JPS588381B2 - 1,17↓−ジアミノ↓−9↓−アザヘプタデカンの製造法 - Google Patents

1,17↓−ジアミノ↓−9↓−アザヘプタデカンの製造法

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JPS588381B2
JPS588381B2 JP54000112A JP11279A JPS588381B2 JP S588381 B2 JPS588381 B2 JP S588381B2 JP 54000112 A JP54000112 A JP 54000112A JP 11279 A JP11279 A JP 11279A JP S588381 B2 JPS588381 B2 JP S588381B2
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JP
Japan
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reaction
mol
acid
compound
octamethylene diamine
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JP54000112A
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JPS5592348A (en
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吉野努
三浦康尚
朝田亨
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/64Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by disproportionation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、農薬の合成中間体として有用な下記の式(1
)で示される1・17−ジアミノー9−アザヘプタデカ
ン(以下、化合物(1)という。
)の製造法に関するものである。
H2N(CH2)sMH(CH2)8NH2・・・・・
・・・・(1)化合物(1)は、例えば下記に示す如く
、金属触媒の存在下にスベロニトリル( II )を水
素添加してオクタメチレンジアミン(III)を製造す
る際に副生物として得られるが、その生成量は僅かであ
る。
また、化合物( 1)は、オクタメチレンジアミンを原
料とし、これを有機溶媒中においてラネーニッケル等の
ニッケル触媒の存在下に脱アンモニア反応させて製造す
る方法も考えられるが、本発明者等が試みたところ、反
応を進行させるには高価なニッケル触媒を大量に要し(
オクタメチレンジアミンの%程度の重量のニッケル触媒
が必要)、しかも1回の反応によって触媒活性が著しく
低下し、このため触媒をそのまま繰り返し使用すること
が不可能であった。
更に、尚該方法で使用する溶媒も、高度に精製して触媒
毒成分を除去したものが必要であり、また、当該反応で
は水素雰囲気中で行うことが必要である。
有機溶媒より大量のニッケル触媒の分離を必要とする、
等経済性及び安全管理の両面で種々の難点があった。
本発明者等は、かかる難点を解消するため研究を重ねた
結果、オククメチレンジアミンを原料とし、これに硝酸
、塩酸、塩化水素ガス、P−トルエンスルホン酸又はス
ルファニル酸(以下、「酸」と称する)を加えて加熱、
脱アンモニアさせることにより、当該ジアミンの二量体
である化合物(I)が高収率かつ低廉に、しかも容易に
かつ安全な操作によって得られることを見い出した。
本発明に係る方法を更に詳細に説明すると、オクタメチ
レンジアミンに対する上記の酸の使用量は、通常オクタ
メチレンジアミン1当量に対し0.1〜1.0尚量、好
ましくは0.25〜0.75鮨量である。
かかる好ましい範囲においては、反応時間が一層短縮で
き、また反応の選択性にも優れるので二量体〔化合物(
I)〕に対する三量体以上の高沸点物の生成割合を押え
ることができる。
また、使用に際して、酸は単独でも或いは2種以上をあ
わせて用いてもよい。
上記の酸の加え方については、例えば所定量の酸をオク
タメチレンジアミンに直接混合するか、該ジアミンを融
解若しくは適当な溶媒に溶解させた後に、加えるか又は
あらかじめオクタメチレンジアミンと上記の酸とから塩
を形成させたものに酸の使用量が所定量に達するまで遊
離のオクタメチレンジアミンを加える等のいずれの方法
でもよい。
ジアミン溶液を調製する際の溶媒としては反応に関与し
ないものであれば適宜に水、アルコール類、芳香族系溶
剤などが使用できる。
反応温度は、一般に150〜300℃の範囲、好ましく
は180〜250℃の範囲である。
かかる好ましい範囲においては、反応の選択性が優れた
ものとなる。
オクタメチレンジアミンの二量体〔化合物(■)〕に対
する三量体以上の高沸点物の生成割合は、同一反応条件
下では反応の転化率を上げるにつれて増大する傾向とな
る。
従って、化合物(I)を製造するに当たっては、転化率
10〜40%の時点で反応を止め、原料を回収し、それ
を繰り返し使用することが、経済的見地からは望ましい
本発明に係る脱アンモニア反応においては、原料である
オクタメチレンジアミン自体が反応温度に於いては溶媒
としての作用も兼ね備えており、特に他の溶媒の存在を
必要とすることなく反応が遂行できる。
また、当該反応は、常圧下において、また必要ならば加
圧下にても行うことができる。
発生したアンモニアは酸と反応することなく系外に出て
くるため、反応の進行状況を定量的に追跡し得る利点を
有する。
なお、同一反応温度における反応速度の経時変化は、殆
ど認められず、従って、オクタメチレンジアミンの転化
率を随意制御できることも、本発明に係る数多い利点の
一つである。
次に、本発明に係る製造法の実施例を示すが、本発明は
、これによって限定されるものではない。
実施例 1 500ml四ツロフラスコにオクタメチレンジアミン1
00グ(0.693モル)と61%硝酸71.61(0
.693モル)とを入れ、温度計、攪拌器、蒸留装置、
窒素ガス導入管を取り付け、窒素気流下において160
℃まで加熱し、フラスコ内の水を留去させた。
次に蒸留装置を還流冷却器と取り替え、フラスコ内を2
00〜205℃に保ち、反応を行った。
生成したアンモニアは、還流冷却器上部よりビーカーに
入れた蒸留水中に導き、pH指示薬と2N塩酸により滴
定し、反応の進行状況を観察した。
5時間後、アンモニアの生成量が0.098モルになっ
た時点で、反応液を80℃まで冷却し、次いで20%苛
性ソーダ水溶液166、5gを加え、遊離アミンと無機
物とを分離した後、減圧蒸留を行った。
110〜125℃/10mmHgでオクタメチレンジア
ミン7 0.1g、190〜220℃/4miHgで化
合物(1)23.1S’が得られ、釜残として高沸点物
4.1gが得られた。
消費したオクタメチレンジアミンに対する化合物( 1
. )の収率は、82.1%であった。
(以下、「収率」とは、消費したオクタメチレンジアミ
ンに対する化合物( I. )の収率を指す。
)実施例 2 実施例1に示す方法と同様の方法により、オクタメチレ
ンジアミン10(1(0.693モル)と61%硝酸3
5.1’(0.347モル)とを200〜205℃で1
1時間反応させ、0.098モルのアンモニアが生成し
た時点で反応液を冷却し、20%苛性ソーダ水溶液83
.1’を加えてアミンを分離した後、減圧蒸留を行った
結果、オクタメチレンジアミン70.8グ、化合物(I
)22.2g、高沸点物4.4gが得られた。
収率は、808%であった。
実施例 3 実施例1に示す方法と同様の方法により、オクタメチレ
ンジアミンIOOP(0.693モル)と61%硝酸1
07.41(1.040モル)とを200〜205℃で
5時間反応させ、0.093モルのアンモニアが生成し
た時点で反応液を冷却し、20%苛性ソーダ水溶液24
9.5gを加えてアミンを分離した後、減圧蒸留を行っ
た結果、オクタメチレンジアミン66.8g、化合物(
1)22.12、高沸点物4.71が得られた。
収率は、70.7%であった。
実施例 4 実施例1に示す方法と同様の方法により、オクタメチレ
ンジアミン10g(0.693モル)と61%硝酸71
.6g(0.693モル)とを200〜205℃で3時
間反応させ、0.052モルのアンモニアが生成した時
点で反応液を冷却し、20%苛性ソーダ水溶液166.
5gを加えてアミンを分離した後、減圧蒸留を行った結
果、オクタメチレンジアミン83.4g、化合物13.
4g、高沸点物12gが得られた。
収率は、85.8%であった。実施例 5 実施例1に示す方法と同様の方法により、オクタメチレ
ンジアミン100g(0.693モル)と36%塩酸7
0.2g(0.693モル)とを213〜215℃で5
時間反応させ、0.097モルのアンモニアが生成した
時点で反応液を冷却し、20%苛性ソーダ水溶液166
.5gを加えてアミンを分離した後、減圧蒸留を行った
結果、オクタメチレンジアミン71.6g、化合物(1
.)21.3グ、高沸点物4.41が得られた。
収率は、79.7%であった。
実施例 6 実施例1に示す方法と同様の方法により、オクタメチレ
ンジアミン10M’(0.693モル)とg一トルエン
スルホン酸1 1 9..l(0.693モル)とを2
00〜205℃で10時間反応させ、0.100モルの
アンモニアが生成した時点で反応液を冷却し、20%苛
性ソーダ水溶液166.5gを加えてアミンを分離した
後、減圧蒸留を行った結果、オクタメチレンジアミン7
0.2g、化合物(1.)22.3g,高沸点物4.1
2が得られた。
収率は、79.5gであった。
実施例 7 実施例1に示す方法と同様の方法により、オクタメチレ
ンジアミン100g(0.693モル)とスルファニル
酸1 20 g( 0.6 93モル)トヲ215〜2
20℃で5時間反応させ、0.088モルのアンモニア
が生成した時点で反応液を冷却し、20%苛性ソーダ水
溶液166.5gを加えてアミンを分離した後、減圧蒸
留を行った結果、オクタメチレンジアミン72.3f,
化合物(1.)20.3g、高沸点物4.3?が得られ
た。
収率ぱ、77.9%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オクタメチレンジアミンに硝酸、塩酸、塩化水素カ
    ス、P−}ルエンスルホン酸又はスルファニル酸を加え
    て加熱、脱アンモニアさせることを特徴とする1 17
    −ジアミノ−9−アザヘプタデカンの製這ミ。
JP54000112A 1979-01-06 1979-01-06 1,17↓−ジアミノ↓−9↓−アザヘプタデカンの製造法 Expired JPS588381B2 (ja)

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DE8080100011T DE3060102D1 (en) 1979-01-06 1980-01-03 Process for production of 1,17-diamino-9-azaheptadecane
CA342,999A CA1122617A (en) 1979-01-06 1980-01-03 Process for production of 1,17-diamino-9- azaheptadecane
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