ナトリウムによる毒性の低下は
有意である(信頼度99%:を検定方式)。なお、を検
定は次のように行なった: 。
まず、第11図から各マウスの生存日数をしらべて下表
にまとめた: B−Aは正規分布N(μ、σ2)に従うと考えられる。
仮説をA、Bが同じとすれば H:μ=0σ2は不明で
あるから を検定方式を用いる。
11−1であるから ltl中83166となる。
これは、自由度シーlOのときのt O,01イ直8.
169を上回る。
却される。
従って、AMBSの急性毒性は信頼度99チで有意に低
い。
実 施 例 3  インビボ(in vivo)抗癌性
の増強 抗癌性の測定法 実験動物としては、雄のBDFマウスC−51BL/ 
6 X DBA/2)、体重19〜22.9を用いた。
飼料(CA−1,日本タレア■)と水は自由に摂取させ
た。
マウス6頭を1群として、細胞数lXl0’のL121
0細胞を腹腔内移植した。被験物質1誌1210投与2
4時間後より日1回5日間にわたり腹腔内投与した。そ
の後マウス全類の生存日数を記録し、対照群に対する延
命率CILS%)によって抗癌効果を測定した。
結果と考察 アドリアマイシン単独投与及びアドリアマイシンと亜硫
酸水素ナトリウム混合液を、L121O移植マウスに腹
腔内投与した。表1に示した様に、アドリアマイシンは
1a2/A9/日、8my/icy/日の投与量ではI
LSはそれぞれ〉194%、71チでちゃ、投与60日
後の生存頭数は6頭中それぞれ1頭、0頭であった。こ
れに対し、亜硫酸水素す) IJウムを同時投与した群
では、アドリアマイシン投与量が1mg/jG9/日の
場合、亜硫酸水素ナトリウムを54mg/kg7日、1
00m9/にg/日だけ併用すると、ILSはそれぞれ
〉245%、〉874%と上昇した。また、アドリアマ
イシンが31ψ/に97日の投与量では、亜硫酸水素す
) IJラムを5.4In12/lc9/日、3 [J
 0m97智7日だけ併用すルト、ILSはそれぞれ>
127 %、>380チと増加した。葦だ、担癌マウス
の生存@故もアドリアマイシン1 m9 / kg 7
日+亜硫酸水素ナトリウム5.4 m9あるいは100
mg/匈/日ではそれぞれ6頭中2頭あるいは3頭と増
えている。アトリアーフィシン投与量が3η/Ic97
日の場合でモ、亜硫酸水素す) IJウムとの混合は生
存頭数を増やすことが明らかとなった。
表  1 ] x 5         (,1イ 〉]94]X
5      5.4×5     K 〉2451X
5     1UUX5     ’/’  )374
1X5     3(JOX5     イ 〉158
8×5       0     ×   713x5
      5.+X5     イ 〉]273x5
     3UOx5     イ 〉8808×5 
    9UOX5     %    77(アドリ
アマイシンおよび亜硫酸水素ナトリウムとも滅菌した生
理食塩水に溶解後、11Jm/!/に9の投与用量にて
腹腔内投与した。)このように、亜硫酸水素ナトリウム
とアドリアマイシン混合剤はアドリアマイシン単独に比
べ、制癌効果の顕著な上昇を示した。
実施例4 実施例1に述べた方法に従って、アドリアマイシンの変
異原性に対する亜硫酸塩および酸性亜硫酸塩の用量と効
果の関係をインダクテスト■によりしらべた。亜硫酸塩
または理性亜硫酸塩対アドリアマイシンのモル比ヲl 
:1.2 二L 4 :Llo:1.20:1.80:
lとして、アドリアマイシンの変異原性(ファージ誘導
活性)100条に対するS9ミツクス不存在下の変異原
性のパーセンテージを第12図に示した。
なお、亜硫酸塩としては亜硫酸カリウムを使用し、酸性
亜硫酸塩としては水に@解したとき2当貴の亜硫酸水素
イオンを生成するピロ亜硫酸(メタ重亜硫酸)カリウム
を使用した。第12図中・−−−−・はアドリアマイシ
ン+亜硫酸カリウムを、○□○はアドリアマイシン+ピ
ロ亜硫#塩を示す。
す114メを酸堰丘たは岐性亜偏を酸塩の比率が旨くな
るに従って顕著に変異原性を不活性化している。
実施例5 ダウノマイシンの変異原性を亜ニチオン酸塩によって不
活性化する実験を89ミツクス不存在下および存在下に
おいてインダクテスト■(ファージ誘導試験)により行
なった。亜ニチオン酸塩は水に溶解したとき2当量の亜
偵り酸水素イオンを生成する。
亜二チオン酸ナトリウム対ダウンマイシンのモル比15
:1を使用して実験した。S9ミックス不存在丁の結果
を第13図に示し5.S’9ミックス存在存在結果を第
14図に示した。第13図及び第14図において拳−・
はダウノマイシン単独を示し、○−−−−0はダウノマ
イシン+亜二チオン酸ナトリウムを示す。
第13図および第14図から、亜ニチオン酸ナトリウム
はダウノマイシンとのモル比15:1において89ミツ
クスの存在、不存在にかかわらずダウンマイシンの変異
原性を完全に不活性化していることが明らかである。
実施例6 ダウンマイシンの変異原性を亜硫酸塩によって不活性化
する実験を89ミツクス不存在下甘たは存在下にインダ
クテスト■(ファージ誘導活性〕(実施例1に記載)に
より行なった。亜硫酸塩としては亜硫酸ナトリウムをダ
ウンマイシンに対して80:10モル比で使用した。結
果はS9ミツクス不存在下について第15図に、S9ミ
ックス存在丁について第16図に示した。第15図およ
び第16図において・−・はダウノマイシン単独を示し
、〇−−−〇はダウノマインン+亜硫酸ナトリウムを示
す。
第15図および第16図から、ダウンマイシンの変異原
性を亜硫酸す) IJウムが完全に不活性化しCいるこ
とが明らかである。
以上酸性亜硫酸塩、亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩、4Eニチ
刀−ン酸塩について試験したが、ピロ亜硫酸塩および穐
ニチオン酸塩は水に溶解すると即値酸水素イオンを2当
量生成するので本質的には酸性亜硫酸塩と同じである。
父、無水覗硫酸は水に溶解すると亜硫酸となるので唾硫
酸塩と本質的に(オ同じである。
よって、以上の結果から、上記各種亜硫酸化合物がアン
トラキノン系制癌剤の突然変異原性をiまじ、めとする
毒性を低下せしめ、かつ制癌作用を増強させることによ
って制癌剤の副作用軽減、効果増強の同時実現を可能な
らしめることが実証された。
【図面の簡単な説明】
第1図はサルモネラ・タイフイミュリウム(S。 t yphimurium、) T A 98株に対す
るアドリアマイシンの変異原性が亜硫酸水素す) II
ウムの添カロによってどう変化づるかをラット肝ホモジ
ネート(S9ミツクス(mix)非存在下にしらべたグ
ラフであり、第2図は上記ラット肝ホモジネート(S9
ミンクス)存在下における変異原性を同様にしてしらべ
たグラフである。 第8図および第4図はアドリアマイシンのファージ誘導
活性に対する亜硫酸水素ナトリウムの作用を89ミツク
スとの関係てしらべたグラフである。第8図はS9ミツ
クス非存在下、第4図はS9ミツクス存在下のグラフで
ある。 各図中・−・はアドリアマイシン単独であり、〇−−−
−〇はアドリアマイシン+亜硫酸水素ナトリウムを表わ
す。 第5図はS9ミツクス非存在下にアドリアマイシンの変
異原性を低下させるに要するアドリアマイシン対亜硫酸
水素ナトリウムのモル比を示すグラフである。図中ム、
マ、■、△、、口および○は各々該モル比l:Q、2、
]−:0.5.1:l、に2、■=3.1:4.1:1
0を示す。・はアドリアマイシン単独を示す。 第6図はダウノマイシンの変異原性に対する亜硫酸水素
ナトリウムの効果をサルモネラ・タイフィミュリウム(
S、typhimurium)T A 98株を用いた
ニームステストによって89ミツクス非存在下にしらべ
だ結果を示すグラフ−Cあり、第7図は同じ<、S’9
S9ミツクス存在下ラフである。 第8図はダウンマイシンの変異原性に対する亜硫酸水素
ナトリウムの効果をインダクテストによって89ミック
ス非存在丁にしらべたグラフであり、第9図は同じくS
9ミツクス存在下にしらべたグラフである。 各図中・□・はダウノマイシン単独であり、0−−−−
○はダウノマイシン+亜硫酸水素ナトリウムである。 第10図はマウスに対するアドリアマイシン211 m
g/に9 B日間腹腔内投与による毒性に対する亜硫酸
水素す) IJウム(58,8■/1c9)の効果を示
す生存曲線である。図中・□・はアドリアマイシン単独
投与であシ、○−0はアドリアマイシン+亜硫酸水素す
l−リウム投与を示す。 第11図はマウスでのアドリアマイシン20mQ/に9
投与による毒性に対する亜硫酸水素ナトリウムC100
mQC10Oの効果をしらべたグラフである。図中・−
・はアドリアマイシン単独であり、△−−−−△はアド
リアマイシン+亜硫酸水素ナトリウムである。 第12図は亜硫酸塩又は酸性亜硫酸塩によるアドリアマ
イシンの変異原性不活性化について円滑と効果の関係を
、S9ミツクス不存在下にインダクテストITI Kよ
ってしらべたグラフである。第12図中・−m−−・は
アドリアマイシン+亜硫酸塩を、○−Oはアドリアマイ
シン+酸性亜硫酸塩を示す。 第18図および第14図は、ダウンマイシンの変異原性
に対する亜ニチオン酸ナトリウムによる不活性化を各々
S9ミツクス無冷加あるいは添加してインダクテストI
nによシ試験した結果を示すグラフである。第18図及
び第14図中・−・はダウノマイシン単独であり、■−
−−○はダウノマイシン+亜二チオン酸ナトリウムを示
す。 第15図および第16図は、ダウノマイシンの変異原性
に対する亜硫酸す) IJウムによる不活性化を各々S
9−、マウス不存在下および存在下にインダクテスト世
によってしらべた結果を示すクラフである。図中・−・
はダウノマイシン単独を示し、〇−−−−〇はグウノマ
イシン+亜硫酸ナトリウムを示す。 特許出願人 サン) IJ−株式会社 (外4名) 37図 アドリアフイノノはノール/グレートン豐勘艷i蕃7に
左ナトリウム(ナノモ9し°レート)t3 図 oF アドリアマイノソ (ナノモル’/ブv−リ巻3図 本4(21 #4図 第−7[12+ 会を懐芝水1k・ツートリウム (1′切り9°レート
)ニ5;ミ2ノ、2 し?] 櫃見蚤d邸乏I已2スI寸@セし立睦/アドリアマイン
ソ (’h−t)葬、t3I21 葛、/4C2+ グウノマイノソ (f)石kq’プレーリ葬、75図 ノモノダ、・1 纂/ろ 図 り ・−リ 手  続  補  正  書 1事件の表示 昭和57年特許願第229622 号 2発明の名称 効力を増強しかつ低重化せしめた抗腫瘍組成物ろ補正を
する者 事件との関係  特許出願人 住所 名称(190)サントリー株式会社 4代理人 (1)明細書を次のように訂正する。 頁     行      誤           
 正2  10  突然変異性    突然変異原性2
  15  突然変異性    突然変異原性ろ   
 5  力量域      力量域6  17  J。 Me Conn    J、McCannl 8Res
e?−vch    Re5ea、rch〃7.5  
      ’75 7   6  ザルモイ・ラタイ  サルモイ・ラ タ
イ9Vo1,7ろ     ■○]、7ム10  37
04.76  3704.’7615   ir+d、
1cater    1ndicator8   17
  25m1      25me9   12  7
6         ’7620  15   ミック
ス不存在  ミックス非存在21  8  ミックス不
存在  ミックス非存在22  2  不存在    
  J(・存在7  ミックス不存在  ミックス非存
在12  クス不存在    クス非存在以    上 手  続  補  正  書 1事件の表示 昭和57年特許願第229322号 2、発明の名称 6、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名 称  (190)ザントリー株式会社4、代理人 明細店の〔発明の詳細な説明〕の欄 i&≧\6補正の
内容 以   上 手  続  補  正  書 昭和59年7月12日 特許庁長官 若杉和夫  殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第229322  号2、発明の名称 効力を増強しかつ低毒化せしめた抗腫瘍組成物6、補正
をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名称(190)サントリー株式会社 4、代理人 明細書の〔発明の詳細な説明〕の欄 6、補正の内容 昭和58年12月28日付手続補正書2頁2行口及び3
行目に「1」とあるのを「1」に訂正する。 以    上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 亜硫酸塩、酸性亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩、亜ニチオン酸
    塩よ・、よ、゛び゛無水亜硫酸の群よシ選択した1つま
    たは2つ以上の効力増強改善用化合物とアドリアマイシ
    ンおよびダウノマイシンよシ選択されたうちのひとつと
    を混合せしめることを特徴とする副作用を軽減せしめ、
    薬効を増強した抗腫瘍組成物。
JP57229322A 1982-12-27 1982-12-27 効力を増強しかつ低毒化せしめた抗腫瘍組成物 Pending JPS59118709A (ja)

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JP57229322A JPS59118709A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 効力を増強しかつ低毒化せしめた抗腫瘍組成物
US07/070,155 US4900538A (en) 1982-12-27 1983-12-27 Composition for increasing potency of adriamycin or daunomycin and reducing toxicities thereof
PCT/JP1983/000457 WO1984002527A1 (en) 1982-12-27 1983-12-27 Adriamycin or daunomycin composition having increased activity and decreased toxicity
EP84900300A EP0129606B1 (en) 1982-12-27 1983-12-27 Adriamycin or daunomycin composition having increased activity and decreased toxicity
DE8484900300T DE3377870D1 (en) 1982-12-27 1983-12-27 Adriamycin or daunomycin composition having increased activity and decreased toxicity
AT84900300T ATE36858T1 (de) 1982-12-27 1983-12-27 Adriamycin- oder daunomycinzusammensetzung mit erhoehter aktivitaet und erniedrigter toxikologie.

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EP0129606A1 (en) 1985-01-02
DE3377870D1 (en) 1988-10-06
US4900538A (en) 1990-02-13
WO1984002527A1 (en) 1984-07-05
EP0129606B1 (en) 1988-08-31
EP0129606A4 (en) 1985-07-30

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