JPS5879967A - 芳香族シアン化物の製造方法 - Google Patents

芳香族シアン化物の製造方法

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JPS5879967A
JPS5879967A JP17632981A JP17632981A JPS5879967A JP S5879967 A JPS5879967 A JP S5879967A JP 17632981 A JP17632981 A JP 17632981A JP 17632981 A JP17632981 A JP 17632981A JP S5879967 A JPS5879967 A JP S5879967A
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ロバ−ト・ホルロイド・スタンレイ
ナサン・チヤドウイツク・ヒンドレイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香核において対応するオルト−およヒ/”ラ
ーヒドロオキシペンジルアルコール?r 任iに置換し
たオルト−およびパラ−ヒドロオキシベンジルシアン化
物の製造方法に関する。
オルト−およびノやラーヒドロオキシペンジルアルコー
ルは、フェノール基の活性化の影響によって、適当な溶
媒中でハロゲン化してからシアン化ナトリウムと反応さ
せても、実際的な収率分もって対応するペンノルシアン
化物に転化できないことはよく知られている。しかし、
オルト−およびパラ−ヒドロオキシベンジルアルコール
のs合は、酸性試薬の使用を自重ない製造条件の下に希
望する転化全達成することは可能である。例えば、・セ
ラーヒドロオキシベンジルアルコールfd、出発物質の
4チジメチルホルムアミド溶液を用いて、これをシアン
化ナトリウムと共に110°〜130℃の温度範囲で2
0時間加熱することによって、67チの収率で対応する
シアン化物に転化できる( Schwarz等、J、O
rg、Chem、 1976 、412502〜3)。
さらに−fラーヒドロオキシペンソルアルコールはまず
無水醋酸によって対応するジアセテートに転化させ、次
にこのジアセテートをメタノール溶液中でシアン化カリ
ウムと反応させることによって70係の収率で製品會得
ることができる(林等、Bull、In5t、Chem
、Raa、 l Kyot。
Unlv、1974.52 514)。しかし、これ等
の反応は、前者では高価な溶媒の大過剰音用い、後者で
は対応するジアセテートは高価な試薬を用いて製造し々
ければならない欠点を有する。
従来知られている方法より有利な合成方法を提(5) 供することは一般的に明らかに望捷しい。その条件は例
えば反応が温和な条件で行なえること、比較的安価で容
易に得られる試薬および溶媒を用い得ること、収率のよ
いこと、分離方法が簡単々ことおよび中間物を分離する
必要のないこと等である。このような利点を得るに適し
た方法をすい壕だ発見されていない。
(6) 従って本発明はオルト−または・ぞラーヒドロオキシペ
ンジルアルコールとシアン化物おヨヒヘンノルヒドロキ
シル基をエステル化シ祷るエステルとの反応より成るオ
ルト−または・母う−ヒドロオキシペンノルシアン化合
物の製造方法を提供するものである。
本発明で用いるエステルは標準的には第一級アルコール
の脂肪族エステルである。本発明方法の使用に適当なエ
ステルは醋酸塩エステルおよび蟻酸塩エステルである。
驚くべきことに蟻酸塩エステルの使用はしばしば醋酸塩
エステルの使用より相当な利点のあることが見出された
。例えば蟻酸塩エステルを用いる時は収率が高い。特に
好ましいエステルは蟻酸メチルおよび蟻酸エチルである
本発明方法の使用に適したシアン化物はアルカリ金属の
シアン化物でおる。これらのシアン化物は本質的に反応
を助長すると信じられる。本発明の使用に好ましいシア
ン化物はナトリウムあるいはカリウムのシアン化物であ
る。
本発明方法は適当な有機溶媒中で行なわれる。
溶媒が第一級アルコールであると特に有利である。
本発明方法に最も適当な溶媒はメタノールとエタノール
である。
反応は一般に高温で行ない、雉流下で行なうのが最も適
当である。
反応は反応物質を溶媒中で混合し、反応物質を高温に保
ちながら攪拌して行うのがよい。混合物が還流する温度
が適当である。
反応柔性下において、オルト−およびメタ−ヒドロオキ
シベンジルアルコールは順次塩基を含むエステル化剤に
よってエステル化され、溶媒によって反応混合物中のエ
ステルが転触的にアルコーリシスされると考えられる。
アルカリ台用シアン化物が塩基触媒として用いられる。
次の反応系統図はメタノール等の溶媒中におけるシアン
什ナトリウム等のシアン化物および蟻酸メチル等の蟻酸
塩の存在下におけるノ4ラーヒドロオキシペンジルアル
コールの反応過程を示す。
反応によってジエステル(I)およびモノエステル0C
f(O C1120(JiO(i) し く9) (n) 、 (1)の混合物がつくられる。遊離フェノ
ールの機能を有するモノエステル(II)の場合におい
てのみ反応性のあるキノンメチド(1■)の中成が可能
であplこのものは塩基の触媒作用によってシアン化物
を添加することによって希望する生成物をつくり得る。
この反応系は反応性のないエステル(1)および(1)
が系の平衡関係に基づいて反応性のあるエステル(4)
に転化される長所をもつ。エステル(Ill)は不可逆
反応によって系から除かれて化合物(1v)および(V
)を与え、反応性のないエステルは徐々に反応性のある
エステルに転化され、こり、によって希望する生成物の
収量を廟利に増加させる。反応に蟻酸塩エステルを用い
るのが特に有利である。
上記の事柄から、別の見地からすると、本発明はまたオ
ルト−または・9ラーヒドロオキシペンジル蟻酸塩とナ
トリウムまたはカリウムのシアン化物との反応によるオ
ルト−またはパラ−ヒドロオキシベンジルシアン化物の
製造方法を提供するものであることが明らかである。
本発明のこの型の方法は溶媒として第一級アル(10) コールを用いることによって好適に行なわれる。
本発明に用いるに好ましい第一級アルコールはメタノー
ルまたはエタノールである。一般的に本発明のこの型の
方法は高温で、また最も好適には還流下で行なわれる。
この際用いられる蟻酸塩はあらかじめつぐっておりても
よいが、ヒドロオキシベンジルフェノールと蟻酸メチル
あるいは蟻酸エチル等の蟻酸塩エステルとのエステル交
換によって現場でつくるのが最適である。
本発明方法は標準的には第一級アルコールと脂肪族エス
テルとの混合物より成る媒体中で行なわれる。反応媒体
中の第一級アルコールの脂肪族エステルに対する比率は
ある程度反応の速度に支配される。第一級アルコールの
脂肪族エステルに対する比率が低いかあるいは高い時は
反応速度があまりにおそく、希望しない副産物の生成を
もたらす。アルコールのエステルに対する適当な比率は
各音で1:1ないし4:1である。望ましい混合物は容
量で1部のエステルに対して2ないし4部のアルコール
を含む。
反応媒体として用いられるエステルは蟻酸塩エステル、
第一級アルコールはメタノールまたはエタノールである
ことが望捷しい。
本発明方法がメタノール、エタノール、蟻酸メチルおよ
び蟻酸エチル等の誓易に得られる比較的安価な材料を用
い得ることは明らかに相当な利点である。
本発明の反応完了後、溶媒と試薬の過剰は反応混合物か
ら回収できる。この回収は蒸溜によるのが適当である。
反応生成物および未反応出発材料は硫酸等のうすい鉱酸
で酸性にすることによって無機塩から分離され、また有
機物質は分配によって有機溶媒中に抽出できる。適当な
有機溶剤は塩化メチレンおよびクロロフォルムである。
種々のものを含む有機抽出物は次のように処J:!1i
する。捷ず有機溶媒を蒸発によって除去し、ついで本発
明方法における純生成物を減圧蒸溜によって外削する。
高級化学者には理解できるように、本発明方法は芳香核
に置換基(勿論反応をさまたげるものを除く)をもつオ
ルト−またはパラ−ヒドロオキシベンジルアルコールに
も適用できる。適当々置換基はメトキシ基等の低級アル
コキシ基である。こノ型ノヒドロオキシペンジルアルコ
ールニハパニリルアルコールがある。
次の実施例は発明を説明するものである。
実m例1  ハラ−ヒドロオキシベンジルアルコールの
製造 /4’ ラ−ヒドロオキシベンジルアルコール4.96
?、シアン化ナトリウム28t1メタノール13i/お
よび蟻酸メチル5 mlの混合物を還流下に攪拌しなが
ら70分間加熱した。反応混合物を減圧下に蒸溜して出
発材料を回収し、残渣に水20117を加え、攪拌しな
がら混合物がアルカリ性でなくなるまで硫酸を添加した
。そこで毎回塩化メチレン15ゴを用いる抽出を3回く
り返すことによって生成物を分離した。種々のものを含
む溶媒抽出物は重炭酸す) IJウム水溶液10mで洗
滌し、約60℃の温度で真空蒸溜して溶媒を除去した。
粗パラーヒドロオキシベンジルシアン化物5.11 f
tが得られ(13) た。収率は重量で理論値の96%に相当する。単にオイ
ルポンプの真空で蒸溜するだけで融点65℃の淡黄色成
分が得られ、収率は重量で理論値の93qbに相当する
。融点飴はこの物質は絶対純度が97%であることを示
す。
実m例2  ノ!ラーヒドロオキシペンジルシアン化物
の製造 パラ−ヒドロオキシベンジルアルコール4.96.P、
シアン化ナトリウム24ノ、エタノール12a/および
蟻酸エチル12I117!の混合物を還流下に攪拌しな
がら90分加熱した。反応生成物を実施例1におけると
同様に分離処理して94係の収量で粗生成物を得、その
融点は58〜61℃(未補正うであった。
実施例3  ハラ−ヒドロオキシベンジルシアン化合物
の製造 蟻酸メチルのかわシに醋酸メチルを用いる他は実施例1
と同様に反応を行なわせた。・ザラ−ヒドロオキシペン
ジルシアン化物が得られ、その収率は実施例1における
よシも劣っていた。
(14) 実M 例4  オルト−ヒドロオキシベンジルシアン化
合物の製造 ハラ−ヒドロオキシペンノルアルコールのがわリニオル
トーヒドロオキシペンジルアルコールを用いる他は実施
例1と同様に反応を行なわせた。
92、7 %の収率でオルト−ヒドロオキシベンジルシ
アン化合物(粗生成物)を得た。
実施例54−ヒドロオキシ−3−メトキシペンノルシア
ン化合物の製造 、?ラーヒドロオキシペンノルアルコールのカワりに4
−ヒドロオキシ−3−メトキシペンノルアルコールを用
いる他は実施例1と同様に反応を行なわせた。77.4
%の収率で4−ヒドロオキシ−3−メトキシベンジルシ
アン化合物(粗生成物)を得た。
(15)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オルト−およびノセラーヒドロオキシベンノルアル
    コールから選ばれた芳香族アルコールをシアン化試薬及
    び該芳香族アルコールをエステル化し得るエステルと反
    応させ、かぐして得られた芳香族シアン化物を回収する
    こと’に%徴とするオルトーオよヒハラーヒドロオキシ
    ペンジルシアン化物から選ばれた芳香族シアン化物の製
    造方法。 2 シアン化試薬はシアン化ナトリウムおよびシアン化
    カリウムから選ばれることより成る特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 3 エステルは第一級アルコールの脂肪族エステルであ
    ることより成る特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 エステルは蟻酸塩であることより成る特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 5 蟻酸塩は蟻酸メチルおよび麹酸エチルから選ばれる
    ことより成る特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6 第一級アルコールが反応系の溶媒として使われるこ
    とより成る特許請求の範囲第1項に記載の方法。 7  第一9アルコールがメタノールおよびエタノール
    より選ばれることより成る特許請求の範囲第6項に記載
    の方法。 8 反応が高温で行々われることよりbyる特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 9 反応が還流下に行なわれることより成る特許請求の
    範囲第6項に記載の方法。 10  アルコールのエステルに対する比率が容積で約
    1:1ないし約4:1であることよりなる特許請求の範
    囲第6項に記載の方法。 11  オルト−およびパラ−ヒドロオキシベンジル蟻
    酸塩から選けれた芳香族エステルをシアン化ナトリウム
    およびシアン化カリウムから選ば7′l、たシアン化物
    と反応させて芳香族シアン1F、物會得ることを特徴と
    するオルト−およびノ母ラーヒドロオキシベンジルシア
    ン化物から選ばれた芳香族シアン化物の製造方法。 12第一級アルコールが反応系の溶媒として使われるこ
    とより成る特許請求の範囲第11項に記載の方法。 13  反応が還流下に行なわれることより成る特許請
    求の範囲第11項に記載の方法。 14  アルコールのエステルに対する比率が容積で約
    1=1ないし約4:1であることより成る特許請求の範
    囲第12項に記載の方法。 15  (a)  シアン化ナトリウムおよびシアン化
    カリウムから選ばれたシアン化試薬と (b)  (+)オルト−およびノやラーヒドロオギシ
    ペンジルアルコールと蟻酸塩エステルまたは山)オルト
    −およびノ奢う−ヒドロオキシペンジル蟻酸塩単独から
    選ばれた芳香族出発材料とを、 メタノールとエタノールから選ばれた第一級アルコール
    中において、アルコールとエステルの比率が容量で約2
    :1ないし4:1の下に、はぼ還流温度において反応さ
    せて芳香族シアン化物を求めること全特徴とするオルト
    −およびノ母う−ヒドロオキシペンジルシアン化物から
    選ばれた芳香族シアン化物の製造方法。 16  反応後蒸溜によって過剰の溶媒および反応物質
    全回収]2、過剰の溶媒および反応物質の除去後の生成
    物全酸性水媒体から有機溶媒に抽出することによって無
    機塩から分#I L、有機溶媒の蒸発後の生成物全減圧
    蒸溜し7て純生成物を求めることより成る特許請求の範
    囲第15項に記載の方法。
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