JPS5879896A - 硝安を基剤とする爆薬 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硝安を基剤とする爆薬に関するものである。特
に本発明は硝酸アンモニウムを主体とする威力の大きい
爆薬に関するものである。

多孔質の粒状硝酸アンモニウムと燃料油との混合物が爆
薬として大量に消費されている。このものは俗に硝油爆
薬と称され、安価ではあるが爆速はあまり大きくない。

そこで硝油爆薬の威力をさらに向上させることが期待さ
れている。

本発明者は硝油爆薬の威力を高める方法について検討し
た結果、多孔質の粒状硝酸アンモニウムに、燃料油に加
えて粉末状の木炭ないしは活性炭を配合したものが大き
な威力を示すことを見出し、本発明を完成した。

すなわち本発明は多孔質の粒状硝酸アンモニウム、燃料
油および木炭または活性炭から選ばれた粉末状炭素よ構
成る爆薬である。

本発明についてさらに詳細に説明すると、本発明の爆薬
を構成する多孔質の粒状硝酸アンモニウムおよび燃料油
としては、従来の硝油爆薬に用いられているものと同様
のものが用いられる。通常は硝酸アンモニウムとしては
平均粒径ｌ−一％で吸油率が／θ一台のものが用いられ
、また燃料油としては軽油が用いられる。粉末状炭素と
しては木炭または活性炭粉末を用いることが必要であり
、カーボンブラックやコークス粉末では大きな爆速は得
られない。活性炭としてはヤシガラ、木材、亜炭、石炭
等を原料としたものが市販されているが、そのいずれを
も用いることが出来る。粉末状炭素としては通常２００
メツシユ以下の粒径のものが用いられる。

本発明に係る爆薬を製造するには、従来の硝油爆薬と同
じく、粒状硝酸アンモニウムに燃料油を配合して曳く攪
拌し、燃料油を硝酸アンモニウム中に十分に吸収させ、
次いでこの混合物に粉末状炭素を加えてさらに攪拌すれ
ばよい。

本発明に係る爆薬において、燃料油および粉末状炭素は
粒状硝酸アンモニウムに対し通常、それぞれ２（重量）
−以上および／（重量）−以上となるように配合される
。燃料油の比率がコ（重量）−よりも小さいと、粉末状
炭素を配合しても大きな爆速を得るのが困難である。さ
らに燃料油の比率が着るしく小さいと爆森が中断するこ
とがある。粒状硝酸アンモニウムに対する燃料油の好ま
しい比率はコ〜１０（重量）−である。

また粉末状炭素の比率がｌ（重量）−よりも小さいと、
粉末状炭素を配合した効果が十分に発揮されカい。粒状
硝酸アンモニウムに対する粉末状炭素の好ましい比率は
／〜ｔ（重量）−である。

なお、従来の硝油樺薬におけると同じく、本発明に係る
爆薬においても酸素平衡はＱ近傍に調節するのが好まし
い。

以下に実施例によυ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限
定されるものではない。

実施例 硝油爆莱用の多孔質粒状硝酸アンモニウム（平均粒径／
、ｊ〜）に軽油（ｙｘｓコ号軽油）を添加しつつ良く攪
拌して軽油を硝酸アンモニウムに均一にかつ十分に吸収
させた０次いでこれに石炭系の粉末状活性炭（−〇〇メ
ツシュ篩下品）を添加して良く攪拌し、本発明に係る爆
薬を調製した。

この爆薬につき、！４１１１０　Ｋより爆速試験を行な
った。結果を表に示す。また、Ｊ工８　Ｋｅｔｉ＆（４
）により雷管感度試験を行なったが、いずれも６号雷管
１本では起爆しなかった。

特許出願人　　三菱化成工業株式会社 代　珈　人　　弁理士　長谷用　　− ほか／名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）多孔質の粒状硝酸アンモニウム、燃料油および木
   炭または活性炭から選ばれた粉末状炭素より成る爆薬
2. （２）硝酸アンモニウムに対する燃料油および粉末状炭
   素の比率がそれぞれ−〜１０（重量）−および／〜ｔ（
   重量）−である特許請求の範囲第１項記載の爆薬