JPS58881B2 - 蒸留装置 - Google Patents

蒸留装置

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JPS58881B2
JPS58881B2 JP11558779A JP11558779A JPS58881B2 JP S58881 B2 JPS58881 B2 JP S58881B2 JP 11558779 A JP11558779 A JP 11558779A JP 11558779 A JP11558779 A JP 11558779A JP S58881 B2 JPS58881 B2 JP S58881B2
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JP
Japan
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liquid
reboiler
overflow
overflow pipe
baffle plate
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Expired
Application number
JP11558779A
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English (en)
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JPS5640402A (en
Inventor
中本正澄
俵信義
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication of JPS5640402A publication Critical patent/JPS5640402A/ja
Publication of JPS58881B2 publication Critical patent/JPS58881B2/ja
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溢流液と塔底液の混合液をリボイラに循環する
方式の蒸留装置に関する。
さらに詳細には、溢流液と塔底液の混合液をリボイラに
循環する方式の蒸留装置のリボイラー環液路の改良に関
する。
溢流液と塔底液の混合液をリボイラに循環する方式の蒸
留装置は周知であり、かかる方式の蒸留装置は汚れの激
しいプロセス流体を取扱う等の場合に好適に用いられる
該方式の蒸留装置として水平邪魔板を設けた場合〔第1
図a〕と垂直邪魔板を設けた場合〔第1図b〕の二通り
の方式がある。
いずれの方式の邪魔板を設けた場合においても製品とし
て抜出される塔底液と、リボイラに循環される塔底液と
溢流液の混合液とは邪魔板により完全に分離されている
これを図面によって説明すると次のようである。
第1図に於いて、蒸留塔1の底部には溢流管2と堰4を
伴ったトレイ3が、溢流管2の下部には水平邪魔板5が
配置されている。
堰4をオーバーフローした液は溢流管2を通って邪魔板
5によって仕切られた液留部にホールドされ、ここにホ
ールドされた液はライン9を経てリボイラ6に送られ、
そこで再加熱された後ライン10を経て、蒸留塔1の最
下段トレイの下方、但し、邪魔板5の上方に噴出し、リ
ボイラ中で再沸された蒸気は上方に昇り、リボイラ中で
再沸されない液(この液は塔底液と称される)は再び邪
魔板5で仕切られた液留部に集められ、増量分が邪魔板
5で仕切られた液留部からオーバーフローし、製品液留
部13に流下する。
製品液留部13に集められた液は液面計8と抜出しライ
ン11のバルブ7とをケーブルライン12によりカスケ
ードさせ液面を制御しつつ製品を抜出している。
第1図すは、第1図aと邪魔板が垂直邪魔板5に代わっ
た以外は全く同様であるが、この場合にはリボイラ中で
再沸されない液が直接製品液留部に入らないように邪魔
板14も合せて備えられている。
ところで、リボイラーはその利用の仕方、すなわち循環
系路の配列の仕方によっては一理論段としての性能を発
揮する。
しかし、前記したように公知の溢流液と塔底液の混合液
をリボイラーに循環する方式の蒸留装置に於いては邪魔
板が設けられており、ここでリボイラー循環液(塔底液
)と溢流液が混合され、そのオーバーフロー液が製品(
塔底液)として抜出されるために、リボイラは回収部の
一理論段としての効果をあげていない。
また、リボイラ系路に滞留している循環液量は第1図a
の場合には水平邪魔板5の部分にホールドされる量+循
環系路に在る量、また第1図すの場合には垂直邪魔板5
で仕切ちれた部分にホールドされる量+循環系路に在る
量のみであり、いずれの場合にも製品用の液留部の液(
塔底液)は循環液としては利用されていない。
従って、リボイラ循環系路の液切れを防止しようとすれ
ば邪魔板で仕切られた液ホールド部分を大きく、すなわ
ち蒸留塔底部を大きくしなければならず設備費が嵩むと
いう不都合を有している。
本発明の目的は溢流液と塔底液の混合液をリボイラに循
環する方式の蒸留装置に於いて、リポイラを回収部の一
理論段としての性能を発揮させると共に、リボイラソイ
ード系路への液切れを有効に防止し得る蒸留装置を提供
するにある。
すなわち、不発明は多段数の重ねられた慣用のトレイを
有し、最下段のトレイからの溢流液と塔底液の混合液を
リポイラに循環する方式の蒸留装置に於いて、前記最下
段のトレイの溢流管または該溢流管と連絡した導管は塔
底液の中を通り、リボイラソイード系路と連絡されてお
り、かつ塔底液に漬っている該溢流管または該溢流管と
連絡した導管部分に液の通る流路を設けたことを特徴と
するりボイラフィード系路への液切れを防止させる蒸留
装置を提供するにある。
本発明方法をその一実施態様を示す図によりさらに詳し
く説明する。
第2及び3図は不発明の一具体例を示す蒸留塔の底部を
示す。
第2及び3図に於いて液の流れ等は第1図と同様である
第2図に於いて蒸留塔1の底部には、溢流管2と堰4を
伴ったトレイ3が配置されている。
溢流管2は塔底液部13の液の中を通り、リボイラフイ
ード配管9と連結される。
本発明の蒸留装置に於ける特徴点は、この塔底液13を
通る溢流管2の液留部13に漬った部分に液の流路15
を設けたことである。
この様にして、溢流管2に液の流路15を設けることに
よって、もし溢流管2を通って流下してくる液量が少量
となったときに起こるリボイラソイード系路9の液切れ
をかなりな程度避けることができる。
すなわち、従来公知法の場合、例えば第1図a及びbの
場合には邪魔板5によってホールドされる液量が比較的
少なく、そしてホールドされる液が無くなると液切れを
生ずるのであるが、第2図のような液の流路15を持っ
た溢流管2を設けた場合には溢流管2を流下してくる液
量が少量となったときには大量にある塔底液13が溢流
管2内に流れ込みリポイラ配管9内を満たしてくれるの
で液切れを生じ難いという利点が発揮される。
また、第1図a及びbから理解されるように従来の溢流
液と塔底液の混合液をリボイラに循環する方法の場合に
は、リボビラ中で再加熱された液が溢流液と混合された
後、製品液留部13に移動するので、リボイラは一理論
段としての性能をあげていない。
これに対して、本発明の場合にはリボビラ中で再加熱さ
れた液は正常運転時は液留部に於いて溢流液と不質的に
混合しないのでリボイラは一理論段としての性能を発揮
する。
第3図は、第2図の溢流管2を短かくし、該溢流管2の
下方に受皿16を設は該受皿を覆うように漏斗状の溢流
管に連絡した導管17を用いたものである。
該溢流管に連絡した導管17の塔底液に漬った部分には
液の流路15が設けられている。
液の流れ等については第2図と同様である。
しかるに、第3図のような構造の溢流管及び溢流管に連
絡した導管を用いることによって溢流液が増加した場合
に、その影響をトレイ3まで及ぼさせないで蒸留塔底部
でオーバーフローさせ調整しようとするものである。
しかしながら、同様の調整は第2図の溢流管のガス相に
ある部分に穴を設ける等の方法によっても可能であるし
、また液の流路15の大きさ等によっても調整できる。
流路15としてはスリット形式、扉形式、逆止弁形式等
を採用することができる。
本発明において、流路15は正常時または溢流液が減少
した時には、塔底液が溢流管または溢流管相当管の内部
へ流入するように働き、一方、溢流量が大巾に増加した
時には溢流管内の溢流液が流路15を通って塔底液側へ
移動し、また流路15が逆止弁となっている場合には溢
流管内を溢流液が満たした後、溢流管相当管17の上の
漏斗状部分からオーバーフローし液留部に流下するよう
に働くようにされる。
逆止弁としては、球型、シリンダー型の形式が好適に用
いられる。
本発明で用いる蒸留塔は通常使用される蒸留塔でよく、
例えば泡鐘塔、多孔板塔、充填塔等が用いられる。
また、リボイラ循環系路は強制循環型、サーモサイフオ
ン型のいずれの型式でも使用できる。
本発明の蒸留装置によればリボイラに供給し得る液量を
、従来法に比較してかなり大量に増やせるために溢流液
の流下量が減ってもリボイラ循環系路への液切れを防止
させることができる。
また、本発明の蒸留装置によれば、リボイラを一理論段
としての効果を発揮させることができるという効果もあ
る。
さらに本発明の蒸留装置は装置建設面からも経済的であ
り、その工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは公知の水平邪魔板を設けた蒸留塔の循
環系路及び垂直邪魔板を設けた蒸留塔の循環系路、第2
及び3図は本発明方法に用いる蒸留装置を示す。 図中、1は蒸留塔底部、2は溢流管、3はトレイ、4は
堰、5は邪魔板、6はリボイラ、7はバルブ、8は液面
計、9,10,11は導管、12はケーブルライン、1
3は塔底液留部、14は邪魔板、15は流路、16は受
皿、17は導管を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数段の重ねられた慣用のトレイを有し最下段のト
    レイからの溢流液と塔底液の混合液をリボイラに循環す
    る方式の蒸留装置に於いて、前記最下段のトレイの溢流
    管または該溢流管と連絡した導管が塔底液中を通り、リ
    ボイラソイード系路と連結されており、かつ塔底液に漬
    っている該溢流管または該溢流管と連絡した導管部分に
    液の通る流路を設けたことを特徴とするりボイラフィー
    ド系路への液切れを防止させる蒸留装置。
JP11558779A 1979-09-07 1979-09-07 蒸留装置 Expired JPS58881B2 (ja)

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JP11558779A JPS58881B2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07 蒸留装置

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JP11558779A JPS58881B2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07 蒸留装置

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JPS5640402A JPS5640402A (en) 1981-04-16
JPS58881B2 true JPS58881B2 (ja) 1983-01-08

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ID=14666278

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JP11558779A Expired JPS58881B2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07 蒸留装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5221087B2 (ja) * 2007-09-11 2013-06-26 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 炭化水素回収システム及びそれに用いる脱気装置、並びに炭化水素回収方法。

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JPS5640402A (en) 1981-04-16

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